【もんすたーめーかー ななつのひほう】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
発売・開発元 | ソフエル | |
発売日 | 1991年12月20日 | |
定価 | 6,800円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
ポイント |
仲間もレベルアップするようになりキャラ要素が大幅に良化 ムダなレベルアップは首を絞める元 終盤では仲間キャラが死にまくり |
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モンスターメーカーシリーズリンク |
元は1988年からカードゲーム、ボードゲームなどの非電源ゲームのシリーズ。
コンピュータゲームとしての初作品は1990年末にゲームボーイとして発売された『モンスターメーカー』で、その続編にあたる。
全体的なシステムは前作から引き継がれているため、変更点のみにとどめるものとする。
+ | 光と闇のストーリー |
+ | プロローグストーリー |
(※いずれも説明書より引用)
個性豊かなキャラクターは前作からそのまま受け継がれ、ファミコンになったことでよりキャラが描きこまれるようになりキャラクターウリのゲームとしては間違いなく進化している。
更に主人公キャラは設定されているものの、他のキャラもレベルアップするようになり、原作ファンにとっては好みのキャラをとことん強化できるようになった。
その反面でクエストクリアによるレベルアップは変わらないので、どうしても頭打ちになるためキャラ要素の強みを引き出し切れない一面もある。
また敵のHPの高さに対してダメージの限界が低すぎて、テンポを悪化させているなどバランスの悪さは否定できず特に終盤ではそれが目立っている。
*1 「男の子なんでしょ?」という問いに「はい」なら男「いいえ」なら女になる。
*2 一応前作の『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(1990年2月発売)でも「ホイミン」「ドラン」というモンスターの仲間がいるにはいたが、ステータスは完全に独立したもので前者はホイミスライムということいなっているがエンカウントする普通のモンスターとの関連性はない。
*3 ケフル城の「オーク」、ブルグナ城の「オークガード」、ブルガンディ島の「ゾールナイト」が該当。
*4 アクカルやだーくねすといった装備品は装備しない限りダメージや外せないといった呪い効果は受けない。
*5 ただし能力値の総合を比べた場合の話で、MPだけはロリエーンの方が高くそこらへんの魔術師をも凌駕する。また修得する魔法もそれぞれ異なり、そちらの便利さでは中堅エルフのサーラがやや有利。ただしサーラはMPと知恵がエルフ中最低と、エルフ3人に限って言えば意外と実力伯仲である。
*6 ラストダンジョンで「適性レベルのシーフ」と「中盤参入のわりに初期レベルが高く、適性レベル以上になりやすいノーラ」を比較すると痛感しやすい。
*7 命中が-10される代わりに攻撃力2倍でダメージを与える特技。 後列対応で命中の高い弓系武器と組み合わせることで、下手な戦士系よりも大ダメージを叩き出すことも。
*8 なおMPは百の位が省略されるだけで、100超えでもきちんと機能する
*9 主人公につけた名前の1文字目によって変化し、文字次第で高成長パターンが出る場合と全く出ない場合がある。
*10 死亡中のキャラを連れたまま町に入ると教会に強制連行されるのだが、この際に「金欠状態だと死者は強制収容されてしまい、生存者は仮釈放される」という仕様を利用するとできる。 行った町に出入りする度に強制的に所持金の再判定が行われるので、やる場合は拠点にしていない町で行うほうがいい。ちなみにこれを応用すると、序盤で一時的に加入する「メディア姫」を最後まで連れ回したりできる。
*11 状態異常の一つで、HP・MP以外のパラメータが雑魚モンスターのゴブリンと同じ数値になってしまう。
*12 加入前に主人公のレベルが上がる=ボールガードのレベルアップに使えるイベントが減ってしまうため。
*13 ちなみにボールガードは、後に発売される「モンスターメーカー3」にてガンダウルフを含めたほとんどの魔術師を育てた大師匠というとんでもない肩書きを引っ提げて登場する。……本作もそのぐらいの大物だったらよかったのだが。
*14 しかも加入条件が複雑かつ期間限定。 半ば隠しキャラに近いこともあり、ガンダウルフに匹敵するほど高性能ではあるのだが。
*15 アンデッドや魔法生物の類にのみ全体ダメージ+一撃必殺という魔法で、先述のワイトにも有効。 ただしビースト相手だとそこそこ抵抗されて不発しがち。
*16 対処法として、アンデッドに特攻の魔法「ディスペル」を使えば簡単に倒せる。
*17 いわゆるレベルチェッカー。 今作では主人公のレベルのみで判定される。
*18 ガンダウルフの前身である「ウルフ」が登場して前時代感を出している一方で、ルフィーア/タムローン/ノーラはそのまま普通に登場。 他にサーラやエルサイス(NPC)なども登場するが、こちらはエルフという種族設定のため違和感は少なめ。