「UUURRRYYY!」とは、『 未来への遺産』で追加された邪ディオの 超必殺技の一つ。
読みはウウリリィィィ。原作者の荒木氏曰く言う時は巻き舌でとの事。
ウリィィィとは原作において 石仮面で吸血鬼と化した人物や 屍生人達が頻繁に発した奇声であり、
セリフとしてはこの項目のようにUUURRRYYYであったりWRYYYであったりとまちまち。
DIOの息子ジョルノもチョコ先生にかました作中最長 無駄無駄ラッシュなどで発している
(尤も、こちらは厳密にはルビが ウリャァァァ!と振られているが)。
また、 第7部のDioこと ディエゴ・ブランドーもしっかり言ってくれている。
さらに何故か第8部の 吉良吉影のキラー・クイーンもラッシュの掛け声として使っている。
荒木氏によるとこの奇声は「血が吸いたい」という衝動を表している。 じゃあジョルノとDioと8部吉良が発してるのはなんなんだよ
その流れを受けてか、キャラクターが 最高にハイ!なテンションになったり、
そのテンションで体を思いっきり反ったりするとWRYYYとコメントされる時がある。
技が発動すると、まず上半身を仰け反らせながら前方に突進し、相手の直前で思い切り殴りつけてステージ端まで殴り飛ばす。
またヒットした瞬間に追加入力する事でもう1本ゲージを消費し、吹き飛んでいる相手の後ろに回り込んで相手を反対方向に蹴り飛ばす。
中段判定かつ空中ガード不可だが発生が遅く コンボに組み込めず、また無敵時間が攻撃判定発生前に切れるため非常に使い所に困る技。
技の元ネタと呼べるかは怪しい所だが、「殴り飛ばした相手を回り込みからの蹴りで吹っ飛ばす」という行為自体は、
最終決戦時にハイDIOが承太郎に対して行っている(攻撃はスタンドによるものだったが)。
MUGENにおいては、Orochi Herman氏、キクラゲ氏、悪咲3号氏製作の邪ディオにもしっかり再現されて搭載。
ただOrochi Herman氏製作の邪悪の化身ディオのみ技の名前が「Destruction(壊す)」に改められており、
しかもヒット後のコマンド追加入力によって2種類の技に派生するようになっている。
一つは原作ゲーム再現風の追い討ちキック、「Deception(瞞し)」。
殴った相手が吹っ飛び始めた直後にDestructionと同じコマンドを再入力し、1ゲージを消費して発動。
吹っ飛ぶ相手を走って追い抜き、逆方向のステージ端へ思いきり蹴り飛ばす。
もう一つはOrochi Herman氏のオリジナル技、その名も 「Demolition(破壊)」。
前述のタイミングより若干早く、相手を殴った直後にコマンドを入力すると、2ゲージ消費で発動。
その場で相手を掴んで地面に叩き付け、空高く放り投げる。
通常の AIでは恐らく 時よ止まれッ!以上に使用頻度が低かったため、存在自体を知らない人も多かったのではないだろうか。
全3ゲージ消費に見合った威力を誇り、なおかつ見栄えも大変よろしいのだが、この技の真の恐ろしさはそれだけではない。
この技、邪悪の化身ディオの体力が少ない瀕死の状況で成功させると…後は自身の目で確かめてみよう。
「Destruction」単体での性能としては、演出が派手な割りに 威力は低め、発生が遅く通常技からは繋がらない、
他のゲージ技に パニッシュメントや カリスマ!など優秀な技が多い…などの理由から、
どちらかと言えば 魅せ技の部類ではあるが、 背の低い相手にもしっかり当たるので状況によっては割と使いやすい技だったりもする。
WORLD21やスタンド攻撃を絡めれば連続技に出来る。
タッグで乱戦時に ぶっぱするのも意外と有効。フィニッシュに追加攻撃を決めた時の爽快感は格別である。
この他に、悪咲3号氏の 表DIOアレンジバージョンも使用可能。追加攻撃は追い討ちキックのみである。
こちらは若干出が遅くなっており、更に狙いにくい技となっている。
屈弱>ムダァ>ダッシュ急停止屈弱>立ち強などからコンボに出来るので原作よりは使いやすいだろう。
表DIOに ロードローラーは搭載されていないため、時止め攻撃の〆にこの技を使用する姿がよく見られる。
なお、同氏の邪ディオ表バージョンの物はしっかり原作再現の、使い道に困る性能である。
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