この記事では『ピクミン』『Wiiであそぶピクミン』『ピクミン1(Switch)』を取り扱っています。
【ぴくみん】
ジャンル | AIアクション | ![]() |
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対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ | ||
発売・開発元 | 任天堂 | ||
発売日 | 2001年10月26日 | ||
定価 | 7,140円(税込) | ||
配信 | 【WiiU】2017年6月21日/2,700円 | ||
判定 | 良作 | ||
ピクミンシリーズ |
未開の地(*1)に降り立った主人公オリマーを操り、偶然出会ったその土地の生物「ピクミン」と共に星を探索するゲーム。
当初はN64で企画されていたが、ピクミンを多く動かすにはハード性能が不足であり、より性能の高いGCへ繰り越しされたという開発経緯がある。
主人公オリマーは、会社の有給休暇を使って気ままな宇宙での一人旅を楽しんでいた。
しかし、宇宙船に隕石が激突するアクシデントが発生し、未知の星に不時着してしまい、
その衝撃で宇宙船のパーツが各地に散らばってしまう。
しかもこの惑星の大気ではオリマーは生きていくことができず(*2)、生命維持装置のバッテリーが切れるまでのわずか30日間で宇宙船のパーツを回収して脱出しなければならない。途方に暮れるオリマーは、偶然その星の生物「ピクミン」と出会った。
なぜか自分に協力してくれるピクミンたち。オリマーは彼らの力を借り、宇宙船のパーツを集め脱出することを決意した。
シリーズ全体として独自性の非常に高い内容であり、今作の評価点はシリーズ全体に共通する評価点ともいえる。
ピクミンは色ごとにそれぞれ違った個性を持ち、状況ごとに使い分けが求められる。
今作に登場するピクミンは3色で、これらは後のシリーズでも必ず全作に登場している。
『ピクミン』シリーズの原点となる本作。
その直感的かつ奥深いゲーム性は1作目からすでに完成されており、CMを含めた宣伝も功を奏したこともあり、一躍人気シリーズとなった。
イメージと異なる難易度に少々面食らったプレイヤーもいたものの、未知の惑星として好奇心を存分に煽る世界観や、自然豊かなステージの数々、3種のピクミンを活かしたギミック、緻密に練られたオリマーや原生生物の設定などが評価されやり応えの向上に貢献した。
大きな問題点は見当たらず、グラフィックなど他の要素も非常に洗練されており、間違いなくGCというハードを代表する傑作である。
【うぃーであそぶ ぴくみん】
基本的なゲーム性やシナリオについての変化はない。
今作ではWiiリモコンによるポインターでピクミンを投げるカーソルを動かし、ヌンチャクコントローラでプレイヤーを操作する。
【ぴくみんわん】
ジャンル | AIアクション | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売・開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 2023年6月22日 | |
定価 | 3,000円 | |
判定 | 良作 |
『4』の発売記念としてダウンロードでの先行配信が行われたSwitch移植版。
Wii版をベースにした移植となっており、日数巻き戻し機能追加や爆弾岩の仕様変更などは共通。
*1 地球によく似ており、我々にとって身近な植物や日用品も見られるが動物は奇妙なものばかり。
*2 後のシリーズで、この惑星の大気は酸素の濃度が非常に高いためオリマーは生きられないが原生生物はその影響で巨大になったのだという説明がなされている。
*3 一番重いパーツを運ぶのに最小限必要なピクミンが国内版では85匹であるため。海外版の場合、パーツの重量が国内版から変更されているため最少匹数は50匹になり、それでも理論上クリアは可能とされるものの、TASなしの人力では未達成。
*4 全5ステージあり、そのうち1ステージのみ初日のチュートリアルで必ず1日費やすためクリアに2日必要。他4ステージは1日で配置されている全パーツを回収することで6日クリアとなる。ただし6日クリアはバグまでフル活用した記録であり、通常プレイでの達成はまず不可能。ライトプレイヤーなら十数日程度でクリアができれば充分上手い範疇とされる。
*5 「ノヴァブラスター」「スペースフロート」「マッサージマシン」「UVランプ」「へそくり金庫」の5点は回収しなくても脱出可能だが、真エンドを見る上では必須になる。
*6 このピクミン達の行動の真相は、後の『ピクミン4』のエンディングにて明らかになった。
*7 後のシリーズ作品では原生生物の体力と攻撃力(一度の攻撃動作でピクミンを殺せる数)が大幅に引き下げられている。
*8 ゲーム内時間での1日が13分30秒程度であり、30日だと合計6時間45分しかない。
*9 希望の森ではパーツの近くに居るだけなので無視してパーツだけ拾うことも強引ながら可能なのだが、大水源の個体は倒さなければパーツが入手できない。
*10 実際には圧殺されている訳ではなく、原生生物に張り付く際にピクミンが原生生物と地表の間付近に張り付き、その後原生生物から手を離した瞬間に地面の下にすり抜けることで奈落へ落下死した判定となっている。
*11 『2』では転倒する頻度こそ大幅に下がったものの、一瞬ではあるが滑って一切の指示を受け付けなくなる「躓き」が追加されてしまった。本作の転倒並の頻度で発生する上、転倒も含めて解散指示が通らないため、解散しても誰かしらついて来ていることがザラにあり、本作の転倒以上のストレス要素となってしまった。
*12 蟻のエピソード自体は氏の少年時代と関連している。
*13 Wii版では『愛のうた』タイトルデモで流れるようになっている。
*14 Switch版は海外版がベースとなっているため、要は海外版のタイトル画面である。