【めたるさーが さじんのくさり】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | サクセス | |
発売日 | 2005年6月9日 | |
価格 | 7,329円(税込) | |
廉価版 | PlayStation2 the Best:2006年3月2日/3,990円(税込) | |
判定 | なし | |
ポイント |
名前を変えてシリーズ再始動 どうしても目に付くロード時間と劣悪バランス 自由度はシリーズトップクラス 本家に受け継がれた要素も |
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メタルマックスシリーズ |
+ | パーティメンバーについて軽い説明 |
シリーズの顔ともいえる戦車について
シリーズ作品経験者ならニヤリとできる要素
+ | 本作のみならず、シリーズ過去作品のネタバレ要素も含みます。閲覧注意! |
圧倒的に高い自由度
本家シリーズ作品よりちょっとだけ多いミニゲーム
+ | 本作の隠し要素についての評価点を記述しています。閲覧注意! |
システム変更の功罪
力の入れ所がおかしいシナリオ・イベント
+ | そして本作ラスボスについても批判意見が見られる。閲覧注意! |
グラフィックについて
装備品の名称と性能について
長い上に頻繁に発生するロード時間
バグが多い
お世辞にも良いとは言えないゲームバランス
取り返しのつかない一部要素
+ | ネタバレ要素に言及しています。閲覧注意! |
その他、細かな問題点
メタルマックスシリーズファンの期待を一身に集めて世に出た作品だったが、彼等の膨らみ過ぎた期待に応える事はできなかった。
メタルマックスシリーズを模倣しつつも、新システムを追加し従来作品の問題点を改善しようとしたスタッフの工夫は窺える。
事実、本家シリーズに逆輸入された本作初出の要素もある為、目の付け所は間違っていなかったと評せるだろう。
だがそれを考慮したとしても、ロードの長さとゲーム全体のバランスの悪さについては苦言を呈さざるを得ない。
長所として伸ばせそうな要素も、製作途中でスタッフが力尽きたのか中途半端に止まっており、
作り込みの甘さばかりが悪目立ちしてしまうという、何とも勿体無い形になってしまった。
結果として、当時のシリーズファンからは「ガッカリゲー」「黒歴史」の烙印を押される程の酷評を受けてしまったのである。
しかしながら、シナリオ序盤の窮屈さやキャラデザインが大きく足を引っ張った『4』や
様々な要素をそぎ落とし過ぎた結果、賛否が真っ二つに割れてしまった『Xeno』等が世に出た現在では
一部シリーズファンの間で、プレイヤー自身の望むままにポストアポカリプス世界を駆けまわり、そんな世界でも逞しく生きる人間達の物語を楽しめる本作を再評価する動きも見られるという。
*1 この防具に限らず、マップで拾う事が可能な装備品はゲーム後半になると女性用の物ばかりとなる。一応、最後の街で準最強クラスの男女共用防具を購入する事も可能
*2 予約特典の小冊子に描かれた4コマ漫画「よりぬきメタルさん」では、実際に下記NPC「特技仙人」に使用料としてお金を支払う様が描かれている…が、ギャグ漫画の描写なので公式設定として扱うべきか微妙な所ではある
*3 DLCのみで入手可能な戦車を含む
*4 なおバトー博士のキャラ付けについては、なんと過去作のオマージュではなく偶然の一致らしい(ファンブックより)
*5 他にもゲームディスク内に没データとして一家3名の敵キャラ用データと彼らのものと思われる戦車(敵キャラ)の残骸が残っているとのこと。ちなみに戦車はケニーヒスティガーとパンターの2種類なので1名(データ名から言っておそらくセバスチャン)はそのまま戦う予定だった模様
*6 ちなみに没になった要素として肉襦袢(筋肉教徒バッドエンド時に使われるものと同一)がある。(ベスト盤の)公式サイトで画像を確認できる(ミニゲームグラフィック担当のページ)。エミリまでムキムキで笑えるが、当該ページによるとスケジュールが間に合った場合は本当は実装したかったようだ…。なお当該ページにはカールだけ写っていないので、そこは想像で補おう。
*7 仲間キャラに贈った場合、パーティから外さないと着替えてくれない点に注意
*8 実際、グラフィックを批判する書き込みは大抵続けて「メタルマックスはギャルゲーじゃねえ!」と言っていた。…元から「ダリのめいが」とかを貢ぐゲームだったような気がするが… どちらにしろ、本作は「メタルサーガ」であり別物であるのだが
*9 「ドッターが貴重で…」などとやや濁されて書かれているが要するにドッターを雇う予算が…ということになるのだろうか…
*10 実際の戦車の運転には、その戦車の種類にもよるが概ね3~4名の乗員が必要となる
*11 ある街の内部からある街の内部に移動する場合は、ドッグシステム(無限使用可能なワープアイテム)を使っても直接内部へ移動しないので、街A→フィールド(街Bのすぐ横)→街B(「→」部分でロード発生)というようにロードを2回挟むことになる
*12 表記上は255だが内部的に上昇する
*13 『ディスガイア』の9,999ですら16ビットで十分格納できることを考えれば、2の32乗である4,294,967,296という数値のスケールのでかさは想像つくだろう。
*14 装備品を落とす例外も2体存在してはいる
*15 SLPSが異なるため。ペイントは流用可能だったはず