【ようかいうぉっちつー がんそ/ほんけ/しんうち】
ジャンル | RPG | ![]() |
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対応機種 | ニンテンドー3DS | |||
発売・開発元 | レベルファイブ | |||
発売日 |
元祖/本家:2014年7月10日 真打:2014年12月13日 |
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定価 | 各4,600円(税別) | |||
判定 | なし | |||
ポイント |
前作からパワーアップ・改悪共に多数 商法や通信周りに問題あり |
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妖怪ウォッチシリーズ |
「ポケットモンスター以来の大ヒット」と話題となった『妖怪ウォッチ』の続編。今作はポケモン本編や同じレベルファイブ社の人気作「イナズマイレブン」シリーズ同様、『元祖』『本家』の2バージョン展開となった。半年後の同年12月にはマイナーチェンジ的なバージョンである『真打』も発売。 発売年の2014年は同年1月から放送開始のアニメから人気に火がついた妖怪ウォッチブームのまさに全盛期であり、本作はそんな中で迎えた夏休みというタイミングで、多くの当時の子供達の期待を背負いながら満を辞して発売された。
+ | 妖怪の紹介 |
フィールド内では好きな友達妖怪を連れて歩けるように。勿論、従来のようにウィスパーを連れて行くことも、または誰も連れて行かないことも可能。
+ | 特に顕著な例 |
+ | 比較参考:初代及び『3』のまじめ度の仕様 |
+ | 比較参考:初代及び『3』の鬼時間の仕様 |
+ | 比較参考:初代及び『3』の自転車入手 |
+ | 以下その一例 |
様々な点でパワーアップした続編。通信対戦の実装などにより遊びの幅が広がった。
作り込みの細かさや膨大なボリュームが強みであり、そのボリュームについても過去のレベルファイブ作品の『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』シリーズでみられたようなひたすらにバトルを繰り返すタイプのエンドコンテンツ的なやりこみだけに終始するのではなく、「バスターズ」に代表されるような多様な要素を用意して遊びの幅を広げるという形で遊びごたえのある作品に仕上げていることもポイントであろう。
特に妖怪シリーズの直撃世代にとっては、ボリュームの薄さなどプロトタイプ感が否めない『1』や何かと好みが分かれる要素が多かった『3』、システムも作風も変化した上にブーム終了後の発売であった『4』と比較して本作を最高傑作とする意見が大勢を占めている。
反面、戦闘面・妖怪の入手環境等々で不自由な点や、世界観&キャラ設定の改悪が目立ち、またパケ版とDL版にすら違う特典があるなどの販売方法等にも批判的な声が多い。
コンプリートが極端に難しい各種限定要素に絡む商法や、過度にアニメ版に寄せた演出といった、後に『3』で不評となるような部分の兆候が既に本作の時点で見え隠れしていたのも事実ではある。
本作の時点ではキャラ及びストーリー面でのアニメ版の逆輸入や大味さが目立つ追加要素と、前作で確立していたゲーム性や全体的な雰囲気とが微妙なところで釣り合っていることで、結果的に『1』の良さとアニメ版の良さを良い所取りし、バラエティ性の高さと丁寧な作りを両立することに繋がっているともいえる。
すなわち後付け要素がゲームの本質を損なう寸前のバランスでギリギリ収まっていることこそが、本作が大ヒットとなり未だに支持を受けることができている大きな要因の一つでもあるのかもしれない。
*1 作中では「60年前」とされており、本作の発売は2014年なので1954年あるいはその付近の年代と思われる。戦争の爪痕はそれほど目立たない一方で全体的に発展途上な印象を受ける、都市部でもSLが現役、テレビは白黒しかない…など確かに1950年代の日本を思わせるような要素が各所にちりばめられている。
*2 60年前のさくらニュータウンは「桜町」という名称になっている。
*3 「うんがい鏡」という妖怪が各所にNPCとして立っており、話しかけると任意の別のうんがい鏡の場所までワープできる
*4 厳密にはアニメの逆輸入のキャラもいる
*5 チョコレートは猫にとっては害のある食べ物であるので、現実ではチョコレートを猫にあげると死んでしまう。アニメの作中でもその注意書き及び台詞が度々出てくる。
*6 魚介は総じて高めだが、チョコボーは雀の涙程度しかない
*7 他作品の類例だと、『STARWARS』で言うところの「レジェンズ(非正史)」送りが近い
*8 ストーリー中で必ず加入する回復役は事実上7匹いるのだが、彼らは進化に手間がかかったり、加入時期が遅いといったようなデメリットを抱えている
*9 じんめん犬グレるりんともに、アタッカータイプであるが、こうした妖怪はストーリー中で数多く加入するため、攻撃役不足で困ることはあまりない。そのうえ、同種族でストーリー中で加入する妖怪は前者は0、後者も1匹のみでストーリー中ではあまり必要のない壁役であるため、バクロ婆よりもストーリー攻略の利便性は後れを取っている。
*10 無論、複数入手可能な初代では自力で解放可能だった。
*11 初回行動時、先制行動できる装備
*12 自分の代わりに隣の味方に行動させるスキルを持った妖怪
*13 火属性ダメージを完全無効化するスキルは『3』の新妖怪登場まで待つ事となる。一方コマさんSは無効化出来ないまま据え置きだった。
*14 ただし、必殺技のスピードに関しては同等である。
*15 まあレベルファイブは本作の数年前にも「イナズマイレブン3」のとあるCMにてバージョンの違いを紹介した後、主人公の円堂守に『どっちも欲しくなるよなッ!』などと言わせたという前科があるので、今回が初めてという訳でも無かったりするが…
*16 あせっか鬼のスキル「なめらかオイル」でも無効化出来ない
*17 元々2014年は、アニメ・玩具・ゲーム・第1作の映画など社会現象が起きていた。