【ききかいかい】
ジャンル | アクションシューティング | ![]() |
対応機種 | アーケード | |
販売・開発元 | タイトー | |
稼働開始日 | 1986年9月18日 | |
判定 | 良作 | |
奇々怪界シリーズリンク |
巫女・小夜ちゃんを操作し、妖怪軍団にさらわれた七福神を救い出す事が目的の任意スクロール型シューティングゲーム。
当時としては珍しかった「正統派の神社の巫女さん」が主人公のゲームとして話題を呼び、かわいらしいキャラクターや和風の情緒あふれる世界観とBGM、
そして見た目とは裏腹な上級者向けの硬派な難易度で多くのファンを掴み、80年代のタイトーを代表する人気作品となった。
基本操作
8方向レバー+2ボタン(お札、お祓い)で小夜ちゃんを操作し、神社の境内で妖怪を退治しつつ道中に落ちているボス部屋の鍵を手に入れ、
ステージ最後に待ち受けるボス妖怪を退治して各ステージ毎に1人ずつ囚われた七福神を救出していく。
全8面1周クリアの周回ループ制で、3周クリア毎に1周目に戻る。2、3周目は敵のアルゴリズムやボスの耐久力が強化され、難易度が上昇する。
攻撃方法
各種アイテム
アイテムの種類はショット性能を強化するお札とボム攻撃の水晶玉がメインで、画面内に置かれている灯篭をお祓いする、アイテムキャリアーのお玉を全滅(*1)させる、フィールド上の特定の個所にショットを打ち込むのいずれかで出現する。
一部のアイデムは入手確率が低めで、隠しアイテムとして入手することが多い。
固定隠しアイテムは水晶玉とエクステンドアイテムの二択。
本作のゲーム性
ゲームシステムとしてはやや古い。だが今の時代から見ると「狙い撃ち」が重要なことは却って新鮮な気持ちで遊べるかもしれない。
一方で世界観はあまり古臭さを感じさせず、小夜ちゃんのキャラクター性や和風世界観の素晴らしさが今でも色褪せていない。
*1 お祓いのみ、もしくはショットのみのどちらかで倒すという条件付き。中途半端に別別の手段で攻撃してしまうとアイテムを落とさない。
*2 但し、後述にもあるがこのアイテムは取るとランクが上昇する。
*3 自機の弾の判定が大きかった為か、弾を撃った瞬間は自機の全周囲に攻撃判定が発生することになっている。当然射程は0に近いが「横や後ろからの体当たりに対処出来る裏技」として広まった。なお1画面4連射が限界なので、たとえ連射装置を使おうが判定の持続は出来ない。
*4 やられパターンの多彩さで有名なLDゲーム「タイムギャル」の影響を大きく受けたらしい。
*5 タイトル画面でカーソルをSTARTに合わせた状態でL1、R1、R2、L2、セレクト、スタートボタンを押すとすべての隠しタイトルが解禁される。
*6 一応、本作の前年に女性が主役のLDゲーム「タイムギャル」が出ているが、キャラ人気と知名度の高さの反面、出回りが非常に悪かったためゲームそのものはマイナーな作品だった。
*7 式神の城は発売元がタイトーだったのでパロディの意味合いもあると思われる。