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悪魔城ドラキュラシリーズ - (2021/05/19 (水) 21:54:00) の編集履歴(バックアップ)


悪魔城ドラキュラシリーズリンク


シリーズ一覧

機種 タイトル 概要 判定
2Dステージクリア型アクション
FCD 悪魔城ドラキュラ すべての始まり。初代。
MSX2 悪魔城ドラキュラ (MSX2) FCD版のリメイクだが、ハード毎にそれぞれゲーム内容が異なる。 なし
SFC 悪魔城ドラキュラ (SFC)
X68k 悪魔城ドラキュラ (X68000)
PS 悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ X68000版のアレンジ移植。
GBA ファミコンミニ 悪魔城ドラキュラ FCD版の移植。
AC/PS4 悪魔城ドラキュラ (AC) 初のアーケードタイトル。 不安定
PS2 オレたちゲーセン族 悪魔城ドラキュラ AC版の移植。
GB ドラキュラ伝説 初の携帯機タイトル。 不安定
Wii ドラキュラ伝説 ReBirth DL専売。『ドラキュラ伝説』のリメイク。
FC 悪魔城伝説 初のパートナーキャラプレイとステージ分岐制。初代の作風をブラッシュアップしており、最高傑作ともされる。
FC/GB 悪魔城すぺしゃるぼくドラキュラくん? コミカルパロディな番外編。GB版はタイトルは同名だが内容はFC版の続編。
GB ドラキュラ伝説II 初のステージ選択制(前半部分)。
PCE 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 初のCD-ROM・音声デモ収録。ステージ内でのルート分岐が増える。
SFC 悪魔城ドラキュラXX 『血の輪廻』のリメイク移植。輪廻とはステージ構造等のゲーム内容が異なり、全体的に硬派志向。 なし
PSP 悪魔城ドラキュラ Xクロニクル 『血の輪廻』のリメイク。『血の輪廻』『月下の夜想曲』の移植も隠しモードとして同時収録。
MD バンパイアキラー 初の2人主人公選択制、中世以外(近代第1次世界大戦時)が舞台となった異色作。
当初は「『悪魔城ドラキュラ』ではないホラーアクションの新シリーズ」とされていた。
GB 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲 初の女性ベルモンド主人公。現時点で(リメイクや移植以外の完全新作で)最後の2Dステージクリア型。
PS3/360 悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair DL専売。シリーズの色々な過去キャラの出るお祭りゲー的作品。
シリーズ初のオンライン協力プレイを搭載。グラフィックはDS版3作のものを再構築。
その為、DS版やDLCで『悪魔城』シリーズでない『月風魔伝』関連がゲスト参加。
2D探索型アクション
FCD ドラキュラII 呪いの封印 事実上初の探索型。『メトロイド』型ではなく『リンクの冒険』型のアクションRPGタイプの探索型。 なし
PS 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 『メトロイド』のようなマップ探索型アクションRPGで、本格的に別路線を打ち出した作品。以降の探索型の基盤となった。
SS セガサターン版独自の追加要素を追加。
360 実質ベタ移植なのにレーティングが上がっているのは永遠の謎。
iOS/Android 厳密にはPSP版の移植。操作面のアレンジは一長一短。
GBA 悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon 携帯機では初の探索型。形式上は『月下の夜想曲』と同じ探索型だが、難易度・プレイ感的にはステージクリア型作品に近い。
キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 海外タイトルに合わせ日本タイトルも『キャッスルヴァニア』化。月下探索型の中では唯一のベルモンド主人公。
キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲 舞台がドラキュラ完全封印後の日本の近未来という、新たな時代・作風で描かれる。
DS 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架 『暁月の円舞曲』の直系続編。キャラ絵はアニメ絵に変わった。
悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス 初の2人主人公同時操作。マップ数が同じステージをマイナーチェンジして増加。
悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印 各地を廻るステージ構成。現時点で最後の2D探索型。
3DS キャッスルヴァニア
ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡
横スクロール探索型だがグラフィックは3D。
シリーズ初の3D立体視対応。
PS3/360 キャッスルヴァニア
ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡 HD EDITION
DL専売。
『宿命の魔鏡』に追加要素を付け据え置き機用にHD化したアレンジ移植版。
3Dアクション
N64 悪魔城ドラキュラ黙示録 初の3D悪魔城。基本的にはステージクリア型だがステージ内に探索要素もある。3Dマリオのような系統の3D作品。 なし
悪魔城ドラキュラ黙示録外伝
レジェンドオブコーネル
『黙示録』の前日譚外伝であり主人公も新しいが、ゲーム内容は一から作った完全新作というより前作のリメイクに近い。
隠しで前作の主人公のディレクターズカット版もプレイ可。
PS2 キャッスルヴァニア 海外版では『Lament of Innocence』というサブタイトルが付いている。
:『黙示録』とは別タイプの『デビルメイクライ』のような系統の3D作品。
なし
悪魔城ドラキュラ 闇の呪印 PS2版『キャッスルヴァニア』と同じタイプ。ノセントデビル(使い魔のようなもの)システムの追加。
Wii 悪魔城ドラキュラ ジャッジメント Wiiリモコンを振って操作する、番外編的な3D対戦格闘アクション。『DEATH NOTE』の小畑健がキャラデザを担当。
開発は『MARVEL VS. CAPCOM 3』『BLOODY ROAR』シリーズ等の格ゲーに定評のあるエイティング。
AC 悪魔城ドラキュラ THE ARCADE 初の専用大型筐体。鞭型コントローラを使う、ガンシューティング系統の体感型3Dアクション。
PS3/360 キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ ゴッドオブウォー?』のような系統の3D作品。『メタルギアソリッド』の小島監督及びコジプロが監修していた事でも有名。
悪魔城ドラキュラ ロード オブ シャドウ2 前作『ロードオブシャドウ』の流れを汲む3D作品。DLCでの追加コンテンツもあった。
オムニバス移植
Win Castlevania & Contra? NES版『悪魔城ドラキュラ』『ドラキュラII 呪いの封印』『悪魔城伝説』を収録。
PS4 悪魔城ドラキュラXセレクション 血の輪廻&月下の夜想曲 『血の輪廻』『月下の夜想曲』*1のカップリング移植。
PS4/One/
Switch/Win
アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション コナミグループ創業50周年記念作品。アーケード版『悪魔城ドラキュラ』と海外版『HAUNTED CASTLE』を収録。 なし
悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション コナミグループ創業50周年記念作品。『悪魔城ドラキュラ (FC)*2』『悪魔城ドラキュラ (SFC)』『Castlevania II Simon's Quest*3
『悪魔城伝説』『ドラキュラ伝説』『ドラキュラ伝説II』『バンパイアキラー』『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』を収録。
  • このサイトでは評価取り扱い対象外のシリーズ
    • 悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls(iOS/Android)


他のゲームでの悪魔城ゲスト

機種 タイトル 概要 判定
FC 月風魔伝 シモン・ベルモンドをモデルにした妖怪「死門」が登場。
コナミワイワイワールド コナミヒーローの一人としてシモン・ベルモンド*4が登場。
ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城 変身キャラクターの1人「シモン」として登場。 なし
がんばれゴエモン外伝2 ~天下の財宝~ シモン・ベルモンドがゲストで登場。
MSX2 牌の魔術師 対戦相手の雀士としてシモン・ベルモンドが登場。
SFC がんばれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~ ドラキュラをモチーフにしたボスとして「どらきゅらん」が登場。
GBA コナミワイワイレーシング アドバンス レーサーの一人としてドラキュラ伯爵が登場。
GC/PS2 ドリームミックスTV ワールドファイターズ シモン・ベルモンドが登場。 なし
MD 魂斗羅ザ・ハードコア シモン・ベルモンドと子門真人*5の要素を混ぜたメカが登場する。
360 オトメディウスX 悪魔城シリーズをモチーフにしたキャラ「ココロ・ベルモンド」が登場。 なし
DS ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート 国内版のみアルカードが登場。
スーパースクリブルノーツ
PS4/PS3/PSV 実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル? 悪魔城シリーズをモチーフにした舞台「ヴァンプ高校」とシモン・ベルモンドをモデルにした投手「史門泰司」が登場。 なし
AC モンスター烈伝 オレカバトル モンスターカードとしてシモン・ベルモンド、アルカード、ドラキュラ伯爵が登場。
Switch/PS4/
One/Win
スーパーボンバーマン R ver.2.0アップデートでドラキュラボンバー、シモンベルモンドボンバーが登場。 なし
AC ボンバーガール 悪魔城シリーズをモチーフにしたキャラ「セピア・ベルモンド」が登場。
Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL シモン、リヒターがプレイヤーファイターとして、アルカードがアシストフィギュアとして参戦。ボスとしてドラキュラ伯爵も登場。
BEMANIシリーズ ポップンギタドラキーマニなど、複数作品で本シリーズの楽曲やキャラクターが登場。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
Bloodstainedシリーズ
PS4/Switch/
One/Win
Ritual of the Night 悪魔城シリーズのプロデューサーであった「IGA」こと五十嵐孝司氏が
KONAMIから独立後に手掛けた、探索型ドラキュラタイプの2Dアクション。
PS4/Switch/
One/Win/
PSV/3DS
Curse of the Moon 特に初代『悪魔城ドラキュラ』~『血の輪廻』あたりを強くリスペクトした、
8bit「風」グラフィックのステージクリア型アクション。本編である『Ritual~』に先行して発売された外伝。
PS4/Switch/
One/Win
Curse of the Moon 2 前作の好評を受け発売された外伝2作目。難易度も8bit時代を彷彿させる。


シリーズ概要

FCディスクシステム対応で1986年9月26日に発売された初代作『悪魔城ドラキュラ』からコナミを代表する人気シリーズのひとつであるホラーアクションゲームシリーズ。 海外では『Castlevania (キャッスルヴァニア)』の名前で発売、シリーズ展開されている。
鞭などを武器とするヴァンパイアハンターの主人公とその協力者たちが、様々な仕掛けや怪物の存在する悪魔城を攻略する。

ゴシックホラーの世界観とリアル調のグラフィック、あまり類を見ないメインウェポンを使ったやりごたえのあるアクションは、当時のファミコンゲームの中でも独特の雰囲気を放っていた。
また、ゲームを盛り上げるハイセンスな音楽も人気を集めており、音楽を高く評価されているシリーズ作品は多い。

各作品のゲームジャンルは、大きく3種類に分けると「2Dステージクリア型」「2D探索型」「3D」がある。

シリーズの変遷

当初は、アクションゲームとして当時の定番ジャンルだった2Dステージクリア型を中心に開発されていた。

システムの転換点となったのは、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』。
鞭のメインウェポンを廃し、『メトロイド』のような広いマップを行き来してアイテム収集するスタイルと併せ、レベルや装備といったRPG要素を導入している。これらは、それまで難易度も硬派だったシリーズのハードルを下げたきっかけと言えるだろう。

1999年発売のN64『悪魔城ドラキュラ黙示録』からは、主に据置ハードで3Dポリゴンアクションの作品も制作されている。

ストーリー概要

  • 元々は作品間のストーリーに縛りはなく、それぞれ独立した作品の開発チームがある程度自由に作っていたが、2000年頃にサイト上で後付けで年表設定が作られ、この年表での設定上の時系列は『キャッスルヴァニア』⇒『悪魔城伝説』⇒『闇の呪印』⇒『ドラキュラ伝説』⇒『ドラキュラ伝説II』⇒『悪魔城ドラキュラ』⇒『ドラキュラII』⇒『白夜の協奏曲』⇒『血の輪廻』⇒『月下の夜想曲』⇒『バンパイアキラー』⇒『ギャラリーオブラビリンス』⇒『暁月の円舞曲』⇒『蒼月の十字架』の順となっており、主に『悪魔城伝説』から『血の輪廻』までがドラキュラとベルモンド一族の戦いを、それ以降の時系列はベルモンド以外のキャラを中心に悪魔城との戦いを描いた作品となっている。
    • この年表設定以前は『漆黒たる前奏曲』がシリーズ始まりとなる最古のストーリーとされていた。
      • シリーズが長く続いたことと開発チームが別といった経緯の為か一部設定に矛盾や変更あったり、このストーリー年表には含まれていない作品もある。
  • 年表作成以降も、年表とは関連しない『奪われた刻印』や『THE ARCADE』や『Harmony of Despair』に加え、「新章」悪魔城ドラキュラと銘打った『ロードオブシャドウ』系列の作品などが出ており、旧作の人物や地域名も登場するものの、別解釈で語られたり設定が異なったり様々であり、年表へのこだわりは薄れている。
  • この2000年代に作られていた年表は2010年代後半にサイトがリニューアルされた際に掲載されず無くなっている。

ジャンル別解説

ゲームジャンルは作品ごとに異なり、主に下記の3種類のジャンルが存在する。

2D横視点スクロールステージクリア型ジャンプアクション

  • 初代『悪魔城ドラキュラ』から脈々と続くジャンルで、元来悪魔城ドラキュラと言えばこのジャンルを指していた。
    任天堂のスーパーマリオなど、ファミコン時代から「アクションゲーム」といえばこれな定番スタイル。
    • 1ステージに1ボス、多くは一本道ステージであるが、ステージ分岐がある作品もある。
    • 全体的に操作感が硬いのが特徴で、ジャンプ中の軌道変更が利かず的確なタイミングでのジャンプが求められるなどアクションのクセが強く、難易度は高めに調整されている。
    • 90年代半ばまではシリーズの主流ジャンルだったが、00年代以降は探索型や3Dアクションに取って代わられ、近年では旧作のリメイク作品しか出ていない。

2D横視点スクロール探索型ジャンプアクション

  • アクションRPG、アクションアドベンチャーとも呼ばれる*6、『月下の夜想曲』から本格化した2つ目の主流スタイル。
    広大な悪魔城の中を練り歩き、敵を倒し続けて主人公をレベルアップさせたり、豊富なアイテムを収集することで新しいアクションにより行動範囲が広がっていくといったゲーム性が特徴の、言わばコナミ版『メトロイド』である。
    海外ではこの2D探索型アクション全般のことを、2つの名作シリーズ『メトロイド』と『キャッスルヴァニア(悪魔城シリーズの海外版タイトル)』を組み合わせた「メトロイドヴァニア」の名で呼んでおり*7、インディーズを中心に盛り上がりを見せる一つのジャンルとして定着している。
    メトロイドの名前が使えない場合は、GBA版でこのスタイルを定着させたPの名前から「IGAvania」と直球で書かれる事もある。
    このIGAvaniaの方はほぼ公式扱い*8
    • 探索・収集などプレイ時間が長くなるRPG的な要素が強いこともあってか、携帯機を中心にシリーズの定番ジャンルとなる。
    • ほとんどの作品ではゲームクリア後に、おまけキャラを使用できるなどのモードが存在する(プレイするマップは同じ)。このおまけモードでは主人公のレベルアップやアイテム収集といった要素は控えめで、純粋なアクション性に寄った内容となっている。
    • おまけモードの操作キャラは機動力が本編の主人公よりも高く、ジャンプ攻撃やスライディングなどの移動手段が軒並み強力。バグの温床であることも多々あり、見た目の動きが変態的になるといったネタ的な意味で有名になることが多い。

3Dアクション

  • 3Dゲームの普及に乗る形で、N64の『黙示録』とPS2~PS3の据え置き機作品においてはこのジャンルが一時的に主流となった。 2D作品におけるステージクリア型か探索型か、アクションかアクションRPGかといった境界線は3D作品ではあいまいになることが多い。 その他ジャンル的にも幅広く、FPSガンシューテイングや対戦等がある。