【ろっくまんえっくすえいと】
ジャンル | アクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション2 Windows 98SE/Me/2000/XP |
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発売元 | カプコン | |
開発元 |
バリューウェーブ カプコン |
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発売日 | 2005年3月10日 | |
定価 | 6,090円 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
廉価版 |
【Win】みんなわくわくパソコンソフト ソースネクスト発売 2006年5月19日/2,970円 |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2015年12月16日/823円(税込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
アクション性・システムを大幅改善 クラッキングなど爽快感の高い新要素 「アクセル」起死回生の作品 シリーズ初の衝撃的な展開 |
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ロックマンシリーズリンク |
『ロックマンXシリーズ』8作目。大まかな基本システムは過去の『ロックマンXシリーズ』を踏襲。
第3の主人公アクセルの続投、プレイヤーチェンジ、ゼロの武器バリエーションなど、前作の『X7』から継承されている。
グラフィックも前作同様に全編3DCGだが、3Dアクション的な要素は一部のステージに留まり、基本は2Dスクロールアクションとなっている。
ディレクターを務めた白浜英郎氏はこれまで格闘ゲームに関わっていたスタッフであり、本作の新システムの多くは格ゲーライクな物が採用されている。
また、『コマンドミッション』にて主力スタッフに昇格し、実績を作った北林達也氏が率いるメンバーが、別ラインで進められていた本作にも参加している。
シリーズ伝統のアクション性の復活
ゲームバランス
練り込まれた新要素
本作で追加された新要素は、いずれもゲーム性の向上に直結していると好評である。
旧作のシステム・アクションの廃止
ナビゲーションシステムの改善
インターミッションの追加
個性的なステージ
魅力的な敵キャラ達
快適性
キャラクター性能
公平化された3人のキャラクターのパワーアップシステム
進化したエックスのパワーアップパーツシステム
メタル全開の熱いBGM
クリア後のデータ引き継ぎ要素
膨大なやり込み要素とおまけ要素
削除された旧作からのシステム
キャラバランス
癖のあるデザイン全般(キャラクター、メカ、エックスのアーマーなど)
ボスの一部仕様について
ラスボス第二形態の必殺技「パラダイスロスト」の対処法の分かり難さ
アイテム入手や稼ぎの手間
ステージ構成
地中に埋まった「レアメタル」の分かり難さ
不自然なシナリオ
VAVAの半端な扱い+あまりにイカれた声とその性格
ゼロのモーション
その他
ゲームバランスやアクション性、システム面が非常に良く練りこまれており、多数搭載された新要素もそのほとんどが見事に成功している。
それに加え旧作からのシステム等を絶妙にミックスさせた要素も多く、まさにXシリーズの集大成と呼ぶに相応しい出来栄えであると言える。
シリーズファン視点で見た場合はキャラバランスやステージ構成、演出・シナリオ面などにまだまだ粗削りな部分が存在するため、
眉をひそめるプレイヤーも存在するものの、それ以上に改善された部分が多い点を評価するユーザーは多く好評の声が相次いだ。
『X5』~『X7』でシリーズから離れてしまった人はもちろん、カプコンのアクションゲームが好きな人にも機会があれば一度手に取ってみて欲しい作品である。
*1 厳密には3段階目以上のチャージショット
*2 パワーアップパーツを用いることで緩和が可能。特にヘッドパーツHとアームパーツIの組み合わせでは手間を大幅に省ける。
*3 ゲームを進めることでボスの体力ゲージが増加するシステム。『X6』にあったレベルによってボスの攻撃パターンが変わる仕様は、選択した難易度によって変わるという形で引き継がれた
*4 あくまでも正史としては初めての展開で、『ロックマンX コマンドミッション』を含むと二度目。
*5 しかしDNAコアを出す敵は限られているため、中々活用できないのが惜しまれる。
*6 シルエット自体は変わらないが他にも細かいデザインの違いがある。
*7 Janne Da Arcの面々は元々ロックマンが好きらしく、公式サイトのインタビューで初代シリーズについて手短であるが熱く言及した。
*8 本当は24番目のシングル候補に挙がっていたのだが、『ブラック・ジャック』のOPテーマになった23番目のシングル「月光花」のヒットで生じた『タイアップバンド』のイメージを払拭するため候補から外した、という止むに止まれぬ事情がある。
*9 EASYは選択不可。
*10 PS2版とWindows版では条件が大幅に違うのだが、仕方ないとはいえWindows版の方が条件がハードになっている。
*11 クセでしゃがもうとしてダメージを受ける、アクセルで小さな敵が狙いにくい、ゼロに姿勢を低くする動作がないなど
*12 本作では廃止されているが、『X5』~『X7』にはレスキューシステムと呼ばれるシステムがあり、それと致命的に相性が悪かった
*13 ダッシュ距離が短く、姿勢も他二人より高いため敵の攻撃をかいくぐるのに向いていない。なまじ速度は速いことも使いづらさの一因かもしれない。
*14 ちなみに隠し要素には消費メタルが非常に多い代わりに、リーチがDグレイブと同等で上位互換といっても過言ではない武器が存在する。Dグレイブの唯一の弱点といっても過言ではない持ち手近くに無い当たり判定もこちらには存在しており、これを使うといよいよ手が付けられないものとなる。
*15 ロックマンシリーズでは一段階目のチャージショットは弾が大きくなるだけでダメージ据え置きだがXシリーズではノーマルの二発分の威力を持つのでフルチャージせずに撃つ事も役に立つのである。
*16 この障害物はレアメタルを入手する上で破壊しなければならないもののため、アルティメットアーマーを入手した状態で破壊する必要性はまずないが、その先には通常のメタルもあり何かとメタルが入り用な本作では回収しておきたいところではある。また、単純に通常のパーツにしかできないことがあること自体に首を傾げるプレイヤーもいるだろう。
*17 これもシリーズ恒例である。ただし、EASYでは不可。
*18 武器エネルギーが満タンの時にのみ、それを全て消費することで発動するため回復するまでは発動できなくなる。ちなみにノヴァストライクの武器エネルギーは時間経過で回復し、また武器エネルギーの最大値に応じてダメージを与える仕様である。
*19 特にラスボス最終形態となると『X』のウルフシグマをはじめ弱点が分かりにくいものが多い
*20 主人公が参戦しないまま終わる訳が無く復帰することがバレバレではあるが。
*21 つまり、アイテムの探索に秀でているということである。
*22 後述のダイナスティが顕著
*23 実は今回は「トゲ側面の当たり判定が無くなっている」ため、このことを知っていれば多少楽に攻略できる。しかし触れないことには確かめようがなく情報不足なので、多くのプレイヤーは伝統的に「側面から触れても死ぬ」ものと思って、無駄に慎重に操作することになった。
*24 その他に高価値のメタルが埋まっていることもある。
*25 『ロックマン&フォルテ』にも似たような要素があるが、そちらでは「アイテムが埋まっている場所が発光して分かりやすくなる」というアイテムが存在したが、本作にはそのようなヒントアイテムも無い。
*26 『X5』『X6』それぞれでVAVAが復活し関与していたとすれば、『X3』ではマークIIであったにもかかわらず本作のVAVAが3と4を飛ばして5を意味する「V(ペンテ)」を名に冠していることも含めて説明がつくことも推測に真実味を与えている。
*27 描写されていない部分で復活しウイルスに関与していたという可能性もあるが、該当の作品内でエックスとゼロ以外に現場に送り出せるハンターがいないことが言及されているほど切迫した状況下であったにもかかわらず一切描写されずに解決されたこととなり、より一層不可解なものとなる。
*28 そもそもあちらはパラレル扱いをされている
*29 硬直中でも再ジャンプ及びダッシュは可能。