大同年中(806年~810年)柳津村虚空蔵堂を造営せし時、この地に小屋を構えて工匠の居所とす。その子やを家居とし闢し村なれば、柳津村に対して小柳津村と名けしとぞ。
府城の西に当り行程7里6町。
家数5軒、東西35間・南北35間。山間に住す。
東は
大野村の山に連なり界域分かち難し。
西3町30間
黒滝村の界に至る。その村まで7町30間。
南7町40間
大野村の山界に至る。その村は巳(南南東)に当り17町20間。
北8町20間
柳津村の山界に至る。その村まで6町40間。
山川
繋川
村東1町にあり。
広3間計。
大野村の界より来り、田地の養水となり西に流るること18町余
黒滝村の界に入る。
神社
鬼渡神社
村の戌亥(北西)の方1町計にあり。
鳥居あり。出倉村舟木伊勢これを司る。
最終更新:2025年06月12日 14:24