Jurassic World Evolution
【じゅらしっく わーるど えゔぉりゅーしょん】
ジャンル
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経営SLG
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対応機種
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Windows 7/8/8.1/10(全て64bit版のみ)(Steam、Epic Games Store) PlayStation4 XboxOne
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開発・発売元
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Frontier Developments
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発売日
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2018年6月12日
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定価
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4,600 円
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プレイ人数
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1人
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周辺機器
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コントローラー対応
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判定
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なし
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ポイント
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脱走した恐竜を狙撃するシューティング(半分本当)
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概要
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経営SLG開発の老舗であるFrontier Developmentsによる、2015年公開の映画「Jurassic World」を舞台にした経営SLG。
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Frontier Developmentsは『RollerCoaster Tycoon 3』の開発を手掛け、『Planet Coaster』で同時期発売の本家の『RollerCoaster Tycoon』シリーズに反旗を翻して商業的に圧勝した。
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『Zoo Tycoon(2013)』などの経営SLGのほか、『Elite: Dangerous』も制作している。
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ゲーム起動直後に、映画同様のユニバーサルスタジオのロゴ表示があることから正規のライセンス許諾を得ている。
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プレイヤーは映画におけるクレア・ディアリングのような、パークの全権を持つ立場となってパークを経営する。
登場人物
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登場人物
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ジョージ・ランバート
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セキュリティ部門幹部。「恐竜を逃がせ」などのイカれたミッションをプレイヤーに押し付けるなど、かなり壊れている。
C.V. 間宮康弘
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アイザック・クレメント
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エンターテインメント部門幹部。「契約を持ってくるのは僕だよ」。
C.V. 佐藤せつじ
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カジャル・ドゥア博士
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ヘンリー・ウー博士を差し置いて、科学部門を取り仕切っている。
C.V. 木下紗華
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カボット・フィンチ
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肩書は広報部長だが、財務画面に出てくる。見えないところで事故にあった来場者と慰謝料の交渉をしているらしい。
C.V. ふくまつ進紗
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クレア・ディアリング
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原作でクレア・ディアリングが担うはずのことを本作ではプレイヤーが行うため、クレア・ディアリングはアドバイザーという立場になっている。「あなたの用意した場所は、その生き物には狭すぎるわ」と教えてくれる。
C.V. 林真里花
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システム
建築物
建設可能な設備はメニューでは以下のように分けられている
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コントロール施設
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レンジャー基地
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恐竜の病気を治す注射銃を撃ったり、餌のフィーダーの充填、設備の修理を行うバギーの基地。バギーは恐竜の攻撃により壊れることがある。レンジャー基地に帰還できれば修理可能だが、移動不可能になった場合は買い替えとなる。
プレーヤーがバギーを操縦することが出来、間近で恐竜の写真を撮影して、その写真を販売できる。肉食獣が捕食中などの"映える"写真だとより高く売れる。もちろん、その分危険性は増すことになる。
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ACUセンター
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Asset Containment Unitが待機するセンター。逃げた恐竜に麻酔銃を撃ったりするヘリと、麻酔で眠った恐竜を柵内に運んだり死んだ恐竜を捨てに行く輸送ヘリに分けられている。
輸送ヘリはタスクを入れるとどこからともなく湧き、当初から複数機存在する。恐竜を攻撃するヘリは1つのACUセンターに計3機まで資金を消費して買い足せる。
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化石センター
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化石の保管とDNAスキャンを行う施設。
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調査センター
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世界中に発掘チームを派遣できる施設。ヘリなのに地球の裏側でも2分で到着する。派遣費用は発掘場所によってばらつきがある。また、同じ場所を何度も調査すると化石が枯渇して調査が難しくなる。
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研究センター
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各種研究を行う。発電設備など、メーカーに外注したほうが良いんじゃないかと思われる研究項目もある。
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嵐災害対策所
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付近の建物に対して嵐の際の被害を-40%する。重ねがけの効果はない。
キャンペーンのセキュリティ部門のミッション報酬でしか入手できない。そのミッションをクリアする前に☆x2の条件を満たして「次の島へ移る」を選ぶと、次の島で死ねる。
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飼育設備
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ハモンド・クリエーション・ラボ
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DNA操作で作った恐竜の卵を孵化させる施設。
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柵
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研究により電気柵なども設置できるようになる。
電気柵は、変電所から給電されている施設と変電所から給電されていない施設を電気柵で繋ぐことで、変電所から給電を受けていない施設に電気を供給することができる。が、恐竜に柵を壊されたら、当然ながらその設備は停電となる。その設備につながったその先の電気柵にも電気は通らなくなり…。
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ゲート
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柵内に出入りするための施設。なぜか開け締めコマンドがある。開けるなよ!絶対に開けるなよ!!
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観察ギャラリー
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来園者向けの観覧設備。
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フィーダー
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恐竜に餌を与える設備。レンジャーがバギーで補充する必要がある。レンジャーへの補充命令はプレイヤーの手動なので面倒である。もちろん、その際にレンジャーが恐竜に襲われることはしょっちゅうある。
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ゲスト施設
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モノレールの駅
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研究により設置可能となるが、初期配置の駅とはつなげられない。乗車中に見える恐竜の数に応じて評価が上がる。
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トイレ
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コストばかり掛かって売上はない。しかし、無いと客からの評価が落ちる。
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シェルター
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恐竜が逃げた時の来場者の避難施設。設置コストは掛かるがランニングコストは掛からない。ゲスト向け施設をすべてカバーするように設置する必要がある。施設の開け締めコマンドがある。
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ファストフード
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飲食店。
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レストラン
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飲食店。研究により有効化する必要があるが、ファストフードのほうが集客力が強く、観覧場所からレストランより遠い場所にあるファストフードに客を完全に奪われる。集客できる距離もファストフードよりも明らかに範囲が狭く、レストランのみでカバーしようとする場合、ファストフードのみを置くよりも多くの店舗数が必要となり、儲からない。
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ギフトショップ
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土産物店。お弁当箱を売っているらしい。
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ブティック
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お土産の衣類を売っている。研究により有効化する必要があるが、ギフトショップより娯楽性が低く、客受けが良くない。
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ホテル
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来場者向けの恐竜観覧設備を兼ねている。ホテル自体に売上はない。
ホテルのそばにトイレが必要であることから、ホテル内にはトイレがない模様。
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その他
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発電所
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発電設備。発電量は調整できず、消費されなかった電気は「廃棄物(原文ママ)」となる。なお、現実の発電所は消費量に合わせて発電量を調節する必要がある。電気を消費する施設は「稼働/停止」が選べることから、研究していない時の研究センターや調査センターは"停止"しておくと節電できるものの、発電量がギリギリの場合はその節電は有効だが、「廃棄物」になるのなら意味がない。嵐によって損傷して停電による電気不足となるよりは、多めに発電所を作るほうがマシ。発電所も「稼働/停止」が可能なのだから。
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変電所
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配電設備。カバーする範囲内にある設備にワイヤレスで給電する。しかし、発電所から変電所へは電柱による配線が必要。
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恐竜の作成
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1)発掘調査
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調査センターから発掘チームを発掘現場へ派遣する。
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発掘チームが発掘から帰還すると、化石センターに化石が保管される。
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2)DNAスキャン
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化石センターにて、発掘チームが持ち帰った化石からDNAスキャンでDNAを読み取る。
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哺乳類や両生類の化石のDNAスキャンは行えないので、それらは売却する必要がある。
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銀などの鉱物を持ち帰ると、調査費用よりも高く売れることもある。
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こうやって失われたDNAの復元を行ってゆく。
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3)孵化
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DNAの復元率が50%を越えたものはハモンド・クリエーション・ラボで孵化可能となる。
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ただし、復元率が低いと
生命力
が低くて孵化に失敗しやすい。
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DNAを編集して、攻撃力、守備力、生存期間などを増加させることもできるが、同時に生命力が低くなり、孵化しにくくなる。
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なお、研究によりハモンド・クリエーション・ラボに生命力を増加させるアップグレードを建設可能。
経理
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収入
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収入の大半は入場料となる。
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評価点の高い珍しい恐竜が居れば、来園者が増える。
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トイレやシェルターのカバー率などもパークの好感度を上げる。
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ゲスト施設の売上も収入となる
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ゲスト施設が少なすぎると、これまたパークの好感度が下がる。
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みんな駅から来るんだから駅前のゲスト施設が一番混むんじゃないかと思いがちだが、そんなことはない。駅前はびっくりするぐらい人がまばらである。
来園者は果たしてどこから来たのやら…。
恐竜には"評価"というパラメーターがあり、評価の高い恐竜が見える観覧場所に来園者が集まるため、動線に関係なくその観覧場所からの絶対距離が近いゲスト施設の客が増える。恐竜が移動すると、混雑箇所も変わる。
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支出
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発電所が発電すると経費として計上される。
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発電所の説明でも述べたが、発電の経費は消費電力量に比例するのではなく、あくまで発電量に比例する。
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研究、調査、恐竜の孵化はお金がかかる。
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レンジャーに餌フィードの補充を行わせると費用が計上される。病気の治療の薬も有料である。
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ゲスト施設の労働者の賃金はコストとなる。
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来園者に怪我があった場合、慰謝料を払うことになる。
舞台(マップ)
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マップ詳細
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イスラ・マタンセロス島
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キャンペーンモードでは最初の島。キャンペーンモードでは嵐は来ない。
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イスラ・ヌブラル島
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映画「ジュラシック・パーク」の舞台の島。
キャンペーンモードではイスラ・マタンセロス島で☆x2で解禁。
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イスラ・ムエルタ島
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キャンペーンモードではイスラ・マタンセロス島で☆x4で解禁。
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イスラ・タカニョ島
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キャンペーンモードではイスラ・ムエルタ島で☆x3で解禁。
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イスラ・ペナ島
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キャンペーンモードではイスラ・タカニョ島で☆x3で解禁。
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イスラ・ソルナ島
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キャンペーンモードではイスラ・ペナ島で☆x3で解禁。
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この他、DLCの「Secrets of Dr. Wu」で追加される「ラス・シンコ・ムエルテス諸島」がある。
※ ”イスラ(Isla)”はスペイン語で"島"という意味なので、「イスラ・ヌブラル島」と表記するのは、"メコン川"や"チゲ鍋"状態である。
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ゲームモード
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キャンペーン
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チュートリアルを兼ねた、登場人物同士の掛け合いのあるモード。イスラ・マタンセロス島から開始する。
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チャレンジ
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☆x5を目指すタイムアタックモード。すべての島が当初から選択可能。
難易度が「イージー(嵐はめったにこない)」「ノーマル」「ハード」「ジュラシック(ひっきりなしに嵐が来る)」から選択可能。嵐災害対策所が必要となるので、それが貰えるところまでキャンペーンを進めていないとプレイは難しい。
イージーであっても"契約"(後述)は「拒否」できず、必ず締結しなければならない。違約金を払って「破棄」することは可能。
売上金から親会社に「手数料」名目で搾取される。この「手数料」は累進で増えてゆく。
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サンドボックス
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イスラ・ヌブラル島のみ最初から解禁されている。他の島はキャンペーンにて当該マップで☆x4達成で解禁される。
研究はなく、キャンペーンで解禁したことのあるテクノロジーだけが最初から使用可能。調査もなく、キャンペーンで解禁したことのある恐竜だけが100%のDNA情報を持った状態で製作可能として登場する。
難易度が選択できる。
標準: 全てにおいて標準的設定。
クリエイティブ: 恐竜の気性がおとなしく設定されているなど、イージーモードである。
契約
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一部のゲームモードにて、親会社の社員から"契約"なる、ボーナスが貰える達成目標が提示される。
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親会社には「科学部門」「エンターテインメント部門」「セキュリティ部門」の3部門があり、勢力争いにしのぎを削っている。
それぞれの部門の代表(登場人物の項目を参照)から契約を提示され、達成すると報奨金がもらえる他、その部門からのプレイヤーに対する評価が上がるとともに、他の部門からの評価が若干下がる。
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一つの部門だけ突出して評価が高いと、その部門から「忠誠心ボーナス」という名目でプレイヤーにお金が支給される。
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さらに突出すると、その部門から受けた依頼に対して他の部門が露骨に邪魔をしてくる。場合によってはパーク全体を混乱に陥れるようなこともある。
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シナリオによっては、一定以上の評価を受けるとその部門からのボーナスとして他の方法では得られない特別なテクノロジーを貰えることがある。
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各部門から出された課題なのだから、その部門の特色に関連した内容なのかと思いきや、どの部門からも文面は違うもののやるべきことは同じである"契約"が提示される。
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例えば科学部門から「ブティックをつくって」という依頼が出る。それはエンターテインメント部門が気にすることじゃないのか?と思うが「科学部門も常に会社の収益のことを考えているの」と言う。
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このように、どの部門からも同じ内容の"契約"が提示されるので、各部門間のバランスをとって"契約"を受ける事が容易となっている。
とは言え、発掘チームを派遣した直後に「化石を手に入れて欲しい」って持ちかけられたら"契約"しちゃうよね。
評価点
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恐竜を飼える箱庭ゲームとしての面白さ
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挙動はリアルかどうかはわからないがユーモラスさもあるため、恐竜を眺めているだけでもそれなりに楽しい。"時間泥棒"である。
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自分のパークをヘリで遊覧できる。
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恐竜に麻酔銃を撃つACUのヘリを自分で操縦することが出来、遊覧が可能。
逃げた恐竜も逃げていない恐竜も自分で仕留めることができる。
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練られたシステム
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恐竜を復活させるために、まず発掘調査からするという手間の掛かり方が、商品を仕入れて終わりという経営SLGとは異なった深みを与えている。
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先述の内容ともかぶるが、苦労して入手した恐竜だから思い入れが湧くというのもあるのではなかろうか。
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DNAを操作して、「客の受けのいい色に変えちゃえ!」「より凶暴にしてお客さんを楽しませろ!」「寿命の長いほうが扱いやすい」という、ぶっ飛んだ倫理観をそのまま実装しており、実際にそれで収入が増えるような仕組みになっているのも心憎い。
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決められた場所に建物を建てるタイプではなく、プレイヤーの好き勝手に開発が可能である。
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恐竜が満足する檻の広さは種ごとに手探りとなり、試行錯誤する余地がかなりある。
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恐竜の「心地よさ」判定の「個体数」パラメーターは密度判定ではなく、どんなに広い檻であっても4頭以上だと暴れる恐竜もいる。なお、この仕様はゲーム内で解説がない。また、「心地よさ」判定の各種パラメータはその恐竜を孵化してみるまで分からない。そういうところも、まるで動物学者のように手探りするしかない。
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来園者が見たいと思う恐竜のいる場所に来園者が集まるというシステムは斬新だが納得のシステムである。
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一つの観覧施設で見通せるような狭さで満足する恐竜は稀であり、目当ての恐竜が移動すると、来園者もそれを追いかけて別の観覧施設に移動する。それに応じて混雑するゲスト施設も変わる。
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来園者の観覧場所からゲスト施設への移動は、絶対距離による評価で一番近い施設を移動先を決定するため、道を網の目のように張り巡らさなければ意外に混雑することになり、パークの評価が落ちる原因になりうる。
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ゲスト施設の売上は大きくなく、道が混雑するからといって乱立させても赤字を垂れ流すだけである。でも建てないとパーク自体の魅力が落ちる。この絶妙なバランス調整が心憎い。
問題点
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初心者を突き放し過ぎている感を受ける
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ゲーム開始時に用意されている檻はそのままのサイズでは檻内を100%見渡すことは出来ないため、100%見渡せるようにするには少し狭める必要がある。
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この檻は初期配置では周囲を一周する道も敷けないため、来園者の移動に支障が出るので、やはりこの檻は縮小する必要がある。
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なお、縮小しすぎると恐竜の「心地よさ」が上がらなくなり、暴れる原因となる。
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かなり序盤から「肉食獣を孵化させる」というミッションや契約が出るが、当然、肉食獣と草食獣を同じゲージに入れれば肉食獣が草食獣を襲うわけで、その説明も助言もなく安易に「肉食獣を孵化させる」などと言ってくるのは初心者を惑わす罠にしか見えない。
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次の項目と内容が重なるが、逆に、まだ草食獣しかいない状態で「肉食獣によるゲストの被害を4分間ゼロにする」という契約が出ると、一周回って簡単な契約となる。
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その肉食獣用の檻を建てるには、無意味に設置されている初期配置の道や変電所を撤去したほうが良い。せっかく水場があるのに、調査センターなんて駅から遠くても問題ないのに変電所のそばに建ててしまいガチであろう。完全にミスリードである。
肉食獣は評価が高くて集客力が高いため、このゲームでは駅から遠い場所に配置してはいけない。目玉となる恐竜を最奥に配置し、来園者の滞在時間を伸ばすというゲームではない。来園者の利便性で評価される。
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"契約"の発生順序がランダムである。
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ある程度やりこまないと、その"契約"は受けるべき
なのか"拒否"すべきなのか瞬時には判別し難く、初心者には判断が難しい場面が続く。
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あからさまに易しすぎる契約が出た場合はクレア・ディアリングが「このチャンスを逃さないで」と言う。
逆に、やや難しめの契約が出るとカボット・フィンチが「あなたなら朝飯前でしょう」とそそのかしてくる。
そういう難易度判定処理ができるなら、契約の生成アルゴリズムに最初から入れておけば良いのではないか。
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"契約"は最大3つまでしか同時に行えず、かつ、破棄にはペナルティが伴うため、3つ契約している状態で、「調査で化石を発見せよ」みたいな簡単すぎる契約を持ちかけられると歯ぎしりするしか無い。
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カメラ操作について
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マウス + キーボードだけでは十分なカメラワークは行えない。
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マウス + キーボードだけでは見下ろす角度を変更できない。コントロール設定でのキー設定にもないため、本当に不可能である。
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なお、コントローラを使用すればRスティックで見下ろす角度を調整できる。
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マウスの代わりにコントローラーを使用する場合には、アクションできる場所が常に画面中央となるため、アクションしたい場所と確認したい場所が離れている時に不便である。特に、暴れている恐竜の対処にACUヘリを向かわせたい場面などの素早いオペレーションに不向きである。
総評
恐竜の満足も、お客様の満足も満たさなければならない高難易度経営シミュレーション。
キャンペーン2島めのMapは嵐が来やすく、恐竜を逃がすための舞台が整っており、パニック前提の上級者向けである。無難な経営SLGをプレイしたいなら、同社の『Planet Zoo』や『Planet Coaster』をおすすめする。
客受け至上主義の遺伝子操作を施すなど、どちらかというとキワモノの経営SLGであるが、システムはちゃんと練り込まれており、序盤は絶妙な収支バランスに調整されている。
映画の舞台そのままのイスラ・ヌブラル島マップがあり、映画の登場人物の数名がほぼそのままのキャラで出てくるので、同映画のファンもそれなりに楽しめるであろう。
余談
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2020年11月3日にSwitch版『Jurassic World Evolution: Complete Edition』が発売された。
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Windows版もSteamでのみ『~Premium Edition』という形で全DLC同梱版がDL販売されている。
最終更新:2021年03月17日 14:31