| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| AC | 大工の源さん べらんめ町騒動記 | デビュー作。ACながらやさしめでとっつきやすい難易度が魅力。 アクションの感応の良さなどさすがはアイレムクオリティ。 | 良 | 
| FC | 大工の源さん | 上記のファミコン移植版。ボーナスステージを搭載しライフ制導入でより誰でも馴染みやすくなった。 ライバル「赤毛のダン」「ダイナマイトのダン」コト「八波弾」が初登場。 | |
| 大工の源さん2 赤毛のダンの逆襲 | 初の続編でライバルキャラ発破ダンの立場を固めさせた。ファミコン末期のため現在はかなりのレアモノ。 ゲーム自体は高難度化し、シューティングは『R-TYPE』のオマージュ? | 不安定 | |
| SFC | がんばれ!大工の源さん | スーパーファミコンで技がより多彩にグレードアップ。後にセカンドヒロインとなる「刃渡ミカ」のデビュー作。 | 良 | 
| GB | 大工の源さん ゴーストビルディングカンパニー | まさかのお化け退治という早くもぶっとんだスピンオフ。シューティングまで導入。 | 良 | 
| 木づちだクイズだ源さんだ! | 一転してクイズゲームにモデルチェンジ。ミニゲームで源さんらしいアクションも健在。 | 良 | |
| 大工の源さん ロボット帝国の野望 | またまた突飛な世界で木槌を振り回す源さん。 それもそのはず『ゴーストビルディングカンパニー』から続く2年越しの続編。 | なし | |
| GBC | 大工の源さん カチカチのトンカチがカチ | 敵を固める、ブロックを壊す、敵を誘導する、の3種類のハンマーを使い分けるアクションパズル。 | |
| PSP | いくぜっ!源さん~夕焼け大工物語~ | アニメ版の放送に合わせて発売された久しぶりのアクション。カンナちゃんと刃渡ミカも使用可能。 | 
| 機種 | タイトル | 収録シリーズ機種 | 概要 | 判定 | 
| 日本テレネット発売 | ||||
| SFC | Parlor ! Mini 4 | CR大工の源さん | 「CRアラビアンハーレムEX1」(京楽産業.)との2機種を収録。 | |
| GB | CR大工の源さんGB | タイトルの通り単独収録だがトーナメントモードなどがある。 ファミ通クロスレビューの最低点(12点)を記録し「クソゲー七英雄」に数えられている。 | ||
| PS | Parlor ! PRO | 「CRギンギラパラダイス」(三洋物産)との2機種を収録。 | ||
| N64 | Parlor ! PRO 64 | 「CRギンギラパラダイス」「CRミリオンスロット6」(三洋物産)との3機種を収録。 | ||
| アイレム発売 | ||||
| PS | 三洋パチンコパラダイス4 ~寿司屋だ源さん~ | CR寿司屋の大将P7・CR寿司屋の大将M3・CR寿司屋の大将PL8 | 源さんが主役のストーリーモードも収録。 | |
| PS2 | 三洋パチンコパラダイス7~江戸っ子源さん~ | CR江戸っ子源さんL7・CR江戸っ子源さんM6 | ||
| 三洋パチンコパラダイス10~源さん おかえりっ!~ | CR大工の源さんM3・CR大工の源さんM56 | |||
| PSP | パチパラSLOT+ パチスロ大工の源さん~いくぜっ!炎の源祭編~ | パチスロ大工の源さん ~いくぜっ!炎の源祭編~ | ||
| 機種 | タイトル | 概要 | 判定 | 
| GB | 主役戦隊アイレムファイター | アイレムスター勢揃いで一風変わったシミュレーションRPG。 | |
| GBC | サムライキッド | 「カチカチのトンカチがカチ」の精神的続編として制作されたオリジナルのアクションゲーム。発売はコーエー。 | |
| 3DS | パチパラ3D 大海物語2 ~パチプロ風雲録・花 希望と裏切りの学園生活~ | 『大工の源さん ゴーストビルディングカンパニー』を収録。 | |
| パチパラ3D 大海物語2 With アグネス・ラム ~パチプロ風雲録・花 消されたライセンス | 『大工の源さん ロボット帝国の野望』『主役戦隊アイレムファイター』を収録。 | ||
| パチパラ3D デラックス海物語 ~パチプロ風雲録・花 孤島の勝負師たち~ | ファミコン版『大工の源さん』を収録。 | 
初作品はアーケードだが、以降は携帯ゲームやコンシューマで展開されているアイレムのシリーズ作品。
桐島組の若大工、源さんこと田村源三を主役に愛用の木槌を手に悪徳大工相手に戦う図式で基本はアクションゲーム。
シリーズが進むにつれて内容もスケールアップしていき、時には幽霊のような人外と戦ったり、未来や宇宙を舞台に冒険を繰り広げる事もあった。
アーケード版こそ一定の人気を得たもののコンシューマでは第1号のFC版『大工の源さん』発売の時点で時代の主役はRPGにあり、アクションは同年の『ストリートファイターII』の爆発的ヒットにより対戦格闘系がこれから全盛期を迎えるという時代でステージクリア型のアクションゲームは、当時既に時代遅れなイメージがあった。
そのためか売上はそれほどのものでもなかったが、やはりアイレムらしくゲームそのものの完成度は非常に高いクオリティを保っており現在でもアクションゲーム好きにはとことん好まれている。
ソフト売上そのものでは伸び悩んだところもあったが、当初から漫画によるマルチな展開(*1)がされていた。
1996年に『CR大工の源さん』として三洋物産からパチンコ化され、その後はパチンコでもシリーズ化され、以後はCR寿司屋の大将(2000年)、CR江戸っ子源さん(2002年)など大工以外のスピンオフも含め現在でも続く定番シリーズとなっている。
このようにシリーズ化され看板コンテンツとなったことで、これにより後からゲームの方を知ったという人も珍しくない。
またパチンコ作品のシミュレーター系ゲームもアイレム自身から『三洋パチンコパラダイスシリーズ』(後の『パチパラシリーズ』)としてゲーム化されている。
ゲームでは常に大工だったが、パチンコでは寿司屋、火消し、蕎麦屋などいろいろな職業に転身しており、それに伴いヒロインもそれぞれ「カンナちゃんにうり二つな姉妹」が登場している。
2000年代以降はゲームよりもパチンコでのリリースが主体となり、またゲーム作品でもパチンコのキャラデザインが逆輸入され初期作品とは見た目も変わってきている。
更にアニメも制作されるなど多方面での展開をしているが、発祥でもあるゲームは2008年を最後に止まっている。
*1 ただし、少々ニッチな講談社の月刊漫画誌『コミックボンボン』『デラックスボンボン』での連載。