PS2版『アルゴスの戦士』とWii版『アルゴスの戦士 マッスルインパクト』を紹介する。判定はいずれも「判定なし」
【あるごすのせんし】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | テクモ | |
発売日 | 2002年12月5日 | |
定価 | 6,800円(税抜) | |
判定 | なし | |
ポイント |
薄いボリュームとご都合主義なストーリー アクションとしてはそれなりに遊べる クリア後のお楽しみ |
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アルゴスの戦士シリーズ アルゴスの戦士 / はちゃめちゃ大進撃 / アルゴスの十字剣 / (PS2版) マッスルインパクト |
テクモより送り出された名作アーケードゲーム『アルゴスの戦士』のPS2版。
デビルメイクライや鬼武者などに似たアクションゲームで、コンボアクションを主体にしているのも同様。
ゲームシステム・ストーリー共に大幅な改変が加えられており、「盾を使って戦う」という部分以外に原作との共通点はあまりない。
視点は昔のアクションアドベンチャーによく見られる基本固定カメラで、シーンによってフォローパンが加わる。
+ | 登場人物 |
+ | 例えば… |
アクションとしては悪くない部類であり、動かしていてストレスを感じる部分はほぼない。また、グラフィックの質はかなり良く、BGMも合わせてギリシャ神話の雰囲気がよく出ている。
一方で、アクションとは直接関係ない部分の出来は残念なものとなっている。アドベンチャーゲームとして楽しもうとすると、思いっきり期待を裏切られる。
「長時間にわたってやりこみたい」と言う人には向いていないが、「深いことは考えずに軽くプレイできるアクションがやりたい」人ならば楽しめるだろう。
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | Wii | |
発売・開発元 | テクモ | |
発売日 | 2008年12月11日 | |
定価 | 6,800円(税抜) | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
なぜかゼーンが別人化 多少は問題改善された しかし根本的な部分は変わらず 微妙なマッスルモード |
PS2版の移植でかつテクモ最後のWiiソフト。操作性がWiiに合わせて多少変化しているほか、オリジナルの「マッスルモード」が追加されている。
ゲームそのものはそう致命的な出来というわけではなく、ほぼPS2版そのままである。完成度が極端に低くはなく、遊ぼうと思えば無難に遊べなくはない。
しかし、6年前の時点で当時既に微妙な評価だった作品を、あたかも新作に見せかけるような移植で売りつけたことをどう捉えるか、によっては本作の評価はかなり低下せざるを得ないだろう。
*1 クレオパトラの名を冠した人物は何人もいるが、シーザーと関係があったらしいので、ほぼ間違いなく一番有名なクレオパトラ七世であろう。