【めだろっとふぉー かぶと/くわがた】
ジャンル | ロールプレイング |
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対応機種 | ゲームボーイカラー(専用) | ||
発売元 | イマジニア | ||
開発元 | ナツメ | ||
発売日 | 2001年3月23日 | ||
定価 | 4,725円(税込) | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
『3』をベースにしたイッキ編最終章 圧倒的ボリューム 新規層へのフォローは乏しい |
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メダロットシリーズ |
メダロットナンバリング4作目。
『メダロット2』『3』『R』『カードロボトル』、アニメや漫画と幅広く活躍していた主人公「天領イッキ」最後の戦い。
メダロットとメダロッターの絆を主題にしたシナリオ、過去作のキャラクターやメダロットの登場など、シリーズの集大成となっている。
メダロットと共に過ごし、戦い続けてきた主人公イッキ。
一方で『自分は本当にメダロットのことを分かっているのだろうか』と悩んでいた。
そんな時、メダロット社から課せられる厳しい試験「メダ検」の数々を乗り越えたものだけに与えられる称号「メダマスター」の存在を知る。
彼の学校に新しい担任としてやってきたリュウコに、長年一緒にいたパートナー1体を残してメダロッチのデータをすべて取り上げられてしまったイッキは、これを機にメダマスターを目指すことを決意する。
一方「四天王」と名乗る小学生たちの部下によって花園学園が襲われ、イッキ達の友人であるカリンがさらわれてしまう。
イッキと仲間たちはカリンを助け出すために、東西南北の小学校に突如現れた「四天王」達と戦っていくことになる。
シリーズ集大成にふさわしいボリューム
『メダロット3』からの改良や追加要素
「パートナーシステム」の導入
「会話」「親密度」「メダルのキャラクター的個性」の導入
「サブゲーム」の登場
+ | 各競技解説 |
シナリオに関して
BGM・ボイス
その他
シナリオ・舞台面
システム面
ラスボス戦に関して
本作初登場の行動に関して
バージョン間の格差
その他
シリーズ作品としてのハードルの高さ
ストーリー面に関して
作業感の強いサブゲーム
パートナーシステムの弊害
改善されていない戦闘バランス
各種バグ・設定ミス
今までのメダロットシリーズのまとめと言えるほど、シナリオやボリュームに力を入れた作品。
前作をベースにした新パーツ・メダルの追加といった改良だけでなく、イベントや人物・メダロットの再登場などファンを喜ばせる要素も魅力的。
『2』から始まったイッキ3部作の最終章として相応しい出来になっている。
一方、『3』以上に「一見さんお断り」という作品になっていることも否定できず、『3』から抱え続ける通信対戦におけるバランスは改善されていない。
シナリオのテーマと連動したパートナーシステムも、サブゲームなど足かせになる場面も多く、さらに言えばシナリオ・パーツ数の増加によって煩雑になったともいえる。
対戦システムの肥大化、複雑化により新規層が初めて遊ぶには厳しいものとなってしまっているが、GBのRPGとしての出来は決して悪くなく、特に『シリーズ続けてイッキやメダロット達と共に歩んだメダロッター』に勧めたい一作である。
*1 従来作では、漫画の主人公「波島りんたろう」が『2』・『R』・『3』で登場することはあったものの、大会での対戦相手やエンディング後の登場などに限られていた。
*2 これに準じた機能は『1』のリメイク作品である『メダロット パーフェクトエディション』に実装されていたが、本編では初めて。
*3 リネーム機能は『R』や『3』の『パーツコレクション』で行うことが出来たが、こちらも本編でのメダルのリネームは本作が最初。
*4 「しんりんランド」などの地形変更系メダフォースや「こうがくか1」などの射撃特性付加系メダフォースが該当。
*5 いわゆる「ロボット三原則」である。
*6 『2』にてその場所で初めて快盗レトルトに助けてもらったことから。
*7 『1』のヒロインの変装を『2』以降のヒロインがする。
*8 スタッフロールのクレジットでは「うえだ きぬよ」。
*9 クリア後のサウンドテストでも片方のバージョンに収録されたボイスのみ聞ける。
*10 『3』でも『2』で存在したマップには行けないなど。
*11 パートナーに捨てられた野良メダロットのメダルのため、そういう意味での説得力はあるが
*12 ただし、その後『メダロットDS』でアサッシンやスタティックが再登場したのを皮切りに、その後の作品でも調整のうえでタイムアタックやカウントアタックなどが復活している。
*13 『3』は「地底都市(山地)→海底都市(水中)→空中都市(砂漠)→宇宙(宇宙)」、本作は「北の四天王(山地)→西の四天王(森林)→南の四天王(砂漠)→東の四天王(水中)」といった形。
*14 どちらを手に入れることが出来るかは序盤の選択肢で分岐、また入手期間は限られている。
*15 ただし、クリア後に解禁されるロボトル訓練場のシミュレーターで何度でも対戦することは可能。
*16 例としてはダメージ減少、未満防御、索敵、重力制御の威力アップ、カウントダウンの威力低下など
*17 このバグのみかつて存在したイマジニアのユーザーサポートページでも発表されていた。