【でっどすぺーす】
ジャンル | サバイバルホラー | ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 Windows XP/Vista |
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発売元 | エレクトロニック・アーツ | |
開発元 | EA Redwood Shores | |
発売日 | 2008年10月14日 | |
定価 | 2,000円(税抜)(*1) | |
レーティング | ESRB:M(17歳以上対象) | |
判定 | 良作 |
一見タンスの隙間のような間の抜けたタイトルだが、実際はハードコアな三人称視点のサバイバルホラー。
『バイオハザード4』の影響を強く受けており、緊迫感のある演出や三人称視点を活かしたシステムが好評を得ている。
宇宙採掘艦「USG Ishimura」で起きた事故を調査しに来た主人公はスーパーソルジャーでも伝説の戦士でもない、ただのエンジニア。
とはいえ、往年のSF作品を思わせる頑強なスーツを身にまとい、電動工具でクリーチャーをミンチにしたり、箱を勢いよく踏みつぶす様は頼もしい。
過激な残虐描写により日本においてCS版はWiiの『Dead Space: Extraction』とモバイル版『Dead Space』を除き発売されていない。
Win版はEA appでのみ購入可能。ただし日本語非対応(*2)。
西暦2508年。地球上の資源が枯渇し、世界各国は貴重な資源を確保するため太陽系外への進出・開拓へと乗り出していった。
CEC(*3)のエンジニアであるアイザック・クラークは巨大惑星採掘船「USG Ishimura」の上級医師官である恋人のニコル・ブレナンからSOSとも取れる映像を受け取った。
だが、その後惑星Aegis VIIにて作業中だったUSG Ishimuraから救難信号が送られて以降一切の通信が途絶えてしまった。
CECは「USG Ishimura」の修復作業と調査のため、アイザック、技術士のケンドラ、上級警備員のザックを民間宇宙船であるUSG Kellionで現地に派遣した。
しかし、そこで待ち受けていたものはおびただしい数の死体で満ち溢れた船内と、異形の化け物だった。
逃げ出した先でPlasma Cutterを手にしたアイザックは生命体「ネクロモーフ」との死闘と船内修復を行いながらニコルの搜索を行うが…。
+ | 使用可能な武器 |
好みが分かれるであろう残虐描写を除けば、欠点らしい欠点も無く、丁寧な作りでハイレベルにまとまったサバイバルホラーと言える。
日本語版が無いのが難点だが、親切なナビゲーション機能も用意されているおり、翻訳Wikiと言ったサイトを参照すればストーリーも楽しめる。
また、Win版なら「SecuROM」というリスクはあるが、非公式MOD適用による日本語化も可能な為、本作の深いシナリオにより没入しやすくなる。
現在はAmazonやEAのPC用オンライン配信プラットフォームであるOrigin(国内アカウントでも購入可能)などでも安価で購入することができる。
サバイバルホラーやアクション、SFものが好きなのであればプレイしてみることをオススメする。
+ | オリジナル版とリメイク版の比較動画 |
*1 EA appから購入する場合の値段。
*2 Steamでも販売されているが、国内からは購入不可。
*3 「Concordance Extraction Corporation」の略。
*4 ちなみに、敵だけでなく、そこらにある人間の死体も切断することができる。ゲームオーバーの際にはプレイヤーも手足が吹き飛んだりする。こういった点が、日本での発売ができない理由の1つ。
*5 開発者インタビューによれば「(『バイオハザード4』が)ゲームとして面白いことは確かだ。しかし、怖さの面ではそれほどでもないことがわかった。そこで分析をしてみた結果、敵が前から出て来るパターンが多いことが原因ではないかということに行き着いたので、"敵が天井やダクトなどを破って背後や横から突然襲ってくる" というシチュエーションを与えることでプレイヤーに恐怖を感じさせるデザインにした。」とのこと。
*6 以降の作品では通常個体に変質することが多い。
*7 実績・トロフィーにも関わる彫像。
*8 「One Gun」という実績・トロフィー。内容はこれのみを使用してゲームをクリアするというもの。
*9 ちなみにこのヒントはモバイル版にも記されている。
*10 ちなみに、正式名称は「211-V Plasma Cutter」である。
*11 ただし、チャプター10とチャプター11にはチャージャーはないが、これらのチャプターはシナリオの進行上ステイシスを使う場面は無い。
*12 エンジニア用電池。Isaacがエンジニアであるための小道具でもある。
*13 キネシスの射程強化やライフ量・ステイシス使用回数増加等。
*14 ちなみに、格闘攻撃はMeleeと言う名称が設定されている。また、モバイル版に登場する白兵戦用の工具Plasma Sawや『3』のHydraulic Engine系武器もこのカテゴリで登場する。
*15 設定でもエンジニアスーツは無重力でも行動できるように「グラビティブーツ」が装備されている。
*16 日本語訳でユニトロジー教会。いわゆるカルト教団だが設定上人類の約半数が信者。信者はユニトロジストと呼ばれ、作中でも嫌悪する人物も多数居る他、この組織自体が本シリーズに深く関わっている。ちなみに、主人公であるアイザックの母もユニトロジストである。
*17 ただし噂の域。『Extraction』はWiiの日本語ローカライズ版でも普通に登場する。
*18 ただ、登場する理由付けはちゃんとある。なお『3』で「Lurker」は素体が犬に、「Crawler」はエイリアンに変更された。「The Pack」のみはデザインが違うだけで何故か幼児のまま。
*19 なお、後述のリメイク版ではアイザックもザックやケンドラと通信映像を通じて会話しているシーンが多く出てくる。
*20 次回作『2』以降は積極的に絡んでくる。
*21 ただ、OVA『DownFall』などでは銃でSlasherの関節を撃ち抜いたことによりネクロモーフの弱点に気付く描写がある。
*22 というか、弾が足りなくなる=無駄撃ちが多発するようなら他の武器を使う方が良い。
*23 部位破壊による追加ダメージを加味してもElectrocution Moduleの方が上。
*24 どの装備も一度強化すると強化状態のリセットが不能。『2』ではワークベンチ使用時5000クレジット支払うことでNodeを全て回収して初期化することが可能。
*25 オーバーヒートすると一定時間強制冷却のため発射不能になる。
*26 「Don't get cocky, kid」という迎撃砲のシールド残量50%以上でクリアが必要なトロフィー。
*27 同社製作の『The Godfather II』を発売した直後に現在の社名になった。
*28 日本でも『装甲機動隊 L.A.P.D.』のタイトルで当時のEAビクターよりPS版が出ている。
*29 童謡「キラキラ星」のこと。
*30 ただし『3』のみ何故か使用されていない。
*31 特に『3』では『宇宙の戦士』や実写版『スターシップ・トゥルーパーズ』の影響が散見される。
*32 言い換えれば本作冒頭の「アイザックたちがUSG Ishimuraに向かっている途中」でもある。
*33 このOriginは2022年後半にサービス終了しており、現在同社のPC用オンライン配信プラットフォームはEA appへと移行している。
*34 Kraftonは1年間で500万本の売上を想定していた様だが、最終的には半分以下の200万本まで目標を引き下げている。
*35 『Star Wars: Squadrons』でも使われている、現行版のFrostbite3.0が使用されている。
*36 CEROレーティングが必要ないWin版は予定どおりSteam/Epic Games Store/EA appで発売された。ただ、当初はCS機での発売を視野にCERO取得を目指していたようで、発売前月のSteam版のCEROのレーティング表記は「教育・データベース」となっていた。
*37 アニメ版である「Dead Space:Downfall」とほぼ同じ時系列。
*38 通常版は体験版が収録されている。
*39 2023年1月まで国内からの購入ができない状態だった。
*40 ちなみに、RobertはEllieの今彼である。
*41 『バイオハザード5』発売当時、2人協力プレイが搭載により孤独感が無くなりホラー要素が薄れたことが批判されていた。当然ながらそれに幻滅したファンからは『Dead Space』の徹底したホラー演出が高く評価されていた。
*42 『Dead Space 4』の企画自体はあったが、『3』の売り上げ不振により開発中止となった。