大判
P122
P122
P123
P124
P125
退魔編
P127
P127
戦国編
P128
P128
忍秘伝
P130
P130
正忍記
P149
P149
斜歯流派ブック
鞍馬流派ブック
- 【初陣】 【不敵】 【門下】
- 【冒険家】 【刀鍛冶】 【隠し鞘】
- 【妖魔の器】 【護体】 【数奇者】
- 【中改】 【戦勲】 【血振り】
- 【愛刀】 【活人剣】 【処刑忍】
- 【攻撃訓練】 【防御訓練】 【呼吸法】
- 【鎮守者】 【奉公者】 【二刀流】
- 【敗北の記憶】 【剣才】 【渇望】
ハグレ流派ブック
比良坂流派ブック
御斎流派ブック
- 【●●部】 【特別執行権】 【ライバル】
- 【半忍前】 【忍活】 【風紀委員会】
- 【生活委員会】 【保険委員会】 【図書委員会】
- 【恋愛委員会】 【報道委員会】 【美化委員会】
- 【文化委員会】 【体育委員会】 【特技指導】
- 【姉妹】 【警戒心】 【取り換え子】
- 【特別交流生】 【外部聴講生】 【犯罪会の一族】
- 【祭事委員会】 【財界の一族】 【政界の一族】
隠忍流派ブック
概要
背景は忍法と比べると地味かもしれませんが、シノビを構成する重要な要素の1つです。
本来修得できない忍法を特例修得したい場合、大抵は長所背景の力を借りることになるでしょう。
ものによっては戦局を大きく左右するものもあり、決して侮れません。
一度修得した長所背景は、リスペック時に功績点に還元することもできます。
階級上昇やビルドの変更にあわせて柔軟に変更できるので、慣れないうちは色々試してみるのもよいでしょう。
ここではコンボの研究や、使い勝手の批評を中心に記述していきます。
※改訂版の内容には※がついています。
明文化や表記の変更のみの改訂に関しては考察しませんのでご了承ください。
※9月26日に行われたエラッタに関してもの内容にも※がついています。
本来修得できない忍法を特例修得したい場合、大抵は長所背景の力を借りることになるでしょう。
ものによっては戦局を大きく左右するものもあり、決して侮れません。
一度修得した長所背景は、リスペック時に功績点に還元することもできます。
階級上昇やビルドの変更にあわせて柔軟に変更できるので、慣れないうちは色々試してみるのもよいでしょう。
ここではコンボの研究や、使い勝手の批評を中心に記述していきます。
※改訂版の内容には※がついています。
明文化や表記の変更のみの改訂に関しては考察しませんのでご了承ください。
※9月26日に行われたエラッタに関してもの内容にも※がついています。
背景考察
大判
【獣心】
手番消費無しで「忍獣」と感情を結べる便利な背景。
従者型では手番を節約しつつ、感情修正により実質毎ターン1度ずつ判定値を+1できる。
一応、対象に命中と回避のデバフを与える副次効果もあるので、
従者型以外でも使える可能性はある……が、確実性は低いためあまりお勧めできない。
欠点は、忍獣以外の従者には使用できない点。
【獣心】
手番消費無しで「忍獣」と感情を結べる便利な背景。
従者型では手番を節約しつつ、感情修正により実質毎ターン1度ずつ判定値を+1できる。
一応、対象に命中と回避のデバフを与える副次効果もあるので、
従者型以外でも使える可能性はある……が、確実性は低いためあまりお勧めできない。
欠点は、忍獣以外の従者には使用できない点。
【隠れ家】
回復判定の効率を倍にできる。
が、正直余程サイクル数に余裕があるシナリオでもない限り、
回復判定をすること自体が稀なので、こんなものを取るならまだ【免疫】の方が強いと思う。
後述の【家宝:再生】なら行動権を消費せず、判定不要で毎ラウンド確実に回復できる。
メインサイクル中に回復が必要ならそちらの方がお勧め。
どちらにせよ、メイン中【生命力】が減少しなければ無駄になるのは同じ。
【社交性】
ペルソナ限定の【闇神楽】。使用する度ー補正が付くが、代わりに『ターン1の制限が無い』。
ー補正を無効化し情報面で無双ができるため、【内偵】と非常に相性が良い。
欠点は、一般人が居ないと腐るリスクがある点か。後述の【身分】と併用すると良いだろう。
【身分】
エニグマ限定の【闇神楽】。使用する度ー補正が付くが、代わりに『ターン1の制限が無い』。
ー補正を無効化し情報面で無双ができるため、【内偵】と非常に相性が良い。
欠点は、エニグマが無いと腐るリスクがある点か。前述の【社交性】と併用すると良いだろう。
エニグマは凶悪な物も多く登場頻度も高いので、【社交性】よりも優先度合いは高いか。
【情報屋】
エキストラ「情報屋」を呼び出せる。
実質的に、効率が半分になる代わりに判定不要の【夜見】として運用できる。
【電撃作戦】等でメイン戦闘を行う型には非常に相性が良い他、
居所がトリガーになる【社会戦】、【早乙女】、【包囲】等とも相性が良い。
勿論、前述の【社交性】や【身分】と併用し情報を支配するのも良いだろう。
ただし、エキストラを利用する為【根】で寝取られる可能性がある点には注意。
【影響力】
追加で忍具を獲得する際の消費功績点を減らせるが、
正直功績点を使い切りの忍具の為に消費するのは勿体ないと思う……。
逆に昇進に興味がなければ、今度はこの背景が意味をなさない。
ただし、使用可能な功績点の上限があるレギュレーションでは、この半額で効率的に功績点を運用できる。
例えば、2点の忍具を4つ買うと功績点は8点だが、【影響力】+2点の忍具4つでは半額によって合計6点、2点分を別の背景に回すことができる。2点があれば最強格の背景【末裔】を取ることもできるので決して無視できる値ではない。
【内通者】
特定の流派に対して情報判定に強くなれるが、その流派の相手が居るとは限らない。
それ以上に補正値がささやか過ぎる。
基本41を見る限りは上位流派を指定すれば下位流派にも適応される為、
下位流派を指定するメリットは無いだろう。
【末裔】
最も修得しているシノビが多いであろう、ある意味最強の背景。
古流忍法には最凶の攻撃忍法である【対空千手砲】、
同一忍法を修得できる【開祖】、何でもできる【滅苦】等強力なものが多い。
効果に対して必要功績点が低い点もあり、初期制作でも気軽に修得できる点も◎。
何処の卓も【末裔】だらけだが、シノビガミの世界観的には何もおかしくない。
恐らく必要功績点が低いのは、世界観も含めた意図的な仕様なのだろう。
【絆】
好きなキャラに初めから任意の感情を持てる背景。
色々悪用のし甲斐はあるのだが、指定した相手がセッションに出るとは限らない。
登場が確定しているNPC相手ならば確実だが、多くの場合NPCから情報共有が起こることはない。
そのため、基本的にコンボ前提か、フレーバー目的の修得になるだろう。
相互に修得する事で【親友】の条件を容易に満たすことができる。
その他、自身の従者を指定する事で、自身をシーンに出さずに秘密を入手することもできる。
一件無意味な行動にも見えるが、感情を結ばれたり忍法に対象になるリスクを減らすことができる。
【魔法の才能】と組み合わせることで、触媒の準備が簡単にできるので、とても強い。
【免疫】
変調回復の判定に補正をかけられる背景。
あって困るものではないのだが、メインで変調を食らうとは限らないし、
補正は悪くない値だが自動成功するわけでもないので不安定。
正直他にもっと強い背景は幾らでもあると思う。
ただし、【保守】とは非常に相性が良いので、修得している場合は優先して取るといい。
集団戦忍法に対して非常に強く出ることができる。
【隠蔽】
背景一つをペルソナ扱いにして秘匿することができる。
【学園の七不思議】と組み合わせることで、更に構成を隠すこともできる。
ただ忍法と比べ、そこまで隠したい背景があるのか?と言われると疑問が残る。
バレると解除されるリスクがある【伏魔殿】とは相性が良い、かもしれない。
同様に弱点背景の【独自設定】と組み合わせることでも入れ子構造の追加HOを作れるが、特にメリットはない。
【梟雄】
戦国変調が使用できるようになる便利な背景。
強制ではないので、必要に応じ通常変調と使い分けできる点も◎。
集団戦主体のシノビであれば持っていて損はないだろう。
【朽気】や【武曲】を使う場合は更に凶悪。
構成は選ぶが、かなり強い方の背景だとは思う。
【家宝】
プライズを1個持ち込める便利な背景。
構成に合わせて、コストを増やしたり、回避に-修正をかけたり等々、色々できるので雑に強い。
特に「加護」がユニークで強く、【悪食】と組み合わせると集団戦限定な代わりに『回数制限のない』【肉風船】として扱える。
そうでなくとも【吸精】や【血奪】等回復忍法があるなら、変調対策ができるようになる。
スペ型や【奥義:不死身/慰め】以外の耐久型であれば、修得しておくと良いだろう。
「集団戦ダメージ」を介さない変調が貫通してしまう点、他PCに奪われるリスクがある点には注意。
【血餅】や【一筒】があるなら、再生も悪くはない。
【影弥勒の教え】
いつでも+の感情を-にできる背景。
取りあえず+の感情を結んでおいて、味方のフリをしたりできる。
後々感情を結んだ相手が敵だと分かった場合に、-修正を掛けられる点は優秀。
なのだが、そもそもこれが見えていると感情を結んでもらえない、かもしれない。
【日々の鍛錬】
1/2【頑健】。状況を選ばず、シンプルに強い。
後述の【多尾】がある場合は更に強い。
その他、【遊意】や【魔装】は「追加の【生命力】がある場合」に有効な為、
特例修得した忍法が使いやすくなるメリットがある。
欠点は、効果に比してやや必要功績点が高く新規キャラでは修得し辛い点か。
【上忍喰らい】
自分より階級が上の相手を倒すと功績点が貰える。
増える点数は決して少なくはないので悪くないが、
そもそも必要功績点が高く、初期制作で取りにくいのが最大の欠点。
上忍頭や頭領を本気で目指したいのなら、修得して損はない。
【〇一式対忍錫杖】と併用するのもいいだろう。
【他流派の血】
他流派忍法を特例修得できる非常に強い背景。
説明がごちゃごちゃしていて分り難いのだが、
ゲーム上「下位流派の忍法も上位流派の忍法の一部として扱われる」仕様の為の記述と思われる。
必要功績点はやや高めであるものの、【末裔】や【双子】に並び採用率が高い背景だろう。
欠点は、どうやっても初期制作では修得できない点か。
【整備班】
使い切りの【夜雀】。
あって困りはしないのだが、6点の使う割には必要功績点に対して効果が見合っていないと思う。
割引がある斜歯には【機忍】があるので、【御斎魂】と組み合わせると相性がいい。自前で取れるものの中で相性が良いのは、汎用の【艶花】か鍵盤勢の【支配】などだろうか。
【末裔】から【真蛇】経由の【夜雀】との差別化点は、忍法の枠を使わないこと、忍具を使用せずに済むこと、さらに【末裔】を別の古流忍法修得に充てられることなどが挙げられる。
また、当然ながらこの背景は退魔編でなくとも使用可能である。
【詭道】との比較ではコストを使用しない点と特技に条件がない点で勝る。
回数制限がないところや必要功績点ではあちらに分があるが、どちらかが上位下位というわけはなく、互換的な立ち位置なので構成によって使い分けよう。
【稽古】
使い切りの【閻魔】。
【忍道】【開祖】【忍道】型等、一撃で相手を仕留められる型なら【笹貫】や【必中】と合わせて使える……とは思うが、
正直使い切りの効果の割に必要功績点が高すぎる。【奥義:完全成功/くらまし】の方がまだ強いと思う。
使うとすれば【機械兵団】+【音無】だろうか。
【切り札】
一度だけ奥義の指定特技を変更できる凶悪な背景。
後出しで相手が苦手な指定特技に変更できるので、【奥義:クリティカルヒット】と併用すると非常に凶悪。
【奥義改造:くらまし】や【沈黙】と併用すると更に凶悪。
【涓滴】は天敵。発動前に倒せるようにはしておこう。
【後援者】
後出しで、一個だけ通常忍具を買える背景。
保険にはなるし、使命不達成を防げたなら、結果的に収支は+ではある。
しかし、効果に比して必要功績点がやや高い様に感じる。
忍具一つ増えた所で、必ず勝てるわけでもない点も評価を下げる。
普通に忍具を買うよりは消費が1点で済むのでお得。
【青春】
感情判定にしか使えない代わりに、感情修正の2倍の補正を貰える。
悪くはない効果なのだが、情報判定に使えない点が気になる。
感情特化型のシノビなら便利……と言いたいが、同じ功績点で【他流派の血】を介し【撫子】を取った方が確実だろう。1ゾロを考えないのであれば忍法枠を消費しないため、【紅葉】持ちが判定安定化目的で取るのはなしではないと思う。
どちらかというと、仲の良いエキストラを設定するフレーバー目的で修得する人の方が多いと思う。
【隠されし異形】
【影弥勒の教え】の逆バージョン。あちらとは異なり、-から+にもできるので汎用性が増している。
ヘイトを買いやすい自覚があるなら、ワンチャンある……かもしれない。【鬼道】へのメタになるため隠忍の血統と戦うなら対策としてあり。
ただ、効果に比して必要功績点が高い様に思う。
【予知夢】
ペルソナやエニグマを「一度だけ確認できる」が、獲得も再確認もできない。
必要功績点も高いし、情報戦に強く出たいなら同じ必要功績点の【他流派の血】で【内偵】を取るか、
より必要功績点が低い【社交性】や【身分】を取った方が強いと思う。
【双子】
最凶背景。必要功績点はかなり高めだが、それでも採用率はトップクラス。
メイン用の不要な忍法を戦闘用忍法に交換できる他、指定特技が自由な忍法は「修得時に特技を選ぶ」為、
後出しで敵キャラが苦手な指定特技を選べる点も◎。
【備】や【法盤】と組み合わせることで、回数制限を無視して忍法枠を増やすこともできる。特に【惟神:漂流神】から【魔装】を取り出し、追加修得した攻撃忍法と【接近戦攻撃】を消せば無から忍法枠が生えてくる。インチキっぽい挙動というか実際インチキなので、できるかどうかはGMに事前に確認しておこう。
【残忍】
「最後の一撃」とその回避に補正をかけられるが、あまりにも状況が限定的すぎる。
キャラを大事にする卓であれば、そもそも使用する機会すら無いかもしれない。
おまけに致命的なのは、必要功績点が非常に重いことだ。
自分が使う場合に限れば、後述の【昇華】の方が補正値も高いし、必要功績点もずっと低い。
正直、こんな弱い背景持ってるキャラを筆者は一度も見たことが無いです……。
【不想の呪い】
自身に特定の感情を持った相手に集団戦を与えられる背景……なのだが、
こんなに功績点が重いにも関わらず、効果は弱点背景である【毒の吐息】と大差がない。
正直長所として取る意味がわからない……。
【渡来人の血】
【揺音】を追加修得しつつ、【奥義情報】の「感情共有」を防ぐ凶悪な背景。
忍法枠を節約しつつ、感情共有まで防げるのでかなりコスパが良い。
ただ相手の見切り判定に+修正が付いてしまう欠点もある。
なるべく【秘中の秘】と組み合わせて欠点を相殺したい所。【開祖】もあるとなお強い。
いっそ【双子】や【特別教室】、【特別講義】で上書きするための追加忍法枠と割り切る手もある。
【破幻の瞳】
奥義の種類を1種類に限定する代わりに、通常成功でよくなった【真眼】。
相手の奥義を「セッション終了時まで」封印できるのが弱い訳がない。
使用率が高い【奥義:絶対防御】を指定しておけば雑に強いだろう。
【悪食】型で苦手な【奥義:クリティカルヒット】をケアする、といった使い道もある。
欠点は必要功績点がかなり高い所と、相手の構築次第では無駄になるリスクがあることだろう。
【宗家】
秘伝忍法の階級制限を緩和できる、非常に強力な忍法。
間違えやすいが、「特例修得する忍法の数に制限は無い」。
なのでこれを修得する場合は、なるべく多く階級を無視して特例修得していこう。
汎用忍法に効果が適応されないのが残念。それでも十分強い。
【予言の子】
ドラマシーン限定で使い切りの【奥義:完全成功】。
使い切りで戦闘にも使えない癖に、必要功績点があまりにも高すぎる。
そもそもドラマシーンの判定を自動成功にしたいだけなら、
【他流派の血】で【内偵】や【撫子】を取った方が回数制限が無く強い。
忍法枠は食ってしまうが、【末裔】で【滅苦】を取ればそれらを併用することもできてしまう。
この場合必要功績点は1/5まで減り、初期制作でも修得できる。
クライマックスになったら【双子】で全部変えてしまえば無駄がない。
ここまでやっても、【予言の子】1つ取るより必要功績点が少ないのが終わってる……。
【長命】
少々テキストが分り難いが、現代編キャラの流派を古流流派に変更できるユニークな背景。
根来衆とかにすれば雑に強いと思う。ついでに特技が一個増えるおまけ付き。
流派変更は「できる」なので、特技目的で修得する事も可能だろう。
因みにバグ的な挙動だろうが、テキスト的には屍衣になったキャラを【黄泉還り】を修得させずに復活させられる。
元が戦国編のキャラだった場合、屍衣忍法の特例修得権と追加特技の純然たるトレードオフになる。
なお必要功績点は双方全く同じなので、功績点の節約にはならない。
【魔法の才能】
2つしかない、必要功績点が選択式な背景の1つであり、2番目に必要功績点が高い背景。
実質的に、奥義の数を増やせるので、結構強い。
魔法は「対象しか奥義破りできない」ルールであるため、不死身/完全成功/絶対防御は絶対に破られることがない。
触媒を要求するため回数には限りがある物の、【神咒】があれば触媒を無限精製できてしまう。
スペ型の保険に良い……かもしれない。
【師匠】
2つしかない、必要功績点が選択式な背景の1つであり、最も必要功績点が高い背景でもある。
師匠はメイン1サイクルでしか使えず、クライマックス戦闘にも持ち込めないので、一見すると無意味に思えるかもしれないが、
師匠に【教導】を使わせることで「秘伝忍法を含め」他流派忍法を修得できる他、
【特別講義】と併用することで実質的に忍法枠を2枠増やすことができる。
流派が特命臨時教職員派遣委員会でなくとも、【奥義:追加忍法/巡らし】で強引に使える事も忘れてはならない。
他にも【心憶】、【鍛錬】、【鍛炎】等で更に強化も出来る。
【贈物】を師匠側に持たせて、【電撃作戦】で奪えば、ハズレを引くリスクを無視できたりもする。
師匠を斜歯のキャラにしておけば、【機忍】で上記全てを併用できるので非常に凶悪。
他にも、様々な型へのメタ忍法を師匠に覚えさせておき、状況に応じで【教導】で受け取ることも可能。
無限の可能性を秘める、必要功績点相応に強力な背景だろう。
退魔編背景
【妖魔の爪痕】
妖魔限定で感情を殺意に変更できる。【鬼道】とは非常に相性が良い。
そうでなくとも退魔編のボスは大抵妖魔なので、ボスに毎ターン-1修正をかけられると同義である。
必要功績点が非常に軽い点もあり、退魔編であれば悪くない選択肢だろう。
下手な必要功績点が高い背景より強いかもしれない……。
欠点は、質より数のボス相手には分が悪い点。
【妖魔の爪痕】
妖魔限定で感情を殺意に変更できる。【鬼道】とは非常に相性が良い。
そうでなくとも退魔編のボスは大抵妖魔なので、ボスに毎ターン-1修正をかけられると同義である。
必要功績点が非常に軽い点もあり、退魔編であれば悪くない選択肢だろう。
下手な必要功績点が高い背景より強いかもしれない……。
欠点は、質より数のボス相手には分が悪い点。
【神秘的】
情報判定に-補正をかけられる背景。
必要功績点が低めで取り易く、あって困りはしないが、地味。
【抹消】や【異文化】等と併用すればそこそこいやらしいだろう。
まぁ、-修正をかけるより【友吊】や【無面目】で直接失敗にした方が速いのだが……。
しかし、どうしてこの効果で退魔編背景なのだろう……?
【黒の書庫】
妖魔への情報判定にバフが付く。
一応必要功績点が低めで取り易く、あって困りはしないが、地味。
正直【他流派の血】や【末裔】/【滅苦】で【内偵】でも取った方が強い。或いは汎用忍法の【斑猫】を取るか。
【故買屋】
妖魔の死体をプライズ化でき、功績点と交換できるようになる。
テキストを読む分には「交換回数に制限が無い」様に見えるので、シナリオによっては驚異的な功績点を稼げる可能性がある。
仮にそれができない裁定であっても、プライズ獲得による1点はもらえるので、2点は保障されている。
【上忍喰らい】や【〇一式対忍錫杖】と組み合わせて荒稼ぎするのもいい、かもしれない。
【魔人】
妖魔化できるやべー背景。普通に使うとランダム性が強く安定しない。
【鬼人】と併用すれば好きな異形(妖魔忍法含む)を選べるようになる。
しかし、その代償はロストの可能性も含む制御判定というのが問題。功績点を消費すれば回避はできるが、今度は得る物が無くなる。
ロストを恐れない使い切り前提のキャラであればそこは気にならず、【奥義改造:魔王の相】と併用できるメリットもある。
隠忍であれば必要功績点0なので、棄てキャラを作り、死者の功績点を稼ぐのも一興か……?
妖魔化ロストが死亡扱いかどうかはGMによるので確認は必要。
なお異形で妖魔忍法を修得しても、「妖魔化している時のみ使用可能」かつ、「シーンの終了時に妖魔化は解ける」点に注意。
常時無条件で使用可能になるわけではない。妖魔忍法を1つ使いたいだけなら、【末裔】で【真蛇】取った方が速い。
【汚れ喰らい】
妖魔武器に「汚れ」を1つ押し付けられるようになる。
一応、【末裔】/【夜駕籠】があれば無限に妖魔武器は増やすことができる(が、シーン終了時に全部消える)。
妖魔武器が消えるとその汚れは全部通常の生命力に移動するので、最悪なにもできなくなるリスクもある点に注意。
生命力減少時には使えないとはいえ、生命力スロットはあるので兵糧丸か【不死身】で回復し、【魔装】や【遊意】の維持に使える可能性がある。
そもそもこの生命力スロットを回復できるかすらGM次第なので確認は必要。
何かできそうな感じはあるものの、筆者には活用法が見出せませんでした……。
【武器屋】
セッション終了時に、妖魔の死体と交換で妖魔武器を買える背景。
妖魔武器は一応維持功績点を払えば次セッションにも持ち込むことができる。
ただ物によっては結構重いので、場合によっては収支がーになってしうリスクがある。
維持功績点が重い妖魔武器を使いたいなら、後述の【武器庫】を併用しよう。
妖魔武器に対応した種類の死体を得る必要がある点も評価が下がる。
流派によっては必要功績点が倍になるものの、後述の【妖魔商人】なら死体もいらずセッション中に得られて強い。
でも、そもそも【末裔】で【夜駕籠】取った方が功績点減らないし沢山取れるし強い気がする……。
一応プライズを入手できるようになるので、功績点を稼げるメリットはある……が、その用途なら【故買屋】の方が軽いし強い。
【妖魔商人】
流派によっては必要功績点が倍になるものの、前準備も要らず即効性がある点で【武器屋】の上位互換と言って良いだろう。
それでもなお、【末裔】で【夜駕籠】取った方が良く見える。
この背景の差別化点は忍法枠を消費せず、妖魔武器準備のための手番消費をせず、判定のリスクを冒さずに妖魔武器を手に入れられる点にあるだろう。シーンを跨いでも使用が可能な点も良い。
というか【末裔】自体が強いので【末裔】が浮くことも大きいメリットとなる。
特に翼手などの高功績点の妖魔武器は達成値のマイナス補正が大きいので、こちらを使う利点は十分にある。
あとは【呪怨】を使う型で、「赫灰」が欲しい場合。強化してなお、【呪怨】がそんなに強くないが。
忍法コストを減らしたいだけなら、【他流派の血】で【鬼才】を取った方が、0まで下げれるし間合も伸ばせて強い。
【武器庫】
妖魔武器の維持功績点を1つ分だけ踏み倒せる……のだが、維持功績点が重い妖魔武器は結構消耗品が多かったりするのが気になる。
消耗品でなく効果も強いのは、「翼手」くらいだろうか?【闇景色】や【霾天】と併用すればかなりエグい効果ではある。
ただ、重ね重ね言うが【末裔】で【夜駕籠】(ry
【妖かしの血】
隠忍の特定下位流派が修得できる忍法を、「いくつでも」修得できるぶっ壊れ背景。
互換の【剣豪】や【渡り】と異なり、「上位と下位両方の忍法を選べる」点が本当に強い。というかそもそも隠忍の忍法が強い。
一応必要功績点は1増えているが、得意分野を合せれば必要功績点0になるおまけ付き。前述の2つが可哀想になる。
【驍将】
戦闘に勝つと「忠誠」を植え付けられる背景。
戦闘に勝った時、疑似的に感情を結んだのと同じようにもできるが、メイン戦闘型で感情がそこまで欲しいのか?と言われると疑問が残る。
一応、協力型で【助太刀】や【忠節】を持っている仲間がいるなら使える(なおどちらも殆ど見かけない模様)。
正直そんなに強くないと思う。相手ではなく自分側が感情を持てるなら、一方的に感情共有を受けられてもう少しマシだったのだが……。
【角持ち】
【忍器の妙手】の妖術バージョン。対応忍法の都合、ややこちらの方が強いか?
なお得意分野による軽減が無くなっている。【妖かしの血】と併用しプロ6に居座るなら悪くはない選択肢……か?
正直回避判定や命中判定に使えない都合上、コスト自体を増減した方が強いと思う。
【伝説】
中忍環境において最も凶悪な背景かつ、全ての背景の中で最も修得が難しいであろう背景。
古流忍法も秘伝忍法も階級制限も全て無視し、「いくつでも」特例修得できる脅威のスペックを誇る。
おまけにこの背景を修得するのは「死亡したキャラ」側であり、
新規キャラの背景枠は一切圧迫せず、「現代編のキャラ相手でも効果を発揮する」。
最大で忍法枠4+【奥義:追加忍法】2枠分で、【末裔】/【他流派の血】6つ分として扱うこともできる。
欠点は中忍相手にしか効果を与えられない事と、そもそも条件を満たすのが困難な事。
正に名に恥じない性能であろう。
忍秘伝
【強き想い】
感情判定でスペシャルした時、自分の感情を選べる背景。
【鬼道】や【親友】を使いたい場合役には立つ……ようにも見えるが、スペシャル前提なのはあまりにも不安定である。
【役忍】【奥義:完全成功/輝き】まですれば安定するが、そこまでするなら【慈拳】や戦果でいい。
総じて扱い難い背景だろう。
【強き想い】
感情判定でスペシャルした時、自分の感情を選べる背景。
【鬼道】や【親友】を使いたい場合役には立つ……ようにも見えるが、スペシャル前提なのはあまりにも不安定である。
【役忍】【奥義:完全成功/輝き】まですれば安定するが、そこまでするなら【慈拳】や戦果でいい。
総じて扱い難い背景だろう。
【先読み】
戦闘中に忍具を受け渡せるようになる背景。
単体だとぱっとしないが、【昼顔】【薬師閨】と併用すれば、(判定に成功し続ける限り)毎ラウンド味方を回復し続けられる。
同じ事は【合方】でも可能だが、あちらは同じ血盟に入っている相手にしか使用できないため、汎用性で大きく勝る。
【慈拳】【救命針】【薬師閨】でも近いことはできるが、忍法枠と攻撃権を節約できる点で勝る。
他方、後者は一度兵糧丸を使い切った後でも再生成ができるため、安定性では劣る。
【昇華】
相手の「最後の一撃」に対する回避に補正がかからない代わりに、補正値が増えた【残忍】。
おまけに必要功績点が半分以下になっている。それでも効果が後ろ向きすぎて弱い……。
一応初期制作でも修得可能な点数になったため、一発ネタのキャラで使うことはできる。
【影】
メイン戦闘の敗北を1度だけ取り消せるが、使うとこの背景は消えてしまう。
必要功績点も意外と高いので、コスパはあまり良くない。
1回のメイン戦闘で敗北するとクライマックスも負けに直結する構成(【怪厨子】など)ではお呼びにかかることもあるかもしれない。
【得意領域】
指定した忍法を使用すると、回避判定に-修正を付けられる背景。
後述する【純血】よりコスパは悪いが、併用できるのでかさましにはなる。
間違いやすいが、「ー修正は指定した忍法以外にも適応される」ことに注意。
弱点は地形型がいると無力化されてしまう点だろう。
正忍記
【美味】
妖魔限定で【生命力】消費がついた【撫子】。
条件が重くなった代わりに、相手の感情を自分が選べ、対象の【生命力】を回復できる。
……が、メリットがデメリットに釣り合っておらず、とても扱い難い。
普通に【他流派の血】で【撫子】を取った方が、消耗も無く汎用性が高いだろう。
【美味】
妖魔限定で【生命力】消費がついた【撫子】。
条件が重くなった代わりに、相手の感情を自分が選べ、対象の【生命力】を回復できる。
……が、メリットがデメリットに釣り合っておらず、とても扱い難い。
普通に【他流派の血】で【撫子】を取った方が、消耗も無く汎用性が高いだろう。
【詩才】
平安忍法1つを『修得』できる様になる面白い背景。
『特例修得ではない』ので、【生粋】等とも併用できる。
「居所」を抜きつつ感情を結べる【逢瀬】、自分が居ない場所だけF値を上げられる【方違】、
味方と【生命力】の消費を肩代わりし合える【可咲】等、平安忍法にはユニークな効果を持つものが多い。
ついでに「歌を詠む」が出来る点も、「愛情」が欲しい場合には便利だったりする。
必要功績点が軽い点も有難く、ロールプレイやフレーバー目的としても有用……かも?結構良い背景だと思います。
【呪術兵器】
特定の流派にだけ回避デバフをつけられる。
残念ながら上位流派を指定しても下位流派には適応されないため、あまり効率が良くない。
背景で-修正をつけたいだけなら、【純血】【家宝:加速】【得意領域】等々、流派を問わず優良な物が沢山ある。
正直条件が限定的すぎて使い難い。
【苦労忍】
メイン中失敗した数だけクライマックスで貰える、事実上の神通丸。
余程ダイス目に自信がないシノビなら上手く使えるかもしれないが、
そんな後ろ向きな事をするくらいなら【内偵】や【撫子】で自動成功にした方が(ry
【ニンジャファイター】
GP忍法を『メイン戦闘でのみ』使える様になる背景。
互換の【詩才】と比べて、クライマックス戦闘で使えない点が痛すぎる。
ニンジャファイトルールが通常のルールと違い過ぎる為、致し方無い……のだろうか?
一応、【魔界転生】と併用すれば、【先輩面】の効果をセッション中適応できる。
そこまでしても、【威光】が強化されるだけなのだが……。
正直フレーバーやロールプレイ目的の背景かなと思う。
フォール勝ちを決められれば、琴線は集めやすい……かも?
斜歯流派ブック
【秘匿計画】
自分だけ「功績点の獲得」の項目を追加できるユニークな背景。
癖が無く扱いやすいし、割とリアル言いくるめでどうにかなるので功績点は得やすいと思う。
必要功績点が低く、初期制作でも修得しやすい点も評価が高い。
正直【上忍喰らい】の上位互換な気がする。勿論併用する手もあるのだが。
斜歯以外で修得できない点が悔やまれる。
【秘匿計画】
自分だけ「功績点の獲得」の項目を追加できるユニークな背景。
癖が無く扱いやすいし、割とリアル言いくるめでどうにかなるので功績点は得やすいと思う。
必要功績点が低く、初期制作でも修得しやすい点も評価が高い。
正直【上忍喰らい】の上位互換な気がする。勿論併用する手もあるのだが。
斜歯以外で修得できない点が悔やまれる。
【独自コード】
条件が増えた代わりに、背景になった【経立】。
対象となるのは【裏コード】【忍法研究】【禍供犠】【支配】辺り。
普通にヤバイ性能のものが多く、取る意味は十分に意味ある。
しかし、斜歯のサポート限定というのは範囲が狭く、間合にも制限があるので使い辛い。
そもそも斜歯には【機忍】があり、他流派忍法を使いやすい点も評価を下げる。
他のサポートも防げる点も含め、【他流派の血】で【経立】取った方が強い。
【専門職】
【宿星】の亜種。必要功績点が下がった分、コスパは上がっている。
【宿星】と同じく【判定妨害/驚き】を貫通するメリットがある。故障しても問題なく使えるのはありがたい。RPを絡めるのがちょっと難しめという欠点はある。
これでやっと適正値くらいではないだろうか。
【立会人】
演出修正を強化できるユニークな背景。
面白い効果ではあるが、人任せな点と自身も【生命力】を失うリスクがある点が気になる。
乱入不可の状況でも使えるとはいえ正直、自分も一緒に戦うためにこの背景枠を【情報屋】に回すなどした方が強いと思う。
お助けNPCでサポートをしたいが戦闘自体の頭数を増やしたくない、といったケースで使う場面はあるのではないだろうか?
【販路】
忍具を「お金」に変更できるユニークな背景。
「何度でも」使用できる点は強いが、そもそもそんなに忍具を集める術は多くない。
お金自体がそこまで強い訳でもなく、【神咒】や【数奇】なら交換しない方が強いと思う。
恩恵を受けられるのは、精々【魔素】【大権現】型ぐらいだろう。
忍具購入ありなら1点で購入可能な「地獄札」をお金に変換できるので【影響力】と似たような使い道はある。
【忍法狩り】
古流忍法持ちに対して回避バフを受けられる。効果を使えるタイミングは少なくないだろうが、少々地味。
採用率が高く、一番警戒すべき【対空千手砲】に対して力不足を感じるのが残念。
しかし、目標値が1違うだけで3回判定の確率は20%近く変わるので、特技配置を意識するならば候補にはなる。
【宝器】
奥義をプライズ化できるユニークな背景。
何らかの手段で【師匠】に修得させられたら物凄く強かったのだが、残念ながら【師匠】は背景を覚えられない。
PCが上忍であれば、【愛弟子】に【奥義:範囲攻撃/撃ち】を1つ渡し、主人と同時使用したりできて強いと思う。
【影法師】を特例修得させつつ、【奥義:クリティカルヒット】2連撃するのもいい。
【消音器】
一度だけ従者をドラマシーンから排除できるユニークな背景。
効果自体は面白いが、「一度切り」なのが評価を下げる。背景のため奇襲性が無い点も残念。
一応【隠蔽】と併用すれば奇襲も出来るが、そもそも従者型の敵が居なければ無駄になる汎用性の低さが問題。
最後のドラマシーンで情報の受け渡し等を妨害できれば気持ちいい、とは思う。
【助手】
1回だけ追加の回復判定が出来る背景。地味に汎用。効果も地味。
あって困りはしないが、そもそもメインフェイズで生命力を失わなかった場合は無駄になる。
逆にメイン戦闘が続いたり、【怪文】【流行禍】が暴れた場合は焼け石に水でしかない。
回復そのものを当てにするより、【監視】や【一服】といった回復判定をトリガーにする忍法と組み合わせるのが良いだろう。その場合でも判定回数が嵩むので、安定化は必須。
シナリオに輪廻の蛇が出てきそうならばその対策としても。
正直、儀式判定に毎回補正が付く方が本体まである。そちらメインならば、採用も検討できるか?
【四天脳候補】
斜歯ブック最狂の背景。他流派の仕掛けを「なんでも」1つ使える様になる。
間違いやすいが、強みだけでなく弱みも勿論使用できる。
シンプルに強い【立ち合い】や【狙い】、回復力が増す【慰め】や【渇き】、
デメリットが合って無い【最低速度】や【複合奥義】辺りが狙い目か。
類似する効果の【裏忍器】は、階級制限がある秘伝忍法の割に強みしか選べない。
対してこちらは斜歯である以外の制限が無く、忍法枠も圧迫しない。
こう格差があると、【裏忍器】が可哀想になってくる。一応併用も出来る点が唯一の救い。
【試作型】
【機忍】強化パーツ。装備忍法も特例修得できる様になる。
色々とできることが広がる面白い背景だと思う。
さり気無く【増脳】には忍法の種類に制限が無いため、デメリットを相殺できたりもする。また、【換装】も「【機忍】によって特例修得できる忍法」としか書かれていないため、この背景により装備忍法を指定できる。
フレーバー的にも雰囲気が出てとても良い。
【人工生命】
代用判定をする場合に補正をかけられる中々便利な背景。
ただし他一切の背景を併用できない強烈なデメリットがある。
「長所」だけでなく「弱点」とも両立できない点に注意。
階級が上がるほど修得可能な背景枠が増えるので、一番輝くのは中忍環境だろう。
鞍馬流派ブック
【初陣】
初心者救済用背景。【接近戦攻撃】が強化される。
効果自体は妖魔忍法の【強威】と同等で順当に強い。
正直こういう初心者向けのデータは大判に記載してほしかった(スタートブックには記載がある)。
サプリを買う様な玄人では使う機会が無いのが残念。GM向けということだろうか?
コミュニティのためにも、運営のためにも、新人さんは大切にしよう。
【初陣】
初心者救済用背景。【接近戦攻撃】が強化される。
効果自体は妖魔忍法の【強威】と同等で順当に強い。
正直こういう初心者向けのデータは大判に記載してほしかった(スタートブックには記載がある)。
サプリを買う様な玄人では使う機会が無いのが残念。GM向けということだろうか?
コミュニティのためにも、運営のためにも、新人さんは大切にしよう。
【不敵】
戦闘の任意脱落のタイミングを、自分だけ遅らせられるユニークな背景。
脱落するふりをして、後出しで「やっぱやーめた」が出来るのは嫌らしいかもしれない。
けどそんなことばっかりしてると信用されなくなるので程々に。
【門下】
集団戦の回避判定に-修正を乗せられる便利な背景。
集団戦であること以外に余計な条件が無く、必要功績点も軽いので扱いやすい。
【有閑】で追加修得する対象としても優秀。
【純血】【家宝:加速】【得意領域】等と併用して更に-補正をつけるのもいいだろう。
上忍ならば、背景だけで回避不能なレベルまで-修正を付ける事も可能になる。
さらに中忍頭になると【崩落】も使用可能になるので凶悪さが増す。
かなりコスパが良い方の背景だと思う。
【刀鍛冶】
最狂の変調である「故障」を2回回復できるのは便利なのだが、肝心のクライマックス戦闘で使えない。
この効果なら、他の変調にも対応し回数制限もない【免疫】の方が強い気がする。【保守】もあるとなおよい。
【隠し鞘】
対象が攻撃忍法1つに限定された【学園の七不思議】。
正直影響範囲があまりに小さく、余程相手の意表を付けるような忍法でないと旨味が少ない。秘密に記載されるのでクライマックス前には大体判明しているのも痛い。
強いて言うなら【鳳凰】等とは相性が良いかもしれない。
【妖魔の器】
【魔人】互換背景。あちらより必要功績点が下がったが、【生命力】が3以下に減った時という厳しい条件が付いた。その上、強制なので残り1まで削られてそのまま脱落、というのも有り得る話。
あちらもそこまで必要功績点が高い訳でもないし、【魔人】で充分だと思う。
【数奇者】
「自分が獲得可能な忍具」と同じ効果のプライズを入手できる背景。
セッション終了時まで維持ずれば功績点が増えるが、失った場合この背景も失う欠点がある。
通常忍具に使うだけでも消費功績点は「忍具の追加」と同等であり、余った場合還元されると考えれば損にはならない。
「自分が獲得可能な忍具」という記述が、功績点で購入できる特殊忍具を含めるかは裁定次第か。
含まれるのなら、「霊装」や「呪紋」は消費しない効果のため、功績点を増やしやすく相性が良い。
【戦勲】
【伝説】に近い修得条件があるユニークな背景。あちらと異なり死亡している必要は無いため、ハードルはかなり下がってはいる。
肝心の効果はというと、実質【魔素】3つ分。条件のわりにはあまり旨味は無い様に思う。
コストを増やしたいだけなら、【家宝:集中】で恒久的にコストを増やせるのであちらでいい。
正直フレーバーというか、名誉背景の様なものなのかもしれない。
【愛刀】
プライズ「大業物」を獲得できる背景。あって困る物でもないが、変調1つ与える為に【生命力】の消費は割に合っていないと思う。
プライズを失うと背景も消える欠点も見過ごせない。どちらかというとフレーバー背景ではなかろうか。
【処刑忍】
2度無条件で戦闘乱入できるようになる便利な背景。
ついでにスペ値も少し下がる。制限を満たす流派ならば、普通に使える背景だと思う。
特にバヨネットはメイン戦闘において最強格の【煉獄】を持っている。この背景を使うなら持っておいて損はないだろう。
【攻撃訓練】
【痛打】や【陽炎】等の判定を攻撃忍法の命中判定と統合し、コストまで減らせる非常に便利な背景。
ファンブルのリスクを減らしつつコスト管理も楽になるので、この手のサポート忍法を使う場合は是非修得したい。
ただし【凶手】や【正眼】など、判定直後の命中判定のスペシャル値や修正値などに作用する忍法の場合、併用しても効果が無いため注意。
【防御訓練】
回避判定に補正をかけつつ、成功すればそのダメージを「何度でも」軽減できる凶悪な背景。
【剥疵】や【金剛】と組み合わせれば、最大3点ものダメージを無効化できる。
また「あらゆるダメージを軽減する」ため、【悪食】【肉風船】型の弱点である妖術戦もカバーできる。
そうでなくとも【吸精】や【血奪】で回復する型なら、耐久性をあげつつ面倒な集団戦もケアできて一石二鳥。
集団戦を弾き、【絶対防御】をすることで【風饗】を使わせないといった芸当も可能。これが基礎4点なのは中々いかれていると思う。
耐久型のシノビなら是非とも修得しておきたい。
【呼吸法】
対象が指定した漢字を含む忍法になり、1戦闘1回になった【鬼才】。
回数制限があるため、クライマックス戦闘であまり役に立たない点が気になる。
癖は強いが、メイン戦闘型ならばそれなりに有用だとは思う。
忍法枠を消費せず、間合を伸ばす手段は貴重と言えば貴重か。
回数制限が無ければかなり強かったのだが……。
一度使えば十分な【影斬】と合わせると強いかもしれない。
【鎮守者】
【宿星】の亜種。地域によって効力を発揮するという珍しい効果を持つ。
判断をGMに委ねない点は楽だが、シナリオ次第でどうにもならない事もある。
その割に必要功績点も高くなっており、これならまだ【宿星】の方が扱いやすいと思う。
どちらかというとフレーバー背景。
【奉公者】
「主君」を定められる面白い背景。
効果は【家宝】にやや似ており、複数の効果から1つを選ぶ形になっている。
中でも、妖魔武器をデメリット無しに受け取れる「魔王」が頭一つ抜けている印象。
選択肢にはクリヒと攻撃忍法に【奥義改造:貫き】を付与する【骨刃】、
相手の攻撃奥義を軽減できる【怪兜】、コストが永続で増える【神面瘡】など有用性が高いものが揃っている。
無条件で功績点が増える「典雅」辺りも悪くはない。
ロールプレイにも活かしやすい、優良背景だと思う。鞍馬以外で取る場合は信念の制限があるので要注意。
【二刀流】
攻撃忍法の目標を増やせるユニークな背景。
効果自体は強力なのだが、【生命力】の消費や命中判定に-修正がつくデメリットがあり、手放しに使えるものでもない。
どちらもスペ型ならば踏み倒せるので、スペ型なら優先して修得する価値はあるだろう。
【敗北の記憶】
戦闘に負けるとスペ値が永続で下がるユニークな背景。
メイン戦闘に負けるだけなら、相手に戦意さえあれば回避判定を放棄すればいいので簡単ではある。
ただメイン戦闘を行うには「居所」と1手番を必要とするため、実質2サイクルを要する。
そこまでしてやるべき価値があるのかはよく考えたい。
そもそもこの効果を嫌って相手が戦意喪失する場合もあり、協力型でもなければ使い勝手はよく無いと思う。
どうしても使いたいなら、【情報屋】や【夜見】で居所を抜き、【電撃作戦】を活用するなどして手番を節約したい。
【剣才】
裏柳生と義経流の忍法を「いくつでも」特例修得できる優秀な背景。
鞍馬のシノビと相性の良い【月影】や、奥義破りをしやすくなる【虎巻】などを特例修得できるため、非常に強力。
勘違いされやすいが、この背景は鞍馬系列では無く、鞍馬神流上位に所属するシノビしか修得できない点に注意。
【渇望】
戦闘の勝者か、特定の感情を持つ相手にスペ値が下がるユニークな背景。
感情を結べば1/2の確率でスペ値を下げられるが、不確実なのが気になる。
そもそもこの背景を持っていると、感情を結ばれ難くなる点も評価を下げる。
割に必要功績点も高く、あまり使い勝手はよくないだろう。
ハグレ流派ブック
【独創性】
功績点を消費せず追加の奥義開発が可能になる便利な背景。
しっかり功績点を貯めたいPLにとっては、とても有難い効果だろう。
奥義改造は必ずしも付けただけ強くなるわけではないため、相性をよく考える必要がある。
不死身を乱発できるようになる【奥義:不死身/慰め/くらまし/回復低下/回復変種】辺りは鉄板。
そもそも中忍しか使う気が無い人には、価値を感じられないかもしれない。
【独創性】
功績点を消費せず追加の奥義開発が可能になる便利な背景。
しっかり功績点を貯めたいPLにとっては、とても有難い効果だろう。
奥義改造は必ずしも付けただけ強くなるわけではないため、相性をよく考える必要がある。
不死身を乱発できるようになる【奥義:不死身/慰め/くらまし/回復低下/回復変種】辺りは鉄板。
そもそも中忍しか使う気が無い人には、価値を感じられないかもしれない。
【約束】
過去のセッションで達成できなかった【使命】を、別セッションに持ち越せるユニークな背景。
ただこの背景自体に必要功績点があるため、ハグレ以外ではあんまり功績点がおいしくないかも。
ロールプレイには活かしやすいだろう。
【日陰者】
【奥義:完全成功/輝き】ピンポイントメタ背景。
スペ型が強いのは事実だが、【奥義:完全成功】に依存するタイプ相手なら、そもそも奥義破りに成功すればいい。
あまりにも条件が局所的すぎて、使える機会が少ないと思う。
【生粋】
特例修得していない場合、F値を永続的に下げられる優秀な背景。
条件は厳しいが、得られる恩恵も大きい。【不動】と異なりメインフェイズ中にも恩恵を受けられる。
階級制限が厳しいが、【不動】【疾風】と併用すれば、絶対に逆凪しないシノビになれる。ボス用にいいかもしれない。
【外国育ち】
出身国でのみ使える、事実上の「お金」。
【鎮守者】に続いて登場した、地域を参照するユニークな背景。
シナリオ概要で舞台が外国だったなら、使ってみるのも面白い……かもしれない。
世界忍者連合でないなら、少々コスパが悪い。
【仲介屋】
「仲介屋」から依頼を受け、選んだキャラを戦闘で敗者にすれば、功績点が貰えるユニークな背景。
ただし、エキストラを利用する為【根】で寝取られる可能性がある点には注意。
まずそんな忍法取ってる人をシーンに出すなという話だが。
【調達屋】
【販路】の亜種。功績点か「お金」2個で「何度でも」特殊忍具を買えるようになる。
選べる3種の中では、「忍細工」が頭一つ抜けているか。
功績点が有り余っているなら、選択肢として悪くはないかもしれない。
比良坂流派ブック
【秘匿部署】
1度だけファンブル表を無効化できる背景。
出目に自信がない人なら……でも1度だけのため、何度もファンブルする程運の無い人には意味が無い……。普通に忍具購入で神通丸を買った方が良い。
【秘匿部署】
1度だけファンブル表を無効化できる背景。
出目に自信がない人なら……でも1度だけのため、何度もファンブルする程運の無い人には意味が無い……。普通に忍具購入で神通丸を買った方が良い。
【予言】
ドラマシーンの発生タイミングをGMから教えてもらえるユニークな背景。
タイミングが分かっても内容は分からないため、フレーバー要素の方が強い気がする。
預言者RPがしたいならどうぞ。御釘衆が修得できないのが意外。
【呪術界】
真言立川流と土御門家の忍法を「いくつでも」特例修得できる優秀な背景。
流派を絞るなら【時の旅人】より低い功績点で高い効果が得られる。
【髑髏本尊】や【羅盤】辺りは結構強いので、3つ目以降の【末裔】として使える。
【出向】
公安隠密局/外事N課間でのみ使える【他流派の血】。
N課ならシンプルに強い【内偵】が取れて便利。
公安なら【傍受】か【抹消】【死線】辺りが狙い目か。
必要功績点が低めであり、扱いやすい背景。
【加持祈祷】
特殊な追加奥義、【惟神】を使用できるようになる背景。
惟神は能力差がかなり大きいが、奥義の選択肢が3倍になるのは普通に強い。
特に【惟神:漂流神】は下流派を含む隠忍の流派忍法を「なんでも2つ特例修得」できる。
【奥義:追加忍法】と異なり修得するので、使用の度に奥義破りされるリスクがない点が非常に優秀。
また装備忍法も使用できる点もあちらにはない利点。
裁定次第だが、恐らく戦闘中なら2回以上使う事も可能であり、【双子】と併用すれ純粋に忍法枠を増やせてしまう。これぶっ壊れでは?
他にもエラッタされてもなお強い従者型ご用達の【惟神:黄泉神】、戦場型でくらましをつければ戦場変更を防げる【惟神:太陽神】、
問答無用で「変調」を与えつつ「水中」にできる【海神】が特に強いと思う。
【純血】
相手が特例修得している数だけ回避判定に-修正を付ける凶悪背景。
中忍環境なら-1程度だろうが、上忍環境ならこれ一つで安定して-2~3のデバフをつけられる。
環境次第ではあるものの、無視できない優位性を得られてしまう。割とぶっ壊れ背景ではなかろうか?上忍までいかずとも、【双子】が使用できる高功績環境でも非常に強い。
【生粋】型に効果が無いのが数少ない欠点。しかし、強いシノビは大抵特例修得しているものである。
【入院】
回避判定に自動成功できるようになり、自分の「居所」を失わせられるユニークな背景。
「一度まで」がどこまでにかかるのかは裁定が分れるかもしれない。
まぁ仮に何度でも回復判定に自動成功できるとしても、回復判定をする機会自体があまりないのだが……。
大抵は後者の効果がメインになるだろう。
都合が悪くなった時に入院して逃げるお偉いさんRPができて楽しい。
【日本国現報理非怪異記】
妖魔の忍法構成を調べられるユニークな背景。
回数制限が無いので、この手のGMから教えてもらえる系背景の中では一番強いと思う。
セッション中であっても【師匠】【教導】や、【特別講義】、【開眼】等で後出し対策は可能である。
この手の背景や忍法を仕込んであるなら、面白い選択肢ではあるかもしれない。
「妖魔化したPC」の忍法を教えてもらえるかは裁定次第か?
一見無意味に思えるかもしれないが、これが許されるなら【学園の七不思議】や【隠蔽】を貫通できる可能性がある。
因みに、何故か「退魔編背景」ではない。通常の現代編では無用の長物なのだが……。
【氏神】
【奥義:惟神】限定の【鵺】の様な背景。
【惟神:黄泉神】や【惟神:山神】の様に回数制限がある惟神を使う場合、保険になる、かもしれない。
ただ【鵺】同様、奥義情報が変更される訳ではないので、普通に奥義破りされる点には注意。
奥義破りされ易い欠点があるため扱い難いが、【神奈備】や【沈黙】があれば欠点を補える。
構築次第では使い道はあると思う。惟神自体癖が強いこともあり、考えなしに使うだけだと弱い。
【協力者】
【暁】の背景版。実質的に手番が1つ増えるのでシンプルに強い。
PCや物に対して判定が行えなくなっている点には注意。
この背景を修得している場合は、PCや物に対する情報判定を優先するといい、かもしれない。
必要功績点はやや重いが、それだけの価値はある優秀な背景だろう。
【特別執行権】
【執行】で10以上の達成値を出したときダメージを上乗せできる背景。
リスペック時に還元できず消えてしまうデメリットがあるが、背景で打点を増やせるのは珍しい。
幸い消費功績点は「忍具の追加」や「仕掛けの追加」より軽い。
求められるのはあくまで「出目」ではなく「達成値」のため、各種の補正を乗せられる。
【完全成功】を使う手もある。修得が難しいが、【閻魔】とも相性が良い。
【執行】自体の性能も良好なので、功績点の消費に抵抗が無ければ結構強いと思う。
【ライバル】
同じ流派の相手に対して回避-修正をつけられる背景。
シナリオを選ぶが、秘匿選択の段階で同じ流派でまとめられていれば、発動タイミングには困らないだろう。
逆に特定の流派シナリオでなければ、使えるかどうかは安定しない。
必要功績点自体は低めなので、流派シナリオの場合は一考に値する、かもしれない。
フレーバーにもよさげな背景ではある。
【半忍前】
シノビと一般人の中間的存在、「半忍」が作れるようになる背景。
ペルソナには【帰還者】【亡者】【魔法の才能】の様にかなり凶悪な効果を持つものもあり、上手く扱えば強力なキャラを作ることもできるだろう。その他には【未来人】もおススメ。自動成功を3回もつかうことができるため、これ1つで奥義相当のパワーを得られる。
ただし、自身に忍法を特例修得させる系列の【元忍者】【半妖】は選ぶことができない。
【忍活】
計画判定としてランダム特技に成功すれば、基本忍具を1つ得られるようになる背景。
ただし失敗するとダメージを受けるリスクがある。
不確実な点と自傷するリスクはあるものの、サイクル数さえあれば無制限に忍具を増やせるため、
サイクル数が多いシナリオであれば活用しやすいだろう。ただ、サイクル数が多いシナリオというのはその分HOも多い。態々忍具1つのために手番を使うのは割に合うのか?という疑問は残る。
【他流派の血】や【奥義:追加忍法/巡らし】等が必要になるが、【悪食】があれば失敗しても回復ができるのでリスクを減らせる。
手早く使命を達成したり秘密をコンプしてしまい、やることが無くなった時は有難い効果ではある。
【風紀委員会】
1ラウンド目だけコストを増やせる便利な背景。【大権現】等、戦闘中1度しか使わない忍法を使うなら有力な選択肢になるだろう。
戦闘の度に使える為、メイン戦闘が起きても毎回使用できる点も有難い。構築次第では普通に強いと思う。
必要功績点も低めで扱いやすい。
【生活委員会】
余った忍具を持ち越せるようになるユニークな背景。
「特殊忍具を含まない」というテキストは存在しないため、忍具でさえあればなんでも持ち越せる点は優秀。
そもそも消費しない「霊装」や「呪紋」であれば、維持功績点の無い妖魔武器感覚で使いまわせるので特に相性が良い。
功績点無しで「霊装」を使いまわせるのは普通に強いと思う。
【保険委員会】
各キャラに1度ずつ使える【救命針】の様な背景。
ドラマシーン中なら普通に譲渡すればいいため、基本的に戦闘中に使うことになる。
忍法枠を圧迫せず、戦闘中でも手番を消費しない点は優秀。
使用回数に制限はあるが、そもそも【神咒】や【慈拳】【薬師閨】等の手段を用いなければ、普通は2個しか持てない。
無限兵糧丸コンボを用いて本気でヒーラーをやりたい場合だと回数制限が足を引っ張るので、協力型シナリオで保険程度の感覚で使うべきだろう。
【図書委員会】
計画判定で、奥義破りへの+修正を得られるようになるユニークな背景。
おまけで見切り判定に+修正がつく状態効果があり、手番が足りずとも最低限の働きはしてくれる。
ただ手番を消費して+1修正しかないのはささやかであり、そもそも奥義情報を先に獲得していないと発動できないなど欠点も多い。
奥義情報を集めやすくなる、【目付】【風魔】とは比較的相性が良いだろう。
なお「この効果は累積しない」との文言が無いため、手番さえあれば無制限に補正を増やせる可能性がある。
一般的なシナリオでは扱いにくいと思うが、サイクル数が多いシナリオであれば活躍の目もあるかもしれない。
【恋愛委員会】
手番を消費し、同じシーンにいるキャラの特定の感情を「愛情」に変更できるようになる背景。
手番を消費するにも関わらず、相手がシーンにいる必要があり、しかも特定の感情しか「愛情」に変更できず、非常に扱い辛い。
そもそも仮にどんな感情でも変更できたとしても、そんなに「愛情」が欲しいなら【感情操作】で事足りる。
「居所」さえあれば、戦闘を起こし戦果で確実に「愛情」を獲得させることもできる。
恋愛相談のロールプレイをするための背景だと思う。それなら猶更、感情の種類の制限が無ければ良かったのに……。
余談だが、テキスト的には自身を対象に行う事も可能と思われる。
【報道委員会】
使いきりの【内偵】。情報判定はシノビガミの基本であり、この手の使いきり背景の中では扱いやすい方だとは思う。
必要功績点も低く、コスパは良好だろう。
ただ功績点と忍法枠に余裕があるなら、本家の【内偵】を【他流派の血】で獲得した方が強い。
【美化委員会】
一度だけ戦場を平地に変更できる背景。
【征野】や「地幕」のメタになる一方、使用率の高い【誘導】に無力な点が気になる。
戦場型対策としては不確実であり、あまり使い勝手はよくないと思う。
ただし、戦場変更手段を先述した「地幕」や【征野】に頼り切っている相手には非常に強く出られるので仮想的次第ではなしではない。
【文化委員会】
「〇〇表」限定の神通丸。類似する【宿星】系背景と異なり「1サイクル1度」使うことができ、コスパ自体はかなり良好。
おまけにクライマックス戦闘でも使用できる。例えば【魔人】で妖魔化を繰り返し行う場合、異形表/忍法表両方に使用でき、安定性が増すだろう。
感情表、変調表、プライズ表等々シノビガミは「〇〇表」だらけであり、使う機会は思いの外多いと思う。これ結構強いのでは?
【体育委員会】
従者「草」を得られる背景。背景で直接従者を得られる構成は唯一無二。
ただ草の戦闘力はたかが知れているので、【業火】の火力上げなど、倒される前提で利用すると良いだろう。御斎にはハグレモノの装備忍法を特例修得可能な【転校生】も存在する。
忍法枠を節約しつつ火力を2点あげられるなら悪くない選択肢だとは思う。
【特技指導】
【教導】強化背景。【しもべの訓練】の様に従者の特技を変更できる様になる。
1体にしか使用できなかったあちらの弱点を克服しており、複数の従者を用いる構築であれば有用な背景だろう。
裁定次第だが累積しないのは「忍法を特例修得する」【教導】本来の効果であって、【特技指導】により追加された効果は別枠だと思われる。
手番こそ消費してしまうが、1忍につき2手番あれば、忍法とその指定特技両方を教導できるだろう。
欠点は必要手番が増えてしまう点で、一般的なシナリオ構成では精々従者2忍を仕上げるのが限界という点か。
仮にサイクル数が多いシナリオの場合、【根】と組み合わせて色々悪用ができる。
【姉妹】
御斎または多羅尾限定の1/3【双子】。
【双子】同様、【接近戦攻撃】を自由枠に変えたり、使い終わった【道具箱】の枠を再利用できたりと便利。
汎用忍法を選べないのは残念だが、それでも十分強い。勿論【双子】と併用することもできる。
必要功績点が少ない点も◎。
【警戒心】
「特殊な戦闘乱入」の判定を省略できる便利な背景。メイン戦闘が多いシナリオなら優秀な効果だと思う。
そもそも「特殊な戦闘乱入」はオプションルールであり、不採用な場合もある。
ただ「居所」を入手する必要があるため、【情報屋】や【夜見】と併用して手番を節約したい。
欠点はそもそもメイン戦闘が起きなければ無駄になる点。
同じ相手には恩恵がない【電撃作戦】とは、互いに欠点を補いあえるため、併用するのも手だろう。
【取り換え子】
「妖術」分野の奥義に対して強くなれる背景。
見切り判定と奥義破り判定双方に修正が付く点は優秀。
ただ相手の指定特技が妖術分野である保証はなく、無駄になる可能性もある。
継続的に恩恵を受けられるため、刺されば悪くない効果だとは思う。
【特別交流生】
御斎の秘伝忍法を1つだけ特例修得できる優秀な背景。
回避の度コスト消費を強いる【巨門】、集団戦最強説がある【武曲】、
忍法構成を秘匿できる【学園の七不思議】、「遁甲符」を多数獲得できる【解説】、攻撃を連打できる【忍法乱舞】等辺りが狙い目か。
【外部聴講生】
「授業判定」が可能になる背景。不確実ではあるが、忍法や特技を変更できる。
忍法枠が増えるわけではないものの、【接近戦攻撃】を構築にあった忍法に変えられればそれだけで強い。
ただどの授業を受けられるかはダイス次第であり、指定特技を持っている保証もなく、運任せな要素が強い。
博打好きならやってみるのも一興……かもしれない。
【祭事委員会】
御斎限定の【宗家】。【忍法乱舞】や【親友】を扱いやすくなる。
対象はかなり限定されたものの、その分必要功績点も下がっており悪くない背景だと思う。
あちら同様、「いくつでも特例修得できる」点を忘れない事。
【財界の一族】
【忍活】の亜種。こちらは「お金」のみが得られる。
あちらとは異なり、失敗時のデメリットが無くなっている。
あって困る効果ではないが、【忍活】で得られる忍具の方が強い気がする。
御斎以外でも修得できる点は便利だが、必要功績点はあちらより高い。
【政界の一族】
一度だけ「謀術」のサポート忍法に-修得を付けられる背景。
条件が2重に限定されており、使える機会自体がかなり限られる。
の割に必要功績点が高く、使いきりな点も評価を下げる。弱い。
こんなものを使うくらいなら、【破術】でも修得した方がマシだと思う。
唯一の強みは、「お金」の様に後出しで修正を付けられる点。
これだけ条件が厳しいなら、複数回使えても良かったと思う……。
隠忍流派ブック
【狭間】
制御判定限定の「神通丸」。
基本的に制御判定にはあらゆる忍具や忍法の効果が適応されないため、貴重な制御判定に干渉できる効果ではある。
制御判定にはロストのリスクがあるためその意味は大きいのだが、そもそもロストを恐れるようなPLは妖魔化なんてしない気がする……。
【狭間】
制御判定限定の「神通丸」。
基本的に制御判定にはあらゆる忍具や忍法の効果が適応されないため、貴重な制御判定に干渉できる効果ではある。
制御判定にはロストのリスクがあるためその意味は大きいのだが、そもそもロストを恐れるようなPLは妖魔化なんてしない気がする……。
【魔の巣】
戦闘を仕掛けられたとき戦場を選べるユニークな背景。
戦場型のビルドなら、相手に戦闘を仕掛けること自体を躊躇させられるだろう。
メイン戦闘が多いシナリオであれば、それなりに便利な背景だとは思う。
欠点はクライマックス戦闘には影響がない点。
【外国妖怪】
背景になった【魔具螺】。あちら同様、【対空千手砲】の指定特技を変えたり等色々できる。
指定特技を参照する効果については【魔具螺】の項目を参照。
忍法枠を圧迫しない点も◎。必要功績点も少なく、シンプルに強い背景だと思う。
隠忍限定なのが残念。
【餌場】
実質ドラマシーン限定の「兵糧丸」。
やってることは【助手】に近いが、判定不要な点であちらより優秀。
必要功績点も低めでコスパも悪くないが、そもそもメインでダメージや変調を受けなければ意味が無い。
【開眼】や【血餅】等と併用し、能動的に活用すると良いだろう。
【多尾】
追加生命力の数だけコストが増える凶悪背景。
【悪食】【肉風船】の弱点の1つである、コスト消費の重さや、判定の多さによるファンブルしやすさを相殺でき滅茶苦茶強い。
あとは低プロットに陣取り、【獣化】を乗せた【内縛陣】や【外縛陣】を連打してるだけ勝ててしまう。
【頑健】だけでコストが2増える他、凶尾にはこれまた凶悪な【経立】がある。【魔装】ともデメリットを共有でき相性が良い。
いっそ【滅苦】で【肉鎧】等追加生命力が大きい装備忍法を集めてみるのも面白いかもしれない。
この背景の存在から、【電磁剣】を一番使いこなせるのは実は凶尾なのではないだろうか?
【幾瞳】
Sスペ限定の【一見】。
初見の奥義に対し奥義破りを試みれる点自体は優秀なのだが、自力で6ゾロを出さなければならず条件があまりに厳しい。
奥義破り判定に【大権現】は使えず、Sスペ限定のためスペ値を下げる意味も無い。
ただし「鬼力」は使用でき、こちらは一度の判定に複数使うことができる。
初手からの奥義破りを狙う場合は、「鬼力」を貯められるビルドにすると良いだろう。
それでも6ゾロを狙うのはちょっと厳しい様な気はするが……。
別の使い方として、この背景によって奥義破り判定に失敗すると【涓滴】の発動を早めることができる。
【影の双子】
生命力が半分以下になった時「鬼力」を獲得できる背景。使いきりであり、あまり強くないと思う。
これを取得するぐらいなら、【他流派の血】か【末裔】/【滅苦】経由で【縁魔】でも修得した方が強いと思う。
【色部】
「鬼力」を使用した攻撃の回避判定に-修正がつく背景。
この背景を修得できるということは【縁魔】を修得しているはずなので、使う機会には困らないと思う。
実質、毎ターン自分の逆凪を避けつつ、相手の回避に-修正を付けられるので、堅実に強い。
【化外の民】
【政界の一族】の亜種?ドラマシーン限定のかわりに分野の制限が無くなり、3回まで使用できるようになった。
あちらよりは遥かに強化されているとは思うが、それでも効果が限定的で弱いと思う。
因みに使える回数が増えているのに、あちらより必要功績点も低い。
弱くなっている点は、後出しではなくなった点くらいだろう。
【忌名】
自身の秘密を持たない相手からの攻撃への回避判定に+修正がつく背景。
隠忍は秘密を取られない様にするのが得意な流派ではないため、あまり使い勝手はよくないと思う。
一応【酔夢】はあるが、あれ自体がそもそも使いづらい……。
【邪神】
ーの感情を獲得すると「鬼力」ももらえる様になる背景。
効果自体は悪くないが、この背景が見えているとそもそも同じシーンに出てもらえなくなるかもしれない。
とはいえ隠忍には【呼び声】があるため、強引に感情を結ぶことができる。
【鬼道】とは条件やデメリットを共有できるため相性が良い。