【でびるめいくらいつー】
ジャンル | スタイリッシュハイアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 2003年1月30日 | |
定価 | 7,800円(税別) | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
爽快感激減のモッサリアクション 主人公の性格改変 薄い上地味なストーリー 後付設定のせいで違和感増加 悪魔と踊れない 一応新要素と改善点も多数 |
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デビルメイクライシリーズ |
悪魔と踊ろう。
「スタイリッシュアクション」という、アクションゲームの新境地を開拓した『デビルメイクライ』の続編。
ジャンル名は前作の「スタイリッシュハードアクション」から、「スタイリッシュハイアクション」となった。
動き自体がモッサリアクションだった事もあり「モッサリッシュローアクション」と揶揄され結果的に多くのファンから黒歴史判定を下されてしまった。
しかし1つのアクションゲームとして見ると決してクソゲーではない。あくまで他と比べると劣る、というだけである。調整不足やミスが目立ち、クリア自体は比較的楽、Sランク取得が理不尽染みた難易度からしてバランスが不安定なのは否定できないが。
初代とは異なる開発メンバーにしてしまった事が低評価を受ける原因であるとする見方もある。上記の店の名前の件からもそれが窺い知れる。
武器の強化やワンタッチ切り替えなど『3』以降に引き継がれる要素が数多く『1』からの改善点も多数ある。シリーズファンから不評判定ではあるが「なかったことにしたい」作品ではないという意見もあり、すなわちリメイクで化ける可能性を残した題材でもある。
BGMやビジュアルの面でいえば他のシリーズに勝るとも劣らない出来であり「もったいない」という意見すらある。
「途中経過で捨てられるべき物を世に出してしまった」という評価もある。つまり『1』から『3』に直行した後に没ネタとして『2』を出したら「面白そう」と評価されたのではないだろうか。
何度も言うがシリーズ中最も簡単(*25)なので、スピード感などの問題点を無視できるなら本作から始めてみるのも良いかもしれない。
*1 名前の由来も「猿」を意味する「ましら」から。
*2 後述するが、今作のダンテは全く別の操作感になっている。
*3 「Must Die」と呼ばれる難易度は、「死すべし!」の訳通りダンテら主人公が圧倒的不利な状態で始まる難易度であり、かなりアクションの腕がなければ厳しいことも影響している。ただし、前述の通り今作の「Must Die」モードはシリーズ中最も簡単である。
*4 説明文もイエローオーブの「時を巻き戻す」というものから、「死んだ者を蘇らせる」というものに変更。
*5 後述するがダンテの場合はバグによってこの性能差すら無い。
*6 前作でできた、スティンガーを利用した高い所からの幅跳び。
*7 ルシア編の水中のみ、銃がナイトメアγに変化する。
*8 ミッション中で叩き出したスタイリッシュランクの平均。
*9 DTゲージの最大値を上昇させるアイテム。
*10 『1』の時の腕輪による敵の完全停止は強すぎると判断したのかもしれない。『3』のクイックシルバースタイルもほとんど無敵に近いため、今作の仕様はバランスが取れていると評価できなくもない。
*11 公式コラムでも「この敵はこの敵の上位種」「この敵とこの敵は名前と見た目は違うけど同じ敵」といった感じで語られている。
*12 フレキ&下痢といった蔑称がつけられている。
*13 このボルヴェルクもかなりの強敵。何故かダンテの剣術に似た動きをするのだが、スティンガー、ハイタイム、ミリオンスイタブなどこちらより遥かに性能が高い技を放ってくるため初見では腹が立つ。
*14 本来ならコンボが継続しやすくなる、スピード感が増すなどと前向きにとらえることもできるのだが今作や『3』においては否とする意見が多い。
*15 ルシア編限定のボス。
*16 ちなみに、敵の戦闘ヘリが発射するミサイルはびっくりする程誘導性能が高い。「悪魔に取り憑かれたヘリは一味違う」ということか…?
*17 虫のような雑魚キャラ。こいつ等が戦闘ヘリや戦車に寄生しているらしいが、寄生する描写は無く機械以外に寄生した者は登場しない。
*18 『2』の時点ではまだそういったお約束は確立されていない。
*19 一応、串刺しにする攻撃を行うボスは存在する。
*20 ファントムベビーなる悪魔が前作に登場しており、設定ではこのファントムベビーが長い時間をかけ成長しボスとして登場するあの巨体になる。
*21 海に由来する悪魔。
*22 ダンテ編では舞台が変わるたびにバイクで移動するムービーが入る。
*23 つまらなくて面倒な戦いを強いられる。倒すことを最優先するのならば安全地帯とハメ技があるのが救いか。
*24 ちなみに最後のシークレットルームでは初期配置に他の敵と共に1体、倒すと増援として2体出現する。高速化ルーチンで1体だけでも厄介なラスボスを2体同時に相手をする、名の通り絶望を体感できる。
*25 詰まったとしてもダンテならば真魔人、ルシアならばディバインアンガーの連射バグを使えばどうにかなる。
*26 実際は最初から本作に参加していた訳では無く、開発が難航していたために後半から助っ人として呼ばれた立場だったと後のインタビューで語っている。
*27 事務所に美術館への地図が付いたナイフが飛んでくる。