【もんすたーはんたーふぉーじー】
ジャンル | ハンティングアクション | ![]() ![]() ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
メディア | 3DSカード/ダウンロードソフト | |
発売元 | カプコン | |
開発元 |
カプコン エイティング |
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発売日 | 2014年10月11日 | |
定価 |
パッケージ版:5,800円 ダウンロード版:5,546円 3DSLL同梱版:28,160円 アクセサリーキットセット版:7,106円 |
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プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
廉価版 |
Best Price!:2015年7月30日 パッケージ版:3,490円 ダウンロード版:3,231円(税別) |
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備考 | Newニンテンドー3DS対応 | |
判定 | 賛否両論 | |
ゲームバランスが不安定 | ||
ポイント |
前作の不満点を概ね改善 「G」として正統進化したモンハン しかしモンスターの強さも超絶進化 ハンターを不利にするストレスと理不尽の塊「極限状態」 マルチプレイ前提=ソロプレイ非推奨 難しい≠めんどくさい |
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モンスターハンターシリーズ |
2014年1月26日に「制作決定」の第一報が発表され、その後約8ヶ月を経て発売された『MH4』のアッパーバージョン。
主な追加要素としては恒例の「G級クエスト」の解禁をはじめ、拠点「ドンドルマ」の復活や、旧作プレイヤーにはお馴染みのフィールド「戦闘街」「デデ砂漠」のリニューアル、ギルドクエストのレベル上限解放。
そして何より28種(*1)のモンスターが加わっている。
(内訳は過去作からの復活モンスターが15種、『MH4』初登場モンスターの亜種が8種、既存モンスターの特殊個体が3種、完全新規モンスターが2種。)
これらを合計すると本作に登場するモンスターは総勢101種となり、歴代『モンハン』シリーズ中最多のモンスター数(*2)を誇る作品となった。
前作をプレイ済であればセーブデータを「ほぼ」引き継ぐことが可能。
引き継ぎ不可能な項目は「ギルドクエスト」「郵便屋のBOX内ギルドカード」等、セーブデータではなく3DS本体に保存されるタイプのデータ群であり、実質限界までデータを引き継げると言えよう。
極限状態
G級モンスターの性能
+ | 以下モンスターごとの詳細を紹介 |
+ | 以下モンスターごとの紹介 |
+ | 以下各モンスター |
武器バランス
その他
前作からの不満点を概ね改善、『MH4』から正統進化しており、武器種、ボリュームなどは「G」の名に恥じない出来だと言える。
純粋なやりこみ要素やマルチプレイ時におけるやりごたえは現在でも携帯機屈指の内容となっている。
一方、パーティプレイ向けへの転換を推し進めた反動により生じた、無視できない問題点もある。
モンスター側の単純な強化に留まらないインフレも進行し、特にG級終盤における「極限状態」は肉質硬化などのストレス仕様によりプレイヤーを篩にかけ、プレイスタイルをも縛っている。
武器間におけるバランスの悪さが改善できなかったどころか、むしろ悪化した点も憂慮すべき部分であろう。
ソロプレイヤーへの救済策にも乏しく、オトモアイルー2匹程度では到底穴埋めできるような難易度ではない。
並の腕前のプレイヤーでは集会所のラスボスを拝むことすら困難というのは、いささか調整不足と言わざるを得ないだろう。
しかしモンスターハンターシリーズは過去作、特にプレイ人口が急激に増えた『MHP2G』から「ソロではそこそこ難易度の高いゲームだが、パーティープレイになると途端にヌルゲーになる」と、パーティープレイでも歯ごたえのあるモンスターとの狩りを望んでいた「玄人ハンター」が多数存在していたのも事実である。
また、誤解されがちだがソロプレイでも相応の腕前があればクリア自体は十分に可能。
最高クラスのギルドクエストでも、ソロでクリアしている人は決して少なくない。とはいえ、その「相応の腕前」がどれほどのものかはまた別の話であるが…。
エピソードクエスト等の仕様を見ても、本作が歴代ファン向けなのは明らかである。
だが、逆に言えばゲーム終盤のその難易度も相まって、新規やライトユーザーにとってはハードルの高いゲームに仕上がってしまっていることは否めない。
現在ではオンラインプレイも不可能になっており、これからプレイしようと考える人は、パーティー向けに調整されたクエストをソロで戦い抜く腕前と根気があるかどうか、自分と相談してから購入すべきだろう。
*1 DLクエスト限定モンスターであるリオレウス希少種・リオレイア希少種・【祖龍】ミラボレアスを含まない数字。
*2 アップデートによりいくらでもモンスターを追加していくことが可能な『MHF』を除く。
*3 モノブロスおよびその亜種は「一人限定の狩猟」という設定が無印時代から存在している。
*4 「毒」や「属性やられ」は勿論、「狂竜ウイルス」や「裂傷」まで治る。パーティプレイ中ならば煙に触れた全員に効果がある。
*5 2015年に発売された『モンスターハンタークロス』ではショウグンギザミ等の攻撃でも裂傷状態になるようになった。
*6 3DSでのモンハンシリーズは可変フレームレート仕様のため、モンスターの数や地形の読み込みで若干場面によりフレームレートが変動するが、fpsが下がりすぎてまともなプレイが不可能という事態はまず起こるに至ってはいない。
*7 耳栓・風圧小の効果に加え、通常はダウンする攻撃でも、必ず受身をとってすぐに体制を立て直せるスキル
*8 「ナルガクルガ」「ウカムルバス」
*9 「ブラキディオス」「グラン・ミラオス」
*10 通称「異常なゴア・マガラ」。ゴア・マガラが脱皮不全を起こし、シャガルマガラの特性をも兼ね備えるようになった個体。シャガルマガラとゴア・マガラが混ざったような外見をしている。
*11 プレイヤー間の通称は「臨界ブラキディオス」又は「猛りブラキ」「臨界極まるブラキディオス」。
*12 防具名から一部プレイヤー間では「ミララース」とも呼ばれる。全身を真っ赤に染め、今までの【紅龍】ミラボレアス(通称ミラバルカン)とは明らかに様子の異なる個体。
*13 鎧石が下位イベントのダレン・モーラン以外はギルドクエストでしか出ず、合成しにくい。
*14 次回作発売から数ヶ月経った時点でもオンラインでのギルドクエスト募集は絶えていないほど
*15 そもそも極限状態が無いモンスターは含まない
*16 戦闘時に地面から時間経過などで湧いてくる爆発トラップ
*17 MH4Gは同じシリーズを一式で装備するより有用なスキルを持つ防具の部位を寄せ集めるキメラ装備の方がかなり強くなるバランスになっていた上、MH4時代から適当な一式装備で迷惑行為を働くプレイヤーの影響が大きく「一式装備である」こと自体に嫌悪感を示すプレイヤーが少なくなかったというのもあるが、それでもここまで無条件キックをする者が現れるほどではなかった。