+ | 詳細な原作設定 |
『竹取物語』を題材に取った『東方永夜抄』において、竹取物語の時代と現代幻想郷をつなぐキャラクター。
とある「貴族」の娘であり、父が蓬莱山輝夜(かぐや姫)に恥をかかされたため、輝夜を目の仇にしている*1。
不老不死になる前、輝夜が表向き月に帰った後、輝夜が「大切な人」のために残した壺を奪うことで嫌がらせをしようと企み、
その「大切な人」であった当時の帝の勅命を受けて壺を運んでいた調岩笠(つきのいはかさ)の後を付けて壺を奪おうとした。 しかし準備不足で力も無かったため山道で逆に岩笠に助けられ、富士山山頂で壺を処分するところまで同行することになるが、そこに現れた水の神の咲耶姫に薬の処分を妨げられると同時に薬が不老不死の薬であることを聞かされる。 そして、改めて薬を処分するために岩笠が富士山から下山する時に、「不老不死」という言葉に魔が刺してしまい、 気がついたら壺を強奪し、服用して不滅の身となった。不老不死になってから現代までの間に1300年程経っている。
不老不死になってからの最初の約300年間は岩笠を殺したことを死ぬほど後悔しながら成長しないため
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人間に嫌われる身を隠して悲しく生き、次の約300年は世を恨んで目に付いたモノを何であろうと退治し、 次の約300年間は妖怪退治も物足りなくなり何事もやる気を無くしていたが、 次の約300年間で宿敵である輝夜と幻想郷で再会し、殺し合う(お互い死なないが)ことに楽しみを見出して それが日常となった。輝夜からは度々刺客を送られたりしている。 ちなみに髪が白くなったのは蓬莱の薬服用時だと思われる。それ以前は黒髪の幼い少女だった。
『東方永夜抄』の後、永遠亭の魔法が解かれてからは生活が変化したらしく、
竹林で迷った人間を守って人里に送ったり、永遠亭で医者を始めた八意永琳の下に人里から患者を運んだりと、幻想郷の人間社会に適合しながら暮らしている。 里の人には頼られており、人間が永遠亭に行くなら妹紅にアポをとれば確実であるとされる(護衛というか人間救急車とでもいうか)。 今では人間からの感謝が生きる支えで、不老不死でも恐れられない幻想郷を楽園のように思っている。
輝夜に対しては恨みが尽きたわけでもないようだが、「住処を変え続けてきた」という経歴で共感するものがあったり、
『求聞史紀』では一緒に山火事の消火活動をしたり(そもそも山火事になった原因はこの二人の殺し合いが原因の可能性大だが)、 顔を見たら問答無用でいつでもどこでも殺し合う訳では無い様子である。 『儚月抄』では輝夜との殺し合いは『定期的』であることが言われていたり、不老不死の自分が退屈せずに生きることが出来る宿敵である輝夜が月に帰ることを内心恐れていることが明らかになっている。
蓬莱の薬による「死なない程度の能力」を持つ他に、長生きする内に炎を操る能力と札を使う術を独自に身につけ、そこらの妖怪では歯が立たない。
(つまり、炎を操る能力は蓬莱の薬によって得たものではない) 不老不死の象徴か、火の鳥を模した弾幕(輝夜からは焼き鳥と言われている)をよく使う。 なお「妹紅」は元の名を捨て自身で付けたもので、植物のワレモコウに由来するらしい*2。
その不死っぷりは、西行寺幽々子の力を持ってしても死を与えることは出来ないが、ずっと戦い続けられるといった性質のものではない。
そんな事をしたら翌日筋肉痛になってしまうとか。 また、彼女(というか蓬莱人全般)の生き肝を食せばその者も不老不死になれる。
公式で「竹林に住んでいる」と明言されているが、どうやって生活しているかは不明である。
仮に彼女に訊いても、「ただの健康マニアの焼き鳥屋だ」と冗談交じりの返答が返ってくるのみ。 おかげで人里では忍者の末裔ではと空想されていたりする。 (数百年前に迷いの竹林の妖怪を忍者が集団で狩っていたとされる伝説があった為だが、もしかすると伝説の発生源も妹紅なのかもしれない)
腹は減るが、食べなくても死なず、布団で横にならずに、床に直に座ったまま寝る習慣がある。
『永夜抄』の3ボス兼EX中ボスである上白沢慧音については、EX内で「あの人間には指一本触れさせない!」と
発言しただけであるが、小説作品『東方儚月抄』において、慧音が妹紅にとって数少ない理解者である事が描写されている。 また、同作でにおいていくら竹林とはいっても普通に家屋住まいであることが判明している。 |
+ | 二次創作での扱い |
上記のような設定から、二次創作では輝夜との複雑な関係を描かれることが多い(単なるライバル・ツンデレから殺し愛まで千差万別)。
「~じゃないか」「~だろう」等、二次創作では男勝りな口調と振る舞いで良く描かれているが、
「~なのかしら」「~なのよ」という風に原作では普通の女の子の口調と振る舞いである。 やさぐれ(?)口調が定着した理由としては、好戦的な台詞が多い事、 東方キャラクターでは珍しくズボン(もんぺ)を履き、そのポケットに両手を突っ込んでいる立ち絵がやけに男らしく見えた事、等であると思われる。 が、後に出た公式書籍『東方儚月抄』の小説版では二次創作に近い男性口調であったりした(厳密には中性的口調といった感じだが)。 まあ幻想郷では良くあることである。 また、そのキャラ付けと能力の関係から、煙草を吸っている描写が多い。 しばしば東方のイケメン担当なんて言われたりもする。
生活資金については本当に焼き鳥屋を営んでいる、人里から永遠亭への護衛兼案内人として謝礼を貰っている、
竹炭やタケノコ等を人里に売りに来ている等ファンには色々と想像されているが真相は富士の火口の中である。 というか、幻想郷の住人でどうやって生計を立てているのか明らかになっている者は殆ど居ない。
その設定、過去に加え、ハンドポケットないでたちや男前な態度、炎を操る能力のかっこよさからEXボスとしては高い人気を誇る。
「露出度(出演数)が少ないキャラ」の中で多大な人気を誇り、 ある意味東方におけるそういうポジションのキャラの代表格ともいえる程度の人気をもつキャラ(人気投票にて何度もベスト10入りしている)。 『東方緋想天』発表時はラスボスである輝夜と共に参戦を望まれていたが、実際に参戦したのはウサギだけであった。 ちなみに、一匹狼的なイメージが強いのかカリスマ云々といった話題が少ないという、 東方Projectのボスキャラクターにしては珍しい立ち位置に居る。
が、上記の原作設定の影響や、原作者自身が「永夜組はウサギ達以外は設定が重いので(今のゲームの雰囲気には)絡ませにくい」
と言ってしまっているためか、二次では最近はむしろ輝夜よりも慧音との絡みが相対的に増えている。 お互い元地上の普通の人間で当然地上人の味方である事や、慧音が東方においては珍しく、基本的におだやかで常識人だが時々 やや粗暴になるのに対し、普段は男っぽい態度をとってるが根は素直で世話焼きな妹紅でよく釣り合ってるのだろう。 関係的にはそのまま慧音が女房役であるが、忙しい時は妹紅が女房役になるなど。でも慧音が妖怪化したら…caved!!!! さらにそれ繋がりで輝夜との三角関係的なものもあったりする。 |
+ | minoo氏製作 黄昏風ドット |
同氏制作の他の東方キャラと同じく、霊力ゲージが存在せず射撃にはゲージを消費する。
炎を生かした圧倒的な攻撃力と攻撃範囲が特徴的で、その分攻撃速度や移動速度がリスクとなっているパワーキャラ。 特に214AorBのバーンアウトの性能が数F無敵&発生早い&画面約半分にわたる広範囲と非常に優秀で、 これを連発しているだけでも狂未満性能のキャラなら一方的に殺戮してしまえるほど高性能である。 無敵の持続時間も長く、硬直の短いのでガードキャンセルをしようとしても反撃を受けずにもう一発バーンアウトを打てるという鬼畜っぷり。 また、射撃も打撃判定を持つものが多くグレイズできそうでできない。よってグレイズを多様する相手なら射撃を連発するだけで封殺できてしまう。 大抵のキャラは彼女に近づくこともなくやられてしまうだろう。 これだけではあまりに面白みに欠けるので、「困った時以外はあまり使わない方がいい」とはminoo氏本人談。 おそらくバランスをユーザーの良心に委ねた調整だったと思われる。 最近の更新ではゲージ消費技に調整されているが、消費量が少ないので使い勝手は殆ど変っていない。
原作でのスペルカードが攻略されるごとに爆散→復活という演出から天帝のような「リザレクション」も搭載されている。
が、大量にゲージが必要な上に射撃や必殺技でゲージを消費するので、普通の試合ではあまり実用的ではない。 それでもこのリザレクション、天帝のように発動後にゲージが溜まらなくなったりせず、途中で潰されることなく一瞬で全回復し、 更にゲージがあれば何度でも使えるためゲジマユルールならとても恐ろしいことになる、かもしれない。 もっとも、天帝と違って発動が保証されているわけではないので、コンボや高威力攻撃などで一気に体力を0にされたら普通にKO負けとなる。
もう一つ特筆すべき点としては紙装甲。そのdefenceは70(かの紙忍者でdefence78+根性値持ち)である。
火力が低めなコンボゲーキャラ相手でもワンコンボ叩き込まれただけで体力的には追い込まれてしまう。 上述したリザレクションには後半から被カウンターヒット扱いの食らい判定が付くので、スレイヤーや豪鬼のような高火力キャラ相手だと リザレク直後に即死なんてことも。ただし食らい判定がつくまでは直前に長い無敵時間があるので、 キッチリ狙わないと演出中に自分のスカった技の硬直に妹紅の攻撃が刺さるなんて事になる。
ゲージさえあれば相手を寄せ付けない戦い方ができるので「紙装甲がハンデになっていない」かと思えば
コンボが少なく総合的な攻撃力があまり高くないのでそこまで凶悪ではなく、 無敵移動技で接近してくるキャラや高性能なバリアを張るキャラ、 あと攻撃範囲の外から弾幕で攻撃してくるキャラには非常に弱い。東方キャラなのに…… ゲージ依存度の問題もあり、1ラウンド目は完封した相手に2ラウンド目では逆に瞬殺されるなど、戦績にムラが出やすく 強キャラではあるが、長所と短所がものすごくハッキリしており、相性が重要なキャラだと言えるだろう。
AIにはel氏製作のものとKELN氏製作のものがある。
後者のAIは改変パッチとになっており、ボムストック・霊力ゲージが追加されている。
これにより本家東方キャラの様な射撃を牽制・コンボに活用した戦術が可能となるため、強さのムラが少ない。 そのぶん強すぎるバーンアウトBの無敵時間は減っている。(とはいえ元の性能と比べてマシになった程度だが) ストック可能なゲージ数が3から9に変わっているが、リザレクションの発動に9ゲージ必要…という訳では無く、 そのまま3ゲージで発動するのでリザレクションの使用頻度も高い。 「瀕死時に3ゲージ以上」という発動条件からダウン後に起き上がった後リザレクション発動は勿論の事、 残り体力の少ない妹紅が攻めている途中に3ゲージ溜まり、勝手にリザレクが発動して体力全回復なんてことも良く見かける。
※たまに勘違いしてる人がいるが、上記の通り妹紅は原作の天帝と違いリザ後もストックゲージを回収出来る
KELN氏AI適用後は霊力とストックでゲージが別物になるが、ちゃんと霊力も全消費され一時的に0になる リザ使用後の霊力は通常通り時間経過で回復するので、霊撃はやはり継続して使用可能である
el氏のAIは、公開停止で動画使用も禁止にされていたが、迷惑を被る方がいないか、人目に曝すことによって
気分を害する方がいないかに注意をしてくれれば、今後自由に使って頂いて構いませんとのことらしい。
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+ | RicePigeon氏製作 「Mokou_RP」 |
上記のminoo氏のものを格ゲー風にアレンジされたもの。ただしdefは100。
同氏のいくつかの東方キャラと同様、試合開始時に使用できるスペルカード(超必殺技)を選択できる。 レベル1~3のカードが3枚ずつ、計9枚のカードがあり、合計レベルが9に収まるようにカードを選択する。
リザレクションはレベル3のスペルカード(3ゲージ超必殺技)という扱いで、
1ラウンドにつき1回のみ発動、体力回復量は33%、パワーチャージが15%ダウン、 というように弱体化されている。 レベル2のスペルカードには体力を30%まで回復させるものがあるが、途中で攻撃を喰らうと回復も止まる。 ボイスは日本語のものだけでなく英語のものも用意されている。また、一部で期待されていた(かもしれない)運送技も装備している。
現在は公開停止。
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+ | HM氏製作 高頭身タイプ |
輝夜やアカツキ勢でお馴染み、HM氏による手描きドットの妹紅。
こちらもLife950、Def85という紙装甲。 一見すると波動昇龍+突進技+空中突進技というスタンダードなキャラに見える……が、 飛び道具は途中で消え、昇龍には無敵が無いという困った性能。 しかし飛び道具は最大タメで射程が短くなる代わりに3ヒットするようになり、強の突進技は当てて有利なので、飛ばせて落とすよりガンガン攻めて固めていくのが得意なキャラ。 また、特殊システムとして「ドライブ対応技をコンボに組み込むことでドライブ対応技の威力が上昇していく」という逆補正のようなシステムを所持。 これのおかげで特定状況でのコンボが非常に強くなっている。具体的には壁際。フルコンで1ゲージ6割という破格のダメージを叩き出す。 ちなみに、ドライブを強化する技も持っており、その状態だと1ゲージ8~9割。すげえ。
しかし、固めとケズリは強いが、無敵技がゲージ技しか無いため切り返しが苦手で崩しが皆無という致命的な弱点を持つ。
なので一度攻め込まれるとminoo氏の妹紅以上に脆いので注意。
自分の体力と引き換えに密着からだと十割持っていくロマン溢れる超必殺技も。
でもコマンドが『Xボタンを10秒押して離す』というとんでもないもので、発動しても火柱が出るまで3~4秒、その間隙だらけというものなので決めるには運も必要。 |
+ | Kohaku氏製作 高頭身タイプ |
上記のHM氏のものの改変。
基本動作は同じだが、弱+中+強+ドライブというボタン構成が弱+中+強+ストライカーというものになっている。 また、超必殺技がHM氏のものと違い、全て差し替えられている。 3ゲージ技は氏特有の別のキャラのボイスが流れる使用になっている。 こちらは凯氏によるAIが製作されている |
+ | イス氏製作 黄昏風ドット |
2011年5月公開。氏が独自に描き下ろしたドット絵で製作された。最新版は2013年2月6日Ver。
どこかで見た必殺技があるがオリジナルである。オリジナルだってば。
システムは聖白蓮などで知られるgomashio氏のキャラクターと共通で、概ね『東方非想天則』準拠。
1~6Pは喜怒哀楽の4種類から選択したデッキで戦うモード、7~12Pはデッキ不使用となるのも同様である。 12Pカラーは強化モードで、リザレクション強化+霊力回復強化+スリップダメージ追加の効果が付く。 ちなみに11Pカラーで金ピカになるが、こちらは単に金色なだけで性能は変わらないので誤解の無きよう。 オリジナルの天候「白夜」は「火力が衰えない程度の天気」。コンボのダメージ補正が緩くなる。
また、G-sho氏のEX慧音とタッグを組むと、合体技が使える上、勝利演出が変化する。
元はG-sho氏のEX慧音が搭載している妹紅との協力技があるのだが、 この技の『 タッグに妹紅がいると発動しない 』という仕様を惜しんだイス氏が、 G-sho氏に交渉して対応してもらうことで実現した夢のコラボ技である。 氏曰く「合体技もっと流行ってほしいな」とのこと。
付属のAIは無いが、そむE氏、溝星氏の外部AIが公開されている。Air氏のAIは現在公開終了している。
【キャラクター製作者のマイリスト】
nicovideo_mylist: エラー ( 正しいマイリストURLを入力してください. )
【Air氏のAI動画】 |
+ | ザウラー氏製作 S-妹紅 |
minoo氏の凶悪キャラ改変。
1Pは常時アーマー、ダメージ10固定、被ダメージから100F無敵、即死当身無効の狂上位~準神あたり。11Pは常時noko状態の準論外、12Pは超即死、永久ターゲット即死、アマ貫通砲など攻撃面を重視した神中位。 |
+ | 箱猫氏製作 もこうるふ |
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+ | 山勘氏製作 モコルガール |
pixiv発祥の東方アレンジMUGENキャラ。
CVSルガールの頭部を挿げ替えただけに見えるが、発端となった方天戟氏のイラストは 豊かなバストが重要ポイントなため、ドットもしっかりそこは押さえている。 実装されているのはもちろんルガールの技オンリー!だがカイザーウェイブは未搭載。 完成度は35%くらいとのことだが、2010年の公開以降さっぱり更新が無い。 AIも入っていない。 |
レシピ | 備考 |
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近AAA>B不尽の炎>hjc>JA>J6A>J2B>B鳳凰纏駆orフェニックス再誕 | 基本コンボ。ノーゲージでもダメージ3割超+ダウンと強力。DAからも同様のコンボが可能。 |
2A>3A>2C>B不尽の炎>hjc>J6C | 下段始動のコンボ。見た目がgood(かも)。距離が大きく離れてしまうので攻め継続は難しいが、画面端付近なら追撃できることも。 |
2A>3A>6C>C不尽の炎>hjc>JA>J2A | 画面端限定。霊力を少し節約できて状況も良い。始動技は近AA>6AでもOK。 |
DB>鳳翼天翔 | 下段始動のコンボ。DBはグレイズ判定有り。 |
DC>フェニックス再誕 | 中段始動のコンボ。上記のDBと2択で。 |