機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
オセロマルチビジョン(*1) | 007 ジェームズ・ボンド | 『私を愛したスパイ』など映画4作品を題材とした横スクロールSTG。「ロータス・エスプリ」を操り、陸と海を駆け抜ける。 | ||
MD/MS(*2) | 007 死闘 | 敵基地の爆破に挑む横スクロールアクション。演者による(*3)ジェームズ・ボンドの肖像が登場するが、内容自体はオリジナル。 | ||
NES/SNES | James Bond Jr. | 日本未発売。スピンオフ小説『The Adventures of James Bond Junior 003 1/2』を原作にした同名アニメのゲーム化。 | ||
N64/One/XSX(*4) | ゴールデンアイ 007 | 同名映画を題材にしたFPS。開発はレア社。対戦ゲームとしても優れておりFPSのファンを大きく増やした功績も併せ持つ名作。 | 良 | |
Wii | ゴールデンアイ 007 | 上記のリメイク作。ゲーム性こそN64版とは別物だが、リメイクとしては良い仕上がり。オンライン対戦は問題点が多い。 | ||
DS | GoldenEye 007 | 日本未発売。DS版『ブラッドストーン』を手掛けたn-Spaceが開発した作品。 | ||
PS3/360 | GoldenEye 007: Reloaded | 日本未発売。Wii版のHDリマスターと言える内容。PS3版はPSMoveでWiiリモコン同様の操作が可能。 | ||
GB | JAMES BOND 007 | 日本未発売。唯一のGBオリジナル作品。『ゼルダの伝説』のような見下ろし視点のアクションアドベンチャーゲーム。 | ||
PS | 007 トゥモロー・ネバー・ダイ | 同名映画を題材にしたTPS。PSの容量を活かしたムービーシーンなど見所も多いが、ゲームバランスやグラフィックには難あり。 | なし | |
PS/N64/GBC | 007 The World Is Not Enough | 日本未発売。同名作品を題材にしたFPSだが、ゴールデンアイとは異なり開発はEurocomが担当している。 | ||
PS | 007 Racing | 日本未発売。レーシングゲーム。 | ||
PS2/Xb/GC | 007 Agent Under Fire | 日本未発売。『Dead Space』のデベロッパーが手掛けた『007』のFPS。 | ||
PS2(*5) | 007 ナイトファイア | 開発はEurocomが担当。『Agent Under Fare』の続編だが、CS版とPC版でゲーム内容が一部異なる。ストーリーはオリジナル。 | 良 | |
Win | James Bond 007: NightFire |
日本未発売。家庭用機とほぼ同時に発売されたPC版だが、開発はGearbox Softwareが担当。 使用ゲームエンジンからマップ構造・武器・敵キャラなど様々な要素が異なる、乗り物ミッションがなくストーリー展開も違う。 オンライン対戦機能は評価されたが、本編の完成度は敵AI・ゲームバランス・ボリュームなど様々な点でCS版に劣る。 |
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GBA | James Bond 007: NightFire | 日本未発売。JV Gamesが開発を担当。PC/CS版をFPSのまま再現した無茶移植ではあるが、3D表現にかなり気合の入った出来。 | ||
PS2/GC/GBA | 007 エブリシング オア ナッシング | オリジナルストーリーで展開するTPS作品。本作に登場するボンドガールの1人に日本人俳優の伊東美咲が起用されている(*6)。 | 良 | |
PS2/GC/DS | ゴールデンアイ ダークエージェント | 『トゥモロー・ネバー・ダイ』のスピンオフ。主人公は007ことジェームズ・ボンドではなく元同僚のゴールデンアイ。 | なし | |
PS2/Xb/GC/PSP | 007 ロシアより愛をこめて | EAが最後に手掛けた『007』シリーズゲーム化作品。ショーン・コネリー主演の映画シリーズ2作目をゲーム化。 | ||
PS3/360/Wii/PS2/DS/Win | 007 慰めの報酬 | ダニエル・クレイグ主演の映画シリーズ22作目をゲーム化。開発は『Call of Duty: Black Ops』シリーズで知られるTreyarch。 | ||
PS3/360/DS/Win | 007 ブラッドストーン | オリジナルストーリーのTPS。近接攻撃を仕掛けた後にターゲットをロックオンする「フォーカス・エイムシステム」が特徴。 | ||
PS3/360/WiiU/Win | 007 Legends |
日本未発売。『007』シリーズ50周年記念の一環で発売されたFPS。開発はWii版『ゴールデンアイ』と同じEUROCOM(*7)。 6つの映画作品をベースにしたステージを、ダニエル・クレイグ演ずるジェームス・ボンドが奮闘する。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
N64/360/One | パーフェクトダーク |
『ゴールデンアイ』の路線を受け継いだレア社独自のFPS。 近未来が舞台となり、根幹の完成度の高さはそのままに様々な面で大幅な発展を遂げた。 「一撃必殺の黄金銃」といった007由来の隠し要素も。 |
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Win/PS2 | The Operative: No One Lives Forever |
映画『007』シリーズ及びゲーム『ゴールデンアイ』に強い影響を受けたスパイFPS。 高い完成度から複数のGOTYを受賞したが、権利的な問題を抱えている都合で再リリースは実現せず。 |
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One/Win/XSX | Forza Horizon 4 | DLC『Best of Bond カー パック』を配信。 | なし |
Switch | NINTENDO 64 Nintendo Classics 18+ | DL専売。『ゴールデンアイ 007』を収録。 | 良 |
イギリスの作家イアン・フレミングのスパイ小説、及びそれを原作とする映画『007(ダブルオーセブン)』シリーズを題材にしたゲーム作品一覧。
ビデオゲームにおいてはスパイ小説そのものを題材としたものはほとんどなく、その多くが映画の内容をベースにしたものか、発売当時のボンド役を起用しつつオリジナルストーリーを描くものとなっている。
小説・映画などを合算すると非常に長寿なシリーズであり、主演を務めるジェームズ・ボンド役はショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナンといった様々な俳優が務めている。
ゲームにおいては映画準拠・オリジナル双方において(宣伝も兼ねてか)製作当時の主演俳優が起用されるが、例外的にリメイク版『ゴールデンアイ』は原作映画ではなく当時現役でボンド役だったダニエル・クレイグが演じている。
N64で展開された『ゴールデンアイ』の北米における絶大なヒットを受けてからはFPSジャンルの続編が多く登場するようになり、『ナイトファイア』『ダークエージェント』『慰めの報酬』『Legends』といったタイトルが世に出ている。
またFPSジャンル自体にも強い影響を与えており、スパイを題材としたオマージュ作品が複数登場するきっかけとなった。