このページでは『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』と、リメイク作『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』を紹介します(判定は共に「良作」)。
【まりーのあとりえ ざーるぶるぐのれんきんじゅつし】
マリーことマルローネは、錬金術士を目指してザールブルグの王立魔法学校(アカデミー)に通う少女。しかし、彼女の成績はアカデミー始まって以来最低最悪。
このままだとマリーは卒業できない! 彼女の師であるイングリド先生はその状況を見るに見かね、留年を回避する為に一つの課題を出した。
それは、「5年間錬金術士のアトリエを維持しながら勉強をし、何か一つ高レベルのアイテムを作ること」
その間の成果がよければ卒業を認めるというものだった。既にこれが留年じゃないかともよく言われる。
かくしてマリーは城下の錬金術のアトリエに移り、卒業目指して奮闘することになったのである。
主人公の強さが極端
序盤から強力な敵の出る場所へ行けてしまう
素材アイテムが99個以上の状態で該当アイテムが採取出来る場所で採取を選ぶとアイテムの回収数が大幅に減る
ミニゲームの難易度
シナリオ面
+ | ネタバレ防止のために収納 |
システム面
この時点ではディレクターが述べた通り「シミュレーションを土台にRPG的テイストを入れた」作品である。
そのゲーム性と当時先進的であった桜瀬琥姫氏のキャラデザで話題となり、一定のファンを獲得することに成功した。
ガストという中小企業の認知度を上げ、後に続く『アトリエ』シリーズの礎となる作品になった。
この作品自体の移植やリメイクも何度かなされている。
SS版『マリーのアトリエ』
PS版『マリーのアトリエPlus』
Win版『マリーのアトリエPlus』
DC版『マリー&エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士1・2~』
PS2版『マリー&エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士1・2~』
【まりーのあとりえ りめいく ざーるぶるぐのれんきんじゅつし】
ジャンル | RPG | ![]() |
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対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション5 プレイステーション4 Windows(Steam) |
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発売元 | コーエーテクモゲームス | ||
開発元 | コーエーテクモゲームス(ガストブランド) | ||
発売日 | 2023年7月13日 | ||
定価 | 6,380円(税込) | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
原作に忠実なリメイク 全体的に親切さが増加 追加要素は少なめ |
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アトリエシリーズ |
シリーズ25周年記念作品で、『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』のリメイク作品。
2023年2月9日の「Nintendo Direct」で発表された。
本作はストーリーやゲーム性を大きく変えてしまうようなアレンジは施されておらず、極力オリジナル版を尊重した作りになっているのが特徴。
このリメイクは全体的に、オリジナル版の魅力やプレイ体験を可能な限りそのまま残している。
単なる仕様の緩和ではなく、当時のゲーム性を維持しつつ、追加された情報を活用して楽しむリメイクになっている。
原作の楽しみを損なわないまま遊びやすさが向上したリメイク作品として仕上げられており、親切な作りにもなっているのでシリーズ入門作としてもオススメ。
リッチな作品を好む層からは物足りなさも感じられるかもしれないが、『マリーのアトリエ』に興味を持ったならばこちらを手に取るしてみるのもいいだろう。