Horizon Call of the Mountain
【ほらいぞん こーる おぶ ざ まうんてん】
ジャンル
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アクション
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 PSVR2同梱版
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対応機種
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プレイステーション5
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発売元
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ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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開発元
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Guerilla Games Firesprite
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発売日
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2023年2月22日
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定価
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7,980円(税込)
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レーティング
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CERO:B(12歳以上対象)
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判定
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良作
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ポイント
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PSVR2のローンチソフト クライミングが多め 定価に対するボリュームは少ない
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Horizonシリーズ Zero Dawn / Forbidden West / Call of the Mountain / LEGO
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PlayStation Studios作品
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概要
2023年2月22日に発売されたPS5の周辺機器「PlayStation VR2」と共に発売されたPSVR2のローンチタイトル。
本作はSIEから発売された『Horizon Zero Dawn』のスピンオフ作品となっている。
共同開発として参加しているFirespriteは2012年に閉鎖された『WipEout』シリーズで知られるSCE Studio Liverpoolの元社員達によって設立されたデベロッパーで、過去には『リトルビッグプラネット』のスピンオフ作品である『Run Sackboy! Run!』やマルチプラットフォームで展開されたサバイバルホラー作品『The Persistence』を手掛けている。
特徴
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操作方法は大まかに分けて、コントローラーの動き(ジェスチャー)で操作するものと、アナログスティックで他のゲームと同じように移動するものの2つが用意されている。
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オプションで、自分好みに細かく設定することも可能。
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戦闘では弓矢を使用する。
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左手/右手を背中に持っていき、L2/R2トリガーを押すことで弓を持つことができ、空いているもう片方の手を背中に持っていき同じようにL2/R2を押すことで矢を持つことができる。矢の数に制限は無い。
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道中を進む際にはクライミングで進んでいく。
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崖や梯子などに手を置いて、L2/R2トリガーを押すことで掴み、壁などを登ることができる。
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なお、登れる場所は白い目印が塗ってあるため、どこを登ることができるかは、大体わかるようになっている。
評価点
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美麗なグラフィックよって作り出される没入感。
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グラフィックは『BONEWORKS』等の一般的なPCVRゲームを遥かに上回り、『Half-Life: Alyx』に匹敵するほどで素晴らしいの一言に尽きる。VRゲームという特性上、グラフィックが綺麗なほど没入感も向上するため、ここのクオリティが高いのは間違いなく評価点。
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高いインタラクティビティ
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『Half-Life: Alyx』でも評価されていた、道にある様々なものが拾える・インタラクトできる。という没入感を高めてくれるインタラクト性も本作に良い意味で取り込み、その上で昇華させることに成功。
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草木に触れば揺れたり、日の付いた松明は動かせばダイナミックライティングで周りを照らし、手に絵の具を付けたら壁を落書きでき、ものを投げたり出来るという点は、世界への没入感を上げてくれる。
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良い意味でデモンストレーションとして最適なゲーム内容。
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ヘッドセットやVR Senseコントローラーの機能を満遍なく使用しており、良い意味でPSVR2のデモンストレーションとして、ピッタリな内容。
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「アイトラッキング」や「アダプティブトリガー」などのPSVR2の新機能を部分的ではあるものの、ちゃんと使用しているのも評価したいところ。
問題点
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クライミング(山登り)が多い。
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クライミング自体の出来が著しく悪いわけではないが、クライミングパートが多すぎるとの声は多い。
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ボリュームは少なめ
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定価が約8,000円するのに対して、クリアするまでの想定プレイ時間は8時間程度。昨今のフルプライスゲームとしてはかなり短い。
総評
PSVR2の新機能を活用しており、VRアクションとしてのクオリティは十二分な一作。
定価に対してボリュームがやや少なめな点はネックだが、それでも良作のラインは超えている作品と言えるだろう。
最終更新:2024年11月18日 05:56