【ぜったいぜつめいとしすりー こわれゆくまちとかのじょのうた】
ジャンル | サバイバル・アクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
メディア | UMD 1枚/ダウンロードソフト | |
開発元 |
アイレムソフトウェアエンジニアリング パオン |
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発売元 |
アイレムソフトウェアエンジニアリング グランゼーラ(配信再開後) |
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発売日 |
UMD:2009年4月23日/DL:2010年5月13日/ DL(再開):2015年7月29日 |
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定価 |
UMD:5,040円/DL:2,800円/ DL(再開):1,000円(いずれも税込) |
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プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
ストレスと戦いながら生き延びる 防災マニュアル搭載 何故か百合っぽさ満載 グラフィックの質はやや下降気味 旧作よりアニメチックな作風に |
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絶体絶命都市シリーズ : 1 - 2 - 3 - 4Plus |
災害に襲われた都市からの脱出を目指す『絶体絶命都市』シリーズの第3作。
今回は携帯ゲーム機での発売であり、前々作同様に大地震に見舞われた人工島からの脱出を目指す。
前々作『絶体絶命都市』と前作『絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-』のキャラクターも登場する。
だが、シリーズ作品未プレイでも特に問題はないようになっている。
海に浮かぶ大都市、セントラルアイランド。
富坂水害から3ヶ月後の2011年3月某日(*1)、主人公はこの年の春から、セントラルアイランド内の大学に通うために高速バスに乗っていた。
新生活に期待を膨らませていた矢先、海底トンネル内を走行していたバスを突如巨大な地震が襲う。
主人公が目を覚ますと、そこには変わり果てたバスと乗客達の姿があった。
主人公はなんとかバスを脱出し、トンネル内で出会った女性「本条 咲」とともに地震によって崩壊が始まったセントラルアイランドからの脱出を試みる。
+ | 首謀者に関して(ネタバレ) |
携帯機にホームを移した本作は、単なるアクションゲームにとどまらない実用性も持っており、プレイするだけで災害への対処法などが身に付くようになっている。
反面、クオリティやボリュームは据置機で出た過去作に劣っており、アクションゲームとしても荒削りな面が見受けられる。
またシナリオや設定、演出の面でもどこか現実離れした部分やツッコミ所が目立ち、シリーズファンにとっては賛否の分かれやすいものとなってしまった。
「ストレス」の概念を取り入れるなど着眼点は良いものの、総合的に見れば良くも悪くも凡ゲーといったところだろう。
*1 現実でも同じ2011年3月11日に東日本大震災が発生した。本作はそれ以前に発売されたゲームなのでもちろんこれは偶然の一致なのだが、恐ろしい。
*2 後に同開発陣が手掛けた『巨影都市』では男主人公の場合でも、手に入れたコスチュームの女性版を着せるという形でヒロインの着せ替えを可能としていた。
*3 例を挙げると、マニュアルでは全国の病院の耐震化率は半分ほど、災害拠点病院でも6割程度と説明されているが、2015年時のデータでは病院全体の耐震化率は約7割、災害拠点病院では8割以上が耐震化されている。
*4 2018年にしの*たえこ氏が参加するまで同レーベル唯一のシンガーであった。
*5 物語の類型の一種で、「少年、少女に出逢う」の意味の通り、少年が少女と出会い恋に落ちる話のこと。
*6 『4』はヒロインとずっと一緒に行動する訳ではなく、選択次第では終盤からヒロイン自体が登場しなくなるが、やはり百合系選択肢は満載。
*7 また、『4』はパッケージに女性主人公が描かれていたり、体験版やPVの作りなどから女性主人公視点が基準のようではあるが、実際はいつも通りである。
*8 それも地面に激突する演出は、接地した際にガラスが割れるエフェクトを被せるだけで誤魔化している。
*9 三日目には選択肢は相応にあるが、最終日なので性格に影響は無い。
*10 一応、理由としては「人質を放して欲しければ何か芸をして楽しませろ」と脅されているためとは語られているが。しかしそれでも男たちの急な落ち着きぶりは違和感が激しい。
*11 ちなみに、食糧アイテムを一つも持っていないとこれらの展開はカットされる。
*12 男性はこの時点で娘の死の首謀者とは知らず、単に身内を殺される苦しみを悪党にも味わわせることが目的。
*13 或いは主人公も一緒に死亡するエンディングもある。結局バッドエンドだが。