【いるぶりーど】
ジャンル | バーチャルホラーランド | |
対応機種 | ドリームキャスト | |
発売元 | セガ | |
開発元 | クレイジーゲーム | |
発売日 | 2001年3月29日 | |
定価 | 5,800円 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
全編B級ホラー臭満載 DCのバカ・オブ・バカ まさにクレイジーなゲーム |
お化け屋敷アトラクションを探求するホラーアドベンチャーゲーム。
キャラクターデザインは『バジリスク ~甲賀忍法帖~』などで知られ、過去には『時の継承者 ファンタシースターIII』などでもデザインを担当した漫画家のせがわまさき氏が務めている。
3D空間で展開されるホラーゲームといえば『BIOHAZARD?』や『SILENT HILL』を思い起こすかもしれないが、作風はそれらと大きく異なる。
そのノリはホラーコメディ的な要素を存分に含んでおり、 恐怖と笑いが同時に襲い掛かってくる超展開の数々が話題となった。
B級ホラー映画史上、もっとも上映禁止を多発させた問題ホラー映画プロデューサーとして名高いマイケル・レイノルズが、
入場者を恐怖のドン底に叩き込む為だけに造った本格ホラー・テーマパーク「イルブリード」。
それは、全てのアトラクションをクリアすれば1億ドルという超高額の賞金が手に入るが、
失敗すれば死あるのみという、情け容赦ない恐怖の施設であった。ハイスクールのホラー映画研究会の会長を務める18歳の少女エリコ・クリスティは、幼少期のトラウマから恐怖という感情を失っていた。
ある日のこと、研究会の仲間たちからイルブリードへ挑戦しようと誘われた(*1)エリコだが、あまりもの賞金の高額さをいぶかしみ同行を拒否。
それならばと、仲間たちはエリコを残してイルブリードに向かったものの、それ以後、音沙汰が無くなってしまう。仲間たちの安否が気になったエリコは単身、イルブリードへと向かう……。
イルブリードは一度入場したら最後、たとえ生命の危機に陥っても、全ステージをクリアするまで退場する事は出来ない。脱出か死しか道はない。
以下のルールと流れに従って全6ステージを順番に制覇し、賞金1億ドルの獲得を目指す。
ゲームの流れ
上記の流れを繰り返し、6ステージ全てをクリアするとラスボスが待ち受ける最終ステージへと向かう。
全ての工程をこなしてクリアできればそのままステージ制覇となるが、ステージクリア時の賞金の入手金額はプレイ成績によって変動し、満額を手に入れるにはステージ開始前に掲示された条件をすべて満たさなくてはならない。
+ | 条件表 |
トラップ解除・探索と戦闘
4感センサーとステータスパラメーター
+ | ... |
救出と脱落
園内施設
園内には以下の施設が存在し、ステージクリアごとに獲得した賞金を使って各種サポートを受けることができる。
その他
ステージはマイケル・レイノルズが製作したホラー映画をモチーフとした6つのアトラクション・シアターで構成されている。
+ | ステージ概要 |
挑戦するホラー研部員も一癖も二癖もある人物ばかり。以下の紹介を見ていただければ分かる通り、万遍なくネタ・パロディがちりばめられている。
+ | 登場人物 |
+ | 更に真エンドルートでは…※ネタバレ注意 |
DC末期の作品としては相当にインパクトの強い作品で、その筋では絶大な人気を誇る。
単純にゲームとして見ると、システムの粗やバランスの悪さが目につくものの、それを補って余りあるB級ホラー映画テイストをこれでもかとばかりに盛り込んだ演出は今でも人気が高く、ホラー映画マニアにもオススメできる。これほどのバカゲーが楽しめるのがDCだけというのがもったいないくらいである。
純粋な内容からして大いに人を選ぶが、この手のノリを許容できる人ならば楽しめるだろう。