この項目では3DS用ソフト『モンスターハンター3G』と、移植版であるWiiU用ソフト『モンスターハンター3G HD Ver.』の2本を紹介する。
【もんすたーはんたーとらいじー】
ジャンル | ハンティングアクション | ![]() ![]() ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
メディア | 2Gbyte3DSカード | |
発売元 | カプコン | |
開発元 |
カプコン エイティング |
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発売日 |
通常版:2011年12月10日 3DS本体同梱:2012年12月10日 3DSLL本体同梱:2012年11月1日 |
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定価 |
通常版:5,800円 3DSLL本体同梱:21,800円(各税込) |
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プレイ人数 | 1人(ローカルプレイ時最大4人) | |
セーブデータ | 3個 | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
廉価版 |
カプコンプライス:2012年11月15日 ROM版:3,800円 / DL版:3,400円 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
『MHP3』要素を取り入れた『MH3』のアップグレード版 前評判を覆したメインモンスター「ブラキディオス」 新属性「爆破属性」が狩りに革命を起こすがバランスブレイカーも 問題のカメラワークを大幅に改善 水中戦の仕様は据え置き |
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モンスターハンターシリーズ |
いまや日本を代表する大人気シリーズとなった『モンスターハンター』の、任天堂携帯機向けとしてはシリーズ初の発売となる作品。
PSPで人気を博した『モンスターハンターポータブル』シリーズとは別物で、PS2 ⇒ Wiiへとプラットフォームを移してきたメインシリーズの続編であり、『モンスターハンター3(トライ)』のアップグレード版となっている。
『MH3』で削除されていた武器や『MHP3』に出られなかったモンスターの再登場など、両シリーズのいいところを集め、不満点を解消することに成功した作品。
また、初の二画面ハード対応ということで使用ボタン数はPSPと変わらないものの、タッチパネルを活かした新たな操作体系でも高い評価を得ている。
発売から1ヶ月で実売100万本を突破し、サード製ソフトとしては初の3DSミリオンタイトルとなった。2012年3月までの国内累計売り上げは、約133万本。
レイアウト等をWii U向けに最適化した『HD ver.』も発売されている。
+ | なぜそんなに難しいのか? |
「任天堂携帯機初のモンスターハンター」として大きな期待を受け、見事それに応えたというべき作品。
発表から発売まで約3ヵ月と極端に短かったものの、『MH3』で問題視されていた武器種類やモンスターの改善は評価され、やり込みもボリュームも大いに増え、大きな売り上げを記録した。
一方で『MH3』で練り込みの甘さが指摘された水中戦の仕様は改善されぬまま続投し、爆破属性などの新たなゲームバランスの問題が現れたこと、バグの多さについては擁護しがたい難点もあるものの、カメラワークなど従来作品で批判の的となっていた部分にニ画面という新たなハードを活かして切り込んでいった姿勢も評価されている。
特にターゲットカメラは続編でもお馴染みの物となり、『モンハン』のゲーム性をより高める事に成功したと言えるだろう。
【もんすたーはんたーとらいじー えいちでぃーばーじょん】 ※3DS版と同じ情報は省略します。
対応機種 | Wii U | ![]() |
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発売日 |
通常版:2012年12月8日 DL版:2012年12月27日 同梱版:2012年12月8日 |
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定価 |
通常版:4,800円 DL版:4,300円 同梱版:38,850円(各税込) |
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判定 | 良作 |
WiiUと同時発売された『MH3G』のHD対応バージョン。
本体同梱のプレミアムセットの他、ダウンロード版も発売されている。
WiiUの性能を存分に活かしきった内容であり、各種アップデートも好評。
またオンライン対応であることから、見知らぬ狩友とさらに遊び尽くせるようになっている。
*1 表示攻撃力を武器種毎に決められた数値で割った数値が実際の攻撃力である。実際の攻撃力はどの武器種でも大して変わらず、モーション値(モーションによって決められたダメージ)で武器種毎の個性を付けている。
*2 表示攻撃力が高い武器種(大剣や太刀等)が強く、表示攻撃力が低い武器種(片手剣や双剣等)が弱いといった勘違い。
*3 部位破壊を重視するハンターは「部位破壊前にモンスターを討伐してしまう」という理由で火力スキルを敬遠しがちな傾向がある。
*4 コリントゲームの方ではなくスリングショットの方。発射される物体が矢ではなく棘付き鉄球のような見た目であるため。ちなみに本作以外にも「豊富な属性値を誇り、溜め一連射で属性ダメージを与えた方が効率が良い」という武器はある。
*5 本作ではリオレイア希少種自体がG級でしか会えないため、必然的にゴールドマロウもG級ランクの武器になるが、属性値は320に低下している。なお、実際は上記の減産補正によりゴールドラディウスの実際の火属性値は350*0.7=245と更に低くなる。
*6 リーゼントとは本来耳周辺(もみあげ)の部分をまっすぐ後頭部に伸ばし固めた髪型のこと。世間的にイメージされている、前頭部の髪をちょんまげよろしく頭頂部で固めるような髪型は「ポンパドール」という
*7 攻撃判定が大幅に狭まり、近接武器にとっては隙にしかならない踏み込み回転攻撃の追加および多用、亜種で追加された大咆哮も威力こそ高いものの、使用前に低ダメージの転倒やられを伴うジタバタ移動を繰り出したりパターンが読みやすかったりするなどまともに喰らう方が難しいほど簡単に避けることが出来てしまう。
*8 『MHP3』のドボルベルクは下位上位共に最終ランクでしか出会えず、更に報酬金も最高額だった。
*9 奇しくもグラビモスもアグナコトル同様ビーム使いなので、ビーム使いは生態ムービーでひどい目に遭うとファンの間ではネタにされている。
*10 発売前に行われたモンハン部のアンケート投票「戦ってみたい『MH3G』のモンスターは?」というお題で1位を獲得している。
*11 ただし、Wii U GamePadのみでプレイすると当然ながらタッチ関連の機能は使えなくなる。