【もんすたーふぁーむつー】
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売・開発元 | テクモ | |
発売日 | 1999年2月25日 | |
定価 | 6,090円(税込) | |
レーティング |
CERO:B(12歳以上対象) ※ゲームアーカイブスで付加 |
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廉価版 |
PlayStation the Best 2000年7月27日/2,940円(税込) |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2014年12月3日/628円(税込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
前作をベースにボリュームアップ モンスター数はシリーズ最多 「シリーズ最高傑作」との声も多数だが難易度もシリーズ屈指 誇張抜きで「(モンスターの)寿命がストレスでマッハ」 バグ・不具合・設定ミスの山だがそれもある意味ご愛嬌扱い |
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モンスターファームシリーズリンク |
前作『モンスターファーム』と同様、プレイヤーはモンスターを育成し戦わせる「ブリーダー」となり名人を目指す。
今作の主人公は前作に登場したブリーダー組織「FIMBA」とは異なる「IMa」という組織に所属しており、コルトという助手が付く。
前作のキャラクターも何人か登場する。
+ | 新モンスター |
+ | 続投モンスター |
【もんすたーふぁーむつー いしょくばん】
ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 |
Nintendo Switch iOS Android |
発売・開発元 | コーエーテクモ |
発売日 | 2020年9月17日 |
定価 | 1,980円(税込) |
判定 | 良作 |
ポイント |
待望のバグ修正、高速化を盛り込んだ完全版 プロトメサイヤー念願の実装を始め新要素も満載 極端な寿命無限育成は削除されたが通常育成は便利になった 要求なしおねだりは強引に解決 『1』と同様に通信対戦可能だがマニュアル同士の対戦はオフライン専用 リマスターとは名ばかりの打ち直しBGMは低評価 |
上記のアップデート移植。
「人気作ではあるがバグや改善するべき場所が多い」という点は開発側にも重く見られていたようで、発売前にユーザーから改善点等を聞き入れ、本作における多くのバグが修正された。
発売後の調査でも本項目の問題点のほぼすべてに改善が見られたことが判明し、話題を呼んだ。
基本的に評価は高い一方、一部はオリジナル版よりも劣化した部分もあるため、この点を悔やむ声は多い。
のちにSwitch版で前作とのカップリング版である『1&2DX』の発売に合わせて、高速モードや原曲BGMの実装など『DX』とほぼ同仕様となる有料アップデートDLCも配信されている。
対戦の仕様など移植版特有の問題が、仕様上の問題からか解決できていないのは否めないが、雰囲気を損なわず、オリジナル版で見られた不具合やバグの類は、事前の宣言通りきっちりと解消されている。
結果、オリジナルと比べて遊びやすくなった完全版と言って遜色ない出来に仕上げられており、旧バナナ育成の廃止により大成功育成にシフトする必要のあるモンスターも出たものの、ゲームとしての完成度はより上がっている。
後に発売された『1&2DX』が移植版のDLC含めた完全版となっているため、現在買うならSwitch版はこちらではなく『1&2DX』版一択といっていいが、どうしてもスマホで遊びたい場合はこちらの出番となる。
既存のファンの満足度も高い一方、せっかくの良調整にもかかわらず微妙に手の届かない要素があるのも確か。また、先の通りオンライン対人戦(有人)は仕様上の問題から公式の機器だけでは不可能(*46)となっているのは惜しまれる。
このせいで、せっかく開かれた大会運営にもケチが付いてしまったことは大きな問題と言えるだろう。
そもそも、長らくファンが新作を待ち望んでいるシリーズだけに、移植版『1』からして、完全新作でないことを惜しむファンが多かったことも事実。
前作と本作(の移植版)のフィードバックを活かして、新たなナンバリング作品が待ち望まれている…というのが現状であろう。
*1 このような不可思議な設定ミス?は続く『モンスターファームバトルカード』でもあり、「大会で戦うプレイヤーを見て憧れてバトルを始めた女の子」と、初の大会の初戦で戦ったりする。
*2 ほぼ一本道で障害も少なく、探索箇所も一つの簡単な作りの冒険マップ。ただし一度しか行けない。
*3 アイテム入手にはかしこさが一定数以上必要。具体的にいくらかというのは難しいが、極端に低いと何十回潜らせても一切アイテムを取ってくれない。
*4 ご丁寧にナイトン本体は日本代表のようなサムライブルーのユニフォームまで着ている
*5 前作でのレアモンを石版再生した場合、2ではごく一部以外純血種になるが、更にパラメータに補正がかかる。
*6 前作での育成で非常に役に立った「トロカチンEX」が廃止され、それと同等の効果を持つ「パラドクシン」が探索でしか手に入らず、デメリットがそちら以上なので頼り切れなくなった。
*7 ヘンガーはパーツ集めと謎解きが必要でかなり難解、ニャーもアイテム入手に時間がかかるものだったが、今作ではとある特別な大会に出場さえすれば解禁。
*8 前者2名は前述のヘンガー・ニャーと同時に解禁。ゴーレムは小屋を大きくすることで解禁。
*9 前作は例えかしこさがMAXでも運次第で迷子になることがあった
*10 前作ではライフが700超え、ちからが500台だがその他が初期数値。
*11 通常のSランクモンスターの更に上を行く強さのモンスターが立ちはだかる、ゲームの目標である「名人」になるための最後の壁になる4つの大会
*12 「ハメッド」「マッドキャップ」「アキレール」は前作の没モンスターを再利用したもの。
*13 もっとも、MF2を使ったはじめての甲子園の優勝モンスターはガッツ回復が最速のモンスターだったが。
*14 「ヨイワル度+20以上で発動する。」
*15 ヨイワル度-20以下のモンスターがガッツダウンを食らった時に発動、ガッツ回復とガッツダウン効果が上がるが、回避が下がる。
*16 ライガー種など一部のモンスターが残り10秒時点で負けていると発動、クリティカル発動確率が2倍になる。
*17 疲労を回復するオイリーオイルとストレスを軽減する夏見草を1週間ごとに交互に使用する育成方法。前作の香り餅と冬見草を用いた育成に該当する。
*18 パラメーターや技の修得に関係なく、問答無用で7週+バグで3週、合計10週も寿命が縮まる
*19 種族ごとのステータスの伸びやすさ
*20 戦闘中に特定の条件を満たすと発動する特殊な強化・弱体化
*21 飛爪は海岸での修行で修得できるが、他の技を優先的に覚え、初期ステータスでは修得がまず無理なため、若干知識が無いと序盤に修得できない
*22 このためか、後のモンスターファーム4では、本来このソフトを読み込ませると「オニッチ」というレアモンを再生できるはずなのがBEST版だった場合「モチニャン」という通常モンスターになってしまう。
*23 数字が小さいほど回復が速い。基本的に6~19の間。
*24 合体元のハムとピクシーのガッツ回復から計算すると12が正しい値。
*25 対抗戦に登場するヴァージアハピはガッツ回復が13だが、対抗戦のモンスターはいろいろいじられているため、これが正しい数値であるかどうかはわからない。
*26 名前のとおりモッチーのレア種。見た目はタイツのようなものを履いている純血モッチーだが、すえきすえぞー・ヴァージアハピと違い特殊な能力で生まれるわけではない普通のモンスター。予選に登場するサクラモッチーニは前述のすえきすえぞーのステータスの回避を999にしたもの。
*27 ドラゴン、ケンタウロス、ロードランナー、ガリ、ネンドロ。特におねだりを頻発するワルモンで、寿命も短いドラゴンやジョーカー派生種は気を付けないとすぐ死んでしまう。
*28 特に、「人間以上の知能を持つ」と図鑑に書かれ、アニメでもかなり重要な位置にいたドラゴン族『ムー』のかしこさの伸びがカブトムシ並み(E:最低)なのはかわいそうすぎる。
*29 ヒノトリ種は2種しかおらず両方とも基本値が+90であるにもかかわらず、条件が-20に設定されているため。なお、ノラモンに習得者がいるので使っているところをお目にかかることは可能。ちなみに大会で戦えるヒノトリのうち、コルトが「かなりワル」というヴォルケーンはこの技を覚えていない。
*30 内部データはきちんとあるのでチートなどで見ることは可能ではある。
*31 相手のガッツを多く奪う技を使ってガッツを枯れさせ、技を出させずに逃げ切る戦法。
*32 もっとも、それだけで大した準備もなく勝ち続けられるというほどではない。上位になると開幕と同時に攻撃され瞬殺されることもあるし、特にレジェンド杯のモンスターはどちらもガッツ回復が非常に早いため、抑えきるのは難しいだろう。
*33 FIMBA対抗戦の敵ももちろん変わってしまっているが見逃してあげよう。
*34 ナイトン種解放と同時に出現するアイテムを合成に使うと解放される。ナイトン種は普通に大会にいるのに……。
*35 ウンディーネに関しては次回作以降ピクシー種に吸収合併される形で引退した。性能面もほぼピクシーと被っていたため妥当とも言える。
*36 これだけでも十分気が遠くなる話だがPSのゲームなのでこのセーブとロードにも時間が掛かる事も忘れてはならない。ただ、通常育成でも能力が伸びた状態でのトレーニングは、セーブ、ロード前提かのような成功率でもある。
*37 一部の弱めの技を覚えないように調整、または強い技だけを覚えている円盤石産モンスターを使用、など。
*38 回避800確定、それ以外はちから命中重視で残りをライフにする型
*39 ちから回避型のちからをかしこさに代えた型
*40 ライフ1だと根性発動後含めて生きていれば残ライフ判定100%、反動技の反動も食らわず、火力命中も振り切れる
*41 なおゲル種やヒノトリ種のかしこさ技でも開幕ワンパンを狙う型はあるが、自分がかしこさ999、相手がちから丈夫さが1でも999に届かない。そのため、ライフちから命中型に刺さらず主流にならなかった。
*42 出場ルールが同様のユーザー大会では2勝先取制にするなどの調整がされているものもある
*43 トレーニングに関わる内部数値が成功・大成功しやすい方に傾く。ただし検証は非常に難しい。
*44 同種アイテムは下から使っても一番上のものが消費されるため、油草育成なら最下段二つを同じものでなく、オイルと夏美草にして使うとずっと2ボタン以内で見つかる。
*45 ストレス34以上で発動だが、この条件になる状況は効率育成失敗レベル。
*46 コントローラーの操作信号をオンラインで送信する外部入力機器を使えば可能