正忍記
流派ブック
概要
特命臨時教職員派遣委員会、漢字にすると12文字、ひらがなだと23文字と
流派の名称の中でも一番の長さ。
従者を活用する型の場合はこの流派の忍法である【教導】や【愛弟子】に頼ることは多いだろう。
ただ、【教導】や【愛弟子】は裁定が曖昧で難しい、GM泣かせの忍法なので、
しっかり裁定を決めておかないと揉める。
そういう裁定例についても記述していくので、【教導】や【愛弟子】を使おうとしている人やGMは
しっかり見ていってほしい。
流派の名称の中でも一番の長さ。
従者を活用する型の場合はこの流派の忍法である【教導】や【愛弟子】に頼ることは多いだろう。
ただ、【教導】や【愛弟子】は裁定が曖昧で難しい、GM泣かせの忍法なので、
しっかり裁定を決めておかないと揉める。
そういう裁定例についても記述していくので、【教導】や【愛弟子】を使おうとしている人やGMは
しっかり見ていってほしい。
※改訂版の内容には※がついています。
明文化や表記の変更のみの改訂に関しては考察しませんのでご了承ください。
※9月26日に行われたエラッタに関しての内容にも※がついています。
明文化や表記の変更のみの改訂に関しては考察しませんのでご了承ください。
※9月26日に行われたエラッタに関しての内容にも※がついています。
忍法考察
【慈拳】
間合0/コストなし/伝達術
殴った相手に感情を芽生えさせる拳。
この攻撃を相手に当てることができれば、【親友】などの条件を一発で満たすことができ、
かなり便利なのだが、この忍法の間合は0であり、いかんせん当てづらい。
しかし、自分で自分を殴ることで、その欠点をなくし、
さらに、好きなプラス感情を好きな対象に取ることができる(裁定によります)。
これによって【化粧】+【慈拳】+【電撃作戦】で【親友】の条件を満たすことができる。
他にもいろんな忍法の条件を満たせるので結構便利。
【逃水】
間合2/コスト2/詐術
間合をカバーするのにも、相手をファンブルさせるのにも使える忍法。
間合をカバーするためなら高いプロットにいることが好ましい。
また、【破軍】と違い、ファンブルにさせれる確率はそこまで高くないが、
自分が高プロットに行く必要がなく、リスクを負う必要がない。
【大詰】と【破軍】が組み合わさったような忍法で、上手くやれば【大詰】、【破軍】
どちらの効果も引き出してやれ、結構使える。
しかし、なんにせよ超上級者向けの忍法、素人が手を出すと火傷するタイプ。
間合2/コスト2/詐術
間合をカバーするのにも、相手をファンブルさせるのにも使える忍法。
間合をカバーするためなら高いプロットにいることが好ましい。
また、【破軍】と違い、ファンブルにさせれる確率はそこまで高くないが、
自分が高プロットに行く必要がなく、リスクを負う必要がない。
【大詰】と【破軍】が組み合わさったような忍法で、上手くやれば【大詰】、【破軍】
どちらの効果も引き出してやれ、結構使える。
しかし、なんにせよ超上級者向けの忍法、素人が手を出すと火傷するタイプ。
【説教】
間合なし/コスト1/対人術
変調を1つ打ち消せる忍法。
恐らく自分を対象に使用することもできるため、ファンブルしたときにの尻拭い、
集団戦攻撃対策、味方のサポートと器用に仕事をこなしてくれる。
特に【朽気】と併用した場合が便利で、
来てほしくない変調(呪いなど)を受けたときのカバーができる。
どんな使い方でも安心感をもたらしてくれるいい忍法で、コストも1と低いので使ってみてほしい。
間合なし/コスト1/対人術
変調を1つ打ち消せる忍法。
恐らく自分を対象に使用することもできるため、ファンブルしたときにの尻拭い、
集団戦攻撃対策、味方のサポートと器用に仕事をこなしてくれる。
特に【朽気】と併用した場合が便利で、
来てほしくない変調(呪いなど)を受けたときのカバーができる。
どんな使い方でも安心感をもたらしてくれるいい忍法で、コストも1と低いので使ってみてほしい。
【教導】
間合なし/コストなし/用兵術
従者を使う型には必須ともいえる忍法。
ただ、教導する対象は大体の場合「草」なので、碌な特技を持っていない。
なので、教導する忍法は指定特技の判定がないものが好ましい。
指定特技の判定もなく、効果を累積させることに意味がある【三千大戦世界】がおすすめ。
また、どうしても教導したい忍法がある場合は、「しもべの鍛錬」+【電脳】で
3サイクルに2人までなら自由に特技を修得させたうえで教導することができる。
上述のように、とても便利な忍法ではあるのだが、忍法を教えるというかなり特殊な効果の
弊害としていくつか難しい裁定がある。以下それを紹介しよう。
間合なし/コストなし/用兵術
従者を使う型には必須ともいえる忍法。
ただ、教導する対象は大体の場合「草」なので、碌な特技を持っていない。
なので、教導する忍法は指定特技の判定がないものが好ましい。
指定特技の判定もなく、効果を累積させることに意味がある【三千大戦世界】がおすすめ。
また、どうしても教導したい忍法がある場合は、「しもべの鍛錬」+【電脳】で
3サイクルに2人までなら自由に特技を修得させたうえで教導することができる。
上述のように、とても便利な忍法ではあるのだが、忍法を教えるというかなり特殊な効果の
弊害としていくつか難しい裁定がある。以下それを紹介しよう。
+ | 1.【機忍】で修得した忍法を教導した際、指定特技は絡繰術ではなく、元の忍法の指定特技になる |
+ | 2.教導でドラマシーン中に使える忍法を教導した際、同じ忍法を従者とPCで2回使用できるか |
+ | 3.【開祖】で名前を変えた【教導】で【開祖】で名前を変えた【教導】を教導できるか |
何か思いついたら随時更新予定。
※他の忍法と同様に特例修得の煽りを受けているうえ、
従者関連のルール改訂により結構弱体化した。
具体的には上記の2のコンボは不可能となり、【三千大戦世界】も弱体化した。
が、この忍法の効果は唯一無二であるため、まだまだお世話になることは多いだろう。
従者関連のルール改訂により結構弱体化した。
具体的には上記の2のコンボは不可能となり、【三千大戦世界】も弱体化した。
が、この忍法の効果は唯一無二であるため、まだまだお世話になることは多いだろう。
【𠮟咤】
間合なし/コスト2/伝達術
感情修正の効果を2倍にできる忍法。
プラス1、マイナス1ぐらいなら無視できんことはないが、プラス2、マイナス2修正となると
割と無視できない値になってくる。
【作戦指揮】がコスト2でできるようなもんなので、そこそこ強い。
間合なし/コスト2/伝達術
感情修正の効果を2倍にできる忍法。
プラス1、マイナス1ぐらいなら無視できんことはないが、プラス2、マイナス2修正となると
割と無視できない値になってくる。
【作戦指揮】がコスト2でできるようなもんなので、そこそこ強い。
【愛弟子】
【教導】と【配下】を合わせたような忍法で、
1人しか従者が必要ない場合には、忍法枠の節約になって便利。
ただ、装備忍法を覚えさせることができないことには注意しよう。
しかし、【教導】を【愛弟子】に教えた場合に、とても凶悪なコンボが発生する。
【愛弟子】に【教導】を修得させる→PCの【教導】を使用【愛弟子】に【愛弟子】を教導
→【愛弟子】の【愛弟子】に【教導】を修得させる→以下無限ループ
で【教導】が失敗するまで【愛弟子】が増え続ける。
場合によっては20数体まで増えて、プロットのいる駒がわけわからんことになる。
さすがにこれはまずいので、【愛弟子】には【教導】を教えられないことにするか、
【教導】は自分がシーンプレイヤー時にしか発動できない忍法なので、
PCがシーンプレイヤー時は、従者はシーンプレイヤーではないとし、【教導】の発動を認めないのが無難。
【教導】と【配下】を合わせたような忍法で、
1人しか従者が必要ない場合には、忍法枠の節約になって便利。
ただ、装備忍法を覚えさせることができないことには注意しよう。
しかし、【教導】を【愛弟子】に教えた場合に、とても凶悪なコンボが発生する。
【愛弟子】に【教導】を修得させる→PCの【教導】を使用【愛弟子】に【愛弟子】を教導
→【愛弟子】の【愛弟子】に【教導】を修得させる→以下無限ループ
で【教導】が失敗するまで【愛弟子】が増え続ける。
場合によっては20数体まで増えて、プロットのいる駒がわけわからんことになる。
さすがにこれはまずいので、【愛弟子】には【教導】を教えられないことにするか、
【教導】は自分がシーンプレイヤー時にしか発動できない忍法なので、
PCがシーンプレイヤー時は、従者はシーンプレイヤーではないとし、【教導】の発動を認めないのが無難。
※統率力や従者の従者に関するルール改訂により色々と弱体化した。
ついでに、他の忍法と同様に特例修得の煽りを受けてもいる。
弱体化したことにはしたが、上記の意味が分からないコンボが使えなくなっただけなので、
普通に使う分には気にせずに使える。
ついでに、他の忍法と同様に特例修得の煽りを受けてもいる。
弱体化したことにはしたが、上記の意味が分からないコンボが使えなくなっただけなので、
普通に使う分には気にせずに使える。
正忍記
【鍛錬】
従者を対象に取ると、従者がファンブル値減少やプラス修正を役立てられることは少なく、
【生命力】の少ない従者にとって【生命力】の消費は結構な痛手になるので、微妙。
なので、自分に対して使おう。多くの忍法を特例修得する【機忍】や【変形】
などと相性が良い。【生命力】の消費も【仙食】などでカバーできる。
また、【鍛錬】の効果が「PC」に及ぶか、「PCの特例修得している攻撃忍法」に及ぶかはGM裁定次第なので、
【変形】と組み合わせる場合には事前にGMに確認を取っておこう。
従者を対象に取ると、従者がファンブル値減少やプラス修正を役立てられることは少なく、
【生命力】の少ない従者にとって【生命力】の消費は結構な痛手になるので、微妙。
なので、自分に対して使おう。多くの忍法を特例修得する【機忍】や【変形】
などと相性が良い。【生命力】の消費も【仙食】などでカバーできる。
また、【鍛錬】の効果が「PC」に及ぶか、「PCの特例修得している攻撃忍法」に及ぶかはGM裁定次第なので、
【変形】と組み合わせる場合には事前にGMに確認を取っておこう。
【鑑】
従者や味方に+感情を獲得してもらい、感情修正をしてもらうのが主な使い方。
確率論のページを見てもらえば分かるが、たったプラス1修正でも案外成功率は上がるので、
従者を使う型なら採用してみると良いだろう。
従者や味方に+感情を獲得してもらい、感情修正をしてもらうのが主な使い方。
確率論のページを見てもらえば分かるが、たったプラス1修正でも案外成功率は上がるので、
従者を使う型なら採用してみると良いだろう。
流派ブック
【後出】
自分よりプロットが上の相手にしかマイナス修正が掛からなくなった代わりに、修正が倍になった【鎌鼬】。
低プロットに陣取る戦術を使うなら悪くはない忍法だが、の割には間合がやや短いのが気になる所。
【忍法開発】や【鷹の目】などで射程を伸ばすと戦いやすい。【後の先】とも相性がいい。
【後出】
自分よりプロットが上の相手にしかマイナス修正が掛からなくなった代わりに、修正が倍になった【鎌鼬】。
低プロットに陣取る戦術を使うなら悪くはない忍法だが、の割には間合がやや短いのが気になる所。
【忍法開発】や【鷹の目】などで射程を伸ばすと戦いやすい。【後の先】とも相性がいい。
【特別講義】
自分のドラマシーンで、目標の忍法一つを、別の流派忍法一つに置き換えさせるとてもユニークな忍法。
「自分以外の」という但し書きもないので、おそらくは自身も目標にできるのだろう。
基本的には自分自身か、協力型のセッションで味方のシナリオ構造的に扱いにくい、
或いは用済みになった忍法を交換するのに使えるだろう。
新しく覚える忍法を選ぶのは一応目標自身だが、自分の流派忍法しか選択できないため、
特例修得した忍法を置き換えさせることで相手の戦術を壊すこともできてしまう。
基本的には相手に使われても【接近戦攻撃】を書き換えれば済む話だが、
背景【双子】や【特別教室】で全てコンボパーツに置き換えていた場合は目も当てられない。
そのため、この忍法を知られていると相手に警戒されてしまうが、
【猫撫】を使えば嫌がる相手も強制的に呼び出す事もできる。
一度切りだが、【追加忍法】にして隠しておく手もなくはない。
使い方を間違えるととても険悪な空気になる可能性もあるが、技術上可能である事は覚えておこう。
従者に対して使用した場合、従者がどの流派扱いになるのかはGMの裁定次第だろう。
参考までに筆者なりの裁定を書きに記しておく。
自分のドラマシーンで、目標の忍法一つを、別の流派忍法一つに置き換えさせるとてもユニークな忍法。
「自分以外の」という但し書きもないので、おそらくは自身も目標にできるのだろう。
基本的には自分自身か、協力型のセッションで味方のシナリオ構造的に扱いにくい、
或いは用済みになった忍法を交換するのに使えるだろう。
新しく覚える忍法を選ぶのは一応目標自身だが、自分の流派忍法しか選択できないため、
特例修得した忍法を置き換えさせることで相手の戦術を壊すこともできてしまう。
基本的には相手に使われても【接近戦攻撃】を書き換えれば済む話だが、
背景【双子】や【特別教室】で全てコンボパーツに置き換えていた場合は目も当てられない。
そのため、この忍法を知られていると相手に警戒されてしまうが、
【猫撫】を使えば嫌がる相手も強制的に呼び出す事もできる。
一度切りだが、【追加忍法】にして隠しておく手もなくはない。
使い方を間違えるととても険悪な空気になる可能性もあるが、技術上可能である事は覚えておこう。
従者に対して使用した場合、従者がどの流派扱いになるのかはGMの裁定次第だろう。
参考までに筆者なりの裁定を書きに記しておく。
+ | 1.従者は自由に流派を選択できる |
+ | 2.従者は主人と同じ流派として扱う |
+ | 3.従者の特技分野に相当する流派として扱う |
+ | 4.流派に所属していないものとして扱う |
+ | 5.そもそも使用不可 |
もし従者にも使えるなら、従者型にとって第二の【教導】として扱える優秀な忍法ということになる。
使えない最低の場合は、背景【師匠】に奥義【追加忍法:巡らし】で使わせ、
【遊意】や【魔装】、【重装】辺りで追加修得した忍法を書き換えると良いだろう。
【教導】と合わせて、生命力を増やしつつ実質的に自由な忍法枠を二つ増やすことができる。
使えない最低の場合は、背景【師匠】に奥義【追加忍法:巡らし】で使わせ、
【遊意】や【魔装】、【重装】辺りで追加修得した忍法を書き換えると良いだろう。
【教導】と合わせて、生命力を増やしつつ実質的に自由な忍法枠を二つ増やすことができる。
【死験】
「呪い」しか与えられなくなった代わりに、変調を直すまで【生命力】を回復できなくできる【医霊】。
あちらとは異なりドラマシーンでは使用できなくなっているほか、自分だけでなく相手にもランダム特技の判定を強いるため、
条件が全体的に厳しくなっている。その代わり、一切の【生命力】回復を禁じるのは中々に優秀。
ただし相手の忍具の中に兵糧丸があると簡単に突破できるという欠点がある。逆に言えば、兵糧丸がなければ耐久型には致命傷になる。
【電撃作戦】でメインフェイズ戦闘を仕掛け、【偸業】で相手の忍具を根こそぎ奪ってしまうのが楽だろう。
ややまどろっこしいが、【膨々】や【焼却】を相手に当てれば、簡単に兵糧丸の有無を確認できたりもする。
「呪い」しか与えられなくなった代わりに、変調を直すまで【生命力】を回復できなくできる【医霊】。
あちらとは異なりドラマシーンでは使用できなくなっているほか、自分だけでなく相手にもランダム特技の判定を強いるため、
条件が全体的に厳しくなっている。その代わり、一切の【生命力】回復を禁じるのは中々に優秀。
ただし相手の忍具の中に兵糧丸があると簡単に突破できるという欠点がある。逆に言えば、兵糧丸がなければ耐久型には致命傷になる。
【電撃作戦】でメインフェイズ戦闘を仕掛け、【偸業】で相手の忍具を根こそぎ奪ってしまうのが楽だろう。
ややまどろっこしいが、【膨々】や【焼却】を相手に当てれば、簡単に兵糧丸の有無を確認できたりもする。
【朱筆】
誰かの判定失敗時に、【生命力】をコストにして発動できるサポート忍法。
目標の戦闘終了時、またはセッション終了時まで持続する効果を1種類無効化するか、集団戦ダメージを与えられる。
味方のサポートにも、敵への妨害にも使える中々便利な忍法なので、枠が空いているなら取って損は無いだろう。
「自分以外の」という但し書きもないため、フレーバーに反して自分自身へも使えるものと思われる。
奥義型にとっての【破幻の瞳】や【真眼】などを筆頭に、致命的なデバフを手軽に無効化できるのは心強い。
そうでなくとも最低限変調を与えて敵の妨害はできるし、相手の「目覚め」や【獣化】によるバフを消す事もでき汎用性が高い。
あえて弱点を上げるなら、スペ型の様にそもそも失敗しにくい相手は対象に取れない、というくらいだろう。
誰かの判定失敗時に、【生命力】をコストにして発動できるサポート忍法。
目標の戦闘終了時、またはセッション終了時まで持続する効果を1種類無効化するか、集団戦ダメージを与えられる。
味方のサポートにも、敵への妨害にも使える中々便利な忍法なので、枠が空いているなら取って損は無いだろう。
「自分以外の」という但し書きもないため、フレーバーに反して自分自身へも使えるものと思われる。
奥義型にとっての【破幻の瞳】や【真眼】などを筆頭に、致命的なデバフを手軽に無効化できるのは心強い。
そうでなくとも最低限変調を与えて敵の妨害はできるし、相手の「目覚め」や【獣化】によるバフを消す事もでき汎用性が高い。
あえて弱点を上げるなら、スペ型の様にそもそも失敗しにくい相手は対象に取れない、というくらいだろう。