【でびるめいくらい】
ジャンル | スタイリッシュハードアクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 2001年8月23日 | |
定価 | 6,800円 | |
廉価版 |
MEGA HITS! 2002年7月25日/4,179円 PlayStation 2 the Best 2006年8月24日/2,604円 |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象)(*1) | |
判定 | 良作 | |
デビルメイクライシリーズ |
悪魔が恐れる男がいた。
硬派な難易度と派手に敵を倒す爽快感で人気を呼んだ『デビルメイクライ』(DMC)シリーズの第1作。
ディレクターは『バイオハザード2』や後に『大神』等を手掛けた神谷英樹氏。
本作の時系列は『デビルメイクライ3』の後、『デビルメイクライ2』の前となる。
かつて、魔界の王が人間界に侵攻した際、1人の悪魔が正義に目覚め、人間達のために戦った。
魔剣士スパーダは、剣の力をもって魔帝を魔界に封じ込めた後、その最期まで人間界に残り世界の平和を見守った。
魔界封印から約2000年、伝説の魔剣士は人間の女性との間に双子をもうけていた。そして現代。
母親と双子の兄を悪魔に殺されたダンテは、仇を探し出すために悪魔退治専門の便利屋を営んでいた。
ある満月の夜、ダンテの構える便利屋「デビルメイクライ」に、突如、謎の美女トリッシュが訪れる。
話によると、2000年の時を経て魔帝ムンドゥスが復活し、再び人間界への侵攻を企てているらしい。ダンテは彼女に導かれるまま、悪魔が巣食う島「マレット島」へと足を運ぶ。
D...Dull / 鈍い、つまらない、退屈な C...Cool! / かっこいい、冷静な B...Bravo! / よくやった、うまいぞ! A...Absolute! / 絶対的な、完璧な S...Stylish! / かっこいい、流行の、粋な
「スタイリッシュ」という単語をゲーム業界ひいてはネット界隈に定着させた名作3Dアクション。
かつ現在のスタイリッシュアクションゲームのエポックメイキングなゲームと言っても過言ではない。
現在の目で見ればゲームバランスや技術面でまだ粗削りかつシビアなところが見られるが、発売から10年以上たった現在でもそのゲーム性は充分に第一線で通用するものである。
骨太なアクションと高い難易度を求めるプレイヤーにはおすすめである。
『let's rock baby!』
+ | 神谷氏へのインタビュー |
*1 廉価版(PlayStation 2 the Best)で付与されたレーティング。
*2 敵の攻撃力が高めに設定されていて、きちんと回避をせずに攻撃のみで戦おうとすると確実に体力負けする。いわゆる「ゴリ押し」がほとんど通用しない。
*3 マップ上に落ちているアイテムを回収した場合、通常の所持上限を超えて最大999個までストックすることができる。しかし、バイタルスターに限っては前述の通りマップ上で拾うことができないため、この方法を取ることができない。
*4 「アラストル」はDT発動可能、攻撃力がフォースエッジの1.5倍、雷属性付加、2段ジャンプなどのアクションを覚えられる、といったフォースエッジの上位互換武器となっている。
*5 とはいえ、技の威力(アラストルの2倍)やリーチは最高レベルになるため、使い道が全く無いわけではない。
*6 最高難易度ではラスボスの攻撃が苛烈になるため、これらのアクションを使わないと回避が非常に難しくなる。そして前述の通り被ダメが凄まじい。
*7 あくまでも予想だが、ミッションセレクト制だった場合、落ちているアイテムは復活しなかったと思われる。
*8 しかも投げつけられる度にダメージボイスが響き、それが画面が完全に暗転するまで続く。
*9 しかも、全エネミーにダンテ視点による解説が載っている。
*10 エンディング後のエピローグにムンドゥスが登場してはいる。
*11 この3体の魔獣は『5』の終盤で「ネロ・アンジェロ(すなわちダンテの双子の兄バージル)」の負の記憶が具現化したものと判明。最終的には3体同時にボスとしてダンテと本作以来の再戦することになる。
*12 この「プロトアンジェロ」はネロ・アンジェロを雛形に「素体を必要としない黒騎士」として製作された試作機であり、ネロ・アンジェロの兄弟機、後継機とも呼べる純粋な鎧の悪魔だとされている。