ONE PIECE BURNING BLOOD
【わんぴーす ばーにんぐぶらっど】
| ジャンル | アクション |  
  
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| 対応機種 | プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ
 Windows(Steam)
 Xbox One
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| 発売元 | バンダイナムコエンターテインメント | 
| 開発元 | スパイク・チュンソフト | 
| 発売日 | 【PS4/PSV】2016年4月21日 | 
| 定価 | 【PS4】7,600円(税別) 【PSV】6,800円(税別)
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| 廉価版 | 【PS4/PSV】3,800円(税別) | 
| レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | 
| 備考 | Steam版/One版は国内未発売 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | ONE PIECE版『Sparking!』 原作再現度はピカイチ
 ストーリーは頂上戦争だけ
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| ONE PIECEシリーズ | 
 
概要
ジャンプゲーでは『ドラゴンボールZ Sparking!』や『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』を手掛けたスパチュンが開発した3D対戦アクションゲーム。
簡単操作で『ONE PIECE』らしい重厚感溢れるバトルを楽しめる。
システム
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『Spaking!』シリーズと同様、コスト制(デフォルトは9000)で1~3人のチームを組んで戦う。
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サポートキャラを入れる事も可能で、効果は常時発動するものと任意に発動できるものがある。
 
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スティックで移動、×でジャンプ。
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□連打で弱攻撃を繰り出し最後に強攻撃でブッ飛ばすコンボ攻撃。
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スティックと同時に入力する事で広範囲を攻撃できるレンジ攻撃。ステップでは回避できないのも強みだ。
 
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△でキャラクターごとの固有技。
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○でガード、○を押しながら移動でステップ回避。
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タイミングよくガードすればスキのない「フラッシュガード」となる。
 
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□+×でガードを崩せるが回避は崩せないガードブレイク、△+○でガードだけでなく回避も崩せるヘビーガードブレイク。
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L1と□・△・○のいずれかで必殺技が出せる。
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R1を押しっぱなしにする事で「能力解放」。
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「ロギアガード」で攻撃を無効化したり、武装色の覇気でロギアガードを突破したり、「
空中歩行
」や「バラバラカー」など特殊移動が出来る。
 
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攻撃を当てたり食らったりするとバーニングゲージが溜まっていく。
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満タンの時にR3でステータスがアップする「限界突破」、限界突破時にもう一度R3で超必殺技を発動。トドメになれば専用の演出が入る「グランドインパクト」に!
 
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L2もしくはR2で控えのプレイアブルキャラと交代。
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方向キーでサポートキャラの効果発動。
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右スティックでカメラ操作が可能。
モード
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頂上戦争
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ルフィ、白ひげ、赤犬、エースの視点から頂上戦争を追体験できる。
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条件を満たすと「exchapter」ルートが解放。メインルートのキャラと関わりの深いキャラ達のバトルが楽しめる。
 
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WANTEDバーサス
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手配書に挑み、レベル上げやベリー稼ぎが出来るモード。
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強力な敵が現れる期間限定の手配書も出現。
 
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海賊派遣所
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貯めたベリーでプレイアブルキャラとサポートキャラの開放ができたり、自分だけのオリジナル海賊団が結成できる。
 
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海賊旗攻防戦
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オンラインで好きな勢力に所属し、バトルで陣地を奪い合うモード。現在はサービス終了。
 
評価点
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『ONE PIECE』らしさの存分に詰まったド迫力のバトル
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ロギアガードで攻撃を受け流したり、覇気で
自然
系に一矢報いる様はまさに『ONE PIECE』のバトルそのもの。
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必殺技で敵を倒せば勢いよくブッ飛ばされ、ド派手に島に激突する。
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キャラはダメージを食らうとボロボロになっていき、苦戦を盛り上げてくれる。
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バトル前には特定の組み合わせで起きる掛け合い「アピールイベント」もある。原作の名シーンからの引用はもちろん、赤犬の謀反を疑うセンゴクなどオリジナルの掛け合いにも面白いものが多い。
イワさんのサボボーイ呼びはご愛嬌
 
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豊富なキャラクター達
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プレイアブルキャラだけでもルフィやエースといった人気キャラは勿論、センゴクやバージェスといったマニアック所まで網羅。DLCでガープやルッチ、シーザーら一癖ある猛者も参戦。
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頂上戦争モードも、他のゲームではハブられがちなスクアードがしっかり顔を見せるのも嬉しいところ。ドラゴンボールZシリーズのようにバトル前にあらすじナレーションが入るのも評価できる。
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特にスクエアシスターズはサポートキャラの他WANTEDバーサスのナビゲートを担いボイスもちゃんとあるなど優遇されている。
 
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かんたん操作
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設定でオンにすると□を連打するだけで状況に応じた技を自動で出してくれるので、複雑な操作が苦手なプレイヤーも楽しめる。
 
賛否両論点
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エロ要素の存在
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先述した通りバトル中のキャラは一定ダメージを食らうとボロボロになるのだが、女キャラの場合は服が破れる。それも下乳が見えていたりと中々にエロい破れ方。ハンコックの場合はTVスペシャル『3D2Y』でビョージャックに薬をかけられた際の衣装を彷彿させるものになっている。
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エログロに定評のあるスパチュンならではと言えるが、コアラやペローナは原作ではこのようなエロ売りのシーンがないので露骨すぎるという声も。
 
問題点
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ストーリーが頂上戦争編のみ。
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アラバスタや空島、ドレスローザといったステージがあるにもかかわらずそれらの編のストーリーは存在しない。特に2年後ルフィの限界突破はドフラミンゴ戦で披露したギア4となっており、ストーリーで使えないのは非常に惜しいところ。それぞれの章も1~2時間程度で終わってしまう。
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一応イベントムービーはしっかりと作り込まれている。
 
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この手のゲームには付き物だがバランスは大味。
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総じて自然系のキャラのロギアガードが強く、ルフィら覇気持ちのキャラでなければ立ち回りを工夫しないと勝つのは難しい。
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自然系ではないがマルコも隙の少ない攻撃や不死鳥の炎の再生能力、カウンターを兼ね備えかなり強敵。WANTEDバーサスの大きな壁となりうる。
マルコやばいな、あの黄猿と互角にやり合ってる
 
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通常攻撃のバリエーションが少ない
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コンボ攻撃とレンジ攻撃、固有技しかなくコンボの自由度は『Sparking!』シリーズに比べて低め。
 
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プレイアブルキャラは頂上戦争モードやWANTEDバーサスでレベルを上げて強化するのだが、ベリーでキャラを開放するシステムの都合上後に開放したキャラほどレベルが上がるのが遅くなってしまう。
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一応キャラ全員に経験値が入るが、使わなかったキャラはもらえる経験値が下がるので効率が悪い。
 
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ローディング時に表示されるプレイヒントは一度見たものしかギャラリーで見る事ができない。
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1キャラに複数あるので能力などの詳細の把握がやや面倒。最初から全部開放してくれてもいい気がするのだが……
 
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トレーニングモード
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開始時は必ず敵が攻撃してくる状態で固定されており、動かなくするためにはいちいちメニューから「コンボ練習」を選ぶ必要がある。
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ダメージを与えても服がボロボロにならないのも気になる点。
 
総評
『Sparking!』や『ジェイスターズ』譲りの大味なバランスは本作でも健在ながら、『ONE PIECE』への愛は十二分に詰まっている。
『OP』らしさ溢れるバトルが簡単に楽しめるので、ファンならば手にとってみてはいかがだろうか。
最終更新:2024年06月19日 13:00