本項ではPS2用ソフト『サモンナイト3』と、そのPSPリメイク版の両方を紹介します。
判定はどちらも「良作」です。
【さもんないとすりー】
ジャンル | ファンタジックシミュレーションRPG | ![]() 裏を見る |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | フライト・プラン | |
発売日 | 2003年8月7日 | |
定価 | 6,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
廉価版 |
PlayStation 2 the Best 2005年2月24日/3,619円(税別) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
『サモンナイト』シリーズ第3作 キャラクターが魅力的 SRPG部分も強化された |
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サモンナイトシリーズ |
人気SRPGサモンナイトシリーズの第3作。
舞台は引き続き異世界リィンバウムだが、『1』『2』の舞台となった聖王国から離れ、新興国家である帝国の港から物語が始まる。
前作までに登場したキャラが意外な形で登場するほか、本編クリア後のオマケとして『2』の主人公達が登場する番外編が存在する。
ストーリー
通常パート
戦闘システム
ミニゲーム
はりきりフィッシング |
シリーズおなじみの釣りゲーム。現実にもいる魚やちょっと変な生き物、果ては宝箱まで釣れる。 本作では特定の条件を満たすとヌシと呼ばれる珍しい魚が釣れるようになる。 |
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運命の輪 | メイメイのお店で遊べるルーレットダーツ。的は高速で回転するが、慣れれば目押しは可能。 |
マネマネ師匠のものまねダンスバトル! |
「マネマネ師匠」のお手本に合わせて方向キーとボタンを操作しダンスするミニゲーム。 入力の素早さと正確さが求められるので、ミニゲームの中では比較的難易度が高め。 |
あっぱれ!ハッスル蓮JUMP! | 池に浮かぶ大蓮を飛び渡りゴールを目指す。蓮の種類によって沈むまでの時間が決まっているので素早い判断が重要。 |
こらっ!モグラだらけのイモ畑! | 方向キーとL1・R1ボタンで6方向の穴から出てくるモグラを叩くゲーム。 |
きまぐれプライズゲッター | 5種類のサモナイト石を投入して遊ぶスロットゲーム。 |
魅力的なキャラクター
多様なエンディング
SRPG部分の戦略性の強化
演出面の強化
その他
キャラクターの戦闘面の格差が大きい
+ | 隠しキャラの性能について |
番外編ラストバトルが味気ない
その他
発売から15年以上経った今でも高い人気を誇るアティを初めとする魅力的なキャラクター達と、彼らが織り成すシナリオや夜会話、エンディングに目を奪われがちだが、
もう一つの肝となるSRPG部分も過去2作から順当に進化し、遊びごたえがある内容となっている。
総じてサモンナイトシリーズの中でも完成度が高く、シリーズ経験者だけでなくシリーズの初心者にも勧めやすい作品と言える。
【さもんないとすりー】
ジャンル | ファンタジックシミュレーションRPG | ![]() 裏を見る |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 | フェリステラ | |
発売日 | 2012年10月4日 | |
定価 | 3,800円(UMD)/3,600円(DL)(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
廉価版 |
PSP the Best:2014年9月4日 1,667円(UMD)/1,389円(DL)(税別) |
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判定 | 良作 | |
サモンナイトシリーズ |
当時の最新作『5』の発売に先駆け、『1』『2』のゲームアーカイブス版・『3』『4』のPSPリメイクの発売が発表された。
PSPリメイク版は主にPS2版『4』のシステムを中心に更に改良を加えたものとなっており、PS2版からはシステムやゲームバランスが大きく変化している。
育成面
演出面
傀儡キャラ
戦闘面
ブレイブメダル
ミニゲーム
その他
+ | 不遇だった隠しキャラについて |
もともとシリーズ内でも評価が高かったPS2版に対して、システムに大幅なテコ入れを加えたことにより、更に遊びやすくなった。
現在はPS2版よりもかなり安価で入手できるので、PSPまたはVitaを持っておりシリーズに興味がある人はぜひ遊んでみることをお勧めする。
+ | とある隠しキャラに関する、システム上の軽微なバグについて。一応ネタバレ注意 |
*1 4人全員を引き連れるわけではなく、冒頭選択肢で「4人のうちの1人の家庭教師に選ばれた」というパラレル展開になり、他の子は登場しない。
*2 カイルなどの戦士系キャラはATへの割振りを抑えMATを強化する必要があるパターンが殆ど。ヤードなどの召喚師系キャラはその逆。
*3 ただし、応援など一部の有利な状態も無効になってしまう。
*4 隠しパラメータで、味方の戦闘不能や主人公らしからぬ選択をしても上昇する。一定以上の数値になると隠しキャラが仲間にならなくなったり、バッドエンドになったりする。
*5 ごく一部では『アティ先生を攻略できないのが最大の難点』とネタで言われる事も。
*6 機械らしくないのではなく、あくまで機械でありながら人間のような感情を持ち始めている。それゆえの葛藤や暴走がある彼らのサブイベントは人気が高い。
*7 ファリエルなど好評なキャラがいる一方、フレイズやとある隠しキャラなどは酷評されている。
*8 戦士タイプではアティと異なり最大でもAランク止まり。召喚師タイプで通常の最終ランクに到達した場合、レックスは得意属性がS、他はA/B/Cが一つずつ。アティは得意属性がS、他はAが二つ、Cが一つとなる。
*9 「『お』くれてきた『ちょ』くせつこうげきのエー『ス』」の略。
*10 一部キャラはこの制限を受けずどちらの性別のものも装備可能。
*11 そのためかギャラリーに保存するかどうかアナウンスが入る。
*12 「部屋を明るくしてテレビから離れて遊びましょう」という忠告が、様々な組み合わせのキャラクター達による掛け合いで行われる。
*13 該当キャラは『3』本編キャラと同じ声優が担当しているので、PS2版ではついでで音声収録したと思われる。
*14 タイトルが「こらっ!もぐらだらけのイモ畑!!~ドカーンもあるよ!~」に変更されている。
*15 加入時にお香ランプを装備している点は変わらないが、こちらは効果が全異常無効→全異常半減と弱体化した。
*16 隣接した敵への術ダメージまで軽減されてしまうほか、自分に有利な憑依や、攻撃力が上がる代わりに防御力の下がる状態異常「狂化」にかかりにくくなってしまう。ただし回復魔法は軽減されない。
*17 ブレイブメダル獲得条件に「攻撃者より低レベルの敵を倒さない」があり、ユニット召喚獣にもこの条件が適用されるため、引っかかりやすくなってしまう。