ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
【そにっく ざ へっじほっぐ つー】
ジャンル
|
アクションゲーム
|

|
対応機種
|
ゲームギア
|
発売元
|
セガ
|
開発元
|
アスペクト
|
発売日
|
1992年11月21日
|
定価
|
3,800円(税別)
|
廉価版
|
名作コレクション 1993年12月10日
|
プレイ人数
|
1人
|
判定
|
ゲームバランスが不安定
|
ポイント
|
ソニックシリーズ屈指の高難易度。
|
ソニックシリーズ
|
概要
同名のメガドライブ用ソフトと同日に発売されたゲームギア版。
基本的なシステムこそほぼ同じだが、ステージ構成はメガドライブ版とは全く異なる。
特徴
-
メガドライブ版ではテイルスと一緒に冒険するが、今作ではエッグマンにさらわれたテイルスを助けるために冒険する、というストーリー。
-
前作ではリングの再利用が不可能だったが今作ではメガドライブ版同様、リングの再利用が可能になった。
-
メガドライブ版では2から追加されたスピンダッシュだが本作では使用できない。
-
前作同様、カオスエメラルドはゾーン1~5に一つずつ隠されている。なおメガドライブ版と違いカオスエメラルドの総数は6つ。
-
ゾーン6をクリアした時点でカオスエメラルドが揃っていない場合そこでエンディング。しかしテイルスは助けられなかったバッドエンドとなる。
-
カオスエメラルドが揃っていれば真の最終ゾーンへと進めるようになる。
評価点
-
メガドライブ版と同じようにリングが再利用できるようになった。しかし…(後述)
-
各ゾーンのボスはエッグマンのみだったメガドライブ版と違い、色々個性的なボスが登場するようになった。
-
前作からギミックの類が増え、個性的なステージが増えた。
問題点
-
今作最大の問題点。難易度が恐ろしく高い。リングが再利用できるようになったのを差し引いてもなお難しい。
-
以下、難易度が高くなってしまった要因と思われるもの。
-
一部のステージ構成がかなり意地悪。針が多くてダメージを受けてしまいがち。
-
一部のステージで使うことになるハングライダーが異様に操作が難しい。慣れるにはそれなりの試行回数が必要になる。
-
前作同様ボスのいるアクト3ではリングが出現しない。ボス戦ではノーダメージクリアが必須。
-
1面ボスの倒し方が非常にわかりづらい。
-
いきなりエッグマンによってアリジゴク(ボス)の前に落とされ、そこに次々鉄球が落ちてくる。ただしボスに直接攻撃は通じない。
-
実は鉄球をよけるとボスに当たってダメージが入るので鉄球をよけ続けてボスが倒れるのを待つ耐久系のボス。しかしその辺の説明は一切ない。
-
倒し方がわかっても鉄球をかわし続けるのは意外と難しい。前述の通りボス戦にはリングを持ち込めないので余計に難易度が上がっている。
-
よりによって1面ボスにこいつを持ってきたため、1面をクリアできなかった人もいるのでは…
-
ゾーン6のパイプ移動と動く足場の組み合わせの複雑さ。
-
動く足場に合わせてパイプ移動し足場を乗り継がないと先へ進めないのだが、これが非常にわかりにくい。
-
カオスエメラルドの隠し場所も前作以上にわかりにくくなっている。
-
なお探す必要があるのは5つで、5つ持っていればゾーン6のボスを倒した時に6つ目が手に入る仕組み。
-
そしてラスボスのエッグマンもまた強敵。部屋全体を巻き込む電撃と、長い間画面に残る大きな弾の組み合わせは厄介。
-
パイプの中に入っていれば安全ではあるが反撃する際は出なくてはいけない。だがその隙を見つけるのは至難の業。
総評
前作から進化した部分はあるものの、とにかく難易度が高くて初心者にはとてもオススメできない。
発売当時、攻略情報に頼らず自力で真エンディングまでたどり着いたプレイヤーはどれほどいたのか…
ただしゲームとしての致命的な破綻は特にないので、難易度の高ささえ許容できるなら遊べるゲーム。
腕に自信のある方は挑戦してみるのも一興。
余談
本作のゾーン4のBGMは、後の『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』のOPテーマ曲「Sonic‐You Can Do Anything」の元ネタとなっている。
移植
-
2003年 6月19日 ソニックアドベンチャーDX
-
2008年11月18日 Wiiのバーチャルコンソール(マスターシステム版の移植)
-
2012年10月31日 3DSのバーチャルコンソール
-
2023年 6月23日 ソニックオリジンズ・プラス
上記の移植版は全て途中セーブが可能。
当時本作をクリアできなかった方はこの機に再挑戦してみるのも良い。
最終更新:2025年07月29日 06:09