海腹川背シリーズリンク

機種 タイトル 概要 判定
本編
SFC/Win 海腹川背 伸縮自在のゴム付きルアーを駆使してステージを進んでいくラバーリングアクションゲーム。
PS 海腹川背・旬 フィールドが3D化された第2弾。
PS 海腹川背・旬 ~セカンドエディション~ 劇中CMを差し替え追加フィールドを収録した廉価版。ゲームアーカイブスではこちらが配信されている。
PSP 海腹川背Portable 大量のバグを「仕様」と言い張る販売元の態度がファンを激怒させた。
DS 海腹川背・旬 ~セカンドエディション~完全版 開発者がソースコードを提供して移植された完全版。SFC版も収録。
Win 海腹川背・旬 Steam Edition 『さよなら』をベースにフィールドを再構成したリメイク版。
3DS さよなら 海腹川背 名作ラバーリングアクション復活。川背さんの旅は終わらない。
PSV/Win さよなら 海腹川背 ちらり 追加要素と微調整を加えた移植版。
Switch/PS4/Win 海腹川背Fresh! フレッシュになって戻ってきた。今度の舞台は魔法世界。コットン&シルクカーリーがゲスト参戦。 なし
AC 海腹川背Fresh! for AC シリーズ初のAC版。『Fresh!』の逆移植。
Switch/PS4/Win 海腹川背 BaZooKa!! 『海腹川背』版『スマブラ』。最大4人プレイが可能な対戦型のアクションゲーム。
オムニバス
Win 海腹川背 トリロジー 初代と『旬Steam』『ちらり』の3本セット。


評価対象外の作品

  • 脱出パズル 海腹川背 - サンソフト発売。SE完全版を元にしたiアプリ移植版。
  • さよなら海腹川背 Smart - 個人サークルが許諾を得て移植したAndroid版。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
AC/Win/
Switch/PS4
ブレードストレンジャーズ クロスオーバー2D格闘ゲーム。川背さん・横山埜鼓・江美子(シャケマル)、アップデートで水着川背さん参戦。
コットンロックンロール Superlative Night Dreams シューティングゲーム。川背さん参戦。
Win/Switch/PS4 バッカニヤ タワーディフェンスゲーム。店舗特典としてコットン、カワセ、才波リアをモチーフにした乗船猫スキンが配布された。
Switch/Win Crystal Crisis 対戦パズルゲーム。川背さんが参戦。
Switch スーパーファミコン Nintendo Switch Online 『海腹川背』を収録。

シリーズ概要

流しの板前である川背さんの活躍を描くラバーリングアクションゲーム。
伸び縮みするゴムロープを使ってステージを攻略していく硬派なタイトルで、「隠れた名作」として人気がある。

1作目はTNNのTVゲーム参入第1作であり、主題歌つきのCM・PVを制作するなどプロモーションにはかなり力を入れていたようだが、TVCMの放送期間が短く(しかも深夜枠)、販売元が無名だったこともあって知名度は恐ろしいほど低かった。
もともとの出荷本数も少なく、数年後にはプレミアソフト化。TNN自身もすぐにゲーム事業から撤退してしまった。
しかし根強い人気に支えられ、現在は続編・移植が数年単位で発売されている。

ちなみにこのシリーズ、珍しいことに作品ごとに発売元・開発元がほぼ全て異なる。これもマイナーゲームの宿命だろうか。
なお「スタジオ最前線」は第1作目スタッフ(キャラクターデザイン担当)だった近藤敏信氏が代表を務めている。

タイトル 発売元 開発元
無印 TNN TNN
旬/セカンド エクシング*1 不明
Portable マーベラスエンターテイメント ロケットスタジオ
セカンド完全版 Genterprise 朱雀
さよなら アガツマ・エンタテインメント スタジオ最前線
旬Steam版 アガツマ・エンタテインメント ⇒ Degica
Fresh サクセス
BaZooKa!!

余談

川背さんについて

  • ゲーム中では二頭身なので目立たないが、川背さんはいわゆる「ロリ顔巨乳」であり、その容姿もさながら「ミスした時にパンツのようなもの(本当はリュックサック)が宙を舞う」「悲しい家庭事情を抱えている*2」といったネタ要素もあって、ファンからは高い人気を誇る。
    • 近藤氏は「子どものイメージでデザインしたが、19歳という設定が分かって慌てて胸を大きくした」と説明していたが、2008年の『GAMESIDE』のインタビューで「ロリ顔巨乳のキャラクターを描いたことへの照れ隠し」であったことを明かしている。
  • なお『さよなら』でのキャラ解説では、裏設定で明かされた「流しの板前」という部分のみ、正式なキャラ設定として紹介されている。

レアな現象「ルアー切れ」

  • 基本アクションの中に「ベルトコンベアにルアーを引っかけ、ひきずられるのを利用して移動する」というものがあるが、一部地形では川背さんだけが引っかかりゴム紐が伸びていく事がある。そのままルアーを刺したままでいると、ゴム紐が許容限界を超えて千切れてしまう(金具が弾け飛ぶ)。
    • しかし、穴に落ちたり敵に接触しなければミスにはならず、ステージ中ルアーが使用不可になったりもしない。何事も無かったかのようにすぐに次のルアーが出せる。
    • ミスする事なく狙ってルアー切れを誘発できるポイントは、序盤の内からいくつか存在する。

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海腹川背
最終更新:2024年05月01日 10:52

*1 ゲームアーカイブス版はスタジオ最前線から発売。

*2 この設定はゲームデザイン・プログラム担当の酒井潔氏が世界観とキャライメージの伝達のために独自に用意した「裏設定」であり、酒井氏のホームページ上で公開されていたものがあたかも公式設定のように広まってしまったという経緯がある。現在はこの設定に関する記述は削除されているが、内容はウェブアーカイブ上で確認できる。