デビルクラッシュ
【でびるくらっしゅ】
ジャンル
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ピンボール
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対応機種
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PCエンジン
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メディア
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3MbitHuカード
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発売元
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ナグザット
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開発元
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コンパイル
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発売日
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1990年7月20日
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定価
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6,300円
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配信
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バーチャルコンソール 【Wii】2007年6月19日/600Wiiポイント 【Wii U】2015年3月18日/617円 PCエンジンアーカイブス:2009年7月15日/600円
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判定
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良作
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ナグザットクラッシュピンボールシリーズ
エイリアンクラッシュ(リターンズ) /
デビルクラッシュ
/ 邪鬼破壊
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概要
『エイリアンクラッシュ』に次いで、ナグザットが放ったダーク系ピンボールゲーム。
主なルール
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ただし、以下の相違点がある。
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メインBGMは一曲なので、ゲーム前のBGM選択はなくなった。
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ゲーム前にバックアップによるロードかパスワードによるコンティニューが可能となった。また、ゲーム中にいつでもセーブ、及びパスワード表示をさせる事が可能である。
評価点
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今回はファンタジー系にありがちな悪魔、モンスター関係のデザインが特徴的だが、もちろんセンスの良さは前作譲りで眺めているだけで楽しい程。特に女性の顔が段々と爬虫類になる演出のインパクトは相当なものである。
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サウンドのクオリティもかなり高く、聞き応えのあるものばかり。メインBGMは1ループあたりの時間が3分超と長く、その中に様々な旋律が詰まっている。
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前作以上に壮大化したギミックの数々。とにかくフィールドのありとあらゆるところに仕掛けが存在し、それを狙っていくのがこの上なく楽しい。
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前作に比べ、敵を破壊する爽快感を重視した内容となっている。スコア稼ぎとストレス解消が同時に味わえる。
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フィールド2画面構造だった前作からスケールアップし、本作は3画面構造となっている。またボールの位置によって画面スクロールするようになり、前作の難点だった画面切り替わりの頻繁さが解消された。
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前作同様の(スクロールしない)フィールド切り替え方式も選択できる。
問題点
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これも前作譲りで、ギミック壮大化でできる事のバリエーションが増えたとはいえ、作業感は強いのは変わっていない。
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ただし、今回はバックアップ、及びパスワード制採用によりデータを残して中断する事が可能となり、前作よりは負担は少なくなっている。また、カンスト寸前の状態からスタートできる裏技もあり、クリアする事は容易となっている。
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データを記録できる事になったのはいいが、逆に解釈するとミスしてもやり直しが可能で緊張感が薄れたともとれる。
総評
前作の正統派発展系であり、戦略性と爽快感が融合したピンボールゲームの最高峰といっても過言ではない出来だろう。
その他
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本作と前作『エイリアンクラッシュ』、続編『邪鬼破壊』と合わせて「ナグザットクラッシュピンボール三部作」として評されている。
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後にメガドライブにて移植版である『デビルクラッシュMD』がテクノソフトからリリースされた。PCエンジンのソフトがメガドライブに移植されるのは極めて異例の事である。
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なお、海外では『Dragon's Fury』のタイトルでテンゲンからリリースされており、さらにその続編として『ドラゴンズリベンジ』がテンゲンからリリースされた。
最終更新:2021年07月03日 13:16