機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
2Dアクションアドベンチャー | ||||
FCD | ゼルダの伝説 | 記念すべき1作目。世界観、謎解きなど「ゼルダ」の原点。 | 良 | |
FC | ゼルダの伝説1 | 1作目のカセット版。英数字フォントと音源が変更されている以外の内容は同一。 | ||
GBA | ファミコンミニ ゼルダの伝説1 |
カセット版の移植。 液晶の比率の都合上ドットが横に潰れているが、その他はそのまま移植されている。 |
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FCD | リンクの冒険 | サイドビュー・レベルの概念・アクション要素強化など、毛色の異なる2作目。 | 良 | |
GBA | ファミコンミニ リンクの冒険 | 単品では初の移植。こちらもドットが若干潰れているが移植度は良好。 | ||
SFC | ゼルダの伝説 神々のトライフォース | ボリュームとプレイアビリティを高め、以後のシリーズの基盤となった。 | 良 | |
GBA | ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 | 『神々のトライフォース』移植と、4人協力プレイの新作『4つの剣』の2作を収録。 | ||
GB | ゼルダの伝説 夢をみる島 | 携帯機で初のゼルダ。驚きを秘めた異色のストーリーが語り草に。 | 良 | |
GB/GBC | ゼルダの伝説 夢をみる島DX | ゲームボーイ/カラー両対応。GBCの「色」を活かした追加ダンジョンあり。 | ||
Switch | ゼルダの伝説 夢をみる島 | Switchに蘇る『夢島』。ハードの進化に合わせつつも原作の持ち味を生かしたリメイク。 | 良 | |
GBC |
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章 |
四季を操るか、時空を操るか。単なるバージョン分けではない異なるゲーム内容。 連動要素があり、片方だけでは真エンドを迎える事はできない。 |
良 | |
GC | ゼルダの伝説 4つの剣+ |
『4つの剣』の続編「ハイラルアドベンチャー」に加え対戦モード「シャドウバトル」が登場。 そして、『風のタクト』のスピンオフに当たる「ナビトラッカーズ」を収録。 GBAとの連動を強く押し出した3つのモードで遊べる異色作。 |
||
GBA | ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし |
今度のリンクは小さくなる。 ほのぼのとした世界観が魅力で、ゲーム自体もコンパクトかつ丁寧に作り込まれている。 |
良 | |
DS | ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 | 『風のタクト』の続編。タッチペン操作には賛否両論。 | なし | |
ゼルダの伝説 大地の汽笛 | 『夢幻の砂時計』の続編。目玉の列車移動が不評。結果ワゴン行きに…。 | なし | ||
DSi | ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション | 期間限定・DL専売。『4つの剣』をDS向けにアレンジ。現在はDL不可能。 | ||
3DS | ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 | 『神々のトライフォース』の続編。アイテムレンタル制という新要素で攻略順にメスを入れた。 | 良 | |
ゼルダの伝説 トライフォース3銃士 |
『4つの剣+』以来の多人数協力型ゼルダ。 1人やローカルだけではなく、インターネット通信でも協力プレイできるのが大きな特徴。 |
なし | ||
Switch | ゼルダの伝説 知恵のかりもの |
「カリモノ」を用いることで新旧要素の融合に成功した意欲作。 ゼルダ姫が主人公を務めることでも話題となった。 |
良 | |
3Dアクションアドベンチャー | ||||
N64 | ゼルダの伝説 時のオカリナ |
ゲームとしての要素が高水準に収まった、『マリオ64』に続く3Dアクションの傑作。 『ゼルダ』の歴史においても、重要な分岐点となった作品。 |
良 | |
GC | ゼルダの伝説 時のオカリナGC | 『風のタクト』予約特典。『時のオカリナ』本編に加え、初代以来の「裏ゼルダ」収録。 | ||
3DS | ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D | N64の傑作が帰ってきた。当時の空気を残しつつも更に親切設計となり、立体視にも対応。 | ||
N64 | ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 |
仮面で姿を変え、あと3日で終わる奇妙な世界を巡る。 高難易度、不気味な雰囲気、個性的なキャラ達が特徴の『時オカ』の外伝的続編。 |
良 | |
3DS | ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D |
『ムジュラの仮面』をリメイクした作品。 ほぼ原作を踏襲した『時オカ3D』とは異なり、多数の変更が行われた。 |
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GC | ゼルダの伝説 風のタクト |
グラフィックがアニメ調に。今までの平原ではなく広大な大海原の世界が特徴。 前半部は非常に良くできているが、後半部が息切れ気味なのが惜しまれる。 |
良 | |
WiiU | ゼルダの伝説 風のタクト HD | 『風のタクト』のHDリメイク。GC版の問題点の多くが見直されている。 | ||
GC/Wii | ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス | 影の領域「トワイライト」に支配された世界を狼の姿で駆ける。リアル調ゼルダの正統継承作。 | 良 | |
WiiU | ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス HD |
『トワイライトプリンセス』のHDリメイク。 オーストラリアのTantalus Mediaが任天堂監修の下、開発を手掛けている。 |
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Wii | ゼルダの伝説 スカイウォードソード |
「ゼルダの伝説、はじまりの物語」と銘打つ壮大なストーリー。 Wiiモーションプラスによる没入感の高い戦闘や、これまでにない濃密な謎解きも魅力。 |
良 | |
Switch | ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD |
Joy-ConでWiiモーションプラス操作を再現した移植版。 モーションセンサーではなく右スティックを使うコントローラー操作にも対応。 『トワイライトプリンセス HD』に引き続き、Tantalus Mediaが開発を手掛けている。 |
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WiiU/Switch | ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド |
初代を参考に『ゼルダ』のアタリマエを見直し、シリーズ初のシームレスオープンワールドに。 幅広いプレイスルーの自由度を開拓し、圧倒的な高評価と共にシリーズに新たな息吹を吹き込んだ。 |
良 | |
Switch | ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム |
上記『ブレス オブ ザ ワイルド』の直接的な続編。 天空から地下まで広がった冒険の舞台と「ウルトラハンド」によるクラフトの圧倒的自由度が特徴。 探索・収集・やりこみ要素の全てで、前作を遥かに凌ぐシリーズ史上最大のボリュームを誇る。 |
良 | |
オムニバス | ||||
GC | ゼルダコレクション |
『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』+αを収録。 海外版ベースの『ムジュラ』にフリーズバグが存在するのが最大の難点。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
派生作品 | ||||
SFC | BSゼルダの伝説 | ナレーション付きの異色作。システムはFC初代ベースのリメイク。 | ||
BSゼルダの伝説 古代の石盤 | 『神々のトライフォース』ベースのBS続編。 | |||
Wii | リンクのボウガントレーニング | 『トワイライトプリンセス』の世界観で遊ぶガンシューティング。Wiiザッパー対応ソフト。 | なし | |
3DS |
マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス |
その名の通り、マイニンテンドーの景品として配信されたピクロスe。 1000プラチナポイントとの交換でDL可能。 |
なし | |
Switch |
ケイデンス・オブ・ハイラル: クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説 |
『クリプト・オブ・ネクロダンサー』とのコラボ。 シリーズ初のインディーメーカー製タイトルとなる。 |
良 | |
ゼルダ無双 | ||||
WiiU | ゼルダ無双 |
無双シリーズとのコラボレーション作品にして国内初の外注発売作。 謎解き要素こそ乏しいが、両シリーズのいいとこ取りと言える激しいバトルアクションを楽しめる。 |
良 | |
3DS | ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ | WiiU版を超えるボリュームになった移植版。ただしスペックはNew3DS前提。 | ||
Switch | ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX | WiiU版と3DS版を良いとこ取りした“全部入り”の究極版。 | ||
Switch | ゼルダ無双 厄災の黙示録 |
『ファイアーエムブレム無双』を挟んでのコラボ第3弾。 『ブレス オブ ザ ワイルド』のみにフォーカスし、ありとあらゆる部分で同作をリスペクトした作品。 |
良 | |
チンクルシリーズ | ||||
DS | もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド | まさかのチンクル主役のスピンオフ。この世は結局お金が全て。ブラックな雰囲気の童話風異色RPG。 | 良 | |
チンクルのバルーンファイトDS |
2006年度クラブニンテンドープラチナ会員限定アイテム。 『バルーンファイト』をDSの2画面に対応させ、キャラを差し替えたもの。 |
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DSi | できすぎチンクルパック | DL専売。「できすぎ」なお役立ちツールが詰まったDSiウェア。 | ||
DS | いろづきチンクルの恋のバルーントリップ | 『もぎチン』の続編筋。「お金」の次は「女」がテーマ。 | 良 | |
国内未発売 | ||||
CD-i | Link: the Faces of Evil |
2Dアクション。ライセンス認可以外は任天堂は関与していない。 同時期の『Hotel MARIO』と並ぶ極悪作画のアニメーションで知られる。 |
||
Zelda: the Wand of Gamelon | 『Link』のシステムを流用した姉妹作。任天堂こそ関わっていないもののゼルダが主人公の初の作品。 | |||
Zelda's Adventure | トップビューのアクションRPG。主人公は引き続きゼルダ。やはり任天堂は開発に携わっていない。 |
※コスチュームやアイテムのみの登場は割愛。
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
GB | F1レース | グランプリモードで優勝するとリンクがレースクイーンに混じって祝福してくれる。 | 良 |
SFC | スーパーマリオRPG | リップルタウンの宿屋にリンクが登場。 | 良 |
N64 | マリオのふぉとぴー | データ追加カセットとして『キャラクター集 ゼルダの伝説 マリオのふぉとぴー専用』が存在する。 | |
GBA |
Game & Watch Gallery 4 ゲームボーイギャラリー4 |
ゲーム&ウオッチ版『ZELDA』収録。 日本では長らく未発売だったが、後にWiiUバーチャルコンソールで日本語版が配信。 |
良 |
GC | ソウルキャリバーII | GC版限定ゲストとしてリンクが参戦。 | 良 |
Wii | キャプテン★レインボー | 『夢をみる島』のトレーシーが登場。 | なし |
3DS | モンスターハンター ストーリーズ | コラボオトモンとしてエポナが登場。 | 良 |
WiiU | Scribblenauts Unlimited |
国内未発売の『スクリブルノーツ』シリーズ。 WiiU版限定でマックスウェルによって呼び出されるオブジェクトとしてシリーズキャラがゲスト出演。 |
|
ソニック ロストワールド |
WiiU版限定無料DLCのコラボで『ゼルダの伝説』を元にした特別ステージが登場。 ここでのみソニックがリンクの衣装に身を包んでHP制に変化。 |
シリ不 | |
マリオカート8 | DLCでリンクが参戦し、王国をモチーフにした「ハイラルサーキット」が登場。 | なし | |
スーパーマリオ 3Dワールド | リンクをモチーフにしたステージが登場。 | 良 | |
ファミコンリミックス | 『ゼルダの伝説』のお題を収録。 | 良 | |
ファミコンリミックス2 | 『リンクの冒険』のお題を収録。 | ||
ファミコンリミックス1+2 | 『ファミコンリミックス』2作品をカップリング。 | ||
3DS | ファミコンリミックス ベストチョイス | 『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』のお題を収録。 | |
Switch | マリオカート8 デラックス | 『8』と同様。こちらは最初から使用可能。 | 良 |
スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド | リンクをモチーフにしたステージが登場。 | 良 | |
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online |
DL専売。『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』を収録。 強くてニューゲームとなる『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』も新録。 |
良 | |
スーパーファミコン Nintendo Switch Online | DL専売。『神々のトライフォース』を収録。 | ||
NINTENDO 64 Nintendo Switch Online | DL専売。『時のオカリナ』『ムジュラの仮面』を収録。 | ||
ゲームボーイ Nintendo Switch Online | DL専売。『夢をみる島 DX』『ふしぎの木の実』を収録。 | ||
ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online | DL専売。『ふしぎのぼうし』を収録。 | ||
スーパーマリオメーカー 2 |
Ver.2.0.0でマリオがリンクに変身できるマスターソードが追加。 『スーパーマリオメーカー』のキャラマリオと違い、剣や爆弾の攻撃や盾の防御も再現した本格仕様。 |
良 | |
TETRIS 99 | 『スカイウォードソード HD』とのコラボ祭を開催。 | 良 | |
Nintendo World Championships ファミコン世界大会 | 『ゼルダの伝説』『リンクの冒険』が競技種目となっている。 | 良 | |
どうぶつの森シリーズ |
『どうぶつの森+』ではデータ上『ゼルダの伝説』が遊べるファミコン家具が収録されていた。 『amiibo+』ではガノンやエポナなどシリーズキャラの名を冠した住人が登場する。 |
||
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ | 初代から登場するシリーズの一つ。リンクやゼルダなどが参戦。 | ||
ワリオシリーズ | 『メイド イン ワリオ』シリーズに本シリーズが題材のプチゲームが登場。 |
任天堂が開発・発売したアクションアドベンチャーシリーズ(公称ジャンル)。全体としてはACTの体だが、謎解き要素の占める割合が特に大きい。
経験値やレベルの概念は無いものの、アイテムを集める事で特殊能力やライフを増強し徐々に行動範囲を広げていくゲームデザインは、後にアクションRPG/ADVとして定着するジャンルにも似ており、ある意味その草分け的存在となっている。
本シリーズは各作品ごとに時代設定は異なるが勇気ある主人公「リンク」と、知恵の加護を持つヒロイン「ゼルダ」に加え、力に祝福された巨悪の存在「ガノン」が、触れた者の願いを叶え世界をも変える力を持つ聖なる三角形「トライフォース」を巡って戦うという基盤が共通している。
脇役にも作品間で共通した名を持つものが多く登場し、本シリーズの世界観における長い歴史の中で、お馴染のキャラクターとして作品を彩る。
プレイヤーは主人公「リンク」を操作して世界中を旅し、ダンジョンなどを攻略していく。
1986年2月21日に発売された初代『ゼルダの伝説』では正面斜め上から見下ろした2Dマップであり、固定画面のマップを画面端でつないで並べ、スクロールで切り替えて世界を表現していた。
ニンテンドウ64で発売された『時のオカリナ』では初の3D化が導入され、空間やオブジェクトの表現はもちろん、謎解き面においても3Dならではの立体的な仕掛けが多く施されている。
同作では自分の向きや敵との位置関係が混乱しやすい3Dアクションの弱点をフォローすべく、対象をロックオンし移動操作中も対象への向きを保ち続けるシステム「Z注目」を導入。
3Dゲーム作品の発展に大きく影響を与えており、これ以降の据置機作品は『時のオカリナ』を踏襲した3Dタイプが主流となり、旧型の見下ろし型2Dタイプの作品は携帯機をメインに発売されるようになった。
意外なところでは、プレイヤーキャラの残り耐久力を「ハート」で表現したのも本シリーズが初。
細かな演出の豊かさを評価される事の多い本シリーズの特色は初代作から発揮されていた。
2023年11月8日に、任天堂とArad Productions Inc.が本シリーズ作品の実写映画を製作していることが発表された。
説明書や作中にて各作品間で時間軸が独立しておらず、シリーズの物語は全て同一世界で起こっていることがたびたび仄めかされていた。
だが、その場合矛盾する描写も散見されていたため時系列についてはファンの間で長く激しい議論がなされていた。
2011年になり公式に設定がまとめ上げられ、それによると最初に『スカイウォードソード』があり、『時オカ』から3つの時間軸に分岐するという一種のパラレルワールド設定で決着がつけられた。
ただしこの設定に関しても今後の展開次第で変わる可能性があるとも言及されており、複雑になるので当ページにその全ては記載しない。詳しく知りたい人は各自検索されたい。
もっとも各作品ごとの話はその作品内でちゃんと完結するため、どのタイトルから手に取っても支障はない。