GS美神 除霊師はナイスバディ
【ごーすとすいーぱーみかみ じょれいしはないすばでぃ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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スーパーファミコン
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メディア
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8MbitROMカートリッジ
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発売元
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バナレックス
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販売元
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バンダイ
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開発元
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ナツメ
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発売日
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1993年9月23日
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価格
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9,240円
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判定
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なし
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ポイント
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やや粗はあるがキャラゲーとしては良好
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少年サンデー関連作品リンク
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概要
小学館の漫画雑誌『週刊少年サンデー』で連載され、アニメ化もされた椎名高志氏原作の『GS美神 極楽大作戦!!』を元にしたキャラゲー。
原作から抜き出した話を元にしつつ、本作オリジナルのメインストーリーを加える形で再構成されたアクションゲームである。
PCエンジンでもゲームが出ているが、カードバトルだったそちらと比べるとアクションシーンの多い原作のゲーム化としては手堅い内容となっている。
ストーリー
ある日、厄珍堂から手紙と共に送られてきた女神像。
それは7つの宝石を集めると願いを叶えてくれるという「アイギスの女神像」だった。
美神たちは私利私欲のために宝石を集める事にしたのだが……。
システム
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ステージクリア型横スクロールアクション。ステージの最後に待ち構えるボスを倒し、宝石を入手するとクリアとなる。
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美神は基本攻撃の神通棍とサポートアイテムを駆使して戦う。
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神通棍は十字ボタンと組み合わせる事で中射程の横斬り、頭から足元まで判定のある縦斬りが可能。
また、ステージ中に落ちている壷を破壊すると出てくるアイテムで以下のように強化され、1度でもダメージを受けるとパワーダウンして元に戻る。
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雷光 神通棍から雷が発射される。射程が長くて便利だが判定は狭い。
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氷柱 神通棍から斜め2方向に氷のつぶてが発射される。
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かまいたち 神通棍から衝撃波が発射される。判定は広いが射程は短め。
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この他、あるステージ限定で登場する足場を作成する能力がある。
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サポートアイテムは精霊石と吸魔護符の2種類。壷から出てくるアイテムで切り替わり、最大3つまでストック可能。
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精霊石 画面内の敵の動きを一定時間封じる事が出来る。
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吸魔護符 一定時間、敵を吸い込んで倒す事が出来る。発動中は無敵だが、壷持ちの敵を吸い込むとアイテムも消失する。
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オリジナルアクションとして、お札のついた足場にぶら下がった状態から、その足場の上に蹴上がるアクションがある。
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この際、蹴上がりにも攻撃判定があり、近づいた敵を蹴飛ばす事が可能。
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ライフ+残機制。ライフは最大5。壷から出てくるケーキを入手すると回復する。
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4つの数字によるパスワードコンティニュー制だが、難易度をEASYにするとパスワードが使えず、3面で終了するという制限がある。
評価点
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アクションゲームとしては割とよくまとまっている。
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各ステージは分岐あり、強制スクロールあり、特殊ギミックありとなかなかよく練られており、バリエーション豊富。
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操作性も軽快。蹴上がりで移動しながら敵を吹き飛ばすといった爽快なアクションもあり、良好な部類と言える。
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ステージ間に入る幕間デモ。
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各ステージ間には美神、横島、おキヌによる会話シーンが挟まれて進行する。一部シーンには一枚絵も用意されている。
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ステージごとに美神の衣装のカラーが変わるという要素もある。
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グラフィック、BGM。
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グラフィックの出来も悪くなく、背景の描きこみ、美神のパターン、豊富な敵キャラと飽きさせない。
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ボスキャラの選出も原作に登場した印象的な強敵揃い。幽霊列車、吸血鬼ブラドー、悪魔パイパー、ナイトメアなど……ラスボスは原作でも因縁深かったあの蛇女である。なかなかいい選定と言えよう。
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ステージ、ボス戦、デモシーンなどBGMも豊富かつ良質。各場面の雰囲気を盛り上げるのに一役買っている。美神のみだが、一部ボイスもあり。
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タイトル画面やステージクリア時にはアニメ版OP『GHOST SWEEPER』がちゃんとかかるあたりも分かっている。
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BGM作曲は『悪魔城ドラキュラ』や『メダロットシリーズ』でも知られる山下絹代氏。
問題点
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吸魔護符に比べて精霊石の効果が微妙。
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敵の動きを止めるため一見便利そうだが「画面内」の敵しか止められないため、ちょっと画面をスクロールするだけで普通の敵が出てくるためあまり意味がない。
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一方、吸魔護符は発動中完全無敵なので強制スクロールステージの3面などは圧倒的に便利。壷が消失するデメリットを入れてもメリットの方が大きい。発動時間も長め。
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もっともこれを見越してか強制スクロールステージでは序盤で吸魔護符が出現するよう配慮されている。
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美神除霊事務所のメンバー以外の出番は少なめ。
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原作では他のキャラが活躍したエピソードでもそのキャラの存在が削られるといった変更がされている。アクションゲームという関係上、仕方の無いところではあるが……。
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事務所メンバー以外の出番はザコを吐き出すポスターに描かれた小笠原エミ、攻撃すると式神を出してダメージを与えてくるトラップの六道冥子、と敵扱いになっている。
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美神や横島の性格がマイルドになっている。
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子供がプレイする関係上、ある程度は仕方ないかもしれないが、原作のキャラクターが強烈なためさすがに違和感がある。
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難易度は控え目。一部ボスはごり押し、ハメが有効なため弱く感じるかもしれない。
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とはいえ、当時アニメを見ていた子供向けである事を考えればそこまでヌルゲーというわけでもない。
総評
キャラクターアクションモノとしてはそこそこ良質な部類に入る佳作。
アクションゲームとして手堅くまとまっており、印象的な敵、ストーリーが再現されているためファンなら十分楽しめる出来である。
『GS美神』のゲーム化は本作とPCE版、『サンデー×マガジン 熱闘!ドリームナイン』『少年サンデー&少年マガジン WHITE COMIC』での参戦くらいしかないので貴重なタイトルと言えよう。
余談
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CMも存在するが、内容はゲーム画面を映しながら美神と同じボディコンを着た女性の足が挿入されるという、ちょっと色っぽいものだった。
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1面から登場する雑魚のデザインがどこかで見たようなデザインになっている。
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デザインといい、攻撃すると上半身が吹っ飛んで下半身だけになる姿といい……いいのだろうか?
最終更新:2023年11月14日 22:25