【ろっくまんえっくすふぁいぶ】
ジャンル | アクション | ※画像はPS版 |
対応機種 |
プレイステーション Windows 2000/XP |
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発売元 | カプコン | |
開発元 |
バリューウェーブ カプコン |
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発売日 |
【PS】2000年11月30日 【Win】2002年5月24日 |
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定価 |
【PS】6,090円(税込) 【Win】5,040円(税込) |
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廉価版 |
PlayStation the Best for Family 2002年7月18日/2,940円(税込) |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2014年12月17日/617円(税込)(2019年12月13日配信終了) |
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判定 | なし | |
ポイント |
練りこみ不足の新システムと漂う低予算臭 アクションを強制停止させるナビゲーター BGMはシリーズトップクラスの人気 驚愕のストーリー展開 「100年前から定められた運命」 |
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ロックマンシリーズリンク |
『ロックマンXシリーズ』第5作。
前作までは比較的短い期間で発売されていたのに対し、本作はX4から3年以上経過してから発売された。これほどまでにブランクが生じた理由は不明。
また、開発担当もロックマンに長年携わってきた稲船敬二氏を始めとする第二開発部(*1)の面々ではなく、三並達也氏がトップの第三開発部(一部バリューウェーブへの外注)に変更。『X4』でプランナーの一人としてシリーズに参加した経験もある「おおこ」こと大小原宏治氏がディレクターに抜てきされ、開発の指揮を執った。
当時は公にされていなかったが、稲船氏が「これを最終作にしてほしい」とスタッフに伝えていた事から、当初は本作をもってXシリーズ完結となる予定だった。
その為、ストーリーも終末感を強く打ち出した内容となるなど、作品全体を通して「最後」を意識させる要素が多い。
本作には「時間」の概念が存在する。ゲーム開始時の持ち時間は16時間。
各ステージのボスには「レベル」の概念がある。レベルが高いほどボスの体力が増える。高レベルのボスを倒すと、強化パーツを入手できる。
プレイヤーのイレギュラーハンターとしての腕前がどの程度であるか表す。従来は設定上の概念であったハンターランクを、システムに一応反映した要素。
+ | 莫大な体力 |
+ | 問題のステージについて |
+ | その一例… |
ステージクリア時に評価を受けるが、評価=ハンターランクとなるため、今までストーリー背景上重要であったハンターランクがあっさりと上下してしまう。
+ | ネタバレあり |
全体的にギミカルになったステージ構成や、使いまわしスレスレのオマージュ要素などは批判されやすいものの、それら自体は丁寧に作られている為ある程度の完成度には達している。
また、そこに至るまでの過程や一部EDは雑ではあるが、シリーズのストーリーのキモとなる部分を扱ったこととそれを盛り上げる秀逸なBGMなどにより許容範囲とする意見どころか
シリーズ一番のお気に入りとするプレーヤーも一定数存在する。
しかし、見せつけるような低予算臭はもはや哀愁すら感じさせるレベル。そんな逆境に負けるまいと多数の新要素を意欲的に取り入れていくという姿勢は評価したいが
それらすらもそこかしこに雑な部分が散見される。
後にディレクターのおおこ氏が「最後を意識して無茶をし過ぎた部分もあった」と反省の弁を述べているようにやりたい事を詰め込み過ぎてまとめきれなかった印象は拭えず
過去作と比較してかなり難のあるゲームになってしまった。