登録日:2024/09/05 Thu 23:58:08
更新日:2025/04/23 Wed 18:36:48
所要時間:約 17 分で読めます
概要
仮想空間でのガンプラバトルをテーマとする『ガンダムブレイカー』シリーズ第6作目。
2024年2月のNintendo directでサプライズ発表され、コンシューマー機では6年ぶりの新作としてファンを歓喜させた。
8月にはシリーズ恒例の
ガンダムキャラによる寸劇長編トレーラーが公開。
今回は
キラ・ヤマトと
アスラン・ザラが務めておりキラがガンダムブレイカーシリーズのPVを担当するのは初代以来。
またシンの代わりにアスランが登場し
今までの登場3作品全ての台詞が飛び交う
ネタ満載の豪華なものとなっている。
態度がでかくなったと思いきやすぐいじけるキラやフォローに苦労するアスランの
漫才やり取り、
なぜかしっかり再現さ
れてしまった『無印』CM入り/明けのアイキャッチは必見。
アスランは玩具じゃないんだぞ
発売直前にはカウントダウン企画として本郷奏多、鈴木福、
ワクワクさん、
小西克幸、
小野坂昌也、
置鮎龍太郎、BACK-ON、鈴木杏奈が本作で作ったガンプラを披露。
ワクワクさんのあまりに再現度の高い「自画像」は必見。
数々のミッションを攻略してパーツを集め、俺ガンプラを作り上げるハクスラゲー。
「創壊共闘アクション」「俺ガンプラ」といったシリーズの流れは今回も変わらず、プレイヤー同士の対戦は無くマルチプレイではPVEがメイン。
マルチは周回の効率化や他プレイヤーのガンプラ鑑賞といった楽しみがあるものの、ソロでもクリア不可能や著しく非効率な要素は無く、各々のスタイルに合わせたゲームプレイが可能。
今作からマルチ用にクランが実装され、ストーリーもクランを中心として物語が展開される等、オンラインゲーム要素が強くなっている。
発売後しばらく経った後からハイスコアを競うミッションや、ジオラマの評価数を競うイベントの開催を予定。
2019年から開発を始め、高評価だった『
ガンダムブレイカー3』からの正統進化を目指して基本システムや登場ガンプラを踏襲。
加えてカスタマイズの深化、アクションの進化、アソビのシンカを掲げ、様々な新要素を導入。
一方でファンからの不評が続出し、
一時はシリーズの終焉を招きかけた『Newガンダムブレイカー』の反省を生かし発売前にNTVやONTVを複数回実施。
バンナムからの提供案件であるにもかかわらずマフィア梶田の「『Newガンダムブレイカー』の悪夢から6年」という発言が特に伏せられる事無く世に出されたりもした
YouTubeの配信番組であるガンブレ情報局ではアンケート結果を開示し、今作の変更点であったOPスキル(旧オプション装備)の共通クールタイム制の廃止や、パーツのサイズ変更上限の緩和、機体スピードの向上など、主に不評として挙げられた点を改善し、
これでもかと言うほど積極的にユーザーの声を取り入れた。
その反面
だいぶ薄めてはあるもののギャルゲー的な展開は今作でも試みられている、『モバイル』であった機体カラープリセットの機能が続投、ついでに後述するように奏海高校ガンプラチームと正式にバトルするステージがあるなど、決して『New』『モバイル』が無しになっているわけではない。
主題歌はBACK-ON×鈴木杏奈による「ReBreak」。歌詞にはところどころで
「New」での挫折とそこからの再起を意味するようなフレーズも。
限定版のコレクターズエディションには
ムウ・ラ・フラガをイメージしたカラーリングの1/144ガンバレルストライクガンダム(ガンダムブレイカーVer.)が付属。
ストライクは一般販売されたEGと比べて肩と脚に3mm穴が追加、ガンバレルストライカーも旧HG105ダガーに付属した
SEED MSV版から形状が変わっておりガンバレル本体も新規造形。
ガトリング砲はグリップが付き手持ち式となっている。
また
バスターのガンランチャーと収束火線ライフルも付属し連結させることも可能。ただしこちらは旧HGからの流用となっている。
ガンプラ・パーツ
機体には頭部、胴体、右腕、左腕、脚部、バックパック、シールド、左右の腕に近接武器、射撃武器を装備する。
その他、MSの特徴的な部位・武器を再現したビルダーズパーツを最大8つまで装備可能で、見た目の変化やスキルを追加できる。
上記に加え、各種ステータスの補正(プラス補正・マイナス補正有り)や機能拡張等を追加できるアビリティカートリッジがある。
各パーツ・武器には能力値やアビリティが付属し、同じ部位を集めて合成しアビリティを引き継いで能力値を高めていく。
パーツのレアリティを育成するとアビリティ枠が拡張されるほか、最大(星6つ)まで育成すると「マスター化」となりパーツに紐づいていたEX・OPスキルが別パーツを装備しても使用できるようになり、パーツ組み替えの自由度が広まった。
1段階上げるだけでマスター化できるという意味でも星5レアのパーツを狙う価値が高まったと言える。
アセンブルの自由度は非常に高く、今作では腕部が左右別々のパーツに組み換えられるようになった他、ビルダーズパーツ以外もサイズや装備位置を自由に変更できるようになった。
ペイント、ウェザリング、デカールも自由に変更でき、色彩のプリセット機能が拡張され、既存ガンプラの配色を手軽に反映できるようになった。
SD関連パーツの追加もあり、総じて発想力次第で過去作以上に様々なガンプラを作ることが可能になっている。
SNSやマルチプレイでは想像もできないような力作が投稿され、早速未登場のガンプラや他作品のキャラクターを再現する猛者が現れている。
非人型枠だったボールや風雲再起も健在であるため、戦闘機型や戦艦型、ケンタウロス型といった非人型アセンブルも人気が高い。
明らかに他所のキャラなのに撮影時に『©創通サンライズ』の表記が入るのが尚更シュール
今作ではふみなとメイ、本作オリジナル機体のリン(リリン)・カーネーションといった美少女プラモパーツが存在しているため、各種パーツを駆使して様々な遊びが研究されている。
女性型のパーツ色彩を解禁すると危険なため、ふみなとメイに関しては変更不可能。なお努力虚しくかなり危ういビルダーが多く出ている
色変えしたい場合は似たポジションのノーベルガンダムのパーツが色変え可能なのでこちらで代用されることが多い。
また、なぜかこれ系のコスプレ作例なのに頭や胴がベアッガイⅢのものも散見される
基本システム
射撃武器、近接武器、各種スキルを駆使するガンプラアクションバトル。
射撃武器は射撃ごとにゲージを消費するゲージ制。近接武器は無制限。
機体はブーストゲージ消費による高速移動とジャンプ、ステップによる回避、シールドによる防御が可能。シールドは耐久値を割ると一時的に破損、自然回復するまでガード不可になる。
シールド武器は廃止され、どうしても設定上ないとおかしくなるもののみOP・EXスキル枠に移動した。
過去作にあった「近接・射撃兼用の武器」は近接・射撃パーツそれぞれに同名武器(もしくはモード違い)として分割されて複数個所を占有しなくなり、任意の部位のみを装備することも出来るようになった。
例えば『F91』ショット・ランサーや『SEED ASTRAYシリーズ』カレドヴルッフがそれにあたり、今作では前者はマシンガン(射撃武器)とランス(近接武器)になり穂先射出機能はマシンガン側の追加機能に移行、後者はGモードが射撃武器とSモードが近接大剣に分割となっている。
各パーツに紐づいた特殊な武装。クールタイム式。
装備中の基本パーツ・ビルダーズパーツに紐づくOPスキルから最大8つまで装備できる。
一部のビルダーズパーツを複数装備した場合同時使用が可能で、一斉発射により火力が大きく上がる。ただしクールタイムは同時発射分だけ上乗せされる。
各パーツに紐づいた特殊な武装その2。EXゲージを使用して発動する。
分類としてはOPスキルより強力な必殺技系統のスキル。
今作では個別のクールタイムを撤廃して共通のEXゲージ(最大9)が導入され、スキルごとに割り振られたゲージを使用する。
これによりゲージさえあれば特定のEXスキルを連発するような戦略が可能となった。
ガンブレ3からの変更点としてファンネルや大型ビーム砲といったOPスキルはEXスキルに変更された。
機体パーツやビルダーズパーツでファンネル系統を複数装備するとその分使用ゲージが跳ね上がるため、過去作のような数十機を乱発するといった方法は難しくなっている。
また一部EXスキルは複数パーツを要求されるため指定パーツが全て揃わないと発動できない。
これに関してはマスター化することで装備制限を外すことが出来るが、マスター化はマスター化で同部位パーツの同時使用制限がある…わかりやすく言うと「使っている時は該当パーツが『アビリティを本来持っているパーツ』に差し変わっている」形式になっているので注意。例えばファンネル系や各種バリア系のような時限式のものは終わるまで競合するパーツのスキルは使えなくなる。
覚醒ゲージを使用する特殊機能。
今作では攻撃性能強化のアサルト、敵の性能を低下させるアービター、回復と防御力強化のガーディアン、機動力強化のライトニングから一つを機体カスタマイズ時に選んで発動する。現在のEXVSのような「先に効果を選ぶ」形式となった。
覚醒発動中は対応した色に発光し、反応速度上昇と選んだタイプにより追加効果を得る。
覚醒中にのみ使用できる超必殺技。
広範囲大ダメージやパーツ全解体といった強力な効果を持つ。
使用後に覚醒が強制解除されるので、覚醒時間の終わり際に使うと無駄がない。
もちろんこれもパーツに紐づけされた特殊なものも多い。
例によってサテライトキャノン・ツインサテライトキャノンは発生が遅くてクソ当てにくい。確かにガロードごっことしては「極力使わない」が正解かもしれないが…
戦闘中に敵の撃破でブレイクコンボ、連続攻撃でヒットコンボといった各種ボーナスが発生。
反応速度やドロップ率、ダメージ増加といった効果が付与され、逆に一定時間コンボの継続を行わないと効果が切れる。最終的に効果は50%〜100%まで上昇する。
このため本作での戦闘には「予めヒット数の多い武器でヒットコンボを稼いでおく」「ブレイクコンボを維持するためボス相手には敢えてザコ敵を何機か残した状態で挑む」といったコンボのボーナスを念頭に置いた戦術が求められる。
またこのシステムの都合上、一部ステージでは強敵相手でもブレイクコンボを維持するための救済措置として、通常ステージでは『
機動戦士ガンダム MS IGLOO』のオッゴ、SDガンダム主体のステージでは『三国創傑伝』のBUGが雑兵として出現する。
パーツドロップは無いため自機として使う事はできないが、代わりに非常に脆い上に無限湧きするので、ありがたくブレイクコンボの足しにさせてもらおう。
敵味方問わずダメージを受けるとランダムでパーツが外れてしまい、自動回収されるまで該当パーツは使用不可となる。
敵ガンプラのパーツを外した状態で撃破するとドロップ率が上昇し、箇所が多い方が効果も向上する。
また一部の近接武器は脚パーツが外れた敵機に対して「グラウンドブレイク」という高火力攻撃を行える。
PG機やモビルアーマーはパーツを外せないが、代わりにパーツ自体にも耐久値が設けられている。
一定ダメージで破損状態となりダメージの増大などの恩恵が得られるが、さらにダメージを加えると消滅もしくはワイヤーフレーム状へと変化して逆にダメージが入らなくなる。アプサラスは胴体部位の判定がデカ過ぎてすぐに破損、ダメージが通らなくなるため面倒ともっぱらの評判。
ゲームモード
主にプレイヤーはミッションを繰り返し攻略し、パーツや武器を収集して俺ガンプラを極めていく。
ブレイカーブーストを使用するとドロップ率が2倍ほど跳ね上がり、シリーズを通して時短用の課金アイテムとして発売されているが、今作ではゲーム内でもミッションやクエストをSランクでクリアすると毎回一つ入手できるため、身の丈に合った難易度を選択すると早々減る事はない。
過去作との相違点として一つ一つのマップが大幅に縮小、コンテナなどの探索要素も廃され、ミッション毎の所要時間が短くなっている。
この変更は周回向けの調整である事がインタビューで明言されているほか、コンボ維持のため間断なく攻撃を重ねる事が求められる本作の戦闘システムとの兼ね合いもあるものと思われる。
本作のメインとなるモード。ミッション前後にはストーリーが挟まれる。
ミッションでは各マップに次々と登場するガンプラを倒してステージを進めていく。
ストーリーのないミッションモード。
クエストのみでしか登場しないガンプラも存在し、報酬にはビルダーズパーツやデカールが含まれる。
他プレイヤーの作ったガンプラを最大3機まで選び対戦するモード。
相手ガンプラはCPU操作なので分類としてはPvPではなくPvEになる。
撃破すれば相手ガンプラのパーツが手に入るがあまり効率が良いとは言えないため、GP稼ぎや単純に他者ガンプラとの対戦を楽しむモードとなっている。
自慢のガンプラで全50waveを戦い抜くモード。
報酬には進化素材が多くドロップし、ミッションと同じく途中で撤退してもパーツや素材は持ち帰ることができる。
開発としてはサバイバルのタイムアタックが最大のやり込み要素として想定されている模様。
マルチプレイで使用する親しい他プレイヤーとの交流場所。
オンラインゲームやソーシャルゲームのサークルに相当。
ストーリークリア後にはクランメンバーに対してパーツの受け渡しが共通ボックスを通して行える。
他のプレイヤーが作ったガンプラをロビーで眺めるオンラインマルチを行うだけならクランに入る必要はない。
新要素
ガンブレ3でNPC専用だったSDガンダムがプレイアブル機として参戦。
通常のHG・MGパーツとの組み合わせが可能で、サイズ調整するとSD体型との混合ビルドが行える。
この性質上、『3』でロボ太が使用できたメンバーだけではなく、当時作品自体が無かった『SDヒーローズ』などからも収録がある。
全体の収録数こそ20機に満たないが、各パーツには原作再現要素として個別要素がかなり持たされておりユニークな性能を持つパーツが非常に多い。必殺技系はもちろん、単なる射撃武器でもほぼ全てが固有の性能を持っている。
ペイントのアイシールという形で表情替えにも対応しており表情豊かなSDガンダムをアセンブルできるようになっている。アイシール無しも可能。
一方で幅広い層から収録はあるものの『ガンドランダー』や『
武者〇伝』などがいない、三国志ものが『三国伝LEGEND BB』と『
ワールド三国創傑伝』だけで
旧三国伝がいない・『
SDフォース』がいないのでジャースティースファーイやエンジョーイができないなど、まだまだ黎明期な部分も。
Get up Stand up (DLCやアプデでの追加を)マツシカネー!
両腕のカテゴリだった腕パーツが左右で独立し、左右非対称のガンプラが自由に構築できるようになった。
左右で完全に別パーツとなっているためHG・MG・SD混合はもちろん、カラーリングや後述のサイズ変更も自由に行える。
従来までは射撃・近接武器を一つずつしか装備できなかったが、今作では両手それぞれに装備可能。
射撃武器は二丁により継戦能力・瞬間火力共に底上げされ、近接武器は異なる特徴の武器を組み合わせて戦う事から二刀流アクションと銘打たれている。
ただし、大剣と格闘(拳法やクロー含む)は一度に両腕を使用するため一つしか装備できない。逆に射撃武器はどんなに大きな銃であろうが、原作ではほぼ必ず両手持ちしていたものであろうがすべて二丁拳銃に対応。
上記の腕部個別パーツ化と合わせてガンブレ4のアセンブル自由度を爆発的に上昇させた要素。
ビルダーズパーツとシールド以外も縮小・拡大、位置変更に対応し、バックパックはNTVの声を受けて全方向に向きを変更できるよう調整が入り、一部付属パーツは表示オンオフにも対応した。
またパーツの大きさを微妙な具合で弄ることにより機体を疑似的にSDガンダム風の体系にすることも可能となっている。
プロモ上も売りのひとつなのか、PVではキラがたった今貰ったところのフリーダムをSD版に改造するシーンがあった。なんか今回、ラクスの工作机から無断で持ってきちゃったアスランと言い2人ともクソ野郎なような…
ペイントにおいて既存機体のカラーリングから自由に選択し、そのまま自ガンプラに適用できる機能が追加された。
これによりペイント慣れしていなくてもそれらしい機体を作りやすくなったほか、「シャア専用グフやドム」のようなアセンブルも作りやすくなった。
小説版にはシャア専用リック・ドムが存在しガンプラ商品も出ているが、本作でも収録無し。そこでこの機能の「シャア専用ザクとかのカラープリセット」を使うことで制作できるわけだ。
ペイントはショップで機体を購入するとその機体のカラープリセットが追加され選べるようになるほか、とにかく何でもミッションをクリアすることで上がっていくビルダーズランクによっても開放されていく。
ちなみにガンダムブレイカーモバイルからの逆輸入の機能である。
パーツ・武器に次ぐ新たなハクスラ要素。
最大3つまでバフデバフが付与され、ストーリーの進行によって最大5箇所まで装備可能。
即死回避はカートリッジに移行し、新たなアクションの追加といった効果も含まれる。
全てデバフ効果のようなハズレからパーツアビリティ上限値の数倍上昇するような効果が複数といった大当たりもあるなど、振れ幅も伸び幅は非常に大きい。そのため早々に前作が霞むレベルでアトミックバズーカの核ゲーが頻発している
従来まではポーズや背景のみといったフォトグラフだけでなく、より自由度を高めたジオラマがシステム・コンテンツとして実装された。
フォトグラフに比べ複数のガンプラやオブジェクトの配置、パーツの破損やダメージ痕、エフェクトの追加など自由度が高い。
もちろんプリセットガンプラだけでなく自身の作成した設計図からオリジナルガンプラを配置することも可能となっている。
一つ一つにコストが存在し無制限に置ける訳ではないものの、名場面の再現やパロディをするくらいは余裕で可能な容量がある。
世界観
ストーリーは『ガンダムブレイカー3』、『ガンダムブレイカーバトローグ』、『ガンダムブレイカーモバイル』と世界観を共有。
事前に『ガンブレ3』からミサやミスターガンプラの登場が告知され、バトローグの機体も参戦。
シナリオ面ではオンラインゲームの要素が加わっているなど雰囲気は『
ガンダムビルドダイバーズ』に近く、ストーリーもインターネット空間を舞台としている。
そのためキャラクターのビジュアルも全てゲーム内のアバターであり、現実のものではない。過去作に比べ奇抜な服装のキャラが多いのもそのため。
舞台となるのは『ガンブレ3』の6年後。
本作ではガンプラバトルシミュレータが「GUNPLA Battle Blaze:Beyond Borders」、通称「GBBBB」に進化。
大型の設備を必要としてきた歴代作品と異なり自宅でもバトルが行えるようになっており、ゲームそのものもMMOゲームの形式に変化している。
複数のプレイヤーによる協力プレイだけでなく、プレイヤー同士が「クラン」と呼ばれるチームを組む事も可能。クラン対抗の大会イベントなども開催されている。
「GBBBB」の運営は「ゲームマスター」と呼ばれる人間のスタッフと「アウラ」というAIが共同で行なっている。
近い時期の作品に出てくる同じ名前のひよこババアは多分無関係。
本編開始時点では未だβテスト段階ながら既に何度も大会やイベントが開催されているが、これはAIの学習に様々な状況を想定した膨大なデータが必要とされているため。
あらすじ
子供から大人まで熱中させたガンプラバトルは新時代に突入し、新たにGBBBBとして生まれ変わろうとしていた。
GBBBBのβテストに参加したプレイヤーは、ガンプラバトル初心者のタオやリンと共にクランを結成し、新たにリリン、シーナ、マシマといった仲間も加わる。
数々の出来事を経て有名なクランに成長した一行は、全世界の強者が集うバトルトーナメントに出場する。
登場人物
主要人物
本作の主人公。
GBBBBのβテストに参加した事からクランを組み、活動していく内にマイスターやカオスといった実力者から一目を置かれるほどに成長。
ストーリー序盤からガンプラバトルを愛する限られた者のみが使用できる覚醒に目覚める。
全般的なGBBBBの設定もあって、ビルドに関してはそれなりに経験があるようだが、バトルは後述のタオ同様に初心者のようだ。
過去作同様CVは無いが設定上は男性で、選択肢などで使用されている一人称は「オレ」。
逆に相違点としては、本作では会話パートでもガンプラをアバターとして表現しているためエモートで意思表示をしているシーンが多く、ガッツポーズを多様するなど活発なタイプである事が窺える。
CV:草野太一
プレイヤーとクランを組む関西弁の少年。
ガンプラ好きでGBBBBにも詳しい事情通。
でも実は主人公と同じくらいの初心者プレイヤーである。
戦闘ではあまり前に出るのを好まず、後方支援を得意とする。
また
いかにも最初に知り合うキャラ然とした好青年にも関わらず現実世界ではあまり充実してるとは言えない模様。
主人公ほどでは無いにしろ短期間でマイスターや周りに頼られるレベルで大幅に成長していく。
SDシリーズ推しと語るように、使用ガンプラはタオSDカスタム→タオSDカスタムアドバンス。
アバターの姿は
チャック・キースそっくり。
学生らしいがSD好きな一面も含めて90年代初頭な趣味すぎる。
CV:
高田憂希
プレイヤーとクランを組む少女。
ガンプラバトルは初心者で積極的に前線を担当し、助けられると素直になれない一面も。
よく似た姿のリリンを妹のように可愛がり、彼女との交流を通して成長する。なお詳しい年齢は不明だが言動的にタオと共に推定中学生とプレイヤー内では推察されている。
その割にはとある部分が「リンの親戚である、とある人物」の同年代のころより大きい
アバターではザフトの女性士官服を改造した衣装を着用。
機体はどっちかと言うと中距離~遠距離が得意の筈だが、デモムービーでは何故か主に近接戦闘ばっかりしている。ミッション開始時セリフに「
後ろは任せた!」があるあたりそういう性格なのであろう。
使用ガンプラはガンダムフレール→リン・カーネーション。
中の人は『水星の魔女』フェルシーちゃんなのだ。
CV:土屋李央
リンと色違いのアバターを纏った少女。
感情の起伏に乏しく、冷静沈着でバトルの腕前は高い。
何故かいつもログイン状態にあり、リンとはアバターやガンプラも同じ等謎が多い。
使用ガンプラはガンダムクレール。
※ネタバレ注意
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正体はバレバレだがGBBB運営が管理用やデータ収集によるフィードバック用に作ったAIであり、ビルドダイバーズで言うELダイバーの同類である。非ガンプラ作品で言えば『00』イノベイドを考えてもらえばいいだろう。
ただし彼女の場合はとある事情から独立して行動ができるようになってしまった。
ついでにノイズの影響で胸の大きさがリンより大きくなっている模様。どこぞのアップルパイが泣いている
なおAIをクランの戦力として頭数に入れてもいいのかという疑問もプレイヤーからは出ているが、どうやら運営的には常識の範囲の強さ・いわゆるチートコードに該当するものを持っていないなら問題ない模様。このへんもELダイバーの設定のオマージュか。
DLC2にてカドマツの口からアウラを設計したのは自分(ベースはロボ太)で、そのアウラが作ったのがリリンなのでロボ太同様思考の無限ループに陥る可能性があることが判明した。
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CV:松本沙羅
お淑やかなお嬢様風のガンプラビルダー。
あまりGBBBBをプレイする時間を捻出できず、家族との関係に悩んでいる模様。なおあっさり家族関係は解決した模様なお現実では大学生だと判明している。
親切で心優しく、ネットゲームにおけるマナーもちゃんと身に着けている。一方、軽薄なマシマのナンパ行為には毅然とした態度で塩対応を貫いており、あくまでもそういう意味でクランの仲間を超える交流はしない方針(元々別件で「リアルの話題を出すのはノーマナーだと理解しています」とはっきり述べているのもあるか)。内輪ということもあってまあまあ楽しそうな感じではあるが。
アバターはソレスタルビーイングの改造制服。
使用ガンプラはガンダムチクラミーノ→ガンダムチクラミーノセカンド。
またGBBBBが実質初ガンプラとは言っているが、すぐ下のマシマに即「貴方のような方からミスター・ブシドーのセリフが聞けるとは」とやりかえす一幕がある。
ガンダムブレイカーの世界は『1』〜『4』まで数十年かけてガンダムが一般教養レベルで普及しており彼女の家でも「お稽古ごと」としてガンプラ作りが認知されているためだろう。
CV:
中村悠一
女好きのガンプラビルダー。
実はかつて「ニシワキエンジニアリング」という企業のプロチームに所属していた優れた実力者で、戦略眼なども優れている。
…が、女性アバターを見るや誰彼構わず声を掛ける節操なしで、慣れたリンやシーナには相手にされていない。
このへんで追い出されたわけではないことは明示される。念のため
一方で「男の顔と名前を覚えるのは苦手」と男嫌いを装ってはいるが、タオが馬鹿にされたときは怒りを顕にしたり、元チームメイトのユーキを気遣ったりする友情に熱い一面もある他「女性に一途なタイプ」には一目置く。またなんやかんやでクランのまとめ役でありプレイヤーがリーダーなら彼はサブリーダーに当たるポジションである。
はぶらかしてるが現実では無職の模様
使用ガンプラはクレインクイン→ヌーベルクレインクイン。
なお、作中では度々中の人ネタで
グラハム・エーカーや
ミスター・ブシドーの台詞を口走っている。
ただ、狙い撃つぜ!など他のキャラのセリフも吐くので狙ったのか偶然なのかは一応不明。
ビルドもバトルもプロ級だが在野、シリアスじゃなくなると途端に軽薄な女好きになる、CVが悠一さんということで『GBF』の
リカルド・フェリーニのセルフオマージュなのかも?とする意見もあるようだ。もちろん、本心としての熱さや頭の回転の速さとガンプラ好き・ガンダム好きも一緒。
ちなみにアバターの背格好は
マシュマー・セロの着ていたネオ・ジオン制服に似ている。
マシュマーだからだろうか?
CV:
井口裕香
『ガンダムブレイカー3』のヒロイン。
かつて彩度商店街ガンプラチームの
エースとして世界大会にも出場したベテランプレイヤー。
6年の時間経過により23歳のOLに成長し、ツインテールからストレートのロングヘアにイメチェン。
なにとは言わないが明らかに中身が増えているが、これがネットゲームのアバターだからなのか、実際にこうなっているのかは不明。
大人になったので言動は大分落ち着いている。
とはいえ、DLCで3の話をリンにした時は「お姉ちゃんってもしかして凄い人だったりする?」と引かれていたが。
なおガンプラバトルから離れた理由としては6年間の間に親しい人物達が色んな事情で連絡が取れなくなっていきそのうちに冷めてしまったからと言う理由である。
ガンプラバトルにはブランクがあるようで、本来は表舞台に立つ気はなかったが、とある出来事を経てプレイヤーたちの前に姿を現す事に。
ストーリー中のミッションの選定や評価は元ベテランらしくチームの現在の実力を見てアドバイスしている。
マイスター・ジンとの会話もあるが、マイスターはミサの事を多少知っているかのような反応を見せている。
使用ガンプラはアザレアブレイジング。
GBBBB
CV:
黒沢ともよ
ミスターガンプラと共にMCを担当するGBBBBのAIキャラクター。
ミスターとはAIとは思えないほどの軽快なやり取りを行っており、度々…というか毎回告知スタート時にはガンダムシリーズの名台詞を口にする。
衣装デザインのせいかものすごい垂れ乳に見える。
CV:
小西克幸
ガンプラバトルにおいて初のプロ選手として活躍したレジェンド。
グラサンにアフロヘアーという派手な出立ちでありながらバトルの腕は一級品で、引退後はガンプラバトルの第一人者として界隈の発展に尽力。
ガンブレ3から引き続き、GBBBBでも解説やMCを担当。ストーリーミッション開始前のイベント、ロビー画面での大型モニターなどで試聴できる告知動画に登場している。
今作ではしがらみとかもないので漫才のボケ役もやってる
またGBBBBでは彼を再現したアバターデータが市販されており、使用すると見た目だけでなくなんと声まで同じになる。
後述の「ミスター」もこれを使用しているらしいが……?
CV:嶺内ともみ
クエスト受付、パーツの購入/売却などのショップ機能などGBBBBの機能面の受付を行うAIは一貫してこの外見をしている。
いっぱいいてかわいい。
中の人は本作発売前に声優を引退している。
+
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そして・・・・ ※ネタバレ注意 |
CV: 杉田智和
DLC2で「AIの専門家」としてジンが呼び出す形で登場。
無精ひげは相変わらずだが、ボサボサだった髪はワカメヘアーになり、眼鏡をかけている等それなりに落ち着いた格好になった。
GBBBBでは中枢AIである「アウラ」の基礎設計やアータルの開発を担当しており、両者とも3で登場したロボ太のAIをベースに制作されている。
ミサ「つまりカドマツはリリンのおじいちゃん?」カドマツ「誰がおじいちゃんだ!」
間違いなく他意はなかった「(人格ある存在を指して)アウラに生み出された」がまさかあんなに不謹慎になるとは…
ハイムロボティクスからGBBBBに引き抜かれた(おそらくモバイルでの事件解決後)が、その際に守秘義務により以前との交流関係を絶たざるを得なかったため、ミサの目からは「突然いなくなって連絡も取れない」ように映っていた。
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ガンプラビルダー
マイスターチーム
CV:???
GBBBBの有名プレイヤー。
自身がリーダーを務めるクランは大会の99連勝や個人でも99連勝といった桁違いの勝率を誇る実力者集団であり、尊敬を込めてマイスターと呼ばれている。
アバターはバイザー状のサングラスを付けた銀髪褐色の青年。服装は「マイスター」だけにという事か、ソレスタルビーイングの制服に似たサイバー調の黒服になっている。
GBBBBの運営ともコネクションを抱え、参加者でありつつも非常時には情報共有や問題解決を担っている。ただし流石にというか「バトルにおいて、立場ゆえのズルとしての便宜を図ってもらっていることは一切ない」とのこと。
『ダイバーズ』シリーズにおける
クジョウ・キョウヤの様な立場と考えると分かりやすいだろうか。
プレイヤーと同様に覚醒の使用者で、ミサを知っている素振りを見せるが…?。
使用ガンプラは
ジンではなくマイスターガンダムスーパーストーム。
+
|
※ネタバレ注意 |
EDクレジットによると声優は野津山幸宏。
明言はされていないが髪、肌色、声から、正体は『ガンダムブレイカーバトローグ』に『3』の主人公に相当する人物として登場した「ナギツジ・タクマ」と思われる。
機体も『バトローグ』で使用したガンダムダブルオーコマンドクアンタ同様「ダブルオー系の機体にSDガンダムの要素を足した」カスタムになっており、その点もタクマの要素を匂わせている。
あまりに隠す気のないビジュアルから当然のように情報解禁直後に正体バレしたのは内緒。マイスター・ジン……一体何ツジ・タクマなんだ……!?
なおかつてミサにプレゼントのガンプラを渡していたようだが、色々疎遠になりすぎてミサは一度も使う事がないまましまい込んでいた模様。てか送ったガンプラの名前がカーネションといい、ミサに対する想いを送ったと思われるが、明らかにミサ本人は気づいていない。なんならちゃんと口で伝えるべきだったとプレイヤーからもよく言われている。なお本人が聞いた時は流石に動揺していた。
また機体はダブルオー系機体をメインに組まれていると先述したが、実は太陽炉を搭載したパーツが一切使われていないという特徴があり、冗談半分で「ミサとの"対話"を怠っている暗喩ではないか」という説も。
そしてDLCでおいて遠回しではあるがタクマだと明かされた。
なおこの事実を知ってるのはカドマツと流石に察してくれたミサのみである
ガンプラバトルを引退してロボ太を助けに行く模様である。
ちなみにこの仮説が正しい場合、作中世界においておそらく世界で初めて「ガンプラではなく、実物のMSでミッションを行った」人物ということになる(『3』本編ラストより)。
|
CV:
松本保典
マイスターのチームメイト。
騎士風のアバターを着用してマイスターを「主殿」と呼び、周囲には一種のロールプレイと認識されているが…?
メタなこと言うとストーリー上前作のロボ太が登場できないがために出てきたキャラだと思われる。
使用ガンプラはアータルナイト。
+
|
※ネタバレ注意 |
口調もだが、ストーリー中に「自分もリリンのようなAI」と仄めかす発言を口にする。
また声を担当する松本さんは『3』でロボ太を担当しており、アータルもロボ太同様に騎士ガンダム系のSD機を使用している。
これらから、明示こそされないものの、ロボ太の後継機ではないかと解釈されている(ロボ太は『3』にて宇宙空間に漂流してる上に本体のバッテリーがゼロである。つまり人間で言う仮死状態であり、それから30年間はその状態な為)。なんせ技術的進歩は『3』でゲーセンとかの備品だったガンプラバトル機が家庭普及してるレベルなんで…
ところでロボ太はカドマツも意図せず「あの声」になった(そもそもロボットとしては発話機能自体が無い)ようだが、仮に彼もトイボットだとすると、やはり「この声」である以上外見はロボ太同様…?
そしてDLC2において、カドマツにより「ロボ太の直系」であり、GBBBB内のAIの見守りやシステムを脅かす脅威に対抗する「騎士」としての役割を与えられている事が判明した。
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CV:丹沢晃之
マイスターのチームメイト。
アータルと異なり『3』に元ネタキャラがいないため、ファン達には唐突に出てきた知らないおっさん扱いになっている。
使用ガンプラはドム・ストラグル。
フリーダムフリート
CV:
子安武人
フリーダムフリートのリーダー。
覚醒を使用したプレイヤーに興味を抱き、自身のクランに勧誘する。
使用ガンプラはブラックロータス。
一部パーツが同じ声の人の部下の機体。
見た目から悪人…かと思いきや、人間相手には決して悪いことは言わず、また相手が初心者だからといって見下したりはしない。
覚醒を使いこなす主人公を出会う度に勧誘してくるが、断られたら残念そうにしながらもその場は潔く諦めてくれる。
また自分達のチームにくればもっと強くなれると言いながらもタオ達主人公のクランメンバーの事を悪く言う言葉は吐かない…等、
妙に人間ができている。
とはいえ明らかなトラブルなのに初心者相手に手を抜かなかったり(意図して初心者狩りをしているわけではなく、対戦を生業とするゲーマーとしては逆に手を抜くのは失礼と考えているのかもしれないが)、他人の言葉を余り聞かず自分だけの意見を押し通したり、なんやかんやで諦めが悪いことから受けは良くない。
クランメンバーともども名前が微妙に
FFっぽい(リーダーは『
I』、四天王は『
IV』)。
それと中村悠一キャラの前でグラハムの台詞を言った。
中の人は最早説明不要の御大将やムウ演じた子安氏であり、今作のCMナレーションも担当している。
※ネタバレ注意
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だがプレイヤーがマイスター達のクランと戦っている最中に突如乱入し、ウィルスを利用してGBBBBの世界を作り変える。
曰く「人間が楽しむゲームは人間が作るべきであり、今のGBBBBのように機械…人工知能が作るべきではない」との事であり、そういうわけで本作のラスボスである。
つまり「悪そうに見えるけど実は紳士的?…かと思いきや本当に悪者」という二重の意味でのミスリードを誘っていたのである。
しかしそうとなれば普通にGBBBBを破壊すればいいのに、彼がやったことは自分を倒せばGBBBBを返すという、クリア条件があるミッションをプレイヤーに科すことであった。(だがログイン制限や時間制限などがついた高難度であることは変わりない)
彼の正体、そして目指すべきものは果たして…。
ちなみに人間とガンダム作品は本気で好きらしく、主人公達の悪口は余り言わず、またテンションが上がるとガンダムシリーズ名台詞を乱発しだす。さらっと子安さんが担当したメンバーの名台詞も言う。
…なのだが、GBBBBは管理・運営をAIのアウラに任せているとは言っても
人間の運営陣もちゃんと存在し、
今回の騒動の対処に動いている。
マイスターや主人公たちにぶん投げているようにしか見えないとはいえその人間の運営スタッフの行動がなければそれすらできていなかったので
AIに全て任させて人間は重要なことをしていないのではなく、最終的に責任を持って管理しているのは人間スタッフである。
となれば「人間が責任を取ろうが
AIが関わっていることそのものが許せない
」というのが彼の信念なのかもしれないが
ガンダムブレイカー世界は
数十年前に
フルダイブVRガンプラバトルゲームが完成し、
有人で生活できる規模の巨大な静止軌道衛星とそれに繋がる軌道エレベータ、それを利用した太陽光発電というSFな設備を
6年前に完成させて
、しかも人類の命運を握るそれらの装置は
一つのAIが管理している。
そしてそのAIは2度もハッキングで暴走したが、どちらも
門外漢の技術者とガンプラビルダーの活躍で復旧して
、逆に信頼性を認められて改良された上でAIの運用を継続しているのだ。
そしてあと24年後にはスペースコロニーを作り宇宙生活を始めるほどの高度な技術を持つ世界において
娯楽用ゲームの管理をAIがやるのが許せないから破壊しようとした
…というのは作中の描写から見ても奇妙で、
作中世界の設定に明るい者にとってはもはや異様である。昭和のおじいちゃんかな?
そして忘れてはいけないのは確かに「3」AIが暴走し危うく深刻な自体になったがまたその時世界を救ったのもAIなのである。
しかし終盤でリリンがやってみせた「あること」を見て「それをAIがするなんてありえない!」と驚愕して最終的に変心する理由の一つにするのだが、
その「あること」はゲームの主人公(と操作しているプレイヤー)にとっては過去に見たことがある行為であり、
リリンに課せられた本来の任務を考えれば
デフォルト機能として持たされていない方がおかしな行為である。
もしかしてAIを毛嫌いするあまり実際にGBBBBでAIがどんな仕事をしているのかをちゃんと調査と把握してなかったのでは?という懸念が出てしまっている。
さらなるネタバレ
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実は元々GBBBBの開発スタッフの一人だった。
「AIじゃなくて人間が運営するべき」という主張も、根っこはそもそも先述した運営AIのアウラ導入で自身が外されたことを彼なりに解釈したもの。曲解なのは言わずもがなで、先述したマイスターにも面と向かって「何言ってんだこいつ」扱いされている
大手オンラインゲームのはずのGBBBBへのクラッキング、コンピューターウイルスやチートコードの導入をあっさり行っていたのも元々本来の制作作業にも携わっていたから。人間自体は普通にできてる人・身内からの人望そのものは厚いのも、おそらくこちらでは正規の意味でのチームリーダーだったのだろう。
…むしろリリンが(リン機のカラーチェンジ程度とはいえ)機体自作や覚醒もできるのをガチで知らなかったっぽいのが謎ではあるが、おそらく調査AIの導入決定前のタイミングでチームを離れたと思われる。
だが最終的にリリンはAIとは思えない人間性を手に入れた。
カオスはそれを「シンギュラリティ」と評し、そしてリリンは人間だと告げて、納得したかのように降参した。
彼の捕縛と運営への引き渡しをもって事件は解決。GBBBBはついに正式サービスインにこぎつけることになる。
…しかしAIに対する敵意自体は根本的に変わっていない。果たして何があったのか。
最終機は「2」のラスボスであったデビルガンダムであり何気に2度目のラスボスである
ちなみに話の流れもあってか?名台詞パートは「人の意志の力と可能性」「今後、全体に悪影響を与えうるコミュニティの粛清」ということで『逆シャア』『UCアニメ版』『閃ハサ』からの引用が多い。自分の機体は『子安さんが参加したアルタネイティブ作品』のが中心なのに。
これが単に文脈に応じた作品から選んでいるだけなのか、カオスの垢の中の人はこのへんの作品が特に推しなのか…。
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CV:
遠藤綾
フリーダムフリート四天王。
女王様気質で同じ四天王のグスタフを連れている。
使用ガンプラはガンダムファムファタル。
※ネタバレ注意
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その実態は世界の崩壊を見たいと願う破滅主義者であり、カオスならそれを成し遂げてくれると思い協力している。
GBBBBがなくなったらどうするのかと問われて「他のゲームで遊べばいい」と堂々と言い放つなどGBBBB自体に対する愛着も皆無。
と紛うことなき悪女なのだが他のキャラが濃すぎて相対的に地味である。
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担当声優の遠藤氏はガンダムシリーズに都度出ている…が、どうにも不幸なキャラが多いという傾向がある。幸いすーぱーみらいは例の半原型師なビルダーが断ってくれたが
CV:小野寺悠貴
フリーダムフリート四天王。
粗野な風貌だがドーラに忠誠を誓いその身を守護する。
使用ガンプラはボルトガンダムゴリアテ。
2人あわせて元ネタは列車砲の
グスタフ/ドーラだろう。
なのでグスタフ・カールではない。
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ドーラへの忠誠心は本物であり、彼女に尽くし続けていた。
その「ナイト」っぷりは男の名前を覚えないマシマの印象にも深く残った。
四天王の中では一番マシ…との評だが、なんであのドーラに付き従っているかは不明。
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CV:
矢作紗友里
フリーダムフリート四天王。
見ての通りの巨乳美少女であるが、その中身は腹黒。
プレイヤーからは「中身は陰キャ」「割といい年」などと推測されているが果たして…。というか前者は直前に発売された野球ゲーの彼女候補では?
動画配信者としてはクラン外を含めてもトップクラスの人気者で、ある目的からプレイヤーの友人と偽って秘密裏にリリンに接触する。
使用ガンプラはガンダムドローレス。アビスガンダムベース(あと先述のように上官の声がネオそっくり)ゆえか?アバターのキャラデザは配色がアウルっぽいものになっている。
笑い声は「
ニッシシシシ!」という特徴的なものである。
※ネタバレ注意
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その本性は味方ですら「雑魚」と罵り、勝つためには手段を選ばない小悪魔。
そして悪事を働いた理由を楽しいからだと臆面もなく語り、四天王の中でも一際薄っぺらな悪意のもとに行動していた愉快犯であった。
そのためか、最後は作中で働いた悪事の悪辣さや派手なビジュアルに反してクロカンテのような大した隠し球も無いまま割とアッサリ処理された。美少女の無駄遣いと取るか残当と取るかは貴方次第。
とはいえ仲間を騙しリリンや皆に直接的な被害を与えたという点ではめっちゃくちゃ悪質なのは事実なので、主人公側の仲間からの評判は四天王の中で最悪レベルであった。
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CV:
谷山紀章
フリーダムフリート四天王。一見すると好青年のように見える男性プレイヤー。
四天王のリーダーを自称し、正々堂々のバトルスタイルを好む。
実際彼の元にたどり着くと「さぁ、ダメージを回復してやろう」と
もう隠す気無いだろというパロディをやらかす。
使用ガンプラはフレイムガンダムスペリオル。
ちなみに「クロカンテ」とはおそらく元ネタをもじったわけではなく、イタリア語で、カリカリした、パリパリした、サクサクした等の意味を持ち、基本的にお菓子の名前として使われる。
※ネタバレ注意
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しかしその実態は自分が負けそうになったら平気で卑劣な手を使う 勝つのが好きなタイプ。そういう意味ではコンビであるカルパッチョとは似た者同士と言えよう。
ピンチになると口調も荒くなり「バカ」を連発する等典型的なチンピラで、しかもカオスの「クラッキングやらなんやらもやってGBBBBぶっ壊そうぜ(大意)」にも普通に賛成している害悪プレイヤーでもあった。 カツアゲ同然にクルーゼ隊のみんなからパーツを強奪する(PVの)キラがまだマトモだったとは。
追い詰められた彼はなんとネオ・ジオングを持ち出し主人公達を倒そうとする。
どうなるかはお察しください。
ただしガンダムブレイカー3ではラスボスを務めただけありその攻撃力は半端なく「リーダー」を名乗るだけの実力はあると言える。
まあ上からアトミックバズーカ撃ってれば数十秒で終わるのだが
ちなみに紳士の振りをしている状況でも「リーダー」であることにこだわり上記のカルパッチョに再生数が負けていることを気にしたり、正体判明前でもバトル中もピンチになると口調が荒くなるなど伏線は張られていた。
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演じている谷山氏はベテランであるが実はガンダムシリーズには初の出演だったりする。
なおフリーダムフリートのメンバーは他にもおり、少なくともモブ2人が確認されている。
その他
CV:
小野賢章
奏海高校ガンプラチームの一員。
かつて奏海高校ガンプラチームとして日本選手権で活躍し、実績だけならマイスターにも劣らない実力者(ただし、彼方の正体を考えると実績でも実際は遥かに及んでいない)。
プロの誘いはたくさんあったはずだがプロにはならなかったのだろうか?
サナ、トウマと共に『ガンダムブレイカーモバイル』のメインキャラで、アバターは「OB・OGチーム」「ある種の同窓会」として全員学生時代の姿を再現している。
なお現在の所ストーリー上はゲスト出演程度にとどまっている。
使用ガンプラはもちろんガンダムヘリオス。
CV:
高橋李依
奏海高校ガンプラチームの紅一点。
同窓会で再会したリュウセイ、トウマを引き連れバトルトーナメントに出場する。
使用ガンプラはガンダムパーフェクトストライクフリーダム。
CV:
小野友樹
奏海高校ガンプラチームの一員。
プロのガンプラファイターのはずだが…
使用ガンプラはガンダムリヴランスヘブン。
CV:
小西克幸
ミスターガンプラのアバターを使用するビルダー。
初心者のサポートに精を出し、新たにGBBBBで活動するプレイヤーたちを見守っている。
使用ガンプラはミスター専用ゲルググ。
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実は…(ネタバレ) |
アカウントの中の人は『3』のミサ。
つまりタオが序盤で述べた「ミスターのアバターは一般販売されているため、本人でない可能性の方が高い」「いろんな理由からミスターになりきっているプレイヤーは多いよ」はかなり正確に当てていたこととなる。
実はリンとはいとこ同士で、親を亡くした彼女は今はミサの自宅で暮らしているとのこと。彼女からは「お姉ちゃん」と呼ばれており、ミサ自身もリンの事を大事な妹として扱っている。
仲が良いにも関わらず、リンはミスターのアバター機能がバグってミサの姿になってしまうまで気づかなかったが。
塞ぎ込んでいたリンにGBBBBを勧めたはいいものの、ゲーム内で嫌な目に合わないか心配で変装して見守っていたのが「ミスター」に身をやつしていた真相であった。
そのためバレて以降は本来の姿(を模したであろうアバター)に戻り、乗機やプロフィールの文言なども「ミサ」としてのものに変わっている。
なおミサが登場してからはクラン内だけでの集合シーン自体が無いため分かりにくいが、「ミスター」時代から変わらず主人公達のクランのメンバーにはカウントされておらず、ストーリークリア後もプロフィールのクランは「無所属」になっていが後輩の挑発に乗る形で主人公達のクランに所属することになる。
{なおどうやらどこかとは言わないがアバターは盛ってる模様
}
なお正体に関する伏線……というわけでも無いだろうが、実はパーツ外れ時のセリフがミサと同じという小ネタが仕込まれている。妙にくねくねした低音で放たれる「パーツがとれたぁ!?」はある意味必聴。
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CV:
櫻井孝宏
マシマの古巣であるガンプラバトルチーム「ニシワキエンジニアリング」の現リーダー。
同じチームで先輩だったマシマを尊敬し、ガンプラバトルから離れた事を気に掛けている。
アバターが着用しているノーマルスーツにはプロ選手らしくチームやスポンサーロゴが貼り付けられているほか、戦闘中はヘルメットを被っている事が描写されている。
使用ガンプラはニシワキX-1。僚機を含めチームで統一されたカラーリングのガンプラを使用してくる。
演じている櫻井氏はマクギリス・ファリド役で有名だが、声質を変えて演じているためスタッフロールを見る前だと少々わかりにくいかも。
バエルっぽさのない機体だし。
CV:秋葉佑
現実世界でタロをいじめていた生意気な少年。
その事に加え、余りガンダムシリーズやガンプラ作りに真剣ではなく「友達の付き合いでやってるだけ」とタオ以外のGBBBBプレイヤーにも喧嘩を売ってるような言動を続ける。
またリアルの話をゲームに持ち込むマナー違反もしまくっている。
彼の言動にはマシマですら素に戻って苦言を呈していたが、年上の相手に対しても不遜な態度をやめなかった。
使用機体は『セリトスペシャル』だが、カラーリング以外ほとんど素組のガンダムバエルというもの。
幸い櫻井さんの担当してるビルダーと遭遇するのは避けてもらえた。
タオは彼にかなり言いくるめられており、何を言われても黙っていたが…?
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まぁなんというかそれはタオの成長フラグであり、自分だけならまだしも仲間やガンプラバトルをバカにしたせいでブチ切れたタオに猛反撃を食らい、情けない悲鳴を上げて負けを認めた。
これ以降はタオも吹っ切れたらしく、以後まったく話題にならず出番もない。
DLCでタオの口からちょっとだけ触れてもらえた。ほんのちょっとだけ。
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モブキャラ達
上記主要キャラ以外も、GBBBBのロビーには様々なキャラたちがログインしている。
マルチプレイで一緒になったプレイヤーのアバターもロビーを歩き回るが、それ以外にもストーリーの進行に応じて様々なモブNPCがログインしており、話しかけることができる。
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確認できるモブNPC |
ビルダー名 |
アバターアイコン |
所属クラン |
使用ガンプラ |
カイ |
ザフト一般 |
G-FORCE |
AGE-3トレーナー |
ゴージャス |
ザフト赤服 |
チーム・フリーデン |
ミラージュナイト |
トロン |
リガ・ミリティア |
ゴブリンズ |
ガンダムフリューゲル |
紅 |
CB(紫) |
聖フォースクルセイダーズ |
ガンダムエネルゲイア |
ラピスラズリ |
ジオン女性兵 |
無所属→聖フォースクルセイダーズ |
ブルーふみな |
アグレス |
地球連邦軍G4実験部隊 |
クールボーダーズ |
ガンダムエスメラルダ |
イレン |
ジオン公国軍カスタム |
無所属 |
プロミネンス |
バショウ |
地球連邦軍耐Gスーツ |
第078MS小隊 |
フェイクケンプファー |
ルーク |
オーブ国防軍 |
聖フォースクルセイダーズ |
Gナイフ |
サスケ |
鉄華団 |
猛虎団 |
バルバトスアッズーラ |
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なおガンダムフリューゲルはあの機体にすっげえ似ていることで話題になった。
新規参戦ガンプラ一覧
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※ガンブレモバイルの機体含む。
性質上、『3』~『モバイル』期には作品自体が無かった機体の参戦も多い反面、バウンド・ドックや(UC版のみとはいえ)グスタフ・カール、ドレッドノート&ハイペリオンのような追加参戦ももちろんある。
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既存参戦ガンプラ一覧
最終更新:2025年04月23日 18:36