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【ふぁいあーえむぶれむむそう ふうかせつげつ】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | オメガフォース | |
発売日 | 2022年6月24日 | |
定価 | 7,920円(税込) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
プレイアブルキャラが大量増加、おっさんも大量増加 『無双』『風花雪月』『厄災』を折衷したシステム シナリオは『風花雪月』との違いに賛否がわかれる |
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ファイアーエムブレムシリーズ | ||
無双シリーズ |
『ファイアーエムブレム無双』の続編にして、『ファイアーエムブレム 風花雪月』のスピンオフ作品。
『風花雪月』と同じ世界を舞台とし、新キャラクターを主人公として『風花雪月』とは異なる歴史を辿ったifストーリーを描いている。
「フォドラ」と呼ばれる大地。
帝国歴1180年。天涯孤独の傭兵である主人公は、最強と名高い「ジェラルト傭兵団」との戦いの中で所属していた「ベルラン傭兵団」を壊滅させられ、自身も恐るべき力を持つ傭兵「灰色の悪魔」の手により死地に陥る。
しかし、内なる存在である「ラルヴァ」との意思疎通を経て新たな力に目覚めたことで生き延びた主人公は、ジェラルト傭兵団、そして、灰色の悪魔の打倒を志し、ラルヴァと共に武者修行に赴く。
その先で、ガルグ=マク士官学校の生徒たちを救った主人公は、その功績から、自らも生徒として迎えられることとなる。
しかしそれから程なくして、アドラステア帝国とファーガス王国はそれぞれの内乱が、レスター諸侯同盟の地には東方の強国「パルミラ」からの侵攻が同時に勃発し、生徒の貴族子弟たちはその対処に追われる。
これを受けて大司教レアはガルグ=マク士官学校の休止を宣言。その騒動の裏には、フォドラ各地で暗躍する組織「闇に蠢くもの」の影が見え隠れしていた。
基本のシステムは、『FE無双』、『風花雪月』、そして『ゼルダ無双 厄災の黙示録』と『戦国無双5』を折衷したものとなっている。ここでは、キャラクター、および新しく追加されたシステムを主に紹介する。 なお、本記事ではおもに、FE無双を「前作」、風花雪月を「原作」、ゼルダ無双 厄災の黙示録を『厄災』と呼称する。また、前作FE無双と同じシステムは、こちらでは割愛する。
キャラクター
所属 | ユニット | エクストラユニット |
傭兵 | ★主人公(シェズ)、"灰色の悪魔"(ベレト、ベレス)、★ジェラルト | ★ラルヴァ、★ソティス |
アドラステア帝国 | エーデルガルト、ヒューベルト、フェルディナント、リンハルト、カスパル、ベルナデッタ、ドロテア、ペトラ、★モニカ、イエリッツァ | |
ファーガス神聖王国 | ディミトリ、ドゥドゥー、フェリクス、アッシュ、シルヴァン、メルセデス、アネット、イングリット、★ロドリグ | |
レスター諸侯同盟→レスター連邦国 | クロード、ヒルダ、ローレンツ、リシテア、ラファエル、イグナーツ、マリアンヌ、レオニー、★ホルスト | |
セイロス聖教会 | セテス、フレン、カトリーヌ、シャミア、マヌエラ | ★レア、★門番(*1) |
アビス | ユーリス、バルタザール、コンスタンツェ、ハピ |
ゲームの流れ
ストーリー
レベルアップ、クラスチェンジ
軍備パート(拠点システム)
自室
司令部
生活区
戦術教練所
訓練所
鍛冶場
商業区
物資管理官
支援
進軍パート
作戦
軍備提案
外伝シナリオ
エクストラクエスト
アンナのお店
戦闘パート
スキル
相性
武器
戦技・魔法
副官システム
伝授
魔獣
絶好調
士気
シナリオ
+ | 黒鷲の学級:赤焔の章 |
+ | 青獅子の学級:青燐の章 |
+ | 金鹿の学級:黄燎の章 |
いずれのルートでも、主人公の宿敵にして原作主人公である“灰色の悪魔”が属するジェラルト傭兵団は敵に雇われる形となっており、実際に戦うことになる。だが、中盤の終わりごろに彼らを仲間にするチャンスが発生し、これを成功させることで新旧主人公をそろい踏みさせられる。
これらのように、さまざまな勢力が入り乱れる群像劇を楽しむことが可能。この長所は、FEシリーズや無双シリーズの持ち味でもあり、まさにコーエーテクモの真骨頂と言える。
さらに多彩、魅力的になったキャラクターたち
+ | 主人公の素性と、その魅力について |
テキスト、演出面
支援会話
進化した戦略性
複数の要素が大きくボリュームアップ
武器種の偏りが緩和された
支援値を上げやすくなった
最上級兵種の大幅な強化
育成の自由度が高い
+ | ネタバレ注意 |
BGM
グラフィック
ファストトラベルの改善
ライブラリ機能の充実
分岐による変化がやや大きい
+ | ... |
キャラの強弱差
アクション、コンパチモーション
戦技の装備可能数が少ない
シナリオ
加入キャラ、得意兵種の偏り
一部キャラのNPC化、グラフィックの使いまわし
武器関連機能の不備
籠手に関する問題
クラスによる武器の固定化の弊害
ロックオン機能がやや不自由
魔獣に関する問題
一部設定の矛盾
最大支援レベルの減少
+ | ... |
フレームレートが不安定
任天堂、インテリジェントシステムズ、コーエーテクモゲームス3作合同の渾身の一作。
参戦作品を『風花雪月』のみに絞ったうえで、三つのルートを搭載したことでストーリー面は前作より大幅にパワーアップ。前作で好評を博したシステムも順当に進化した。
モッサリ気味のアクションや、一部のルートのシナリオにおいていくつか惜しいところもあるが、
魅力的なキャラ描写、優れたテキストも健在で、任天堂+コーエーテクモコラボの面目躍如を示す一作と言えよう。
*1 エクストラユニットだが、メインストーリーで使用可能。
*2 例外としてラルヴァのみ、ある外伝での専用使用キャラとなる。
*3 ベルグリーズ伯→レオポルト=フォン=ベルグリーズ、ゴーティエ辺境伯→マティアス=ラウル=ゴーティエなど
*4 エーデルガルトとディミトリの支援会話には、特別な一枚絵も挿入される。
*5 原作でも敵対した際に専用会話がありながら支援が存在しなかったので本作で補完された形になる
*6 このペアに限らず、原作で外伝ペアとなっていた組み合わせについてはすべて支援会話が追加されている。
*7 初期兵種「戦士」のみ例外
*8 前作では「好感度」と呼称。
*9 特に青燐の章において「月光」と相性のいいキャラはフェリクスただ一人のみ
*10 陽光を習得できるのが女性限定クラスのグレモリィなのだが、魔力が伸びる女性はまず間違いなくグレモリィが得意兵種のために陽光が弓殺しに置き換えられてしまう。エーデルガルトは魔力も伸びるため陽光メインの運用も可能だが、得意兵種が魔法の使えない斧兵種で力も伸びやすい+「月光」と「両刀使い」も覚えるためあえて魔法武器を持たせるなどの運用はされにくい
*11 当初はエーデルガルトの母親で、ディミトリの育ての母であるアンゼルマが有力視されていたが、それでは説明のつかない点が存在する。
*12 戦乱の時代が原作よりかなり早く訪れたため、クロードが見聞を深めたり、同盟を結束させるための下積みができなかった
*13 本作主人公のことは戦闘面では頼りにしているが、政略面においては門外漢だと認識している。
*14 ちなみに赤焔にも同じく市民救助があるが、こちらは戦時であることを受け止め、終始真面目に対処している。
*15 本作追加キャラのモニカは例外とし、各学級の人数はそれぞれ8人だが、他の章で加入できるのは青獅子の学級2人、黒鷲の学級4人、金鹿の学級6人とわかりやすく差がある
*16 上記の通り青燐の章限定キャラが多すぎて青獅子の学級からはアッシュのみ、黒鷲の学級から説得できるキャラが4人しかいないため
*17 赤焔の章はエーデルガルトとカスパル、青燐の章はドゥドゥーとセテスが該当する。
*18 ただし、メイジのうち2人は任意加入。
*19 なお対応しているのはセテスとフェルディナント
*20 既存キャラも一部、無双に準拠したバージョンが実装済み。
*21 うち2種類が未公開である本作の主人公たちであったため。
*22 ただし、開発時期は被ってしまっているためライターが同一でない可能性が高い。