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トータルエクリプス

【とーたるえくりぷす】

ジャンル シューティング
対応機種 3DO interactive multiplayer
発売元 バイス
開発元 クリスタル・ダイナミックス
発売日 1994年3月26日
定価 9,680円
プレイ人数 1人
判定 なし
ポイント 試遊台を通じて3DOの処理能力を知らしめた一作
高精細な3DSTGがCS機で本格プレイ可能に
曲芸飛行による稼ぎがアツい
難易度設計が前時代的でクリアが困難


概要

ローンチ直後の3DOにおける主力タイトルの一つ。
クラッシュアンバーン』に続き、クリスタル・ダイナミックスが3DOの売り上げを牽引すべく送り出したソフトである(日本では両作同時発売)。

日本においては店頭デモによる試遊を通じて存在感を示し、3DOの処理能力をアピールする役目を果たした。

あらすじ

地球から遥か遠方の宇宙ステーションを、突如異星人が襲撃した。
ドラク・サイ帝国*1率いるゾーダック卿は、異星侵略の標的として地球を選んだのだ。

ドラク・サイの最強兵器「サン・ダガー」は、恒星をも消し飛ばす力を持っている。
もしこれが太陽に放たれたなら、地球人がたどる運命は説明するに及ばない。

プレイヤーの目的は宇宙戦闘機「ファイアー・ウィング」を操り、ドラク・サイの主要拠点を一つずつ潰し、計画を阻止することである。


特徴

  • ジャンルは3Dポリゴンによるフライトシューティング。既に海外のPCゲームでは主力となっていた題材だが、今作はそれを家庭用ゲーム機で実現に移した作品となる。
    • これ以前にも『X』『スターフォックス』が任天堂から発売されていたが、前者はワイヤーフレーム、後者はテクスチャなしのポリゴンと、ハード性能の制約を大きく受けた状態での発売であった。今作は次世代機の性能をフル活用し、テクスチャも背景グラフィックも高精細に描画し、操作感もスムーズなものとなっている。
    • タイトルの『トータルエクリプス』は皆既日食のこと。名前こそロマンチックな天体現象だが、実際のストーリーと来れば「敵が皆既日食(物理)を起こそうとしているのでそれを止めよう」というもの。なんとまぁ大胆なことか。
      • ドラク・サイが何のために恒星を消し飛ばすのかはゲーム内で明言されていないが、作中の描写から推測する限りでは「文明がある惑星を機能不全にし、無力化したところを強制的に支配する」というのが目的と見られる。*2
  • 構成
    • 4つのレベルで構成された5つのステージが舞台。レールシューティングの要領で冒険を進める。
      • ステージクリアのたびにムービーが入り、司令官から次の目標を破壊するよう告げられる。これに応じて物語が進んでいき、全ステージを踏破すれば晴れてエンディングとなる。
    • 各ステージの最深部にはボスが待ち受けており、これを倒さなければ先に進めない。
      • ボス戦に時間切れはないので、自力で倒すのが必須となる。
    • 冒険の舞台は大きくわけて2種類。地表を進むエリアと、トンネルを進むエリアが存在する。
      • トンネルは狭いエリアの進行がメインとなり、敵避けが戦いの主題となる。
  • 操作
    • キーコンフィグ可能だが、ここでは起動時のデフォルト設定で解説する。
    • Dパッド(方向キー)で移動。Bで弾を撃ち、A/Cで自機の前進速度を増減できる。
      • 移動は大きな加速度がつくようになっており、細かな操作は難しい。
    • いわゆるボムに相当する要素として、今作では「プラズマ爆弾」というアイテムが存在する。Xボタン(他機種でいうセレクトボタン)を押すことで、周辺にいる全ての雑魚敵を一掃可能。
      • 所持できるのは3つまで。ゲーム開始時は1つだけ持っていて、道中で拾うことが可能。
    • L/Rで自機を左右に旋回。カメラも追従して回転する。
      • 自機は360度回すことができ、1回転すると25000点が加算される(後述するが、説明書記載の点数は誤記)。この稼ぎは後述の残機に影響する。
      • トンネルでは回転ができない。
    • 今作では自機の上下移動をリバース操作とノーマル操作で切り替えられ、デフォルトはリバースとなっている。しかし回転中の操作で混乱しやすいため、リバース派の人であっても今作に限ってはノーマル操作にしておくことが推奨される。
  • 残機・コンティニュー
    • 今作は残機5でスタートし、0になるとゲームオーバー。コンティニューは2回まで。
    • 1,000,000点稼ぐごとに1UPし、5,000,000点稼ぐたびにコンティニュー回数が1増える。
      • 参考に、ゲームクリアまでに入る点数はおよそ10,000,000点前後。
    • この他、道中に落ちている1UPアイテムを取ってもエクステンドする。
    • 道中には全て通過すると大量得点になる「スタントリング」というアイテムも存在し、こちらもエクステンドを狙う際に有効となる。
      • 一部は自力で見つけるのが困難な場所に隠されており、プレイヤーによっては今作のやりこみ要素として立ち塞がる。
    • この他、トンネルでは障害物の扉に弾を当てるたび点が入るので、こちらも稼ぎに有効。
  • 体力
    • 今作は体力制を導入しているのだが、地表を飛んでいる間、体力はすこしずつ減少していく。
      • 回復アイテムはないものの、敵機を破壊すれば少しずつ回復する。
    • このため今作では避けに専念するプレイは許されず、しっかりと敵を討ち取る必要がある。
    • なおトンネルでは減少しない。
  • 攻撃
    • 作中には5種類の武器が登場する。性能差はまちまち。
    • 落ちているアイテムに触れることで、それぞれ所定の武器に切り替わる。手動での切り替えは不可。
    • 武器には3段階までのレベルがあり、同じものを連続で取ることでレベルが上がる。
      • 違う武器を取ってもレベルは下がらない。
      • ミスするとレベルが1段階下がる。
  • 武器
    • ステラー・ガードブラスター
      • 直線状に弾を発射する。雑魚の一掃に向かないが攻撃を一点集中するのに向いている。
    • スキャター・ガン
      • 放射状に弾を撒く。
    • フォトン・ストラファー
      • 上下に弾をばら撒く。レベル1だと弾数が少なくて弱いが、レベルアップで全方位を掃射できる。
    • イオン・ウイップガン
      • 横方向に弾を放射。自機の回転で下方向も攻撃できる。
    • ロータリー・ガン
      • ∞の字をなぞるようにして両端から弾を掃射。

評価点

  • 3DOは日本で大々的に宣伝された最初の第五世代ゲーム機であり、今作はその中で初の3Dシューティングとなったことでエポックメイキングな存在となった。
    • 特にグラフィックの進化は大きく、前年発売の『スターフォックス』に比べるとその差は桁違い。背景はしっかりとテクスチャが用意され、グラフィックも大変美麗であり、PCゲームのようなレールシューティングが家庭用ゲーム機で遊べるようになったのである。
      • 最先端の3DCGはゲーム本編だけでなく、幕間のムービーにも利用されている。こちらも当時としては美麗な内容に仕上がっており、当時は3DOでしか味わえない長所として成立していた。
  • 回転で得点を稼げるシステムの駆け引き
    • 操縦が不安定となるリスクは大きいものの、プレイヤーのチャレンジ精神をくすぐってくれるユニークな設計となっている。
      • 余裕のあるタイミングを見抜き、いかに回転を仕込めるかが肝となり、これを繰り返してうまくエクステンドに到達できると気持ちがいい。
    • また自機の速度を下げると敵避けしづらくなるかわりに、この回転をたくさんできるというメリットもあり、各システムが駆け引きとして噛み合っている。
  • 積極的に倒しに行くメリットが大きいゲーム性
    • 敵の撃破で即回復、倒さないと体力を削られるというシステムは、ゲーム展開に緩急を与えてくれているのが特徴。
      • ピンチになってもすぐ回復することが可能なので、危機を脱した際の快感を何度も気軽に得られる魅力がある。
      • ボロボロで今にも死にそうな状況の中、なんとか敵を見つけて倒せると爽快。
    • このシステムと上手く噛み合っているのが、ボムに相当するプラズマ爆弾である。
      • 今作では敵を倒すと回復できるため、ピンチの時の回復装置としての機能も果たしており、上手く使えると大きな快感を得られる。
      • 個数制限は3個と少なく、ステージの至る所で手に入るため、もったいないと感じることなく積極的に使えるのも特徴。
  • 豊富な分岐
    • レールシューティングではあるものの、ステージの横幅は大変広く、進行の自由度は高い。
    • ステージごとに数点ほどのルートが用意されているので、リプレイ性の高いゲームに仕上がっている。

問題点

  • セーブなしの長丁場
    • 今作はゲーム中に一切セーブができないうえ、クリアまで2〜3時間はぶっ通しで戦わないとならない。
      • ファミコン全盛期ならまだしも、1994年のゲームとしては不親切かつハードすぎる設計である。
      • しかも一瞬のミスが命取りになるSTGゆえ、そのあいだ集中力を切らしてはいけないのも大変である。
      • ネット上には1時間ちょっとでクリアしてるプレイ動画が複数あるが、いずれも攻略法を熟知したプレイングなので注意。実際はループの対応を始めとするステージの苦戦により、初見だともっと時間がかかる。
    • 幸い今作にはステージ選択のチートコマンドが用意されているので、どうしてもクリアできない人はこちらに頼ることを推奨する。
    • 流石にこれは問題だったか、後のPS移植では途中から再開可能となった。
  • その長期戦仕様と合わせて立ち塞がるのが難易度の高さ。上記の通りセーブ不能でありながら、ラスボス打倒までの道のりはあまりにも険しい。
    • まさにファミコン時代のゲームよろしく、高難易度の道のりをノーセーブで何度もリトライさせることにより、そのボリュームを補っている。
    • まず癖のある操作性が牙を向く。
      • 自機は極端に加速しやすくなっているが、これにより壁にぶつかりやすく、些細な操作ミスでも体力満タンから即死することが多い。
    • そして慣れないと気付きづらいのが自機の加速システム。航行速度を状況に応じて使い分けるのは必須となるが、初見では気づきづらい。
      • まず最速で移動しないと弾に当たりやすくなるのだが、速度感はゲーム内で掴みづらい。遊んでいると突然難易度が上がって攻略できなくなる場合があるが、これは移動速度が落ちているのが原因だったりする。
      • 今作は慣性の強い操作形態となっているが、実は速度を最低にしておけば大分マシになる。
    • この他、「円状の移動を繰り返すことで敵を避ける」「偏差射撃*3をしてくる敵に気をつける」などといった、レールシューティングのお約束はきちんと理解しなければ突破は大変。
    • 特に終盤は、ルート分岐を全て正しく突破しないとクリアさせてもらえないという、初見プレイヤーにとって理不尽すぎる壁が立ちはだかる。
      • なかなか辿り着けないゲーム終盤に初見殺しの覚えゲーをやらされるため、クリア目前でプレイヤーの心を折ってくる。
+ 詳細
  • 4-3では、ルートを間違えると死亡確定となる分岐を通過させられる。分岐の最後に1UPアイテムが置いてあるものの、長丁場ゆえに疲労を抱えやすく、うっかり取り損ねると悲惨。
  • 5-2は正解ルートを通るまで同じ道をループさせられる(『スーパーマリオブラザーズ』のクッパ城で見られたような仕様)。こちらも初見では正解がわからないうえ、ループ中の道には強力な敵がいるのでジリ貧になっていく。
  • 5-4はマップをよく見て行き止まりを回避しないといけない。これについては自力で初見でも対策できる代わりに、ルートを間違えるとその場で残り人数が減らされ、全く救済はされない。
  • ただしいずれにしても覚えゲーの範疇にはなっており、慣れてからの周回であればしっかり対策できるようにもなっている。
    • 終盤はルート分岐による初見殺しの心配がなくなるため、遊ぶにつれて苦戦はしづらくなっていく。
  • 難易度の高さを強めるもう一つの要因として、異常にボスが硬い。
    • 大半のボスは撃破までに数分かかる(形態変化なし)。攻撃が通っているのか不安になるレベルで硬く、プレッシャーに負けて撃沈すると悲惨。
      • 特に初見だと弾避けのルーチンも掴めないので、突破はほぼ困難に近い。
+ ただしラスボスは…
  • あまりに大変なためか、ラスボス戦以降はストレスを発散してほしいと言わんばかりの親切仕様となっている。
    • ラスボスは攻撃こそ激しいのだが、それまでのボスに比べて驚くほど体力が低く、一般的なSTGのボス相応の戦闘時間で沈んでしまう。
    • うまく最高レベルの装備を持ち込めれば、大して苦労せずクリアが可能。
  • またラスボス後もゲームは続くのだが、後は悪路を潜り抜けるだけしかなく、ここまで来たプレイヤーなら死ぬ要素がない。
  • スタッフもこの点は重く見たようで、後のPS版はどのボスも1分前後で倒せるようになり、敵の体力も可視化されてストレスが低減した。
    • 特に2面ボスは体力を削れるタイミングがほとんどなかったのだが、PS版はその制約が撤廃されている。
  • こうした高難易度仕様でありながら、難易度選択が実装されていない。
    • これまた昔の家庭用STGのような仕様である。
    • 救済策がないのはもちろんのこと、一度クリアしたあとのエンドコンテンツが無いということでもある。
      • ただしルートが多いのでリプレイ性は高く、隠しアイテムを見つけて遊ぶ楽しみ方は可能である。
  • 稼ぎが無限にできてしまうので、スコアアタックが成立しない。
    • 取得した1UPアイテムはリトライ時にも消滅しないので、出現地帯を延々と回っていれば無限にスコアが稼げてしまう。
    • これ以外に、トンネル内部で完全静止しながら壁を打ちっぱなしにできるエリアがあるため、そのエリアに到達したあと洗濯バサミでコントローラーを固定して長時間放置すれば無限にスコアが稼げる。
    • これらの裏技はエクステンド目的でも使えるので、ある意味救済策でもある。
      • 現在はインターネットで公式チートコマンドが確認できるため、手っ取り早く残機を稼ぎたい人はそちらの使用を推奨する。
  • ごくまれに、自機を一回転してもスコアが加算されなくなるバグがある。
  • ムービーに関する問題点
    • ゲーム開始後、最初のムービーを再生する際、いわゆるイヤーレイプに相当するひどい雑音が入る。
      • 厄介なことに、この部分はどう足掻いても飛ばせないうえ、遊ぶたびに必ず聞かされることになる。
    • 吹き替え音声で読み上げられる固有名詞が間違っている。「ダークサイ」「ゾダック卿」と読み上げられるが、正しくは「ドラク・サイ」「ゾーダック卿」である。
      • 説明書は正確に記してある。
      • 再度吹き替えを行うのは困難だったのか、これはPS移植でも修正されていない。
      • 今作ではそこまで問題ないのだが、このローカライズ元は同じことを後にADV要素の大きい『スターコントロールII』にて盛大にやらかすことに……
  • 説明書の得点表記がデタラメだらけ。開発途中のものを載せたのではないかと思えるくらい何も一致していない。ちなみに英語圏のPS版でも未修正。
    • 敵の撃破得点は個体によって様々な値が設定されているが、説明書では1000点固定であるかのように書かれている。
    • ボスを倒すと250000点入るのだが、説明書は25000点となっている。
    • 特徴欄でも記したように、回転では25000点得られるのに説明書には10000点と書かれている。
      • こちらは攻略にも直結する要素なので、とても迷惑な誤記である。
    • スタントリング通過時の得点が5つ分書かれているが、ステージによっては6つ存在する。

総評

日本の3DO市場において、大々的な役目を任った一作。
それまでの家庭用ゲーム機で実現できなかったゲーム画面は大きなインパクトを与えることに成功し、ハード前期に多くの支持を集めた(後述)。

しかしゲームとして見た場合、クリア難易度が相当に高いゲームである点は見過ごせない。
ファミコンソフトやPCゲームのようなストイック設計となっており、94年発売の家庭用ゲームソフトとしてはかなり不親切な部類である。
今作を最後まで遊び切ろうと思ったら、ゲームをじっくり遊ぶ時間を確保するのは前提条件で、リトライを何度もするだけの腕前と根気が必須となる。

だがそうした作品の例に漏れず、クリアした時の達成感は大きい。
腕に自信のある人は、発売当時のロマンに思いを馳せながらプレイしてみよう。


余談

  • 日本国内で3DOが展開された際、売場には今作の試遊版が配布され、次世代ハードの性能を大々的にアピールすることとなった。
    • 当時の体験は大きなインパクトを与えたようで、ネット上でも3DOユーザーによる体験談を色々と確認できる。
      • 中には「このゲームの試遊台がきっかけで3DOに惹かれ、全ソフトを集めた」というファンがネットメディアで報じられた例もある(参考)。
      • ネットオークションや中古ショップには、この試遊版が何度か出回っている。
    • 結果的に『ストII』発売前の3DOを支えた作品の一つであり、3DOマガジンのアンケートにおいては長期にわたってユーザー評価上位を記録していた。*4
      • 元々日本の3DO市場序盤において、大きく宣伝されたソフトの中でゲーム性強めの作品は他にあまり無かった事情もある。
    • やがて同じ3D STGである『ショックウェーブ』が発売されると、人気はそちらに移ることとなる。
      • その後はユーザー投票でも低い順位に落ち着いている。ソフトが少なかった初期を支える役目を終えたとでも言うべきだろうか。
      • ちなみに英語圏の場合、3DOにおける3D STGの話題は後期ソフトの『Wing Commander III』(日本ではPS版のみ発売)に奪われがちで、今作や『ショックウェーブ』はそこまで目立っていない。
  • 英語圏では今作ではなく、『クラッシュアンバーン』の方が3DOの描画性能をアピールした作品として挙がりやすい。
    • こちらは本体同梱で、『トータルエクリプス』より早く世に出ていた。
  • 『クラッシュアンバーン』に引き続き、後に『クラッシュ・バンディクー』を生み出すマーク・サーニー氏がエンジニアとして開発に参加している。
    • ただしクレジット内の扱いは大きくなく、サポート的な立ち位置の可能性も高い。
  • いわゆる精神的続編のような作品として、セガサターンで『Solar Eclipse』が発売されている。皆既日食から単なる日食にスケールダウンしているのでは……?
    • ストーリーの繋がりは無く、システムも大きく異なるのだが、売り上げを見込んで事実上の続編扱いとしたらしい。
    • 北米以外では『タイタンウォーズ』(英:Titan Wars)というタイトルでローカライズされた。
  • 翌年にはプレイステーションへ移植された。タイトルは『トータルエクリプス ターボ』と改題されている。
    • 北米ではなんとプレイステーション本体より前に発売された。
      • 結果的に、北米で歴史上初めて出荷されたPSソフトということになっている。
    • こちらはセーブ機能が追加され、3DO版よりは親切になっている。
    • 『ターボ』の名の通り、PSの3D描画性能を活かして処理速度がグンと向上している。
      • 操作性は良くなったが、それと引き換えに難易度が上昇した側面もある。これは3DOからPSに移植された3D作品でよく見られた傾向である。
    • 先述の通り、ボス戦は難易度が緩和されている。
    • 3DOでは大きな注目を集めた作品だったものの、発売時にはもう今作のようなゲームは物珍しいものではなくなっており、それほど話題にならず埋もれてしまった。
      • 何より日本でも北米でも、『エースコンバット』という強力なライバルが存在したのである。
      • 3DO発の人気ソフトはわずか1年後の移植でも時代遅れ扱いされてしまったものが多く*5、今作もまたその一つである。当時のゲーム業界がいかに日進月歩であったかを物語っている。
最終更新:2026年04月27日 01:14

*1 PS版は「ドラクサイ」表記。

*2 劇中、敵首領のゾーダック卿は他者の支配を野望に掲げており、他にも支配された異星人がいることを仄めかされているため、単なる無節操な破壊工作ではない模様。

*3 対象の移動先を先回りするような射撃。1人用のシューティングゲーム・アクションゲームにおいては強敵がこれを狙ってくることがあり、仕組みを知っているかどうかで対策難易度が変わってくる。

*4 アンケート記録ゆえ、売上の多いタイトルほど有利なランキングである点には注意。雑誌レビューでの今作は、それなりに厳しい意見も寄せられていた。

*5 筆頭はバイクレースゲームの『ロードラッシュ』で、3DOでは名作扱いだったにもかかわらず、他機種移植されるころには地域を問わず各種ゲーム雑誌で相対的に低く扱われていた。移植時はまだ新鮮だったものの、『Dの食卓』もこれに近い評価を受けた作品と言えるだろうか。