登録日:2018/03/31 (土) 18:34:00
更新日:2025/04/02 Wed 01:51:59
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「
米花町」とは、漫画『
名探偵コナン』に登場する架空の地名である。
名前は、「
シャーロック・ホームズ」シリーズにおいて主人公のホームズが住んでいた「ベイカーストリート」が由来。
【概要】
東京都内にある町で、主人公の
江戸川コナンをはじめとした主要登場人物が多く住んでいる。
閑静な住宅街をはじめ、中心地にはデパートやショッピングモールなどの商業施設、映画館や水族館などの娯楽施設が充実しており結構賑わっている。
これらの事から米花町(米花区)はそこそこ以上の中核都市だと考えられる。
正式な名称は「東京都米花区米花町」。市役所が存在するので「米花区」の前に「米花市」が入る場合もある。
米花町の正確な位置は不明だが、書籍『ラブ・コナン』によると「都心からほんの少し離れたイメージ」のところにあるらしい。『ピラミッドからの挑戦状!』の描写では米花町から成田空港までの移動に2時間はかかるとされている。
『心のこもったストラップ』にて、米花駅に
湘南新宿トレインの路線が通っている事も判明。このエピソードで描かれた路線によると、現実で言う新宿と横浜の間のやや新宿寄りに米花駅がある模様。
隣町には杯戸町があり、その他にも周辺には賢橋町、梨善町、鳥矢町、奥穂町、分禄町、須単町などがあり、『
まじっく快斗』に登場する江古田高校も近い立地にある。
ちなみにファンの間では、町のモデルは東京都新宿区高田馬場だと噂されている。
……さて、『名探偵コナン』は皆さんご存知のとおり、様々な犯罪を主人公のコナンが解決していく作品である。
その都合上、小学生になってしまったコナンの拠点となる米花町で犯罪が発生する事が多く、作中で発生する刑事事件の件数は、他の地域と相対的に見てもダントツで多い。
しかも解決した事件が非常に多いのに
作中の出来事は全て一年以上は過ぎていない為、この設定のおかげで新一は留年・行方不明と大事にならず、コナンも進級せずに済んでいるという設定もある為、単体で見ても
凄まじい頻度で事件が起きている。
念のため注釈しておくと、都内の事件とだけ判っているに過ぎず、米花町で起こった事件かどうかは定かではない物もある。
事件現場の建物名に「米花」と付いていても米花区や米花市のどこかという可能性もあり、米花町内とは限らないからだ。
その中でも、圧倒的に多いのが、殺人or殺人未遂事件。中には同じ場所で何度も事件が発生しているというパターンもあり、よくファンの間では「米花町の犯罪発生率は異常」などとネタにされる。
本作のラジオ内でも、少年探偵団のアニメキャスト陣が「相当な犯罪都市だよね」「もうそんじょそこらの死体見たって驚きませんよ」と発言している。
一応、作品を通じてのコナンの宿敵として極大規模の国際的犯罪組織『
黒の組織』も存在するが、
某ご当地ヒーロー系探偵とは違い、米花町で発生する犯罪は組織と全く関わりの無い事件が大半を占め、それどころか、
犯罪を起こす側であるハズの黒の組織も米花町の犯罪率の高さには手を焼かされることが度々ある。
ざっと例を挙げるだけでも、組織の与り知らぬ事件に巻き込まれ、
- 『ジェットコースター殺人事件』では余計な足止めを食らい警察に身元を調べられそうになる。
- 『危機呼ぶ赤い前兆~赤く揺れる照準』ではデパートが騒然となって暗殺計画が予定通り進まない。
- 『漆黒の追跡者』では組織の一員が殺され、彼が“お守り”に隠すことで盗んでいた機密情報もどこかに持ち去られてしまったうえ、犯人を先回りしようと次の標的の居場所に向かうも間に合わず。
- 挙句の果てに『残された声なき証言』では協力者を、『ゲーム会社殺人事件』ではコードネーム持ちの構成員を(しかも人違いで)殺害される。
など、決して軽くない損害を被っている。
今のところ、米花町は組織にとって憂慮すべき存在が多数潜伏しているという点では重要だが、逆に益になっている点は『赤と黒のクラッシュ』で
アンドレ・キャメルが殺人事件に巻き込まれて足止めを食らっていた時にしか見出されていない為、「
黒の組織最大の敵は米花町」というジョークも生まれるくらいである。
また、
3年前に
松田陣平が「やっぱ普通じゃねえな、この街……」とボヤいていた。
しかも松田の名刺には「みんなで守ろう米花町!」などというフレーズまで書かれている始末。米花署の所轄の刑事の物ならおかしくはないが、松田は警視庁の所属だから都内全体に関わるはず。なのに特定の街だけについて言及されているのは、つまりそれほど米花町における犯罪認知件数が多いことの証拠だろう……。
この事を考えると、新一が
「日本警察の救世主」と呼ばれる前から米花町及び米花市内では、凶悪・難解な事件が多発していたと推測される。
『服部平次との3日間』の探偵甲子園で描かれたように、様々な地方で高校生探偵と呼ばれる有名人が存在している事や
彼らがそれぞれ探偵として何百件も事件を解決してきたことを当たり前のように喧伝していること(参加者の1人いわく「駆け出しで100件程度」)を考えると、他の高校生探偵達の生息地もヤバいのかもしれない。
アニメ版ではパラレルワールドの話とされたが、スピンオフ漫画『
名探偵コナン ゼロの日常』では、殺人事件こそない代わりに、主人公の安室が遭遇・追跡する事件が、強盗・ストーカー・火災・ひったくり・
果ては暴れ馬など、任務や偶然も合わせてすごい数になっている。
ちなみに、もう一つの公式スピンオフ漫画『
名探偵コナン 犯人の犯沢さん』は、この米花町の驚異的な犯罪発生率をギャグとして扱っているパロディ作品で、日本屈指の犯罪都市で生きる一般市民の(かなりオーバーな)リアクションを見る事が出来る。
詳しくは項目参照。
作者も米花町の異常な犯罪率がファンにネタにされているのを承知しているのか、『代役・京極真』冒頭ではコナンが「マンガじゃあるまいしそんな都合よく事件なんて…」という自虐ネタとも取れる台詞を発した。
そして当然のようにその回でも殺人事件が勃発した。
【主な施設、名所】
※以下は米花町あるいは米花市内にあるとされる施設を紹介。ここでは「帝丹」とつく施設も米花町に含むものとする。
ちなみにこの語は「探偵」のアナグラムで、『揺れる警視庁 1200万人の人質』では実際に作中に登場している。
●住宅
工藤新一の実家である古めかしい洋館。住所は東京都米花区米花町2丁目21番地。
館の家主である工藤
夫妻がロサンゼルスに拠点を置くようになってからは新一が1人で暮らしていたが、コナンになって以降はしばらく無人になっていた。
無人になってからも月に1度は
毛利蘭がハウスクリーニングに訪れているので、館内は清潔に保たれている。
その後はコナンから留守を任される形で
沖矢昴(
赤井秀一)が住み込み始め、工藤夫妻も帰国したことで無人ではなくなっている。
事件の直接的な舞台となったことはないが、蘭がハウスクリーニングを始める以前に2度に亘って
黒の組織による大規模査察が入っていた模様。
APTX4869で毒殺されたハズの
工藤新一の生死が公式に確認できなかった為だが、2度の査察でも館から生活痕の類を発見することはできず。
この結果を受けた査察の責任者であるシェリーが新一に死亡判定を下したことで、現在は組織のマークを外れている。
工藤邸の隣にある研究所風の白い建物。住所は東京都米花区米花町2丁目22番地。
内部は結構広く、地下室まで存在し、研究室も供えている。
当初は
阿笠博士が1人で住んでいたが、後に
灰原哀が同居するようになり、探偵団も度々遊びに来ている。
黒の組織から姿を隠そうとしている灰原が生活しているため安全かと思いきや、歩美の誘拐事件だけでなく『博士の動画サイト』のような博士本人が誘拐される事態まで発生している。
鈴木園子と彼女の家族が住む鈴木財閥の大豪邸。
園子の部屋は、アニメの『謎の老人失踪事件』の時には女子高生らしい普通の部屋だったが、原作エピソード『怪盗キッドvs京極真』の時には天蓋つきベッドのあるお嬢様らしい広々とした部屋になっていた。
円谷光彦が住んでいる家。
周囲にある住宅と比べると割と広い一軒家である。
吉田歩美が住んでいるマンション。
アニメ版では途中から原作準拠のデザインに変更される。
『初恋の傷跡』~『古き傷跡と刑事の魂』『カルタ取り危機一髪』など、なぜかここでよく事件が発生している。
アニメ版では『SOS!歩美からのメッセージ』で強盗が歩美の家に侵入し、映画『
世紀末の魔術師』で
怪盗キッドがベランダに現れた。
『イラストレーター殺人事件』に登場。
女性イラストレーターが殺害される事件の現場となった。
『本庁の刑事恋物語6』に登場。名称はアニメ版で判明した。
会社員殺人事件の現場となった。
『推理対決! 新一vs沖矢昴』に登場した高層マンション。
誘拐された造船会社社長が監禁されていた。
『現場の隣人は元カレ』に登場したマンション。
宮本由美の恋人である
羽田秀吉が住んでいる他、住人が殺害される事件も発生している。
1階の受付にはコンシェルジェがいるため、かなりの高級マンションと思われる。
阿笠邸の近くにあった木造アパート。
『赤白黄色と探偵団』の際に放火され、焼失してしまう。
沖矢が以前住んでいた場所でもある。
●教育機関
コナン達の通う小学校。蘭達の母校でもある。校長は植松竜司郎。今年で創立30周年となる。
ここの警備員はいい加減な性格で、夜の見回りの際には常に酔っ払っている。
メタ的に言えば、小学校という場所柄故か殺人事件はまだ発生していないが、『工藤新一少年の冒険』では夜間に怪しい人物が侵入していたり、『新任教師の骸骨事件』では最近になって10年ほど前から放置されていた男性の白骨死体が倉庫の地下室より発見されていたりとやはり物騒で、現在は
重要人物が教師として赴任してきた為、今度重大な事件が発生するかもしれない。
また、映画『
14番目の標的』ではヘリコプターが校庭に不時着し、爆発によって校舎の窓ガラスが全て割れてしまうという騒動に見舞われる。
新一達が通っていた中学校。
OVA『謎の壁と黒ラブ事件』などで登場。
松本清長の娘である小百合が音楽教師として勤めている。
新一達が現在通っている高校。小五郎達大人組の母校でもある。
帝丹小と比べるとかなり広く、1学年7〜8クラスで生徒は900人ほどいるらしい。
『命がけの復活』で殺人事件が発生しているほか、『揺れる警視庁 1200万人の人質』では爆弾犯が学校に爆弾を仕掛けていた。
『歩美ちゃん誘拐事件』で初登場した大学。
『恥ずかしいお守りの行方』で再登場し、コナン達がテニス部の部室を訪れていた。
『サクラ組の思い出』に登場。
新一と蘭が初めて出会った場所である。
『プロサッカー選手脅迫事件』で初登場。
東京スピリッツ選手の赤木英雄の弟である守が通っている。
『小五郎のデート殺人事件』に登場。
『工藤新一少年の冒険』によると、10年前には存在していなかった。
『プロサッカー選手脅迫事件』で初登場。
英雄の友人である量子が通っている。
小五郎達の母校。他の在籍者は劇場版『
天国へのカウントダウン』に登場した、小五郎の大学ゼミの後輩である常盤美緒など。
キャンパスは『絶叫手術室』で初登場しており、その際に殺人事件が発生している。
『小五郎の同窓会殺人事件』『園子のアブない夏物語』など、なぜかこの大学の出身者は犯人になる事が多い。
『誘拐現場特定事件』に登場。
制服はブレザー服。
『猛毒蜘蛛の罠』に登場。
学内で教授が毒殺される事件が発生する。米花市にあると思われる。
『歩美の絵日記事件簿3』に登場。
ボディビル界の名門で、ボディビル部は「米国ボディ」と呼ばれている。
劇場版『
戦慄の楽譜』に登場。
創設者は音楽家の堂本弦也で、数多くの音楽家を輩出している。
作中では練習室で爆弾事件が発生し、3人の死亡者が出ている。
●官公署
『赤鬼村火祭殺人事件』で初登場。
重大事件が発生した時に捜査本部が置かれる事がある。最初の頃は頻繁に登場していたが、慢性的な人手不足になった為最近はあまり登場していない。
アニメ版ではオリジナルの刑事が多く所属している。
『救急車を呼びに行った男』などに登場。米花市にあると思われる。
『消えたお巡りさん』などに登場。
米花駅前にある米花警察署管轄になっている。
『工藤新一少年の冒険』に登場。
謎の人物が考えた暗号のゴールとなった場所。アニメでは米花区が存在しないため市役所に変更。
『裏切りのホワイトデー』に名称だけ登場。
毛利探偵事務所に確定申告の書類を送っていた。
『堤無津川凧揚げ事件』で名称だけ登場。
堤無津川の河川敷で凧揚げ大会を開いていた。大会で入賞した凧は市役所で飾られるとのこと。
『池のほとりの怪事件』では、職員が米花中央公園の池に捨てられたパックリ亀を捕まえに来ていた。
『犯人の犯沢さん』にも登場している。
劇場版『14番目の標的』の冒頭に登場。
殺人犯の村上丈が収容されていたが、模範囚として仮出所している。
●公共施設
『月いちプレゼント脅迫事件』で初登場。
市民の憩いの場である緑地で、公園の入り口には噴水とバス停がある。
大きな花時計も設けられており、『花時計は知っていた』ではそこが殺害現場になっている。
また、『都市伝説の正体』では通り魔事件の現場となっていた。アニオリではたまに殺人事件が起こる。
『池のほとりの怪事件』で登場。
こちらの公園には大きな池があり、池に外来種のパックリ亀が捨てられていたことで騒動となっていた。米花市にある。
『標的は警視庁交通部』に登場。
女性警察官連続殺人事件の最初の現場となった。
『インターネット謎のメール事件』に登場。
『図書館殺人事件』で初登場。
皆さんご存知、
津川館長が麻薬取引をしている事を知られたので口封じに殺した職員の死体を隠していた場所である。
劇場版『
漆黒の追跡者』、『
異次元の狙撃手』などでも登場。
『インターネット謎のメール事件』『ピラミッドからの挑戦状!』に登場。
インターネットが使用できるパソコンや多くの週刊誌が置かれている。
『町探検!動物マークをゲットせよ!』では外観はそのままだが米花市立図書館に名前が変わっていた。
『幽霊屋敷の真実』に登場。
住宅街にある小さな公園だが、数年前に女性の焼殺事件があった場所でもある。米花区にあると思われる。
『フードコートの陰謀』に登場。
「米花町ファーマーズマーケット」が開催された公園。チラシによると米花駅から徒歩6分らしい。キッチンカー多数を使ったフードコートが出来るほどの広さがある。
劇場版『
時計じかけの摩天楼』で登場。
堤無津川沿いにある公園で市民の憩いの場。
少年探偵団が謎の人物から貰ったラジコンで遊んでいたが、実はそれには……。
●公営施設
『絶体絶命暗闇のコナン』に登場。
小五郎、蘭、灰原、探偵団が棺桶の中にいるコナンを探しにやって来た。
別館が存在する。
●企業、個人事業所
『バスルーム密室事件』で名称だけ初登場。
『エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』では、被害者の銀行頭取が勤務する銀行として登場した。アニオリではよく強盗事件が起こる。
『悪意と聖者の行進』に登場。
郵便局強盗に狙われるが、コナンと警察の活躍で難を逃れた。
『探偵団vs強盗団』に登場。
爆弾を使った銀行強盗事件が発生する。
『銀行強盗殺人事件』に登場。
押し入った強盗が銃の暴発で死亡してしまうが、コナンはこれを殺人事件だと見抜く。
『黒の組織10億円強奪事件』に登場。
広田雅美(
宮野明美)が強盗計画のために一時的に勤務していた。
小五郎が所長を務める探偵事務所で蘭の実家でもある。所在地は米花町5の6。
2階部分が事務所になっており、3階は住居になっている。1階はテナントとして喫茶ポアロが入っている。
『恐怖のトラヴァース殺人事件』では窓ガラスを狙撃で割られたり、『標的は毛利小五郎』では空き巣の常習犯がいつの間にか侵入していたり、『探偵事務所籠城事件』では爆弾と銃で武装した男に籠城されたりしている。一般人(?)が爆弾と拳銃を所持する町ってどうなのだろうか……?
セキュリティ面が悪いというか有名になった代償に加え『ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間』では、黒の組織にコナンの周辺が逆に探られることになったために意図的に狙われる危険な建物と化してしまった。
ついでに『探偵事務所籠城事件』で小五郎が家から出なくとも事件が発生することも証明され、『探偵たちの夜想曲』ではついに事務所で死亡者が出てしまう。
しかも後者は拳銃が登場し、現場となったトイレが血塗れとなった為、どうやって後始末をしたのか……そしてここに住み続けたり依頼人を招き入れる事に何とも思わないのか、それとも米花町の住人たるものその程度で参るようでは、ということか……。
あるいは引っ越すお金が無いのかもしれない。
余談ながら、籠城犯の目的は小五郎が"行かなかった"町内旅行先で発生した殺人事件の再調査で、この旅行に行かなかった小五郎とコナンはその日に夕食を食べた「ラーメン小倉」で殺人事件に遭遇している。
行ったら行ったで殺人事件、代わりに行った場所でも殺人事件、行かなかったが為に爆弾抱えて拳銃を持った男の方からやって来る……と、どうあがいても事件からは逃げられない模様。
また、アニオリでは事務所に依頼人が度々来ているが、その依頼人が犯人という事もよくある。
『イラストレーター殺人事件』に登場。
画家の花岡兼人が所長を勤めるデザイン事務所。
『金融会社社長殺人事件』に登場。
肥田光弘が社長をしている消費者金融会社だが、社員との折り合いはかなり悪い。
肥田が密室で毒殺される事件が発生。
『小五郎、怒りの大追跡』に登場。
小五郎が犯人に誘拐された蘭を解放してほしいと生放送で訴えていた。米花市にあると思われる。
『呪いの宝石ボルジアの涙』に登場。
40年前まであったテレビ局だという。
●医療機関
『月いちプレゼント脅迫事件』で初登場。
コナンや小五郎が入院していた事もある。
『命がけの復活』では、毒薬である青酸カリ盗難事件が発生している。
『揺れる警視庁 1200万人の人質』に登場。
3年前に爆弾が仕掛けられる事件が発生しているが、
松田陣平の犠牲によって爆破は防がれた。
『総合病院殺人事件』に登場。
医師が殺害される事件が発生し、その犯人として小五郎に疑いが向くが、コナンの推理によって真犯人が判明している。
『標的は警視庁交通部』に登場。
近くにプラネタリウムがある。
『暗闇の中の死角』で初登場。
新出義輝が院長をしていたが、事件によって亡くなった後は息子の
智明が医院を切り盛りしている。
一時的に
ベルモットが智明に成り済まし潜伏していた事もあり、その期間に出入りしていた水無怜奈は
FBIからマークされていた。米花区にあると思われる。
『月曜夜7時30分殺人事件』に登場。
女医の沢木葉子が開いている歯科医院。米花公園の近くにある。
●商業施設
『ゲーム会社殺人事件』に登場。
満天堂社員と組織の取引がビルの最上階にあるバー「カクテル」で行われていたが、その情報が警察にも伝わった事から証拠隠滅のために同店は黒の組織によって跡形もなく爆破されてしまった。
『強盗犯人入院事件』に登場。
米花総合病院の向かいに建っている。
『見えない容疑者』のエピローグでは、蘭と英理が買い物をしていた。
『不協和音を奏でる手』では屋上にビアガーデンが開かれている。
『命がけの復活』で初登場。
高級レストランやゲーム会社などが入っている。
ここのエレベーターでゲーム会社社長が射殺される事件が発生しているが、20年前にも似たような事件があった。
米花区にあると思われる。
『本庁の刑事恋物語 偽りのウエディング』に登場した結婚式場。名称はアニメ版で判明。
命を狙われている新婚夫婦を守るために、捜査一課総出のおとり作戦が実行された。
しかし、その時にある事がきっかけで事件解決後、佐藤と高木のとんでもないツーショット(?)をお披露目する事態に発展。米花区にあると思われる。
『危機呼ぶ赤い前兆』に登場。
「米」の字をモチーフにしたマークをつけたオリジナルグッズを販売している。
スポーツ用品店売り場が入っている階で奇妙な爆弾事件が発生し、機動隊が出動する騒ぎとなる。
また向かいにはホテルが建っており、キャンティはそこから
標的を暗殺する予定だった。
『探偵団はヤブの中』に登場。前述の「べいかデパート」とは建物のデザインが違うので多分別物。
最上階には高級レストランが入っている。
レストランのシェフが刺され重傷を負う事件が発生。
劇場版『時計じかけの摩天楼』で初登場。
建築家の森谷帝二が設計をした建築物の1つで、映画やショッピングも楽しめるため若いカップルに人気がある。
終盤で発生した爆弾事件で壊滅的な被害を被っている。
『消えた凶器捜索事件』に登場。
アーケード商店街になっており、その中の一店舗に「緑美容室」がある。
●娯楽、レジャー施設
『ジェットコースター殺人事件』に登場した遊園地にして、
全ての始まりの地。劇場版『瞳の中の暗殺者』の主な舞台でもある。
とても大きなテーマパークで、冬にはスケートリンクも営業している。
『工藤新一水族館事件』では「最近東京にできた」ことになっていたが、『よみがえる死の伝言』によると、新一と蘭が以前ここのスケートリンクを訪れていたとなっていたため矛盾が生じている。
元ネタは「
東京ディズニーランド」……と言われているが、実は外観等が
三重県にある「志摩スペイン村」にクリソツなことはコアなファンの間では有名。米花区にあると思われる。
『悪意と聖者の行進』に名称だけ登場。
海をモチーフにしたテーマパークで、後に『本庁の刑事恋物語5』では
高木と佐藤のデート麻薬取引の現場となった。
元ネタは「
東京ディズニーシー」。米花区にあると思われる。
『路面電車急停止事件』に登場した遊園地。
名称のみの登場なので詳しい詳細は不明だが、絶叫マシーンに行列ができるほどの人気がある遊園地である。
『張り込み4』に登場した遊園地。
観覧車やメリーゴーランドなどがあり、新一も昔何度か訪れた事がある。
50年の歴史で幕を閉じ、跡地はショッピングセンターになる予定。
『金融会社社長殺人事件』に登場。
肥田金融の向かいにあり、小五郎がよくここで麻雀をやっている。
『最後の上映殺人事件』に登場。
米花シネマ街にある古い映画館で、経営難により閉館の危機にさらされるが、ここで起きた殺人事件の解決後に映画館の売却は中止された。
『バトルゲームの罠』に登場。
園子が見つけたプリクラの穴場で、奥には最新型の対戦格闘ゲーム機がある。そのゲームの対戦中に男性が死亡する事件が起きた。
アニメ版の『本庁の刑事恋物語4』にもチラッと登場している。
『工藤新一水族館事件』に登場。
新一がコナンになる数日前に、新一と蘭が
小五郎と英理の仲を修復するための下見デートをした思い出の場所。
水中トンネルの光景やイルカショーが楽しめる他、
ナマコ男のストラップが買える売店やカフェなどがある。
新一達のデート中に客の男性が刺殺される事件が発生した。米花区にあると思われる。
『仲の悪いガールズバンド』に登場。
ガールズバンドのメンバーの1人が殺害される事件の現場となった。
『標的は警視庁交通部』に登場。
犯人がここに
三池苗子を拉致監禁していた。
『インターネット謎のメール事件』に登場。
蘭が一人でプラネタリウムを鑑賞していた。
『ビーナスのキッス』に登場。米花水族館とは別物。
イルカショーの代わりに職員達による水中ショーが楽しめる。
そのショーの最中に出演者が溺死する事件が発生している。
『ゴルフ練習場殺人事件』に登場。
早朝から営業しているゴルフ練習場で、出勤前の会社員等がよく利用している。
爆薬入りボールで会社の重役が爆死する事件が発生している。
●文化施設
『美術館オーナー殺人事件』で初登場。
50年の伝統を誇る美術館だが、悪徳オーナーの手によって閉館の危機にさらされる。
そのオーナーが殺害された後、美術館を存続させようとする市民の声が上がったのでそのまま営業が続けられる事となった。
アニメ版では『放浪画家殺人事件』などに登場している。
『コナンvs怪盗キッド』に登場。
鈴木財閥の至宝である黒真珠「ブラック・スター」が展示されていた。
『恐竜につぶされた男』に登場。
本格的な恐竜ショーが名物。館長が化石の下敷きになる事件が発生する。
外観は福井駅が元になっている。米花市にあると思われる。
『コナンvs怪盗キッド』に登場。
建物は描かれていないが、4月1日の晩に
沖野ヨーコのライブが行なわれた。
『舞台女優殺人事件』に登場。
舞台のリハーサル中に主演女優が毒殺されてしまう。
『旅芝居一座殺人事件』に登場。
伊東玉之助の一座が公演を開いた。
作中ではここで2人の死者が出ている。
『同時進行舞台と誘拐』に登場。
東京に帰ってきた伊東玉之助一座がここで
竹取物語を公演した。
『トリックvsマジック』に登場。
マジックショーの最中にマジシャンが溺死する事件が発生する。
映画『
ベイカー街の亡霊』に登場。
新世代ゲーム機「コクーン」の発表会が行なわれた。
しかしその最中にプログラマーが殺害される事件が発生、加えてゲームが開始された直後にシステムが人工知能に乗っ取られるという前代未聞の事件まで起きている。
『誘拐現場特定事件』に登場。
空手のトーナメント戦が行われる。
●宿泊施設
『江戸川コナン誘拐事件』で初登場。
『ゲーム会社殺人事件』では、ゲーム会社の新作ゲーム発表会が開かれるもその最中にとある人物が爆弾で死亡する事件が発生している。
最近はケーキバイキングを始めたらしい。
『残された声なき証言』で初登場。「ニュー米花ホテル」とは恐らく同一と思われる。地上19階建。
バイキング形式のレストランがある他、外国人タレント事務所も入っている。
CGクリエーターが変死する事件が発生して以降も何度か事件の舞台となっている。
米花区にあると思われる。
『柔よく謎を制す』に登場。
コナン達が女性柔道家とここのレストランで食事をしていた。
『謎の美女記憶喪失事件』にも少しだけ登場する。
米花区にあると思われる。
『ブログ女優の密室事件』に登場。
人気の連ドラのロケ地でもあり続編も予定されていたが、主演女優の1人が殺害されたため続編製作は中止となった。
『TVドラマロケ殺人事件』に登場。
ごく普通の旅館だが、那智真吾曰く「ダッセー旅館」。
『TVドラマロケ殺人事件』に登場。
米花旅館に泊まりたくないと駄々をこねた那智が宿泊していたホテル。
劇場版『瞳の中の暗殺者』に登場。
白鳥の妹の結婚披露パーティが開かれるが、佐藤が何者かに銃撃される事件が発生する。
●飲食店、食料品店
毛利探偵事務所の下にある喫茶店。
いくら待っても誰も何も持ってきてくれないセルフサービスの店…などではなく従業員の
榎本梓と
安室透が働いており、注文を取りにきてくれる。
お勧めのメニューは安室特製のハムサンドイッチ。
『真犯人からの届け物』以降は刑事達の憩いの場となり、
中森警部も『怪盗キッドvs最強金庫』から通うようになった。
『謎解きは喫茶ポアロで』では、大学生が何者かに刺される事件が発生している。
これによってこの建物で事件が発生していないのがビル3階の居住スペースだけとなった。
毛利探偵事務所の隣にある寿司屋。
脇田兼則が働いている。
最近は寿司だけではやっていけないため、サンマ定食なども出すようになった。
アニメ版では何度か外観は登場していたが、原作への登場は割と最近の『となりの江戸前推理ショー』からである。
『社長令嬢誘拐事件』で名称だけ登場していたレストラン。
この店特製のミートソースは独特の色をしている。
『忘れられた携帯電話』で初めて店舗が登場したほか『探偵たちの夜想曲』でも少し登場。
『ゲーム会社殺人事件』に登場。
大黒ビルの最上階にあり、組織が取引で度々使用していたが、組織が証拠隠滅のために跡形も無く爆破した。
『命がけの復活』で初登場。
米花センタービルの最上階にある展望レストラン。
工藤優作が後に妻となる
藤峰有希子にプロポーズした場所でもある。由美と秀吉もここで食事をした事がある。
『となりの江戸前推理ショー』でも名称だけ登場。米花区にあると思われる。
以前は杯戸町にあったが、『死ぬほど美味いラーメン』で事件が起きた後で米花町へ移転したラーメン屋。
杯戸町にあった時とは違い行列ができるほどの人気店となっている。
世良真純も常連の1人。
スピンオフ漫画『
ゼロの日常』にも登場している。
『コナンvs平次 東西探偵推理勝負』で初登場。
ここで売られているカレーはかなり美味しいらしく、和葉やキャメルもファンである。
毒殺事件が発生した後も、登場人物の待ち合わせ場所などとして何度か登場しており、『トリプルコラボの浮気疑惑』では2回目の殺人事件が発生した。半年で2回の殺人事件って……
『小五郎さんはいい人』に登場。
作中では小五郎が浴びるほどビールを飲んでいた。
『都会のカラス』に登場。
米花駅の前にあるパン屋。事件関係者の1人が働いていた。
『消えたお巡りさん』に登場。
米花町3丁目川口ビル1Fにあるラーメン屋であり、強面の亭主が経営している。
味の決め手は特製香味油となっている。
『JKトリオ秘密のカフェ』に登場。
ウエイターが撲殺される事件が発生する。
『フードコートの陰謀』に登場したシンガポールレストラン。
名物はシンガポール風のチキンライス。
『プラチナチケット騒動記』に登場。ライブチケットの盗難騒動が発生する。
『町家カフェでの事件』に登場。
おからを使ったドーナツを出しており、SNS映えすると評判。店長が襲われるという事件が発生する。
『インターネット謎のメール事件』に登場。
個人でやっている魚屋のようだが、元太と光彦が訪ねた際は定休日だったので詳細不明。
『インターネット謎のメール事件』に登場。
小五郎が酒を買いに来店しており、曰く「安くて美味い酒を置いているが、開くのが遅いのが参る」とのこと。
この居酒屋は現実でも東京都中野区に実在している。
●その他商店
『コンビニの落とし穴』などに登場した
コンビニ。
蘭の中学時代の友人の七川絢がアルバイトをしているが、奇妙な商品盗難事件が相次ぎ、その疑いが彼女にかかって……。
チェーン展開しているようでアニメでも別店舗が登場しており、アニメ版『緊急事態252』では『米花町1丁目南店』表記の店舗も確認できる。
小嶋元太の両親が営んでいる酒屋。
「近所じゃ割と知られている」らしい。
『忘れられた携帯電話』に登場。
小さなスポーツ用品店で、店の前の道路は現在工事中である。
『探偵団vs強盗団』に登場。
FBIのメンバーが酒を買っていた。
『被害者はクドウシンイチ/犬伏城 炎の魔犬』に登場。
事件関係者の1人が犯行時刻にここで買い物をしていた。
『危険なレシピ』に登場。
米花駅のすぐ側にある割と大きなスーパー。
探偵団がここで献立推理ゲームを行なった。
『危険なレシピ』に登場した薬局。スーパー大友の隣にある。
元ネタは「ドラッグストア「マツモトキヨシ」」。
『米花ポン出血大サービス』に登場。
マスコットキャラクターはタヌキのベカポンで、毎週日曜日に子供達に風船を配っている。
傷害事件が発生した後はベカポンの腹に絆創膏が貼られるようになる。米花市にあると思われる。
『消えた凶器捜索事件』に登場。
ベイカー街にある美容室で、歩美が母親と一緒によく行っている。
『JKトリオ秘密のカフェ』に登場。
『戻って来た被害者』に登場。
この店で買ったソファーの中に遺体が入っている事件が発生した。
『歩美の絵日記事件簿』などに登場。
セキュリティはしっかりしているはずだが、よく強盗に入られる為、コナンが
メタ発言した事も。
●交通関連
劇場版『時計じかけの摩天楼』で初登場。
東都環状線と湘南新宿トレインが通っている。駅前は噴水広場となっている。
アニメ版では初期の頃から登場していたが、原作での登場は『黒の組織から来た女』(18巻)からと遅め。
『歩美ちゃん誘拐事件』に登場。
高速道路入り口の手前にある。
『歩美ちゃん誘拐事件』に登場。
米花大橋の向こう側にある。
『路面電車急停止事件』に登場。
米花ランドに行く為、少年探偵団の3人がコナンと待ち合わせをしていた。
●史跡、社寺、教会
『猿と熊手のトリ物帖』に登場。
酉の市の時期のみに置かれる「ラブリーみくじ」が人気。
ひったくりの「トリ男」にまつわる殺人未遂事件が発生した。
毛利探偵事務所の側にある教会。『妃弁護士SOS』に登場。
『6月の花嫁殺人事件』に登場した教会と同一かは不明。
『TVドラマロケ殺人事件』で初登場。
ドラマのロケで使われたが、境内で殺人事件が発生している。
OVA版『青山剛昌短編集』にも登場している。
『世にも奇妙な天罰』に登場。
米花神社と違って参拝客は少なく、正直かなり寂れている。
『曇柄寺が隠す秘密』に登場。
寺の修繕工事をしていた時に「工事を中止しなければ呪われる」という奇妙な脅迫電話がかかってくる。
●河川、その他
米花町と杯戸町を流れている川。
周辺には米花博物館や米花公会堂がある他、河川敷が緑地公園になっているところもある。
コナン達が野球や凧揚げを行った他、遺体が発見されたケースが5回程描写されている。
作中には一文字違いの堤向津川も登場するが同一の川か別の川なのかは不明。
劇場版『時計じかけの摩天楼』では上記のとおり緑地公園として、学習ビデオではなんと実写で登場した。『人気アーティスト誘拐事件』では、TWO-MIXを誘拐した犯人が車を乗り替えた場所でもある。
由来はベーカー街のあるロンドンを流れるテムズ川。
『標的は毛利小五郎』に登場。
郊外の山奥にあるかなり大きな湖。
劇場版『漆黒の追跡者』に登場。
比較的賑やかな都心部近くにある緑地だが、カブトムシやクワガタムシが多く生息している。
『エピソード“ONE”小さくなった名探偵』に登場。
組織に潜入していたスパイが、組織によって車ごと爆死させられた場所。
【米花町よいとこ一度はおいで】
以上のように、様々な公共施設・機関やレジャー施設が充実している。
作中で登場した施設のほぼ全てで何かしらの事件が発生しており、現場となっていなくとも何らかの形で事件に関わっている場合も多い。
しかし忘れてはならないのは、判明している限りにおいて
犯罪検挙率も非常に高い事。
作品の性質上、犯人の検挙率は
黒の組織が関わった事件を除くと100%と言っても過言ではない。
日本の現実の殺人事件検挙率ですら年間95%程度で推移しているのと比べれば驚異的であり、状況的に『事故・自殺』扱いになりかけている事案ですら、流れ作業かと見まごうかのごとき早さで『事件』として処理されることになる。
これはコナンなどの名探偵が関わった事件のみに言える事であるが、コナンの住む米花町で事件を起こせば大半のケースで彼が関わる(と思われる)為、彼に怪しまれたら最後、どんなに巧妙なトリックを用いていたとしても逃れる事は出来ない。
『
空想科学読本』ではこれらについて「死体や凶器や血痕を放置し、事件自体を隠さない」「人定も隠さない」「犯人が去らない」ことを理由に挙げている。
ただ、警察の反応を見るに、コナン達が関わっていなければ事故・自殺として扱われていた可能性のある事件や真犯人が疑われていないケースも多く、コナン達の関わっていない事件の場合は結構迷宮入りしているかもしれない。
その反面、たとえ10年以上前に事件を起こして現在まで逃げ延びていたとしても、コナンの目の前で怪しい素振りを少しでも見せれば、彼の推理によって今までの努力が水の泡と化してしまう危険性もあるので決して油断できない。
以上の事から、米花町で犯罪を起こす事はかなりのリスクが伴い、犯罪を起こした数時間後に逮捕される事もざらな為、犯罪者にとってはとても犯罪を起こしにくい町と言える。
……はずなのに、なぜか犯罪……それも多くは殺人事件が後を絶たない。
それも咄嗟の犯行や計画犯罪だけではなく、咄嗟にやった割に妙に凝ったトリックを仕掛けようとしたり、爆弾事件などのもはやテロ同然の大規模なものも(作中期間を考えると)頻繁に発生する……というよりもアドリブを利かせる奴らばかり。
過失気味にやった場合も推理で真相を暴かれる前に自主的に自首する犯人なんてほとんどいないし、流石にそういう人らばかりではないと信じたいが、その場合も犯罪頻度が作中で描かれているものより更に多くなるというそれはそれで悲しい事態に繋がる。
しかも、基本的に隠ぺいしたり他人に罪をかぶせようとする連中ばかりであることから、やたら凶悪犯罪者が目立つ為、治安が改善される予兆はまるで見られない。
また、原作・劇場版・アニオリいずれも殺人などの様々な犯罪を犯してまでやたら金銭に執着する犯人も多く、原作やアニオリでは被害者も犯人に無理矢理お金を要求するなど両者に非がある(所謂どっちもどっち)というケースが多い。
劇場版に登場する建物に関しては、爆破で破壊されてしまう事が非常に多いが、規模の割に多くの死人が出る事はほとんどなく、逆に通常回の(劇場版と比較して)小規模な爆破の方で死人が出るという逆転現象が発生している。
なお、性犯罪等が起きそうな施設(例えば
このような施設)に関しては作中では(少なくとも原作においては)一度も登場していない為、米花町では逆に安全な施設となっているのかもしれない。
メタ的に考えると、コナン(新一)の年齢・ファン層・少年誌連載等という事もあり、作中にそういう施設が登場させにくいものと思われるが、仮にそこで事件が発生した場合はコナンが関わる事が難しい為、警視庁の刑事達で解決しているのかもしれない。
その手の事件だけ探偵の力を借りずに解決するとは思えない為、そちらは迷宮入りばかりになりそう。
ちなみに、作中にて浮気・不倫が扱われる際には、高級ホテル・マンション等が不倫現場となる場合が多い。
また、米花町では
19歳以下の死亡率や犯罪率はかなり低いが、年齢が20歳以上になると急激におかしくなる。
なお、これらの事はスピンオフ漫画でも特に触れられていない為、触れてはいけないものもあるという事だろうか。
20歳以上になると死神が牙を剥くようになるのか、または
得体のしれない何か(コナン)に挑戦しようとしているのか……。
ただし、70歳をピークに死亡率は再び下がっており、これは原作では無職のゲストキャラが少なく、高齢となる70歳以上の人物は職業に就いていない事が多い為か被害者になりにくい事が大きな理由といえる。
なお、アニオリでは若者でも無職(女性だと家事手伝い)または職業不詳の人物は多めに登場しており、こちらは被害者になる事が多いが、その多くはお金絡みでの犯罪を犯しているなど小悪党な場合がほとんどである。
最近は、
某番組に登場する市や町も米花町並みに犯罪がよく発生するのだが、こちらはどんな凶悪な事件が発生しても死人が出ないという…。
【余談】
2024/5/11時点における、この項目(※ここから以下の文およびタグは含まず)の「殺」の数は73件、「事件」の数は161件、「爆」の数は21件、「盗」の数は22件である。
追記・修正は米花町を生き抜く住人にお願いします。
最終更新:2025年04月02日 01:51