本項目ではSFC用ソフト『魔女たちの眠り』と、移植版であるPS用ソフト『復活祭』及びWin用ソフト『完全版』の紹介をしています。
『完全版』に「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「追加要素の加筆」です。
【まじょたちのねむり】
ジャンル | サウンドノベル | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | パック・イン・ビデオ | |
開発元 | 港技研 | |
発売日 | 1995年11月24日 | |
定価 | 10,800円(税抜) | |
書換 |
ニンテンドウパワー 1997年12月1日/1,000円/F×6・B×4 |
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判定 | なし | |
ポイント | 今夜は寝かさんぞ!! | |
ビクターサウンドノベルシリーズ |
その峠を越えると、そこは……
暗い秘密に閉ざされた恐怖の村……
人気作家・赤川次郎氏の小説『魔女たちのたそがれ』『魔女たちの長い眠り』を原作としたサウンドノベル。
会社員・津田(名前は変更可)は、幼馴染の依子(同じく変更可)が分校教師をしていた山奥の村を訪れた。
しかしその夜、村の実力者の娘が行方不明になり、死体となって発見される。
村人達は、山奥にある「谷」の住人達の仕業と口を揃えるが…。
【まじょたちのねむり ふっかつさい】
ジャンル | サウンドノベル | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | ビクターインタラクティブソフトウェア | |
開発元 | チームクレイズ | |
発売日 | 1999年4月15日 | |
定価 | 3,800円(税抜) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象)(*1) | |
配信 | ゲームアーカイブス:2010年12月22日/600円 | |
判定 | なし | |
ポイント | 多恵、女に見える様になったねぇ |
蝙蝠の舞う夜、君は恐怖の町に迷い込む…。
同じ赤川次郎氏原作のサウンドノベル『赤川次郎 夜想曲』の発売に合わせて作られたリメイク版。
『夜想曲』に準じた仕様になっており、便利機能や新シナリオが追加された。
【まじょたちのねむり かんぜんばん】
1996年に発売されたWin版。
「完全版」と銘打っている割には発売時期の関係上SFC版に毛が生えた程度で、当然ながら後発のPS版の要素は一切無し(バックログすら無い)であった。
ただ、PS版が発売される前の製品としてはSFC版よりも高画質、好みは分かれるがPC音源環境に合わせてアレンジされたBGMなどタイトルに偽りがあったわけではない。
このWin版に悪評がつくようになった原因は、PS版発売後の2001年にこの内容のまま「完全版」を名乗って廉価版を発売したことで、知らずに買ってからSFC版の移植と気づくという騙し売りに近い詐欺じみたやり方にある(*2)。
そのため、廉価版で安くなったとはいえこちらを購入するくらいなら、元々定価の安かったPS版を購入する方が質的にも値段的にもお得であった。
解像度が640x480で固定されていて変更不可のため、昨今のディスプレイでフルスクリーンで画面一杯に表示したい場合、ゲーム側に合わせてデスクトップ解像度を下げるかディスプレイ側で引き延ばし機能のある機種を使わないと非常に小さく表示されてしまう。
色々と不便な所はあるが物語の出来は折り紙付きで、原作よりも救いのある結末やアレンジの大きさなどから原作読者なら特に楽しめるだろう。
逆にゲームを先にプレイした人は、原作を読んでショックを受けることが多いようだが…。
原作者の赤川氏は「この小説をゲーム化したい」と言われて驚き、さらに実際にプレイしてみて「スタッフは原作者以上に原作を愛してくれている」と語ったというエピソードがある。
本作を切っ掛けに、同じ開発元による赤川氏原作のサウンドノベル『夜想曲』と『月の光 沈める鐘の殺人』がリリースされていくこととなった。