【どりーむくらぶ ごごーてん】
ジャンル | 恋愛シミュレーション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション3 | |
発売元 | D3パブリッシャー | |
開発元 |
ドリームエックスクリエイト (メイン開発)タムソフト (音響・ボーカル曲)サウンドエイムス |
|
発売日 | 2014年4月10日 | |
定価 |
通常版:7,344円(税込) ダウンロード版:6,800円(税込) |
|
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:D(17歳以上対象) | |
コンテンツアイコン | 恋愛、セクシャル、ギャンブル | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
ホストガールを全員一新した新作 『ZERO』の追加要素を継承 旧作の長所を受け継いでいる一方、追加要素は僅か タイトルが読みづらい |
|
ドリームクラブシリーズ |
「夜のお店」を舞台にする
という特異な設定が注目を集めた、恋愛シミュレーション『ドリームクラブ』シリーズの系列作で事実上のシリーズ最終作。
『ドリームクラブ』(以下、「無印」)、『ドリームクラブ ZERO』(以下、「ZERO」)で登場した今までの作品でのホストガール13人ではなく、
全く新しいホストガールが登場する新規作品
となっている。
無印の発売から若干の年月が経過したこと、ゲーム本編がエンディングでカップルになり結婚まで迎える関係上ストーリー性のある続編展開が難しいこと、
そして数作を経て単純に他のホストガールを見たいという声も出て来たことから、ホストガールを一新しての新作という要望は少しずつ増えてきていた。
そういった声に応える意味もあって発売されたのが本作ということになる。
なお、「Gogo.」というタイトルは「ごごーてん」と読む。
これは、本作が(『マージャン★ドリームクラブ』等の外伝作も含めて)5作目に当たるため、「5号店」と掛けてのネーミングである。
新しくなった本作のホストガール(攻略対象ヒロイン)は10人。
キャラクターデザインは過去作と同様に森沢晴行氏が担当。
プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、
カメラを買ったばかりのところを
街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。
そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。
主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。
いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。
しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか…
+ | ホストガール10人の紹介 |
派生作を除いた事実上の前作となる『ZERO』から、変更・改善されている点のみ特記する。
どうしても新規要素の少なさと垣間見える粗さが目につき、評価を下げざるを得ない作品。
一新したホストガール自体は魅力的で設定にも凝っており、不満も聞かれないだけに勿体無い。
ただし、「ひたすら会話するための膨大なテキスト量」「クオリティの高い楽曲とダンス」といった旧作での長所はそのまま引き継いでおり、決して努力を一切怠った作品ではない。
誤字脱字やバグを考えると断言もしがたいのが残念なところだが、基本的には旧作と同様のクオリティーを保っており、同じレベルで勧められる。
特に各ホストガールのパーソナリティ、容姿、担当声優などで何か惹かれるものがあるならば、無印、『ZERO』より本作を選んでも何ら問題ないだろう。
とは言え、『ドリームクラブ』というコンテンツが持っていたチャレンジブルな部分に乏しい印象は否めないところ。
DLCによる追加曲の配信がなく、各キャラ1曲のみで終わってしまった点も惜しまれている。