ボスコニアン

【ぼすこにあん】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 ナムコ
稼働開始日 1981年
プレイ人数 1~2人(交互プレイ)
セーブデータ なし
レーティング CERO:A(全年齢対象)
※バーチャルコンソール版より付加
配信 バーチャルコンソール
【Wii】2009年11月17日/800Wiiポイント(税5%込)
判定 なし
ポイント ボスコニアンシリーズ元祖
『ラリーX』の弟分
ボスコニアンシリーズ
ボスコニアン/ブラストオフ/ファイナルブラスター
UGSFシリーズリンク


概要

1981年にナムコからアーケードにてリリースされたシューティングゲーム。
宇宙空間を舞台に、8方向にスクロールするマップを移動し、「宇宙海賊ボスコニアン」の基地を破壊する。

作品名の元ネタは「スペースオペラの教科書」とまで呼ばれる名作SF小説「レンズマン」に登場する「宇宙海賊ボスコーン」から。
ちなみにこの「レンズマン」は海外作品だが1984年に日本でアニメ化もされている。


特徴

  • 操作は8方向レバーと1ボタン。
    • トップビューで8方向任意にスクロール移動でき、自機は前後1発ずつ同時に弾を発射する。
  • 画面構成やシステム等は同社の過去作『ラリーX』に近い。
    • 『ラリーX』と同じく画面右にはレーダーが存在し、マップ内の基地と自機の位置が把握できる。
    • マップは上下左右でつながっており、終端のない無限ループとなっている。
  • 画面内に点在する緑色の敵基地を全て破壊するとステージクリア。
    • コアに弾を打ち込むか、コアを囲む6つの球状の砲台を全て破壊すると基地破壊。
      • いきなりコアを撃つよりもすべての砲台を破壊して基地を破壊した方が高得点となるが、時間をかけすぎると後述のコンディションが悪くなるといったジレンマもある。
    • 面が進むと一定周期でコアのシャッターが閉まるものや、コアからミサイルを射出するものが出現し、難易度が上がる。
  • ザコ敵は自機を追ってくる各種ミサイルと、障害物としてのアステロイド、宇宙機雷などがある。
    • 一見コクピットのある戦闘機や宇宙船に見えるものがあるが、どれも「ミサイル」なので体当たり攻撃しかしてこない。
    • 5機編隊のザコ敵がたまにやってくる。編隊のリーダーを倒すと散り散りになるが、5機全て倒すとボーナス得点。
    • ザコ敵のひとつ「偵察機」は、撃ち漏らして画面外に逃すと敵の総攻撃(後述)の開始時間が短縮してしまう。
  • 自分のコンディション(=状態)は画面右に色で表示されている。さらに合成音声が自機の状況を常にアナウンスする。
    • 通常はグリーン、敵が画面内にいるとイエロー。
    • そして敵の総攻撃時はレッド。この時は絶えず「コンディション・レッド」のアナウンスとともにすごい速度の敵が大量に出現する。自機が死ぬかステージをクリアしないとグリーンには戻らない。
      • 先述の偵察機を全機撃墜しても、一定時間を過ぎると強制的にコンディションはレッドになる。これは基地を残してザコで点稼ぎをする永久パターン防止のため。
  • ナムコ作品では初となるコンティニューシステムが採用されている。

評価点

  • 合成音声による斬新な演出。
  • 全方向スクロールながらわかりやすいルール。
    • 初心者でもある程度はサクサク進める難易度。さらにゲームオーバーになってもコンティニュー可能。
  • 基地の倒し方や偵察機を逃すと難易度上昇など、後の『ゼビウス』に通じる要素。

問題点

  • 地味。
    • BGMは合成音声のためか、スタート時を除いて無音。
    • 背景はひたすら宇宙空間。
  • ゲーム攻略において合成音声はほぼ無意味。
    • 合成音声はあくまで演出にすぎず、状況は画面を見ればわかることなので実際にプレイに役立つようなものではない。
    • 一応、偵察機出現を知らせる「スパイシップ・サイテッド」は役に立つ。ミサイルと戦闘中だと出現に気付かない可能性もあるので。
    • 当時の技術的問題もあって合成音声は何を言っているか不明瞭。知っていればたしかにそう聞こえるのだが。
  • 自機は8方向しか向けないので、画面端をチョロチョロしたあと逃げていく偵察機を倒すのは難しい。
    • そして逃がすと「コンディション・レッド!」

総評

当時のナムコアーケードゲームはヒット作を飛ばしていたが、その中においてはどちらかというと平凡な作品。
しかし、ゲーム性そのものの後継作はないものの、その世界観は続編『ブラストオフ』『ファイナルブラスター』を経た後に後継作『スターラスター』に受け継がれ、さらにそこから『UGSFシリーズ』へ発展していく一大クロスオーバーの流れの礎になった。


余談

  • 他の多くのナムコゲーの例に漏れず、MSX等のパソコンソフトにおいて様々な機種で移植されている。
    • X68000版では、永田英哉と古代祐三によるBGMが挿入されており、雰囲気が全くの別物に変貌している。
  • ファミコンに移植がされていないのは、分割スクロールによるレーダー表示を再現できなかったため。
    • 詳細は同じシステムを採用した『ニューラリーX』の余談を参照のこと。
  • バージョンが二つあり、新バージョンでは「ステージの内容が一部異なる」「ノーミスでボーナス」「ボタン押しっぱなしで自動で弾が出る」などの違いがある。