【ぜったいぜつめいとしつー いてついたきおくたち】
ジャンル | サバイバル・アクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
メディア | DVD-ROM 1枚 | |
発売・開発元 |
アイレムソフトウェアエンジニアリング グランゼーラ(ゲームアーカイブス版) |
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発売日 | 2006年3月30日 | |
定価 | 7,140円(税込) | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:15才以上対象 | |
廉価版 |
アイレムコレクション 2008年2月7日/2,800円(税込) |
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配信 |
ゲームアーカイブス 2015年2月18日/1,000円 |
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判定 | なし | |
ポイント |
水害で沈みゆく街の群像劇 グラフィックや表現は○ 豊富な選択肢 頻発する処理落ち |
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絶体絶命都市シリーズ : 1 - 2 - 3 - 4Plus |
アイレムが送り出したサバイバルアクションゲーム『絶体絶命都市』シリーズの第2作となる作品。
災害を生き延びるコンセプトは同様だが、「地震」を扱っていた前作に対し、今作は大雨による洪水や濁流と言った「水害」をテーマとしている。
それに伴って舞台も初夏の島から真冬の地下都市へと移っており、基本システムは踏襲しつつもゲーム性は大きく変化している。
また、今作では複数主人公制を採用しており、立場の異なる主人公の視点を描く群像劇の構成となっている。
首都島の壊滅から数年。
失われた第3首都の座は空席のまま、都市開発の波は激しさを増し、様々な都市に及んでいた。
ここ、富坂市もその一つ。
四方を山と海に囲まれた地方都市、富坂市。
この街を変えたのが、限られた土地を有効かつ計画的に開発する地下都市開発計画「ジオフロンティア計画」。
この計画は、富坂市に飛躍的な発展をもたらした。
今もなお、その勢いは留まるところを知らない。
そして2010年12月、ジオフロンティア計画の第1期工事が完了する。
この日から、富坂市は地上と地下を融合させた都市「ジオシティ」として本格的に歩み始める。
折しもこの日はクリスマスイブ。
季節外れの大雨は祝福の雨か、それとも…
(説明書より抜粋)
+ | シナリオ紹介(後半のネタバレ含みます) |
+ | さらにはクライマックスでも…(少々ネタバレ) |
+ | あなたはどれを選びますか? |
+ | ネタバレ |
前作の正当進化と言えるゲームであり、前作よりも大きく進化した要素が多い。
災害シミュレーターとしては水害という新しい災害をテーマとし、前作とはまた違うサバイバル体験や防災知識を得ることができる。
ゲームとしてもオムニバス形式のシナリオで多角的な物語を楽しむことができ、さらには豊富な収集要素やバカゲー的な選択肢によって、プレイする毎に違ったスタイルでプレイできる自由度の高さが魅力である。
しかし、頻発する処理落ちや一部主人公の妙に短いシナリオなど、詰めが甘い所も多く見受けられる。
また、開き直ったバカゲー要素がシリアスな雰囲気を壊すという見方が出来るの事実で、人を選ぶ部分も出て来た。
決して悪いゲームではないが、良作とも言い難いゲームである。
それでも次回作以降はボリュームが少ない、ネタに走り過ぎ、胸糞シナリオ、単純に出来が悪いと言った様々な問題を抱えているため
総合的に考えて本作がシリーズ最高傑作だというファンも少なくない。
+ | さようなら 綾乃さん |
*1 上着は肩の上から羽織る形になるが、服は一体どうやっているのか普通に袖を通す。
*2 既に水害発生2日目の昼であり、丸一日掃除用具入れの中で気を失っていたことになる。どんな状態だ…。
*3 それまでのあるシナリオでの行動によって当初の境遇とスタート位置が変わる。
*4 例えば性格には正解が無く、ストーリーにも影響が無いため好きな性格に設定できる。また、「正義感が強い」「義理堅い」という情報を得る事もあるが、過去のメールや日記を見る限りとてもそうだったとは思えない。
*5 移動に時間がかかるためTPが減少しやすい程度。
*6 第三話において特定の条件を満たさないと情報が足りず完成させることができない。
*7 チュートリアルでは名前は出ないが、外見、ボイス、装備は全て篠原のもの。
*8 前作ではぶら下がり状態からは必ずよじ登らなければならなかった。
*9 変な所に都合良く焚き火があったり、雨の中でも炎が燃え盛っていたり、停電の中でストーブが付いていたりなど。
*10 『3』では案の定、「絶体絶命都市4のコンパス」が登場した。
*11 佐伯編ではこれで警官の目を欺ける場面がある。ただし、普通の警察官の制服なので防寒性能は極めて低い。
*12 ちなみに、この呼び名は公式公認である。
*13 なお、該当する部屋をクリアした後に部屋の内部を主観視点で覗くと、別の利用者が「飛ぶべきか迷うように右往左往した挙句ジャンプを敢行するも、結局対岸に飛び移れず落下する」という場面を見ることができる。ゲーム中で彼のその後には一切触れられないが、果たして無事なのだろうか?
*14 しかし、この2人のどちらも最終的には災害に呑まれて消息不明(恐らく死亡)になる。いかに超人でも自然災害には勝てないのだ…。
*15 残念ながらすぐに脱ぐ。
*16 実際にこの覗き穴は主人公も覗くことができ、ヒロインの姿をチラっと見る事ができる(着替え中ではないので期待しないように)が、いざ災害が起きた後に女子更衣室にいるヒロインの安否を確かめようと覗いても、暗くて見えず役に立たない。所詮はエロ目的の穴か…。
*17 追いつめられると地震や濁流が起こり、追っ手だけが巻き込まれる。というワンパターンな展開が続く。
*18 藤宮の決意が固いため生半可な説得では動かせないというのもあるが、それにしてもこのシーンの篠原はとにかくデリカシーの無い説得しかせず、藤宮にも「酷いです…」と言われる。
*19 置き去りにされた藤宮はその後は登場せず、そもそもかなり体調を崩していたため、目的地に辿り着くこと無く死亡したと思われる。
*20 本シリーズは『1』から『4』まで必ず女子高生がストーリーに絡んでくる。ただ、九条Pは「女子高生が好きなのか」という質問に「大人の女性の方が好き」と答えているが…。
*21 実際、災害が発生し警察署から避難する際に「なぜ凶悪犯の命を助けなけりゃならんのだ!」と故意に優子を牢に閉じ込めている。
*22 西崎がぶら下がっている綾乃を助けず罵り続けた結果、地響きで自分が転落してしまったという状況。直前まで必死に助けを求めていたのだが、西崎が落ちるや否やこのような表情になる。
*23 性別さえ合っていれば装備可能。或いは男女兼用。
*24 まず西崎編では全くと言って良いほど装備品が手に入らず、2周目のゴミ箱を利用した所で何を渡しても「装備できない」と返される。装備制限の無い手袋や靴ですらも。
*25 例えば佐伯編序盤で優子が走って逃げるシーンでは、バナナの皮でも踏んだかのように急に後ろに転倒し、しかし直後に視点が切り替わると前に屈みこんでいる。
*26 『バイオハザード』シリーズを始めとするカプコン作品に登場するヘリの墜落率が非常に高いことを皮肉ったネタ。
*27 『1』では落ちていたが、救助ヘリではなく敵勢力のヘリである。