【くらっしゅあんばーん】
| ジャンル | レーシング | ![]() |
| 対応機種 | 3DO interactive multiplayer | |
| 発売元 | バイス | |
| 開発元 | クリスタル・ダイナミックス | |
| 発売日 | 1994年3月26日 | |
| 定価 | 9,680円 | |
| プレイ人数 | 1人 | |
| 判定 | なし | |
| ポイント |
北米版3DO REAL本体同梱ソフト 次世代機の幕開けとなった高精細3Dレース 核戦争後の世界で銃火器持ち込みデスマッチ テクニックや逆転の要素が薄い 終盤の難易度が極悪 |
北米の3DO REALにおいて、本体同梱タイトルとして付いてきたレースゲーム。
北米のゲーム市場ではゲームハードにタイトルを同梱するパックインゲームという商法が定番だが、3DOに付いてきたのはこのゲームであった。見方を変えると、最も出荷された3DOソフトでもある。
後に日本でも通常販売された。(*1)
加えて今作は、90年代に英語圏で様々なゲームを展開したクリスタル・ダイナミックスの処女作でもある。
この会社は元々3DO社から分離した歴史があり、ハードの技術面にも大きな貢献を果たしたうえで、3DO向けのゲームソフトも多数送り出している(後述)。
| + | レーサー詳細 |
3Dを身軽に表現できる3DOの強みをしかとアピールした一作。
家庭用ゲーム機でポリゴンレースをそれなりの速度で実現し、当時のユーザーに新時代を見せつけることとなった。
その一方、3DOの看板を背負って出た期待に比べると、作りの甘い部分も多く見受けられる。
ゲーム性の駆け引きは薄く、バランス調整も大味で、特にゲーム終盤はクリアが大変。
3DO初期はロクなソフトがないことを報じるメディアもあった(*6)ほどで、今作も十分な役割を果たせたとは言えず、当時の雑誌レビューを中心に「惜しいゲーム」と言った見方もされている。
今作の評価は媒体やコミュニティによってまちまちだが、3DOの歴史に触れたい人や高難度レースゲームの洗礼を浴びたい人には特におすすめできる1作かもしれない。
*1 日本では独占禁止法があるためか、ローンチ直後のハード全てに本体同梱ソフトを付ける商法は行われていない。独占禁止法を守ろうとすると、ハード本体を別途単独でも買えるようにするか、該当ソフトを景品扱いにして二度と正規の方法で流通させないようにするしかなくなる。実際に90年代初頭には『ドラゴンクエストⅣ』が抱き合わせ販売で問題になったこともある。
*2 後のチョー。
*3 日本ではAC版『リッジレーサー』の半年後に出たせいか、3D表現の話題で触れられることは比較的少ない。代わりに試遊台で存在感を示した『トータルエクリプス』というSTGが性能アピールの役目を果たした。
*4 なお同サイトには未申請だが、YouTubeにはこれより速くクリアしている投稿者がいる。
*5 周回時のみ表示される。
*6 「LogIn」94/2/4号など。
*7 より正確には、ハードの案内を兼ねたチュートリアルソフト『Sampler CD』も同梱されていた。
*8 こちらもローンチに3本出た後で3ヶ月間ソフトが出ないという危機的状況だった。
*9 こちらはDVD再生機能がハードの普及に大きな役割を果たした。
*10 地理的な都合もあり、かつて北米ではゲームの発売日を定める文化がなく、発売日のソースは散逸気味で不明瞭なものとなっている。ちなみに初めて大々的にゲームの発売日を公表したのは1992年の11月21日の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』とされる。
*11 なお説明書自体が白地に文字だけの無骨な内容なのだが、これについては原語版からしてそういう構成であり、バイスは忠実に再現しただけである。