本項目ではAC/Wii版『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』と、
その調整版であるWii版『TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL STARS』を共に解説します。
判定はどちらも「なし」。



タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES

【たつのこ ばーさす かぷこん くろす じぇねれーしょん おぶ ひーろーず】

ジャンル 【AC】対戦格闘
【Wii】ドリームタッグバトル

対応機種 アーケード
Wii
発売元 カプコン
開発元 エイティング
発売日 2008年12月11日
定価 【Wii】7,340円
判定 なし
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ
タツノコプロシリーズ

概要

竜の子プロダクションのキャラクターとカプコンのキャラクターとのクロスオーバー・バトル。
本作は、『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』から約7年振りの『VS.シリーズ』であり、「エリアルレイヴ」や派手な演出など『MARVEL VS.』シリーズの流れを汲みながら、「バロックコンボ」、「メガクラッシュ」など様々な新システムも追加している。
ストリートファイターIV』同様3Dキャラが2Dのように戦う「2.5D格ゲー」となった。これはVS.シリーズでは初である。
基本は2vs2のタッグバトルだが、ゴールドライタン、PTX-40Aのような大型キャラの1vs1の対決や普通体型キャラのタッグvs大型キャラの対決のような対戦格闘ゲームにはなかなか見られない型破りな対決が可能。

1作目はAC版とWii版が同日に発売(稼働)。後に更なる改良・調整、新規キャラクターが加えられた『~ULTIMATE ALL STARS』が海外のみで発売された後、日本でも逆輸入という形で発売された。

+ 登場キャラクター

タツノコサイド(AC版からの登場キャラクター)

  • 『飛翔する白影』大鷲の健(科学忍者隊ガッチャマン)
    • ジャンプの性能が高く、全ての技が地上だけでなく空中での発動が可能、空中で各種必殺技を2回まで発動できたりなど、空中戦に特化した性能となっている。
    • LV3ハイパーコンボは「科学忍法火の鳥」
  • 『破壊の電光』キャシャーン(新造人間キャシャーン)
    • 攻撃力と体力は高いが、リーチの短さと隙の多さが難点。AC版稼働初期は最弱クラスとも言われたが、後の研究で強キャラとしての地位を確立するまでになる。
    • 試合中の状況で強さがすさまじく変わり、時と場合によっては最強クラスのキャラをもしのぐ性能を発揮する。このゲームにおいてワイルドカード的な存在。
    • 一部の技では相棒の"フレンダー"も登場しキャシャーンをサポートしてくれる。
    • LV3ハイパーコンボは「超破壊光線」
    • 担当声優はオリジナル版の西川 幾雄氏ではなく、小野大輔氏となっている。
  • 『天駆ける騎士』テッカマン(宇宙の騎士テッカマン)
    • "テックランサー"や"テックリール"といった武器を用いるため、全体的にリーチが長く攻撃力も高めだが、動きが鈍重で隙が大きいのが特徴。
    • テックランサーを投げるなどして手元にない状態では一部必殺技が変化する。
    • LV3ハイパーコンボは「スペースナイツフォーメーション」
  • 『色あせぬ正義の心』ヤッターマン1号(タイムボカンシリーズ ヤッターマン)
    • 攻撃力、体力は低めだが、弱パンチからはじまりほとんどの技に武器である"ケンダマジック"を用いるため、リーチが長く隙がない。それだけでなくほとんどの技の判定が"異常"。
    • LV3ハイパーコンボは「今週のビックリドッキリメカ」
      • 各種ハイパーコンボでは"ヤッターワン"が登場するが、2Pカラーを選択すると全て"ヤッターペリカン"となる*1。「今週のビックリドッキリメカ」で登場するビックリドッキリメカもワンとペリカンで異なる。
    • 本作での声優はオリジナル版の太田淑子氏ともリメイク版の吉野裕行氏とも異なり、本作オリジナルの喜多村英梨氏。キャラクター、メカともにデザインはオリジナル版に準じている。
  • 『黄金の戦士』ゴールドライタン(黄金戦士ゴールドライタン)
    • 体が大きいため、タッグを組まずに単体で戦うキャラの一人。その分体力は高め*2
    • 常時スーパーアーマー状態で、ほとんどの攻撃を受けてもひるむことはない。全キャラ中最強の攻撃力を持ち、通常技ですら削り性能付き。相手の攻撃などお構い無しに問答無用で投げ技を決められる等、圧倒的な戦法で戦うことができる。…とここまではいいのだが、とにかく機動力面がショボい。原作では巨体の割りにかなり機敏に動く、高性能ロボだったのだが…。
      • 二段ジャンプ、スーパージャンプ不可である上、移動速度が物凄くもっさりで、技後の硬直も長く隙だらけ。トドメに全キャラ中唯一ダッシュキャンセルが出来ず、ダッシュ中にガードできない本作ではかなりの危険を孕む。また本作では気絶があり、スーパーアーマーを有するライタンにも当然それは適用されるため、攻撃を喰らっているばかりではあっというまに負けてしまう。しかし性能上は「相手の攻撃を受けながら戦う」といったスタイルのため、ガードを駆使するような戦い方も難しい。さらに体力が多いため、気絶の回数も多い。
    • 原作通り徒手空拳で戦うため飛び道具や遠距離攻撃に対抗する術はなく、崩し技である投げ技もモーションの大きさから余裕で投げ抜けが可能であるためどうしようもない。通常技は打点が高く隙が大目のものが多く、おまけに下段技を持っていないという恵まれない性能。
    • しかし、相手をうまく壁際に追い込むことができればスーパーアーマーと高い攻撃力を活かして相手を圧倒することができる。
    • LV3ハイパーコンボは「ゴールドフィンガークラッシュ」(2Pカラー時はシルバーフィンガークラッシュ)
    • 細かい点だがこのキャラは2Pカラーを選択すると体が銀色となり、名称も「シルバーライタン」となる。ご丁寧にボイスもキャラクターイラストも技名も、全て「ゴールド」部分が「シルバー」に変わるという作り込み。しかし原作にはシルバーライタンなどというキャラクターは登場せず、ゴールドライタンとは別の本作オリジナルの新キャラという扱い。全キャラ中唯一ながら謎の仕様。
  • 『咆哮する紅拳』ポリマー(破裏拳ポリマー)
    • カンフーのような格闘技を駆使して戦うキャラクターのため、リーチが短いが攻撃力は高い。
    • 必殺技「嵐の構え」をし、ポリマーマークを点灯させることで攻撃力をあげることができる。また、ポリマーマークの点灯はLV3ハイパーコンボの発動にも必要である。
    • LV3ハイパーコンボは「必殺・幻影破裏拳」
    • 担当声優はオリジナル版の曽我部 和恭氏が既に鬼籍に入ってしまっているため、安井 邦彦氏が担当している。
  • 『悪の華』ドロンジョ(タイムボカンシリーズ ヤッターマン)
    • キャラクター選択ではドロンジョとなっているが、ボヤッキーとトンズラーが必殺技で登場するため、実質ドロンボー一味セットでの登場である。本作唯一の悪役キャラクター。
    • 通常技はドロンジョ、必殺技はボヤッキーやトンズラーが攻撃するため、上下左右で挟み撃ちにするなど悪らしい戦法も可能。良く言えばトリッキー、悪く言えば卑怯。
    • Wii版ではシステムボイス全般を3人で担当している。
    • LV3ハイパーコンボは「悪乃華」
      • ドクロベエのお仕置きからあの自転車で逃げ、最後に敵もろとも爆破されるという演出だがドロンジョにダメージはない。
    • ヤッターマン1号とは違い声優はオリジナル版と同じ。デザインもオリジナル版に準じている。
  • 『闇夜の番人』鴉(鴉 -KARAS-)
    • リーチが長く隙のない技を多く持つ。体力は低い物のラッシュをかけることができれば圧倒的な強さを誇る。
    • 超必殺技では当て身技に削り技と、格闘ゲームにおける基本をひととおり備えたシンプルに強いキャラクターである。
    • LV3ハイパーコンボは「飛影残月」
    • 彼もまた声優が変更されたキャラの一人で、原作での和田聰宏氏と異なり遠藤大智氏が演じている。しかしながら原作の鴉・乙羽とは人格、担当声優が違う、同一人物であることを言及する台詞やテキストがないため正体不明である。
  • 『夢幻の白鳥』白鳥のジュン(科学忍者隊ガッチャマン)
    • 空中ではもちろん地上でも機動力の高いキャラクター。しかし女性であるためか攻撃力、判定ともに全体的に弱く、稼働から終始弱キャラの地位を保ち続けている。大鷲の健の下位互換とも言われる始末。彼女独自の技「バインドボム」をいかに使いこなせるかが鍵。
    • LV3ハイパーコンボは「科学忍法火の鳥」
      • 大鷲の健と同じ技名だが性能が若干違う。
    • アーケードモードクリア後の彼女のエンディングは『スーパーストリートファイターII』の春麗のエンディングのように二択となっており、どちらかを選ぶことで内容が変化する。

タツノコサイド(Wii版からの登場キャラクター)

  • 『格闘はかなわんよ』ハクション大魔王(ハクション大魔王)
    • 開発スタッフ曰く、「温厚な魔王が人を殴るのは抵抗がある」という理由で「マジックハンドの暴走のせいで戦う」設定。しかし、魔王自ら攻撃する時もある。
    • 魔王らしく転んだ拍子にガラクタを降らせて攻撃したり、そのガラクタを魔法でブル公に変身させたり、爆発させたり、壺を使って吸引したりとトリッキーな戦い方をする。
    • LV3ハイパーコンボは「どうせならもっと吸引」
  • 『逆転上等』イッパツマン(タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン)
    • 遠近ともにバランスのとれた使いやすいキャラクター。遠距離攻撃に突進技、上方向への連続ヒット技と様々な攻撃がそろっている。
    • LV3ハイパーコンボは「逆転王、見参!」
      • 全キャラ中、唯一画面奥からの攻撃が可能なキャラクター。
    • 担当声優はオリジナル版の富山敬氏が既に鬼籍に入ってしまっているため、加藤将之氏が担当している。

CAPCOMサイド(AC版からの登場キャラクター)

  • 『不尽の闘志』リュウ(ストリートファイターII)
    • カプコンサイド、いつものお馴染み。いつも通りのバランス型。
      • 細かい性能は『ストリートファイターIII』に近く、「上段足刀蹴り」が必殺技に採用されている。今までにはなかった2段ジャンプや空中ダッシュも実装された。
    • LV3ハイパーコンボは「真・昇龍拳」
  • 『天裂く嵐脚』春麗(ストリートファイターII)
    • お馴染みその2のスピードタイプで全キャラ中唯一3段ジャンプが可能。
    • その割に体力も多く、攻撃力も高め。
    • LV3ハイパーコンボは『MvC』以来・現状VSシリーズ最後の披露目である「七星閃空脚」
  • 『燃える正義の拳』バツ(私立ジャスティス学園)
    • リュウと似て非なる性能。ジャスティス学園の名物システム・根性カウンターが取り入れられている。
    • スタンダードで使いやすい性能ではあるが、イマイチこれといった特徴もない。強いと言われていた根性カウンターが対策されてしまい、正直現状では弱キャラ。
    • LV3ハイパーコンボは「愛と友情のツープラトン」
      • パートナーキャラクターによって3種類に変化、パートナーキャラクターがダウンしている時もまた変わり、計4種類の演出がある。
  • 『アート オブ パワー』アレックス(ストリートファイターIII 3rd STRIKE)
    • 通常サイズだが、二段ジャンプが出来ない代わりにスナップバックを持つなど大型キャラに近い特性がある。
    • 原作では打撃系パワーキャラだったのだが今作では投げキャラ枠とされているようで、高威力の投げ技を中心に近接時の破壊力が抜きん出ている。
    • そんな訳でLV3ハイパーコンボもロマン性の高い技として強化された「ハイパーボム」となっている。
    • 声優は原作と違い安元洋貴氏が担当。
  • 『闇薙ぐ一閃』灰燼の蒼鬼(新 鬼武者 DAWN OF DREAMS)
    • 鎧を着けているため鈍重だが、そのため防御力が高いのか体力が多くアーマー技も備えている。剣のおかげでリーチも火力も大きい。 しかし機動力の低さは如何ともし難く、空中で使える必殺技も一切ないため空中での戦いに弱い。
    • ちなみに本作では本名である結城秀康と呼ばれることはない。
    • LV3ハイパーコンボは「鬼覚醒」。専用BGMが用意されている。
  • 『破戒の微笑』モリガン(ヴァンパイア)
    • VS.系作品ではお馴染みのサキュバス。
    • 一般的な波動昇竜タイプであるが、最大の特徴はダッシュとバックステップが斜め上に移動するタイプ
    • 過去のVS.シリーズとは違い、本作でのハイパーコンボはヴァンパイアシリーズのEX必殺技「バルキリーターン」と「フィニッシングシャワー」。
    • LV3ハイパーコンボは「ダークネスイリュージョン」
      • 原作とは異なり、自分の分身ではなくリリスが出現する『ポケットファイター』の再現。
    • ちなみに今作はモリガンをゲーム作品にて長年演じていた神宮寺弥生氏が最後に彼女を演じた作品でもある*3
  • 『無限の勇気』ロック・ヴォルナット(ロックマンDASH)
    • 必殺技のほとんどが武器チェンジと特殊武器攻撃である。マシンガンアーム、ドリルアーム、シールドアームの3種類の武器を使い分けて戦うことが出来る。
    • ロックバスターの性能は『MvC』シリーズの初代ロックマン同様ボタンを押した長さで威力とヒット数が増加する仕様。
    • LV3ハイパーコンボは「MAXシャイニングレーザー」
      • 全キャラで唯一ボタン連打によりヒット数が上昇する。
    • トロンやコブンに出番を奪われがちだが、本作でめでたくVS.シリーズ登場(しかし、後のクロスオーバー作品での登場は一切なし)。
  • 『白銀の戦騎』PTX-40A(LOST PLANET EXTREME CONDITION)
    • ゴールドライタンと対になる、タッグ不可の大型キャラ。こちらは中~遠距離重視のキャラクターとなっている。
    • 動きは緩慢だがゴールドライタン同様常にスーパーアーマー状態である。
    • LV3ハイパーコンボは「L-P」
    • 厳密にはPTX-40Aとは別機体。肖像権などの問題から搭乗者であるウェイン・ホールデンは名前や声の出演はない。
  • 『鋼のお手伝いロボット』ロール(ロックマン)
    • 『MvC』シリーズでは『ロックマン8』の姿で登場していたが、本作では初期のデザインでの登場となり、キャラクター性能、必殺技が全て一新されている。体が小さくリーチが短い傾向は相変わらずだが、モップを持っているので少しだけマシになった。
    • KO時にその場で横たわらずロックマンシリーズと同様のやられ効果音(いわゆるティウンティウン)と共に消滅する。
    • 彼女に用意されたテーマ曲「風よ伝えて…'08」はテーマ曲で唯一ボーカル付きである。フル収録されているが、制限時間内で全て聴くのは不可能(Wii版ではミニゲームやBGM観賞モードで、フルで聴くことが出来る)。
      • キャラクターが切り替わるたびにテーマ曲が変わるためにうるさい・ビックリすると言われた。
    • LV3ハイパーコンボは「…たいへんっ!」

CAPCOMサイド(Wii版からの登場キャラクター)

  • 『地球防衛系彼女』想鐘サキ(クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡)
    • 『MvC』シリーズではスペシャルパートナーとしての登場はあったが、プレイアブルキャラクターとしては本作が初。
    • 大きな銃を携行している。機動力が非常に低く隙も大きいが、優秀な飛び道具でこれをカバーしている。
    • LV3ハイパーコンボは「史上最大の戦略」。いわゆる「当て身技」である。
    • 担当声優はオリジナル版の根谷美智子氏ではなく、本名陽子氏となっている。
  • 『ヤバい位にVIEWTIFUL』ビューティフルジョー(ビューティフルジョー)
    • 原作通りの3頭身。日本の熱いヒーロー達と共演してご満悦。他ゲームに登場するのは今作が初。主にビューティフルジョー~『2』のアクションを用いる。
      • 機動力が高く波動昇龍型なので、癖は無い。しかしちっこいのでリーチに不安あり。
    • LV3ハイパーコンボは「スロー&ズーム」
      • ハイパーコンボの〆のポーズは原作同様複数用意されている。
    • ハイパーコンボの一つ「シックスキャノン」とWii版のアニメーションムービーではシルヴィアが登場する。
    • ボイスは全て日本語で担当声優はアニメ版の関智一氏ではなく本作オリジナルの川田紳司氏が演じている。

ボスキャラクター

  • 『全てを滅ぼすもの』常闇ノ皇(大神)
    • アーケードモードのボス。球体(原作の第1形態)、手足の生えた状態(原作の第4形態)、球体から巨大な手の生えた状態(原作の最終形態)の3段階に姿変化する。プレイヤーキャラクターとしての使用は不可。
    • ロック技が通用しないハイパーアーマーを持っているため、ほぼ全てのLV3ハイパーコンボが封じられる。
    • 原作同様「太陽は昇る」がBGMとして流れる。

ゲームモード

アーケード版『CROSS GENERATION OF HEROES』ではアーケードおよびバーサスのみがプレイ可能。

  • アーケード
    • 全8戦のCPU戦を勝ち抜いていくモード。
    • 第7戦目で1人目に選んだキャラクターとは逆の陣営の大型キャラとの対戦となる。
    • 第8戦目は最終ボス常闇ノ皇との戦いとなる。
  • バーサス
    • 2人用の対戦モード。CPU相手の戦いはできない。
  • サバイバル
    • チームの体力が尽きるまで、CPU戦を続けるモード。
  • タイムアタック
    • 全8試合をクリアする早さを競うモード。第4、8戦目は大型キャラとの対決となる。
  • トレーニングモード
    • 読んで字の如く。CPUと疑似対戦も可能だが、低難易度に合わせても結構的確に、そして熾烈に攻めてくる。
  • プレイデータ
    • アーケードなどの戦績やキャラクター使用率を確認できるモード。
  • オプション
    • ゲーム設定の変更が出来るモード。
    • デフォルトではオートセーブがオフとなっているので、ここでセーブするかオートセーブの設定にしておく必要があるので注意
  • ショップ
    • ドロンボー一味が経営するショップ。
    • アーケードなどで獲得したゼニーと引き替えに3Pカラーやキャラクター、オリジナルゲームを購入することが出来る。
  • ギャラリーモード
    • ムービー・キャラ紹介・モデル・イラスト・音楽等を鑑賞するモード。
  • オリジナルゲーム
    • 一作目の『CGH』のみ。
    • キャラクターごとに用意されたミニゲームをプレイできるモード。

本作の新要素・変更点

  • バロックコンボ
    • 技の硬直中に攻撃とパートナーボタンを同時押しすることで発動。ヴァイタルソースを消費することでハイパーコンボ以外の技の隙をなくし、技の威力をあげる。
    • 使用キャラクターや直後にヒットさせる技によってどの程度攻撃力倍率が上がるかは細かく異なっているが、基本的には「消費するヴァイタルソースが多いほど」攻撃力が上がるようになっている。
      • 逆に「必殺技の削りダメージ程度」のヴァイタルソースで発動すると、ほとんどの場合、かえって技の攻撃力が落ちる。隙消しという観点では利用価値はあるが、無闇に使えばいいというものではない。
  • メガクラッシュ
    • 全てのボタンを同時に押すことで発動。相手のコンボを強制的にキャンセルし、画面端まで吹っ飛ばす。サイクバーストのようなアクションだが、本作は通常のパワーゲージ2本と、HP10%を消費する。場合によってはバロック用の赤ゲージを確保するため、ゲージ2本使用を承知で空発動させるという戦略もある。
  • ヴァリアブル・エアレイド
    • 空中で236+パートナーボタンと入力することで1ゲージ消費しつつパートナーと交代することができるシステム。交代の隙をなくしたり、エリアルレイヴ中にパートナーと交代してさらなるコンボをつなぐことが出来るシステム。

評価点

システム面

  • システム的には何時ものvsシリーズに手を加えたものだが、Wii版の操作性に合わせたのか攻撃ボタンが「弱中強」の3ボタンにパートナーボタンを加えた4ボタンにまで減っている。パートナーを押すとアシスト攻撃、後+パートナーで交代攻撃、前+パートナーでガーキャンであるヴァリアブルカウンターと、レバーとの複合入力で使い分けるようになっている。
  • AC版の操作性は従来の格闘ゲームと同様だが、Wii版はボタンが少ないこともあり、攻撃は1ボタンに集約され弱中強は状況に応じて出る仕様。チェーンコンボも1ボタン連打のみで出せる。また、必殺技は必殺技ボタンと方向キー同時押しの組み合わせのみで出せるようになっている。
    • 格闘ゲームに馴れていない層にも遊べるように工夫されている反面、弱中強の使い分けが出来ず、それにより一部強弱で変化する技も出せない。
    • なお、クラシックコントローラーやゲームキューブコントローラーを使えば、本来の操作で遊べる。

演出面

  • ハイパーコンボの演出は原作を大事にしながらもVS.シリーズらしい派手なアレンジがなされている。
  • キャラの体力も4億超えなど凄まじい値が設定されており、コンボや大技で10億単位で減っていくド派手な設定になっている。
    • ちなみに体力、ダメージ、得点、ギャラリー用のポイントなど、全ての数値に0が多く設定されており、どれも桁違いの数字が飛び交う。
  • 試合前の掛け合い、アーケードモードでの対戦後の特殊台詞はかなり豊富。
    • 後者はボイスこそないものの全てのキャラクターに応じた専用のものがある。
      • 例えばロールであればタツノコキャラクターのスーツを洗濯しようとしたり、ジョーにたいしてクイックマンのコスプレといい放ったり、ヤッターワンやフレンダーのような犬のキャラクターに反応するなどニヤリとするものが多い。
  • 普段のVSシリーズでは見られない風変わりカプコンキャラクターの人選。
    • 今までのVSシリーズやお祭りゲームでは、大半がストリートファイターだらけのキャラクター選出になっていた中、今作では過去にVSシリーズに出ているキャラクターはリュウと春麗とモリガンとロールだけで、『SFIII』のアレックス、『ジャスティス学園』のバツなど、VSシリーズ初登場のキャラクターも多い。
    • また『ロックマン』は過去にも出演していたが、本作のロックは『ロックマンDASH』からであり初登場。ロールは『ロックマン』の元祖のデザインになっており、見た目も性能も違う別キャラクターになっている*4
  • 『新鬼武者』や『ロストプラネット』と言った作品自体がVSシリーズ初登場の作品もある。
    • 家庭用やUASでの追加作品も、『クイズなないろ』『ビューティフルジョー』『ロックマンX』『デッドライジング』という具合に、VSシリーズで初プレイアブルとなる作品ばかり。
  • ゲーム本編ではできないクロスオーバーやこの戦いを経験したキャラクターのその後を描いたエンディング
    • ヤッターマン1号がCAPCOMキャラクター達にヤッターマンと名乗らせたり、白鳥のジュンが普通の女の子とはどういうものかを春麗やロールと議論するといったギャグチックなものから、本作での戦いを通してキャラクターが"強さ"を見つめ直したり、あるキャラクターの窮地をタツノコ、CAPCOMの境なく助けにくる熱いものなど様々である。
    • Wii版のアニメーションムービーではタツノコキャラクターがCAPCOMキャラクターの必殺技を使用することもあり、クロスオーバーならではの豪華なムービーとなっている。
    • エンディングの一枚絵やWii版で追加されたアニメーションには本作に登場していないタツノコ、CAPCOMの様々なキャラクターが登場する。タツノコ側には版権上の理由からかガッチャマンのメンバーが勢揃いするくらいだが、代わりにCAPCOM側の出演がかなり多い。さらにタツノコキャラクターのエンディングにCAPCOMキャラクターが絡む等、かなりカオスなことになっているものも。
  • 全キャラクターに専用のBGMがある。
    • CAPCOMキャラクターはおなじみの曲。タツノコキャラクターは各作品のOPやテーマソングがアレンジされて収録されており、どれも良いアレンジがなされている。
  • 隠しも含めた全キャラクターにミニゲームが用意されている。
    • リモコン操作のみ対応で、ゲーム内容はボタン連打のみだったり、リモコンを振るのみだったりと、ほぼ操作も造りも簡単なもので、中には操作がダブっているものもあるが、全キャラクター分があるのは嬉しいところ。

問題点

  • 通信対戦はなし
    • 対戦格闘ゲームでWi-Fiによる対戦機能がないことは痛い。
      • 改良版となるUASでは実装された。
  • バランスは世紀末。
    • これは過去のクロスオーバー作品でも多数あった問題だが、今作も多くのキャラクターが永久コンボを有し、何か刺さったら1キャラ即死なんて日常茶飯事。基礎コンボが永パなんてキャラクターも数人居る。
      • 永久を持たないキャラクターでも即死コンボを持っていたり、捕まえづらいガン逃げ性能を持っていたり、緊急反撃技のはずのメガクラッシュからの追撃から8割近くの体力を奪えるキャラクターも居たりetc.と、全体的にぶっ壊れた長所を持つキャラクターが多い。
    • キャラ差も大きい。
      • (火車→スライディング)×nの簡単永パの他にも多彩な永パを有し、さらに出現攻めの鬼畜さで相手に何もさせずに勝つ戦い方を得意とする鴉、
        発生が早すぎるヤッター中段を軸に攻撃判定の暴力でスタンダードに強いヤッターマン1号。
        優秀極まる飛び道具や移動技で相手を圧倒する立ち回りがとにかく強力な大鷲の健
        この3人を軸に+4人+アシスト専門1人の合計8人ほどのキャラクターが強キャラとされており、各所で猛威を振るっている。
      • 反面、取り立てて尖った部分の無いアレックス、最初のうちは根性カウンターがで分からん殺しできるものの対策を知られると辛いバツなどは、長所が無いわけではないのだがどう考えても上位クラスのキャラクターに追いつけておらず、厳しい戦いを強いられる。
      • ちなみに強キャラの一人に数えられているヤッターマン1号は、前述の通り2Pカラーにすると演出が変更される都合上、キャラクター性能がかなり下がるという妙な事になっている。
      • 永パを実戦投入するのにかなり厳しい条件や高い難度をクリアしなければならないキャラクターが居る一方、特定の技を出し続けるだけで永パを成立させられるキャラクターが居たりと、火力に大きく差が出やすい。
    • 本作の特徴である「デカキャラ」も、当初は圧倒的な見た目と性能で格ゲーユーザーを驚愕させたものの、デメリットが多くすぐに弱キャラ扱いとなり、一部天敵となるキャラクターが居るなど対戦の相性差が激しく、練りこみ不足な点が見受けられる。
  • 一部声優の変更。
    • これ自体は当時すでに鬼籍に入られてしまっていたポリマー役の曾我部氏やイッパツマン役の富山氏、当時かなりの高齢で出演自体が厳しかったと思われるヤッターマン1号の太田氏などのやむなき事情があったキャラもいるため一概に問題とは言い切れない点もある。しかし鴉やビューティフルジョー等は本作発売時は比較的最新の作品であり、何故変更する理由があったのか不明である。
      • ビューティフルジョーはアニメ化の際に声優が付いたため、ゲームの版権とアニメの版権とは別扱いだったのかもしれない。しかしアニメの制作は竜の子プロであり、やはりよくわからないことに。
      • 鴉は原作において「唯一の存在では無く、複数人いる」と示唆されているため、本作に出演している鴉は原作の鴉とは別人物という意味合いを持たせているのかもしれない。しかし、そうする理由もとくには無い。
    • ちなみに一部エンディングアニメに出ている他作品からの客演キャラクターも、基本的に原作とは声が違っている。本作出演者が声を当てているようである。
  • AC版、Wii版が同日に世に出たのに、何故かWii版のみに使用キャラクターが多い謎仕様。
    • しかもCAPCOM側のみ3Pカラーが存在する。
  • Wii版エンディングの登場キャラクターがまちまち。
    • 上述されたようにCAPCOM側は他作品のキャラクターも出演しており豪華であるが、タツノコ側は参戦作品以外の客演は無い。これは版権的に仕方のないこととはいえ、本作に参戦している作品のキャラクターすら出ていないのは寂しいところ。またCAPCOM側も他作品のキャラクターは多いが、出演作品のキャラクターはかなり少ない。
    • きっとエンディングでヒロインやあのキャラクターが出るはず、などと期待を抱いていたファンは肩透かしを食らった。
  • バグに致命的な物がある。
    • テッカマンがボルテッカを使った際のエフェクトが残り続ける*5など面白いで済む物もあるが、キャラクターが画面から消えてしまうというバグが存在する。
      発生してしまうと消えたほうが特定の行動を使わない限り戻ってこないので、体力勝ちした段階で使うとどうしようもなくなる。
      もちろん闘劇でも使用禁止にされたバグ、身内以外では使わない事。

TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL STARS

【たつのこ ばーさす かぷこん あるてぃめっと おーる すたーず】

ジャンル ドリームタッグバトル
対応機種 Wii
発売元 カプコン
開発元 エイティング
発売日 2010年1月28日
定価 3,990円
判定 なし
CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ
タツノコプロシリーズ

概要(UAS)

タツノコ3人、CAPCOM2人の計5人のキャラクターを追加し、バランス調整を施した調整版。
海外からの逆輸入版でありメニューやダメージの表示が英語、OPムービーの変更、OPテーマが前作の英語カバーになっている等の変更が見られる。
海外での版権の都合からハクション大魔王は削除されている。


変更点

  • キャラクターの追加
+ 追加キャラクター

タツノコサイド

  • 『神速の光刃』テッカマンブレード(宇宙の騎士テッカマンブレード)
    • テッカマンと似たような性能を持つが、動き、技にクセがありうまく立ち回るには慣れが必要。
    • テッカマンのボルテッカは直線に発射されるが、テッカマンブレードのボルテッカは斜め上方向に発射される。
    • LV3ハイパーコンボは「全方位ボルテッカ」
  • 『復讐のアウトロー』コンドルのジョー(科学忍者隊ガッチャマン)
    • ガッチャマンキャラの中で一番攻撃力が高いが、動きが鈍重。ガッチャマンキャラの例にもれず空中での性能は高い。アウトローな戦い方で銃の使用もいとわない。
    • ハイパーコンボに至っては「バードミサイルをぶちこんでやる!(!まで技名)」も起用。*6原作同様、地面にいる者は敵味方問わずバードミサイルでダメージを受けてしまう。
    • LV3ハイパーコンボは「科学忍法竜巻ファイター」
  • 『シビれるキュートガール』ヤッターマン2号
    • 必殺技はクセが強く、変則的なものが多い。崩し性能は高いが火力が低いためコンボをうまく使うことが要求される。
    • ハイパーコンボ「feat.オモッチャマ」ではオモッチャマを呼び出して一緒に戦う。オモッチャマは勝手に戦うので場合によってはすごいコンボが生まれたりもするが、コンボの邪魔になることもしばしば。
    • LV3ハイパーコンボは「今週のビックリドッキリメカ」
      • ヤッターマン1号のものとは性能が異なる。また、ヤッターワンではなくヤッターペリカンが登場する。
      • これに伴い、ヤッターマン1号の「今週のビックリドッキリメカ」はヤッターワン固定となった。
    • 声優はオリジナル版の岡本茉利氏やリメイク版の伊藤静氏ではなく加藤英美里氏が担当している。他のヤッターマンキャラ同様デザインはオリジナル版準拠。

CAPCOMサイド

  • 『超人カメラマン』フランク・ウェスト(DEAD RISING)
    • 隙は大きいがコンボ火力が非常に高い。
    • ゾンビを呼び出して攻撃や飛び道具として用いたり、ショッピングカートをどこからともなく呼び出したり、ロックマンのコスプレをしたりとアクの強いキャラクターとなっている。
    • LV3ハイパーコンボは相手サイズに応じて技その物が大きく代わる。通常サイズ相手には「ファニーフェイスクラッシャー」が、大型キャラには「ビッグエクスプロージョン」が炸裂する。
  • 『真紅の疾風』ゼロ(ロックマンX)
    • キャッチコピーは真紅の疾風
    • 昇竜、突進、飛び道具とほとんどの技がそろった万能キャラ。弱点は体力が一番低いことくらい。
    • LV3ハイパーコンボは「ダークホールド」
  • 全体的なバランスの調整
    • 前作にあった永久コンボは軒並み削除。
    • 空中コンボがつながりにくくなるよう、空中でコンボをつなげていくと相手が怯みにくくなった。
    • キャラクターの攻撃力があがったり、技の出がはやくなったり、コンボがつながりやすくなったりとどのキャラクターも使っていて楽しいような調整がなされている。
      • これにより極端なキャラクター格差が軽減された。
  • 前作では投げ技が打撃に競り負けていたが今回は投げが打撃に勝つようになった。
  • Wi-Fi対戦の実装
    • フリーバトル、ランクバトル、フレンドバトル、ライバルバトルの4種類のマッチングがある。
    • フリー、ランクバトルでの戦いのあとライバル登録が可能。
    • フリーバトル
      • BPに関係なく、マッチングを行う。ランクマッチでポイントを考えながら戦わずに自由に戦うことができる。
    • ランクバトル
      • 勝てばBPを得ることができるマッチング形式。こちらも同じ強さの人と当たりやすいといったような仕様はない。
    • ライバルバトル
    • フリーマッチ、ランクマッチでライバル登録をした人がマッチングを申し込む対戦
      • 申込まれた相手はWi-Fiメニュー画面の右上に気づかない限り試合が成立することはない。
    • フレンドバトル
      • Wiiのオンラインゲーム同様、フレンドコードを教え合ったユーザーとのみ行うことができる対戦。
  • タツノコキャラクターに3P、4Pカラーの追加
    • 前作では原作のイメージを壊さないようにとタツノコキャラクターには1P、2Pカラーしかなかったが今回はWi-Fi対戦が追加されたことを受け、制作側が竜の子プロダクションに交渉し3P、4Pカラーが追加された。中には原作のイメージとは逆のカラーもある。(白鳥のジュンなのに黒カラー等)
  • カプコンキャラクターに4Pカラーの追加
  • キャラクター個別のミニゲームの削除
    • 代わりに前作のミニゲームの一つのシューティングゲームが大幅に強化された形で追加されている。
  • 新ステージの追加
  • キャラクター専用BGMの廃止
  • キャラクター固有EDのイラストがアメコミを多く手がけているUDONエンターテインメントが描いたイラストに総入れ替え。
    • さらに一部キャラクターのEDも変更されている。
    • その代わり、前作に全キャラクターにあったエンディングアニメムービーは無くなった。

問題点(UAS)

  • バランスの悪さは相変わらず
    • 前作にあった永久コンボに調整は入ってはいるが、新たな即死コンボが誕生していたりと結局ピーキーな対戦バランスなのは変わりない。
    • また、超ハイスタンダードなぶっちぎりのキャラ性能を持つゼロ、強力な立ち回り性能や極めて高いコンボ力を持つテッカマンブレード、コンドルのジョーといった新キャラも増えており、キャラ差も相変わらず。
  • ハクション大魔王がリストラされた。
    • 海外展開の版権上の都合とは言え、やはり不満に思うユーザーは多い。日本発売版にのみ追加する等、やり方はあったと思われるが…。
  • キャラクター個別のBGMが削除された事。
    • これも版権の都合からとの事。版権に抵触しなかった参戦キャラクターは続投できているのに。

総評

4ボタン式で、さらに簡単コンボのように誰でも簡単にプレイできるシステムが搭載されている一方で、バロックコンボやメガクラッシュ、ヴァリアブル・エアレイドでやりこみたい人はどこまでも強くなれる要素も搭載し、ライトユーザー、ヘビーユーザーの両方が満足できるようにした意欲作。
永久コンボがあったりキャラクターの格差などバランスは大味だが、キャラゲーとしての完成度は高く、ド派手にタツノコキャラクターが画面狭しと暴れ回る姿は非常に爽快で見ていて楽しい。 ビジュアル的にも森気楼氏のバタ臭いタッチが、同じく元祖バタ臭いタッチのタツノコキャラクターに見事にマッチしている。


余談

  • 企画段階では『とんでも戦士ムテキング』の「ムテキング」、『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』の「中原小麦」、『逆転裁判』の「成歩堂龍一」、『CAPCOM FIGHTING Jam』の「イングリッド」の参戦も予定されていたが、男女比や版権上の都合でお流れとなった。
    • このうち成歩堂龍一は『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』で、今作に登場したフランクと共に参戦することになった。
  • 記事の中で何度も触れられている通り、何かと版権の都合に振り回された作品でもある。
    • 元々タツノコプロは海外でたいへん人気であり、今回のクロスオーバーもその人気を狙って企画されたものだったのだが、肝心の海外での版権問題のクリアにかなり手間取り、発売予定も延び延びに。そして上述の通り版権の都合で削除・変更された箇所が多数見受けられることから、調整に苦労したことが窺える。
      • 結局予定からかなり遅れての発売になってしまい、売り上げもあまり伸びずに終わってしまったとの事。
    • 国内最大の格闘ゲーム大会『闘劇』のタツカプ部門も、版権の都合によりDVD化されなかった。
    • 追い打ちをかけるように公式サイトも閉鎖され、年月が経ったことで生産終了となっているため地域によっては探すのが非常に困難となってしまっている。
  • ちなみにAC版の基板はWiiベースの基板であることが判明している。具体的なシステム基板名等はシルク印刷にも記されておらず詳細は不明*7
    • 但し、任天堂のロゴが基板上に印刷されているので任天堂が設計/開発した基板であることは十分考えられる。尚、カプコン含め他社の作品で本作以外に同等の基板を使用した作品は現在確認されていない。
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  • エイティング
  • タツノコプロ

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最終更新:2023年08月26日 17:09

*1 ヤッターマンステージだとこれらのマシンが背景に登場するが、ハイパーコンボを使用すると背景から退場する演出がある。

*2 高めと言っても2人分のタッグの合計値と比較するとかなり低い。最も脆い組み合わせと比べても1億パワー以上損している。

*3 次にモリガンが出演した『MVC3』以降は田中理恵氏に変更された

*4 過去作では容姿が大きく変更された8のロールの姿で出演しており、性能もロックマンの下位互換のような形だった。

*5 通称「テッカテッカマン」

*6 彼は悪に対しての容赦は一切なく、民間人を巻き込む恐れがあろうと、幾度となくバードミサイルを敵にぶちこもうとし、健に止められる、時には口論をするといったシーンが見られた。いわばこれは彼の代名詞的な台詞である。

*7 基板を保護しているシールド板には「MODEL No.RVA-001」という型番が書かれたラベルが貼ってある。