【くらっしゅ ばんでぃくーつー こるてっくすのぎゃくしゅう!】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 1枚 | |
発売元 | Sony Computer Entertainment | |
開発元 | Naughty Dog | |
発売日 | 1997年12月17日 | |
定価 | 5,040円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象)(*1) | |
廉価版(税別) |
PlayStation the Best for Family 1998年10月8日/2,800円 |
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PS one Books 2001年11月22日/2,200円 |
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配信(税別) |
ゲームアーカイブス 2007年8月30日/600円(PSVでは配信停止) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
ぬかりのない正当進化を果たした続編 パワーアップしたやり応えのあるアクション 個性的なキャラの増加 システム面の整理と改良で遊びやすくなった |
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クラッシュ・バンディクーシリーズ | ||
PlayStation Studios作品 |
「宇宙初の奥スクロールアクション」として好評を博した『クラッシュ・バンディクー』の続編。
前作はアクションがスピンアタックとジャンプのみというシンプルさ故に難易度が高めだったが、今作は大幅なシステムの見直し・アクションの増加が行われている。
クラッシュとの戦いに敗れ、飛行船から落下したコルテックス。
しかし、悪運の強いコルテックスは何と生きていた。落下した洞窟の中で彼が見つけたのは、世にも珍しい宝石『パワーストーン』だった。
コルテックスはこの石の力を利用し、宇宙から地球全体に洗脳光線を撃ち、地球上のすべての生物を奴隷にする計画を立てる。それから翌年、コルテックスの参謀となった宇宙機械技師エヌ・ジンの協力により、巨大なスペース・ステーションが完成したが、
地球全体に光線を撃つにはコルテックスの持つパワーストーンだけでは足りず、地球に残るパワーストーンが25個必要なことが判明した。
しかし、すでに地球上にはコルテックスの味方となる工作員は残っていない。
そこでコルテックスは、敵であるクラッシュを利用することを思いつく。クラッシュは恋人のタウナに振られたため、妹ココによるトレーニングの最中だった。
ココに頼まれパソコンのバッテリーを取りに行く途中、クラッシュは道端に落ちていた大好物のリンゴを追い、
その先に仕掛けられたワープ装置でコルテックスに召喚されてしまう。
コルテックスは「地球の危機を防ぐためにパワーストーンを集めてほしい」と嘘をつき、
クラッシュは、それを疑いもなく引き受けてしまうのだった…。
+ | 逆走が必要なステージの中でも特に面倒なもの |
世界観とシンプルなゲーム性が評価された前作から更に遊びやすくなり、クラッシュシリーズの精度を高めた一作。
発売時期が12月だったこともあり、クリスマスプレゼントとして定着したこともあって累計販売本数89万本とシリーズ2位の売り上げを記録した。
良くも悪くも現在ではアクションがスピンアタックのみに限定されてた『1』と、二段ジャンプ・竜巻ジャンプ・リンゴバズーカなど強力なアクションを取得できる『3』の中間にあたるバランス。
スライディングによるシンプルなアクション性は、純粋にプレイヤーの腕が試される事から本作をクラッシュシリーズで最も高評価する意見も少なくない。
*1 ゲームアーカイブス版で付与されたレーティングで記載。
*2 余談だが、海外版では「Crystal」(水晶)と、非常にシンプルな名前だった。ちなみに、ダイヤも海外版では「Gem」(宝石)である。
*3 取り逃す恐れがあるのは分岐のあるステージや、後戻りできないポーラのステージのみ。
*4 ただし、どういうわけか隠しルートが存在しないダイヤもある。シリーズ代々にわたって扱いの悪いダイヤではあるが。
*5 ちなみに、隠しコマンドがあるのは日本版のみ。
*6 本編での出番は少ないが、取扱説明書ではほぼ全ての説明を担当している。ちなみに彼女のみ日本のスタッフにより生み出されたキャラである。
*7 雪玉は飛び跳ねて箱を避けるため、自分で壊さないといけない。
*8 前作にも放置アクションは存在している
*9 もっとも、カラーダイヤ取得に先のステージを攻略しないといけないステージは1つしかなく、そのダイヤも裏技で早期入手が可能なのだが。
*10 新たにチェックポイントが追加。
*11 ボーナスステージはスローテンポで、イントロのドラムフレーズは各ステージ共通。隠しコースはテンポが上がり、緊張感を増したアレンジである。
*12 現在は作曲者のJosh Mancell(ジョシュ・マンセル)氏がSoundCloud(https://soundcloud.com/joshmancell)に、この曲を含むクラッシュシリーズの一部曲の高音質版をアップロードしている。
*13 海外版のタイトル画面はゲーム本編の音楽を手掛けているマンセル氏による。イントロは前作のタイトル画面に似せて作ってある。この曲は日本版プレイヤーにとっては聞く機会が無い為非常にレアなBGMである(『3』以降はワープルームのBGMのアレンジとなっている)。
*14 ちなみに、コロコロコミックに連載されてたコミカライズ『クラッシュバンディクー ダンスでジャンプな大冒険!』でもコモド兄弟はパワーストーン狙いのトレジャーハンターとして登場し、兄が先に見つけたクラッシュと奪い合いをするが、弟に「それじゃ泥棒だ」と止められあきらめる話があるなど、公式に許可取っている人でもパワーストーン目当てと勘違いしているらしい描写がある。
*15 前作でコルテックスがブリオと共同開発した進化光線
*16 ココやブリオから通信が入るが、一方的に話しかけられるだけだし、会話自体をキャンセルすることもできる。
*17 クラッシュ・バンディクーシリーズは基本的に「奥スクロール」ゲームとして設計されているため、逆走すると手前の障害物が見えづらくなるので難易度が跳ね上がる。
*18 没データとして専用のモーションはある。また、リマスター版では専用のアクションをするようになっている。
*19 真エンド時はコルティックス戦はキャンセルされるので、達成率100%にしてもここの場面がきちんと勝った様子になることはない。
*20 『3』での同様のやられモーションは海外版と同じ。
*21 海外版タイトルは『Crash Bandicoot N. Sane Trilogy』となっている。