Pure Mini Golf

【ぴゅあ みに ごるふ】

ジャンル スポーツ
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 Gametry
配信開始日 2022年1月20日
定価 499円(税込)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング IARC:3+
備考 日本語非対応
判定 なし
ポイント 簡単操作とルールのミニゴルフ
多彩なコース数と絶妙な難易度
発射角度の見え辛さが難点


概要

海外メーカーのGametryからリリースされたダウンロード専売ソフト。ジャンルはミニサイズのゴルフゲーム。日本語非対応。


ゲームルール

  • ゲームモードについて
    • 本作では「CAMPAIGN」「CHALLENGE」「MULTIPLAYER」「ARCADE」のモードがプレイできる。モードに関するルールは下記参照の事。
  • コースルール
    • 角度・パワー調整表示を目安にパットでボールを打ち、カップインを目指すのが目的。パット切り替えや風向き等の概念は存在しない。
      • 各コースの構造は全体的にミニサイズであり、特に初期のコースはカップインがスタートからの目先に配置されている事が多い。
      • コースのほとんどの場面では脱線防止のガードレーンが配置されており、ビリヤード的な感覚でガードレーンにボールを反射させるテクニックが行える。
      • コースによっては「ボールスピードに関わる坂道」「動く地形」「ボールを反射させないと先に進めない壁」などの仕掛けが存在する。
      • カップイン付近の地形は「へこんだ窪み」状態となっており、付近にボールが到達すると重力に従って自動的にカップインする仕掛けになっている。
      • ボールが落とし穴に落下するとミスとなり、そのコース最初からのやり直し。発射回数制限のあるモードでは回数の消費もされてしまう。
  • 操作体系
    • 「アナログスティックで角度調整」⇒「ボタン押しっぱなしでパワー調整」⇒「ボタンを離して打つ」の流れでボールの操作を行う。
    • 通常では斜め視線でのコースが表示され、専用ボタンで角度90度の視線変更が可能。またトップビューの視線変更もできる(角度の変更は不可)。

ゲームモード

  • CAMPAIGN
    • 本作におけるメインモード。1人プレイ専用。
      • 全50コースから好きなものを選び、各コースに定められた発射回数以内にカップインすればクリア。逆にカップインできないとゲームオーバー。
  • CHALLENGE
    • CAMPAIGNのコースをゲームオーバーになるまで順々にプレイするモード。1人プレイ専用。コンティニュー不可。
  • MULTIPLAYER
    • 2~4人プレイ用の画面分割表示の対戦モード。全員がリアルタイムでゲームを行い、先に指定コースすべてをカップインすれば勝者。
      • コースはCAMPAIGNからランダムで決定。またオプションで「総コース数」「プレイコースを同一にするか完全バラバラにするか」の設定が可能。
  • ARCADE
    • CAMPAIGNのコースをランダムでプレイしていくモード。1人プレイ専用。発射回数制限やゲームオーバーの概念がないエンドレスゲーム。

評価点

  • 簡単操作でゴルフがプレイできる
    • 角度を定めてパワーを決めてボールを打つ」だけの簡単操作で、お気軽にゴルフがプレイできる。
      • ゴルフ特有の専門知識はほとんど含まれておらず、「指定回数以内にカップインする」とさえ認識すればいい。パット切り替え等の手間も全く存在しない。
      • 全体的にカップインまでの操作は短期で済みやすいため、操作ミスによるプレッシャーは感じにくい。CAMPAIGNではポーズからコースの即やり直しも可能。
  • 多彩なコース数と絶妙な難易度
    • 総50コースと販売価格を考慮すればそこそこのボリュームがあり、割と広範囲で遊べる内容である。
      • コースのバリエーションは多彩で、似たようなコースは極力避けられている。さらには対戦モード搭載でパーティゲームとしての需要も持っている。
    • 特に中~後半のコースは難関揃いだが、何回もプレイすればカップインへの道のりが見えてくる絶妙な難易度。
      • 「どういう打ち方をすれば目当ての位置にボールが届くのか」という攻略法が必ずあり、試行錯誤でカップインまでの計画性を探し当てるのかが楽しい。
  • 淡い色彩の箱庭グラフィック
    • 本作におけるグラフィックは淡い色彩で描かれ、それに加えて他のゴルフゲームではあまり見られない特有の箱庭的雰囲気を感じさせる。
      • コースによって色彩のカラーバリエーションがあり、その都度に新鮮な外観でコースがプレイできる。またアンビエント風のBGMもグラフィックと調和している。

問題点

  • 発射角度の見え辛さ
    • 角度・パワー調整表示までもが淡い色彩で描かれているコースがあり、そのせいでボールの発射感覚が分かり辛い一面もある。
      • この辺は慣れるしか対処のしようがなく、悪い意味でも試行錯誤を要する仕様といえる。もっとも慣れれば何とかなる程度で、深刻な問題点でもない。
  • プレイの記録対象が少ない
    • 本作においてプレイの記録対象にあたるのは「CAMPAIGNのステージセレクト状況」と「CHALLENGEの最高コース到達数*1」のみで、それ以外の記録には非対応。
      • コースの最短操作回数といった記録はなされず、やり込み重視のプレイヤーからすると物足りなさを覚える可能性がある。

総評

コンパクトサイズのゴルフゲームとしては普通に遊べる内容であり、コースやモード数もそこそこ多彩で販売価格分の価値はあるであろう一作。
しかしながら、ゴルフの本格性ややり込み要素はあまりないカジュアル路線な作風でもあるため、「分かりやすいミニゴルフ」として遊ぶのが好ましい。


その後の展開

  • 2023年7月14日にPS4/PS5版が発売された。

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最終更新:2023年07月20日 17:18
添付ファイル

*1 CHALLENGEのゲームオーバー後にのみ表示される。それ以外の確認方法はない。