eBASEBALLパワフルプロ野球2020

【いーべーすぼーるぱわふるぷろやきゅうにせんにじゅう】

ジャンル 野球・育成

対応機種 プレイステーション4
Nintendo Switch
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2020年7月9日
定価 通常版
【PS4】7,980円
【Switch】6,980円
パワフルエディション
【PS4】9,980円
【Switch】8,980円
判定 良作
備考 パワフルエディションはDL専売
ポイント 実況から eBASEBALL
東京2020オリンピック搭載
各モードの改良
矢部明雄にCV搭載
実況パワフルプロ野球シリーズリンク


概要

  • 実況パワフルプロ野球2018』の以来2年ぶりのパワプロシリーズの最新作。今作以降はタイトルから『実況』が外れ『eBASEBALL』に変更となった。
    • 任天堂機種とソニー機種でのマルチプラットフォームでの発売は実に『15』以来12年ぶり
      更に任天堂機でのメインシリーズ発売も同様に『15』以来である。
  • 延期となった東京2020オリンピックがプレイ可能であり、サクセスやペナントなど多くのモードで日本代表、オリンピックに関わる要素が取り入れられている。
  • PS4版では初めて最大4人まで(オフライン)の協力・対戦プレイに対応している。

前作からの変更点・追加点

  • システム
    • 登録名が10文字まで入力出来るようになった。
    • OBと架空選手限定であった超特殊能力(通称金特)が、現役選手にも追加された。
      • これは埼玉西武ライオンズの中村剛也選手が満塁本塁打の歴代記録を更新したことによるもので、同選手には「恐怖の満塁男」が追加されている。
    • 新たな変化球として「シンキングツーシーム」(シュート系)「パワーカーブ」が登場。
    • 外国人選手に出身国のデータを追加(ナショナルチームなど本作の一部新要素の影響)。また、国内選手も出身県が選択できるようになった。
    • 試合中のモーションと新規フォームの追加。
    • 投手専用だったペナント系特殊能力「回復」が投手・野手共通特殊能力になった。
    • 「ラインドライブ」などの新特殊能力の追加。
  • パワフェス
    • 2回目のプレイ以降、一度仲間にした選手から1人を選択し、必ず登場させることができる。ただし、特殊イベントキャラなどは選択できない。
    • 味方のモブ選手の能力が勝利するたびに強化されるようになった。
    • 敵チームも、母校繋がりといった関係のある他チームの選手を獲得するようになった。
      • 例えば恋恋高校ならミラクルズの海野を、パワフル高校ならドリル電器の松倉・香本を獲得するようになっている。合流した場合はきちんと試合前会話が変化するし、勝利時に自チームに加えることも可能。
    • キャラ・チーム数が大きく増加し、キャラ数はシリーズ最多の 261名 に。お馴染みのキャラコンボも一新され、かつ全てのキャラにコンボが用意されている。
    • ルーレットが改善。獲得人数は外され、選択式に
  • ペナント
    • シーズン終了後にチームの変更が出来るようになった
    • これまでキャンプでのみ可能だった球種取得やポジションコンバートが二軍選手のみシーズン中でも可能になった。
    • 「引退試合」、「こどもまつり」、「花火ナイト」、「統一背番号」というスペシャルデーを設定する事ができるようになった。
    • オートペナントの打投の調整を搭載
    • 記録に各チーム記録が搭載
    • 2軍の選手に球種習得やポジションコンバートが可能
    • ドラフト会議で獲得した選手の動向を確認できる「ドラフト選手一覧」が搭載
  • マイライフ
    • 特殊能力の取得方法が、「特殊能力ファイルを獲得して条件を満たす」に変更。以前の読書による特殊能力の習得はCOM専用特殊能力やマイナス特殊能力の削除のみに限られた。
    • 彼女候補が一新。加えて「彼女ファイル」が新たに登場。
    • これまで「隠しパラメータ」として登場していた「成長タイプ」「体質」が可視化された。
    • マップに飲食店が無くなった。
  • 栄冠ナイン
    • 有望な中学生の選手をスカウトすることが可能になった。都道府県ごとにスカウトできる選手が異なり、県ごとに選手の傾向も違う。
    • U-18日本代表入りイベントと「戦術レベル6・7」が実装。
    • スクラップブックこと新聞が追加。甲子園の活躍によって掲載される。
  • パワアリーナ
    • 前作より登場したチャレンジを加えてランキングを競う大会が追加。この他、1週間毎に競技が変わるようになり、ランキングが高いほど強力なアイテムを多く入手出来るようになった。
  • 東京2020オリンピック
    • 侍ジャパンを操作し、オリンピックの開催形式と同じルールで行われる1つのトーナメントモード。
  • サクセスモード
    • 今作は『2014』以来の大学野球編となる。「パワフル農業大学」「提供国際大学」「エジプト大学」の3つのシナリオとサクサクセスを収録。
    • パワマップの撤廃
      • 管理や維持に手間が掛かり「練習して強くなる」という本来のサクセスからかけ離れていると批判されたパワマップが撤廃。これでイベントと練習を重視する旧来のサクセスに幾分修正された。
      • また、パワマップの廃止に伴い、彼女キャラ関連コマンドには『2014』までの作品同様「デート」コマンドが採用されている。
    • 育成方法も、「パワフル農業大学」・「提供国際大学」は監督評価を第一に上げて試合に出る必要があるという旧来の物に戻った。
      • 「エジプト大学」では監督の評価に関係なくスタメン入りを果たせる。ピラミッドを完成させる事も目的であり、出場条件が監督評価だと難易度が上がる可能性があったことを考慮したと思われる。とはいえ意味がないという訳ではなく、パワドリンクなどのアイテムをもらえるというメリットもある。
    • 9』およびSwitch版『実況パワフルプロ野球』に登場した有馬紅葉や手塚隆文、『ヒーローズ』の掘杉等もサクセスキャラクターとして登場する。
  • LIVEシナリオ
    • 今作も毎試合更新されている。
    • ミッション途中でのやり直しも可能に。
  • ホームランアタック
  • パワプロ辞典
    • 野球用語、プロ野球用語、パワプロ用語など様々な固有名詞を解説してくれる辞典。
  • パワアリーナ
    • 達成項目であるが、本作ではオンラインで一定期間の達成を目指すイベントが用意されている。
  • その他
    • 応援曲作成で、掛け声に女声など種類が追加された。
    • 実在球場に福島県営あづま球場、松山坊っちゃんスタジアム、倉敷マスカットスタジアムが新規に追加。
  • ついに、オイラ看板キャラクターの矢部明雄くんに声が付いたでやんす!担当声優は大谷育江さん*1でやんす!

評価点

  • 全体的に野球バランスが良い。
    • 過去作では投打に極端な差が見られたものもあったが、本作では比較的程よいバランスとなっている。
  • シリーズ最多のモード搭載
    • パワプロシリーズの中でもモードの多さは過去最高。野球バラエティーゲームの最高峰であることは間違いない。

サクセス

  • 不快要素が無くなった。
    • 『2018』では彼女候補がチームメイトとくっついたり、チームメイトに問題行動を取るなど様々な不快要素があったが概ね撤廃されている。
    • 新キャラも概ね問題行動を取るようなキャラはいない。
    • また、イベントの大半は経験点や仲間評価など、発生すれば何かしらメリットを得られるものが多く、積極的にイベントを起こす楽しみがある。
    • ただただ体力を消費したりバッドステータスを得て終わるだけ、というマイナスイベントは明確に減らされており、比較的ストレスフリーでプレイ出来る。
    • 彼女なしでバレンタインを迎えてもやる気が上がる(下がるパターンもあるが、確率は過去作と比べて低め)サクセスは比較的珍しい。
  • シナリオも好評
    • 農業と女性監督の過去がテーマの「パワフル農業大学」、実力主義の「提供国際大学」、色物の「エジプト大学」と各シナリオそれぞれの方向性で手堅くまとまっている。前述のように不快要素がほぼないので、登場キャラにも愛着が湧きやすくなった。
  • 能力の押し付けがなくなった
    • 基礎能力の直上げはなくなり、特殊能力も全てコツによる伝授になった。
    • 過去作であれば特殊能力を直接付与されたであろう場面でも今作ではコツレベル5の伝授になっており、「いらない能力を押し付けられる」ことはまずなくなった。後述する赤本仕様も相まって、再現選手や個性ある選手を作りたい層としては嬉しい要素である。
  • ポチ袋の有能化
    • 初期プレイ時に3万円が追加され、合計4万円で開始する事が出来る。

パワフェス

  • 助っ人キャラ
    • 最初に仲間にできるお助けキャラの一人を選択できるため、このおかげで投手不足や弱い選手に偏るということがなくなった。
      • また、『2018』ではお助けキャラ枠を最大の4人にするにはキャラ図鑑を60%まで埋める必要があったが、本作ではキャラ図鑑に60人登録が条件と大きく緩和されている。
    • 敵チームが他チームの選手を獲得するようになったことで、対戦時の単調さが軽減され、同時にキャラ集めも楽になった。
      • 例えば恋恋高校のような選手が一人しかいないチームだと、一度キャラを集めると対戦相手に選ぶ必要がほぼ皆無であったが、本作では合流選手のおかげで選択する余地も生まれ、補強の戦略の幅も広がっている。
    • 任意のキャラに経験値を与えられるアイテム「不思議なメモ帳」を購入できるようになり、好きなキャラを早く成長させられるようになった。
  • モブキャラの強化
    • 最初は貧弱であるが、最終的にはかなり頼もしい選手に育つため、安心してスタメンを任せられるようになる。ただし、後述する悩みも出てきたが…。
  • ルーレットの改善
    • 『2018』の試合前のルーレットは、キャラ獲得もルーレットで決まるため、獲得数「1人のみ」が頻発した場合などにストレスを感じやすい仕様であった。だが、本作ではキャラ獲得のみ撤廃され、ルーレットは純粋にDHあり・なしと先攻・後攻を選択するものとなった。
    • また、決勝戦において自チーム先攻用の演出が追加された。
  • 矢部の隠しイベント
    • 『2016』『2018』ではイベントを起こすとパワフェス終了時にレベルを下げられたが、今作では下がらない。
  • ラスボス
    + ネタバレ注意 今作のラスボスはフォイボス。古代ギリシャ時代の歌手の怨霊が、ジュリアスの身体を乗っ取った姿である。
    歴代パワフェスのラスボスの中では球速・コントロール・スタミナ共に優秀で、「カオスハーモニー」というオリジナル変化球を持つ。さらにチェンジアップ等の苦戦しやすい変化球も所持しており、前作のラスボス以上の強さを誇る。 歌い手の怨霊という設定から音楽に関連した個性的な言動を見せ、熱盛やクイーンココロに負けない実況と迫力で試合を盛り上げる。
    同時に、打たれた時に発する「ば、爆音がぁ〜」という悲鳴や、美声で「や~め〜て〜♪」と歌い上げる姿は多くのユーザーの爆笑を誘った。 また、矢部に対して「 音の外れたほら貝が…… 」と表現するなど、ラスボス恒例の矢部いじりも健在である。

サクサクセス

  • 修正と改善点が目立つサクサクセス
    • マップ6が場合によって登場するようになるなど、育成戦略次第で強力な選手が作れるようになった。
    • 体力が残り0の状態でゴールになると自動的にクリアとなる。これにより体力0の時に誤って「いいえ」を押してゲームオーバーになってしまうことがなくなった。

栄冠ナイン

  • スカウト
    • スカウトによりランダム要素が強かった新入生を固定できるようになり、より育成、試合戦略が立てやすくなった。 さらにスカウトの時期が秋~冬という、高校生活で一番暇な時期に行えることもあり、より本モードの中毒性が増した。
    • また『2016』『2018』の打低から改善され、打撃面が強化された。
    • 全体的な難易度はシリーズ最易レベルである。
  • 東京2020オリンピックモード
    • 新型コロナウイルスの影響で延期された東京2020オリンピックの野球をプレイできる。
    • ただの野球ゲームであるだけでなく、歴史的にも価値のある物になった。

ペナント

  • オープナーとショートスターターの採用
  • 新起用法にも柔軟に対応してよりリアルな野球シミュレーションができるようになった。
  • シーズン終了後にチームの変更が出来るようになり、30年間の好きなチームの戦略を楽しめるようになった。
  • 出身地を設定する事が可能になった為、外国出身のオリジナル選手も国際大会に参加するようになった。
  • アップデートにより、強い特殊能力を所持した架空選手がドラフトで登場する確率が上がった。
  • 投打バランスの調整システムの導入により、一方的な投高、打高の状況を抑止できるようになった。
    • アップデート前は、最も投高に設定していても打高となってしまうバランスだったが、アップデートで改善された。

マイライフ

  • 彼女関連のイベントがまとめられ、告白や結婚がわかりやすくなった。
  • また食事の種類が以前のマイライフのように増え、個性が出るようになった。
  • アイテムのみんなの評価が復活して、彼女のやり取りが簡単になった。

OP・BGM

  • 歴代オープニング曲が早期購入特典のDLCとして追加されている。
  • 本作の主題歌「蒼の彼方へ」も好評で、OP演出と合わせて新しい時代を予感させると評されている。
    • パワフェス決勝戦にて、主題歌のインスト版が試合BGMとして使われるシリーズ恒例の演出も健在である。
  • 同じくパワフェス恒例のコーラス入りラスボス戦BGMも印象的。今回のラスボスは音楽に関わる設定を持つこともあり、初登場演出からして歴代ラスボスに劣らぬインパクトを見せてくれる。

アレンジチーム

  • 使用可能球場の増加
    • 2018までは、アレンジチーム本拠地に隠し球場を使用することができなかったが、PS2時代同様に再び使用可能となった。
    • 歴代サクセスで使用されていたチーム音声が収録されており、主に過去のサクセスの再現チームの作成に役立つこととなった。

その他

  • 出身地が細かく設定出来るようになり、オリジナル選手により個性が出るようになった。
  • 応援歌では56小節まで使用可能となり、より長い応援歌を作成可能となった。

賛否両論点

  • レギュラーキャラのCV化
    • 前作からCV化が進められたが、本作は 矢部明雄、加藤理香、ダイジョーブ博士など旧作からのレギュラーキャラクターにもボイスが収録されている。
    • 既存キャラのCV化には付き物だが、やはりキャラクターのイメージには賛否両論。特に 矢部においては20年近くCV化されなかったキャラクターであるためより他作品より荒れることになった。
      • ベテランの大谷育江氏の演技自体は問題なしだが、氏の声のイメージから「矢部が可愛すぎる」「もっと気持ち悪い声だと思った」「矢部のマイナスのイメージが変わった」などこれまた賛否が分かれた。
  • 金特数が2年前から追加なし
    • 『2018』発売以降、サクスペでは新金特が多数出ている他、『2018』発売時点でも実装されていない金特があったが、本作では金特の追加がない。
    • もちろんサクスペからの連動もされない。
    • 「復活」「マインドブレイカー」「読心術」等試合バランスを大きく崩す可能性のある金特や、「牛若丸」「至高シリーズ*2」等既存金特と差異が分からないようなものはまだしも、「帰巣本能」「逆襲」「暴れ球」「変化球プライド」など実装コスト・機能面で実装しても特に問題なさそうな金特も追加されていない。
    • にも関わらず、『2018』にあった脅キレ変換*3は修正されている。その気があるなら金特追加もしてほしかったところ。

パワフェス

  • 前作同様ミゾットスポーツに関係ない選手が加入
    • 大抵のチームは過去作の設定どおりに選手が追加される中、ミゾットスポーツのみは芸農大附属高校の選手が追加されている。
    • 過去作において彼らがミゾットスポーツに就職したという設定があったわけでもなく、ただブロンコ・リーとの野菜繋がりと言わんばかりの追加である。
  • フリート高校のキャプテンについて
    • 原作の中で絶対権力者として君臨しているオクタヴィアを差し置いて、何故か館橋水奈都がキャプテンとなっている。原作でオクタヴィアを大人しくさせるシーンはあるものの、キャプテンの座を移す理由として弱い。
    • 加えて館橋は能力がかなり低いうえにフリート高校は選手が4人いるため、戦力増強という点でも多いにデメリットとなってしまっている。

サクセス

  • サクセスの存在意義が薄れた(育成面)
    • 本作でもサクスペとの連動は可能だが、本作発売時点で既にサクスペの方が遥かに強い選手を作れる。
      • 本作でも『2018』に比べ金特面で改善されている*4が、それでも取得経験点や金特数において埋めがたい差が発生している。
    • 本作における育成理論は概ね★*5600前後を目標としているが、サクスペでは無課金でも★850オーバーの選手を量産可能。*6
    • 先述の通り、『2018』で問題なった不快要素の撤廃など、シナリオ面では改善されているが、それでもサクセス最大の存在意義である「強いオリジナル選手を作る」という点においてはサクスペに大きく劣っている。
    • ただし、本作にはマイナス特殊能力が取得しやすい*7、緑特殊能力の付与が自由にできる*8という長所があるため、再現選手の作成には本作の方が適性がある。そのため、一概に存在意義が無いとまではいかない。

ペナント

  • スペシャルデー
    • シーズン終了時にチームを変更することが出来るものの、スペシャルデーの操作は自分のチームしか出来ない。
    • 公式の「将来的にはCOMのチームも対応したい」という発言はあるため、改善される可能性はある。
    • 「引退試合」はマイライフの演出を引用したものだが、マイライフと異なり実況がカットされてしまう。
      • しかも、なぜか引退試合後に契約更改で現役続行を申し出てくる選手が出る可能性がある。
      • 引退は相変わらずシーズン中には申し出てこないため、契約更改で初めて引退を申し出てきた選手に対して「こんなことなら引退試合組んであげればよかった」となりがちである。
  • カレンダー
    • 1年目について、実際には行われなかった2020年の元のカレンダーでしかプレーすることができず、新型コロナウイルス感染拡大に伴うペナントレース延期に対応した実際のカレンダーを選択することができない。
    • 延期後カレンダーは、LIVEシナリオのみ対応されている。
    • オリンピック相当の大会で野球は次回以降開催されないことが確定したにも関わらず、国際大会が2020年から4年おきに夏に組まれてしまう。
  • 雨天中止
    • 追加されたのはいいが、設定でオフとすることができない。
    • また、中止頻度は少なく、年に1度も中止にならないチームが多発する。
    • 雨天中止の発生率は極端に低く、場合によっては一度も中止にならない場合がある。
    • プロスピと異なり雨天コールドゲームは発生しない。
  • 特別ルール未対応
    • ようやく2019年の1軍29人登録に対応できた…はずだったが、今度は新型コロナウイルス感染拡大による特別ルールに対応されていない。
    • 1軍登録は31人ではなく29人まで。ベンチ入りは26人までではなく25人まで。外国人選手の1軍登録は5人まででなく4人まで。ただし、外国人選手の1軍登録は設定で無制限にすることは可能。
    • 現実の2020年で開催されなかったセ・リーグのようにCSのオン・オフを選択できない。
    • 観客人数を「無観客」とすることができない。
    • ただし、これらのルールはコロナ禍を前提としたものであるため、コロナ禍の2020年を無かったことにしているこのゲーム内では、元通りのルールで問題がないとも言える。

栄冠ナイン

  • スクラップが追加され、自分の戦いを評価してくれるようになった。
    • だが、敗退したときは「○○チャンスで凡退」「○○炎上」など未成年の選手には酷な見出しも。敗退した時のショックが余計に大きい。
    • また、チームが特集されるイベントなどはスクラップに追加されない。

ホームランアタック

  • 実況が追加されたが、オリジナル選手の名前を呼ばない熱盛
    • オリジナル選手の呼び方自体は熱盛ボイスが実装されていない為、違和感を感じる。
      • 2020のサクセス選手の呼び方は実装されているにも関わらず「この選手」呼びである。

問題点

野球システム

  • 強力すぎるCOM
    • ミートが強化されたことによりCOMの打撃がエキスパート級に変貌した。奪三振を取り辛くなり、COMの強さを「よわい」に設定しても打たれやすい。さらに調子が絶好調だとホームランまで出やすくなったりと不便が目立つ。COMのミートカーソルの速度はパワプロシリーズ歴代最速を誇り、特にサクセス、マイライフは影響が大きい。

パワフェス

  • 相変わらず空気の主人公
    • 今回も主人公チームとラスボスのチームと対決になるが、熱盛とこころと裏ボスのやり取りが中心であり主人公は空気。シナリオや演出もなく、最終戦もイマイチ盛り上がりに欠ける物となっている。
  • モブに負けるサクセスキャラ
    • モブを強化したことで、サクセスキャラがモブにレギュラーを奪われる場面が見られるようになり、面目丸つぶれな状況になるケースがある。
    • 特にサクセスキャラのレベルが低いであろうプレイ初期や、初加入時に陥りがちであるが、レベルを最大に上げてもモブに負けるキャラも少々いる。
  • コンボ
    • 261人のもコンボがあるのは良いが、一部のキャラを除き大多数は1キャラ1コンボなため、キャラが多過ぎて狙わずにコンボを起こすことが難しくなっている。
    • 過去作同様に対戦チームは進行に合わせたグループ内からランダムに登場することと、助っ人も一人以外はランダム抽選であるため、結果的にコンボの発生率は下がっている。
  • キャラクター獲得条件
    • 獲得出来る人数はチーム毎に「ホームラン本数」や「点差次第」など条件が決められているが、試合前の対戦相手選択画面でしか確認できず、試合中にどういうプレイをすれば良いか忘れてしまうと再確認は出来ない。
  • スキップが出来ない
    • 一部のパートはスキップが出来ない仕様だが、他チームの勝敗結果といった細かいパートも相変わらずスキップ不可なままであり、繰り返しプレイしていると気になりやすい。
      • 特に準決勝後のイベント後のパートと決勝戦でギリシャと融合するパートは非常に長すぎる為、ストレスが余計に溜まってしまう。
    • なお今作では、初見プレイではオープニングの部分をスキップする事自体が出来なくなっている。
  • HRでの選手獲得の仕様変更。
    • 前作ではプレイヤー未操作でもコンピューターがHRを打てばノルマクリアになったが、本作での獲得方法がプレイヤーが自力で打った本数となっている。
    • これにより難易度が上昇した上に、相手が弱小チームの場合は自チームが大幅に点数を入れることもあり、打席機会も少ないのでノルマ達成が困難になった。
    • 対策としては神良や明星といった出番試合や、イニング以降にプレイする効果を持つマネージャーに頼る必要がある。

サクセス

  • 投手の経験値が上がりづらい
    • 今作の投手操作ではピンチ時しか投げる事が出来ず、経験値はかなり少ない。
    • 結果が良ければ最高でも15程度しか貰えない。
  • 投手の球速が上げづらい
    • 147キロ程を境に球速アップに求められる経験点が異様に多くなる。150キロ後半を投げる投手が珍しくない現代プロ野球においては、少々違和感を覚えやすい仕様である。
  • 各大学の育成バランスが悪い。
    • バイト理論が使用できる「提供国際大学」がぶっち切りの育成環境であり、次点でランダム要素の多い「エジプト大学」。「パワフル農業大学」は他に比べて育成メリットが大幅に少ない。
      • パワフル農業大学は後のアップデートで大きくテコ入れが図られた。
    • 会話スキップが完全ではなく、試合前のメンバー発表で主人公と矢部の名前が宣告される場面で何故か早送りが中断され、地味にストレスがたまる。
  • 監督評価の仕様
    • メンタル練習では監督評価が上がらず、監督が練習を見に来るかは運次第なため、序盤の練習試合でスタメン出場するのは厳しい。体力管理の面でも辛く、最悪の場合怪我を負いやすくなる始末。にも関わらず「提供国際大学」は試合に出てない=活躍してないと判定され、実力試験で獲得した機材を没収される理不尽な仕様となっている。
  • 非売品の売却不可能
    • アロマグッズ改やパワドリンク等、ショップで売られてないアイテムを売却する事が出来ない。
    • アロマグッズ改だと、終盤で絶好調になりやすく、使い道が無くなってしまう。

ペナント

  • 一部しか効果が無いFAブロック
    • 新たに追加されたFAブロックは選手のFA宣言を阻止できるアイテムだが、海外ポスティングには効果がなく、チーム愛を下げずに選手流出を防ぎたいプレイヤーへの救済としては中途半端か。
  • チーム記録やドラフト一覧の不具合(アップデートで修正済)
    • ドラフト一覧画面で現役選手が引退表示になっていた。修正後もFA権を公示した選手が引退表示となっている。
    • チーム記録で達成してない記録を更新したり、優勝してない年が表示されたりと目立った。後のアップデートで修正済み。
  • 強制エラー発生(アップデートで修正済)
    • ドラフト一覧で殿堂入りを閲覧すると強制的にエラー発生する不具合。アップデートで修正されたが、削除された殿堂入り選手を閲覧することは不可能となっている。
  • 前作から引き続き改善のない問題点の数々
    • 起用AIと打順ロック
      • 打順設定でロック機能に守備位置ロックが追加された。
      • しかし、ロックしても日付を進めると勝手にロックを解除されてCPUにより別の選手に置き換えられてしまうバグは修正されておらず、全くもって無意味な機能追加となっている。
      • 特に今年はコロナ禍の延期の影響で選手の査定アップデートが遅く、今年ブレイクした選手がデフォルトでレギュラーになっていても査定が追い付いていない低い能力のままであるため、勝手にレギュラーを外されてしまう現象が多発する。
      • 先発起用に6人を入れると時間が立つにつれ勝手に先中起用される。ロックされても練習に全く選択してない中継ぎの適正がついてしまう現象が起きてしまう謎のバグも存在する。
      • 防止するには1軍・2軍自動入れ替えをオフにすればいいのだが、これはこれで固定したい選手以外の入れ替えが非活性化してしまう。
    • 複数年契約
      • 複数年契約にするとなぜか年俸を年数分倍増しなければならない仕組みはそのまま。
    • 助っ人外国人
      • 投手は赤特殊能力にまみれた弱い外国人しかほぼ出現しないのはそのまま。もっとも、2020年は本当にそのような外国人投手が来日したことも事実だが。
      • 2014年以降韓国や台湾等の出身が全く登場しない。
    • ドラフト
      • ドラフト参加をさせるオリジナル選手を選択する際に、なぜかサクセススペシャルで育成した選手を参加させることができない。同様に、サクセスキャラクターを参加させることができない。
      • 海外出身のオリジナル選手をドラフトに参加すると、出身地がその他になる不具合。また日本人扱いにならず、外国人選手扱いになってしまうのも致命的。
    • 特殊能力練習
      • 試合での特殊能力が下がりやすいのはそのままで、特にチャンス、対左は露骨。
      • 打高抑制にしても投打バランス設定が追加されたため、下がりやすくするシステムの維持の必要性は感じられないといえよう。
      • 特殊能力練習で習得までにかかる時間がかなり長いまま。
      • 練習でベテラン選手から他の選手に特殊能力を伝授している最中に、そのベテラン選手がチームを離れようとしたり特殊能力を失ったりすると、その伝授のためのゲージがなぜか全て失われてしまうバグはそのまま。
      • 途中で違う練習に変更した場合はゲージが失われない仕様のため、ベテラン選手がチーム離脱などをする前に練習を中止させることが対策となる。
    • 二軍
      • 二軍戦がフレッシュオールスターや日本一決定戦含めて存在せず、選手やチームの二軍成績を参照することができない。
      • 前述の二軍限定の新変化球習得練習、サブポジション習得練習の追加により、二軍選手の存在意義自体は前作より増している。
    • 使用球場
      • 2020年は交流試合を除き全て中止となったものの、阪神タイガースが、2年目以降も高校野球の甲子園大会を考慮して、京セラドームを使用するようになっている。オリックスはその場合、ほっともっとフィールド神戸を使用する。しかし、アレンジチームを用いて既存12球団の構成を崩すと2018までと同じように夏に甲子園を乗っ取ってしまうバグが存在する。
      • 2020年は11月開催であるものの、社会人野球の期間にも東京ドームを巨人が使用してしまっている。
      • また、日本ハムで年に数カード存在する、東京ドームでの試合も2年目以降は一切行われない。
    • 帰国選手交渉
      • 何故か野手しか帰国しない。投手だと高確率で帰国しないまま引退になる。
      • 投手の帰国する確率は極端に低く、殆どが30代で引退する。
    • 国際大会
      • 日本代表のユニフォームが東京五輪以外、元通りの架空の青いユニフォームになってしまう。
      • 優勝しようと参加した選手が「国際大会〇or×」の特殊能力の取得以外一切成長しないため、選手が参加するメリットが薄い。
      • 3月の国際大会が日程スキップでしか飛ばせず、カレンダーで一気に飛ばせない仕様のまま。
      • 7月の国際大会は飛ばせる。
      • 国際大会で設定を変更した状態で出番プレイすると変更以前の設定になる不具合がある。
    • 2014から続く「二つ名」音声システムなどの都合上、「試合」のみ設定可能な実況アナウンサーを選ぶことができず、堂前英男固定となっている。

マイライフ

  • 問題点や、修正がやや目立つ課題点
    • イベントの少なさは相変わらず。
    • 年俸交渉も相変わらずの結婚、子供誕生が有利。
    • 海外マップも施設は二つのみ。また、3月の大会はオフシーズン扱いなのでスキップできない。
  • 趣味系の下方修正
    • 趣味系の大会が3回優勝すると当該大会に出られなくなる。これにより「趣味系の大会で賞金を稼ぐ」というプレイが出来なくなった。
  • イベント発生率の不具合
    • 初期は「彼女の観戦イベントの発生率が極端に低く、イベントが進められない」という報告が相次いだ。現在は修正されている。

栄冠ナイン

  • 新入生スカウト
    • 新入生の履歴書はパワポイントで購入出来ない為、通算5勝ごと勝たなければ買うことすら出来ない。
      • 新入生スカウトのコマンドは12月以降だと、低確率で出現する。評判が低ければ入部すら厳しくなっている。

東京2020オリンピック

  • 日本代表以外が架空選手
    • 旧作プロスピ等のWBCモードと異なり、日本代表以外の外国チームは収録選手もランダムの架空選手となっている。
    • アレンジチームを入れることは可能であるため、本気で再現したくばサクセスモードで再現した選手を作っていくしかない。
  • 観戦モード不可
    • お気に入りの選手で固めた敵国含めた代表チームの試合を眺めるという遊び方が不可能となっている。

その他

  • 一部サクセスキャラの選手データ・パワター削除
    • 戸井鉄男など、パワフェスに登場するキャラ以外の2018(2019の名将甲子園)のサクセスキャラの選手データおよびパワターが削除されてしまっている。

総評

前作『2018』のデバッグ不足から不暗視された本作だが、前評判を覆す完成度の高さとなっている。
一部の問題点や賛否両論点こそ目立つものの、不快要素のないサクセスを始め、ペナント、栄冠ナイン、パワフェスなど各モードは順当に改良されておりいずれも高品質、高評価を保っている。
『実況』から『eBASEBALL』へと新しい時代の変化を実感させる一作と言えるだろう。

余談

  • サクセス・マイライフの彼女候補の稲穂亜希のCVである立花理香氏は、オリックス・バファローズの若月健矢選手の妻として知られており、声優と収録選手が夫婦で初共演となったことが、公式動画でも突っ込まれた。
  • VTuberグループ『にじさんじ』とのコラボレーション企画として、『にじさんじ』のメンバーが栄冠ナインで6つの球団を作成して対戦を行う『にじさんじ甲子園』が行われ、優勝した球団のメンバーの登場モーション・アクションボイス・ウグイス嬢音声がゲーム内に追加された。
最終更新:2020年11月22日 17:28