【ななつのひかん せんりつのびしょう】
ジャンル |
アクションアドベンチャー (メーカー公称:謎ベンチャー) |
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対応機種 | ドリームキャスト | |
発売・開発元 | コーエー | |
発売日 | 2000年1月20日 | |
定価 | 6,800円 | |
プレイ人数 | 1-2人 | |
判定 | クソゲー | |
ポイント |
七つでも秘館でもない 何もかもが劣化バイオ |
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七つの秘館シリーズ
七つの秘館 / 戦慄の微笑 |
PS/SS/PCで発売された謎解きアドベンチャー『七つの秘館』の続編。
前作は直木賞作家でタレントの志茂田景樹が原作を務めたカオスでシュールな謎解きゲーだったのだが、
今作は『バイオハザード』タイプのSFホラーアクションアドベンチャーとなっている。
原作者も関わっておらず、内容自体も前作との関連は無い。
K大学に通う飛鳥圭と白川玲奈は、ある島を目指していた。
ニューラッセル島。玲奈の遠縁にあたるアーネスト・マクファーソンの財団が所有する島である。
彼はK大学で教鞭を振るっていたが、1ヶ月前にニューラッセル島に行ったきり連絡が途絶えていた。
圭と玲奈は大学の夏休みを利用し、教授を探して島に向かっていたのだった。
島に着いた2人は教授について尋ねるべく遺伝子研究所を訪れる。
しかしそこに人の気配は無く、異形の怪物が2人に襲い掛かるのだった。
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『七つの秘館』のタイトルを付ける必要性がまるで感じられないほど、前作との関連性も共通点も見出せない続編。
ゲームとしても、「バイオ系」の中でも特に出来が悪く、ストーリーも低品質。
かと言って前作のようなぶっ飛んだセンスが生み出すバカゲー要素がある訳でもなく、謎解きの面白さも薄れてしまった。
ペアコンは光る所はあれど評価を覆すほどの長所とは言えず、そもそも1人プレイでは無縁の代物である。
結果として、褒められるのは声優陣と主題歌ぐらいという、クソゲーの典型のような作品となってしまった。
皮肉にも本作の低評価は、元々あまり好評とは言い難かった前作の評価を引き上げる結果ともなった。
*1 名前の読みは前作では「レナ」だったが、今作は「レイナ」となっている。
*2 本業は歌手。本作の主題歌も担当している。
*3 その所為で、敵の方は何も無い空間で掴みのモーションを取り続ける。
*4 爆弾設置失敗や空爆などのゲームオーバーではムービーが入る。ムービーはちゃんと作っているのである。ムービーだけは。
*5 加えてオブジェクトを調べた際の反応が全体的に軽く、「わたしもほし~い」だとか「やったー!開いたわ!」など状況に関係無く言い出す。
*6 ただ、「ミサイルが飛んできた」としか語られず、そのキャラの所属組織が撃ったという事は台詞の上では分からない。しかし玲奈は急に「あそこに連絡すれば…!」と言い出す。
*7 その暗号も、必要な場所を調べると玲奈が自分で解いていくので、プレイヤーのすることは調べ回ることと、最後に提示される情報を照らし合わせて答えを出すだけ。
*8 逆に玲奈編では圭の施設はエントランスにしか入れない。
*9 拳銃やショットガンは敵によっては効果が薄く、そうした敵に有効な強化弾も存在するが数は少ない。
*10 ある人物の家であり、最初の訪問ではイベントのみ。後に敵襲を受けた際に再訪し、ここで僅かながら敵が出る。