【もんすたーはんたー とらい】
ジャンル | ハンティングアクション | ![]() |
対応機種 | Wii | |
メディア | 12cm光ディスク | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 2009年8月1日 | |
定価 | 7,340円(税込) | |
プレイ人数 | 1人~2人(オンライン接続は1人~4人) | |
レーティング | CERO:C(15歳以上対象) | |
周辺機器 | ヌンチャク、クラシックコントローラ、USBキーボード対応 | |
判定 | なし | |
ポイント |
久方ぶりの新規ナンバリング作品 システム改革に伴うモンスター・武器の大幅な削除 ゲームバランスは概ね良い クオリティは及第点以上 不便なチャットシステム 開発ハードの変更や商品展開の難も話題に |
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モンスターハンターシリーズ |
カプコンの人気シリーズの一つ『モンスターハンター』の一作。読みの「Tri(トライ)」とはラテン表記における「3」のことである。
PS3での発売が予定されていたが開発中止となり、Wiiでの発売となった。
シリーズ前作の『モンスターハンターポータブル 2nd G』が爆発的にヒットし、2008年のゲーム大賞を獲得するまでに至ったために、この作品に対する期待は高まっていた。
『モンスターハンターポータブル 2nd(セカンド)G』(以下MHP2G)や『モンスターハンターフロンティア』といったシリーズ近作は、『モンスターハンター2(ドス)』(以下MH2)をベースに、独自のフィールド・モンスター・装備品など盛り込むような形で作られていた。
本作はナンバリングが振り直された事に伴い、舞台となる地域や登場モンスターが大幅に刷新されている。但し舞台は別地方であるものの世界観は共通。
それにともない、後の作品の骨組みの一部となる新しいシステムが意欲的に盛り込まれている。
+ | 撃龍槍を当てるとどうなるのか? |
モンスターの種類の絶対数が少なく、ひいてはその素材から作られる装備品の種類も少ない。
過去作の武器4種が削除された点も含め、「ボリューム不足」が指摘されている。
単体で見れば平均以上の出来である。旧作で指摘されてきた問題点がかなり改善されており、シリーズものとして見ても及第点以上といえる。
また従来シリーズと比べて取っ付きやすい操作系である本作は、内容は評価されても操作性で敬遠されがちだった海外市場において
モンスターハンターシリーズの名を広める事にも貢献した。
しかし、システムの一新に伴うボリューム不足が足を引っ張っており、『MHF』や『MHP2G』をプレイしたユーザーからの評価は大きく分かれている。
オンラインでの協力プレイが楽しいシリーズなだけに、オン環境に大小様々な問題を抱えている点も残念であった。
+ | ... |
販売本数は190万本。Wiiではサード製タイトルで唯一ミリオンヒットを達成し、当時の据え置き版ではシリーズ最高の売り上げ(*5)となった。
カプコンの目標販売本数だった200万本には及ばなかったが、健闘した方である。
海外での評価と売上もモンハンとしては高く、任天堂が大々的に宣伝したこともあり、北米・欧州合わせて70万本とそこそこのヒット。
ただ、ある程度売れたにもかかわらずWiiの市場問題の関係上か、WiiではG等のマイナーチェンジ版は発売されていない。